マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2020.07.22
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カテゴリ: 文化論
~最近感じたことなど~


     <槍ヶ岳のモルゲンロート=朝焼け>

      慰霊の日南風吹き渡る岬かな   *はえ
      白南風のモルゲンロート槍ヶ岳  *しろはえ
      荒梅雨や野良猫旬日現れず   *あらづゆ  *じゅんじつ=10日間

 過日の俳句教室。私の俳号真楠(マックス)が呼ばれた。最後に呼ばれたのは講師がその日提出された作品の中で最も優れたものと認めたのだろう。私は一句ずつ読み上げ、句の背景を説明した。講師はほとんど口を挟まず、ただ工夫の跡と挑戦心が窺えるとだけ言った。私にはそれで十分。それらの句の陰には没にした習作がどれだけあったことか。新しい仲間と話せたのも嬉しい。来月の兼題は「立秋」だ。



 ある夜TVで「太陽を抱く月」を観た。韓国の歴史ドラマだ。嘘が多い韓国の歴史ドラマには飽き飽きしていたのだが、このシリーズには厭らしさが感じられずにこれまでに4回ほど観た。最初のフリップに「このドラマは時代背景も含めて全てフィクションです」のコメントが流れたのも好感を抱いた理由。世子(セジョン=日本の皇太子に相当)の亡き妃を思う一途な気持に打たれた。



 眠っている間にBSから地デジに切り替わり、別の韓国歴史ドラマ「百日の郎君様」が始まっていた。ストーリーが良く似ているが、嘘っぽさが目立つ。王室の親子の確執と両班(ヤンパン)の対立などドロドロした話。おまけに記憶喪失がらみの話も共通。どうやら何年か前の再放送みたいだ。その1週間後にどちらも観た。だが回りくどくて辟易。韓国人は喜んで観るのだろうが、つい歴史考証に目が行く私。



 東京の「産業遺産情報センター」に「軍艦島」の展示コーナーがある。ユネスコの記憶遺産となった軍艦島を補足説明するためのもの。それに先ごろ韓国の外相がクレームをつけた。日本が朝鮮人労働者に対して行った差別のことが記されてないと言うのだ。だが当時の朝鮮は日本と併合し、朝鮮人も同じ日本人で差別はしてない。それらを旧島民からの聞き取り調査で確かめ、映像もある。それすら確認してないのだ。



 「歴史はこうあって欲しい」との願望から、韓国は歴史を書き換える。だから「歴史ドラマ」は美化の産物なのだ。だが日本では「水戸黄門」は娯楽番組で「歴史番組ではない」と誰もが認識している。逆に反日の論理で「従軍慰安婦」を「性の奴隷」に、「出稼ぎ労働者」を「強制労働」に変えて何度も補償を要求する。何と言う曲がった根性なのだろう。

 日本併合以前の朝鮮では奴隷制度が残り、激しい差別が存在した。それを嫌って内地(日本)や満州に渡ったのだ。そこでは日本人となり、差別がなかったためだ。かつて2割の人が奴隷(白丁=パクチョン)で白い服しか着られなかった。貴族階級の両班はせいぜい1割程度しかいなかった。ところが現在では8割の人が自分は両班(ヤンパン=貴族)の出と主張する由。だからあのインチキ歴史ドラマに夢中になるのだろう。だが当時の庶民があんな美しい絹の服を着ることはない。それらは中国の産物で、王族や貴族の特権だったのだ。



 一方中国では力で帝国を倒した者が、次の帝王となって倒した前の時代の歴史を書いて「正史」とする。だから時の権力者に都合の良い歴史になる。それが延々と繰り返され、現代にも続いている。欧米列強による支配には目をつぶり、同じアジアの日本をことさら悪者にする。それは共産主義国家になっても同様で、政治家は自分に都合の悪い事実や自国民を簡単に抹殺する。そんな国が一体どこにあるだろうか。



 「GoTo」から東京発着が除かれた。そのことに対する評価は様々だろう。何せ未曽有の出来事。これまで人類が出会ったことのない新型で狂暴なウイルスだ。人の命が最優先だが、経済活動や行動の自由とどう折り合いをつけるか。それが為政者が最も悩むところだろう。コロナ禍のさ中にあって私たちはどう生きるのが正解なのか。それが分かれば苦労はない。東京オリンピックも今後の世界情勢次第だ。   



 それなのにさらなる軍備強化を図り、宇宙開発や5Gや世界のIT制覇と経済援助攻勢を続けた中国。その「つけ」が今一気に押し寄せている。チベットや新疆ウイグルに続いて香港の自由まで奪い、政府高官は汚職で私腹を肥やし、自国民は顔認証やネット規制で厳重に管理し、事実を秘匿する。そんな今、中国の真の姿を知りたいものだ。



 7月6日現在の上海中央部の水深は50cmで、降雨が本格的になるのは8月以降なので恐らく上海の水害は大変なものになってるはず。さらに各地の国家穀物倉庫が次々に炎上している由。穀物不足のため政府の監査が入ることを怖れて、省の役人が火をつけたのだろうとのこと。備蓄したはずの穀物は食べられないゴミつまり籾殻。その発覚を恐れたのだ。中国では万事がこの調子。崩壊が近い訳だ。

 連日こんな内容のため、ブログ友が全然寄り付かなくなった。その一方で誰だか知らない読者が増えて全体のアクセス数は上がった。無名のお客様にこの場を借りてお礼を言いたい。面白味に欠けたわがブログですが、これからもどうぞよろしくね。





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Last updated  2020.07.22 07:55:34
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