マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2020.09.18
XML
カテゴリ: スポーツ関係
~スポーツとわたし~



 岸部四郎が死んだ。まだ71歳の若さだった。死因を調べたら「拡張型心筋症」と言う病気だった。だが何年か前に脳出血で倒れ、その後パーキンソン氏病も併発して闘病中だったようだ。名前は知っていた。20歳の時に映画「西遊記」で沙悟浄の役で出ていた由。因みに三蔵法師は夏目雅子で、孫悟空は堺正章だった。その夏目雅子も若くして死んだ。死因は確か白血病だったか。命の儚さを感じる。合掌。



 女子プロテニスの4大タイトルマッチの一つ「USオープン」で大坂なおみが2回目の優勝を果たした。その前の試合では足を負傷し、決勝戦を棄権した。その試合で彼女は黒いマスクを着けて参加し、一時は準決勝をボイコットする姿勢を見せた。だが、大会本部は理解ある態度を示し、失格にはしなかった。人種問題で大揺れのアメリカ。協会もきっと何らかの選択を迫られたのだろう。



 US女子オープンで彼女が用意した「黒マスク」は7枚。そこには人種差別で死んだ7人の男女の名前が刻してあった。その7枚全てを着用出来たら決勝戦進出だ。彼女はその目標に向かって邁進した。スポーツの世界に政治性を持ち込むことに対する批判があるのは当然だが。日本人と黒人のハーフである彼女が、人種問題に何らかのメッセージを送りたかったのは確かだ。



 彼女自身が日本で差別を受けたことはないと話す。だが、今彼女が主に活動し生活の根拠があるのはアメリカ。その地で凄まじい人種差別、黒人蔑視の実態を観た。彼女のボーイフレンドは黒人のラッパー。それだけに何らかの声を上げたかったのだろう。信念を貫き通した彼女に、世界のマスコミは優しかっただけでなく、称賛の賛辞を送った。これで彼女は一流のアスリートとしてさらに成長したはずだ。



 大相撲秋場所が始まった。初日から2日の横綱が全休とは20数年ぶりの異例事。こんな時こそ大関以下の力士の奮闘を待ちたい。そんな中で先場所カド番を脱出した大関の貴景勝が結婚した。相手は元大関北天祐(故人)の次女で、モデルだった女性。既に同居して大関を支えている由。因みに元大関の高安も結婚した模様。コロナ渦中で協会から処分された親方や力士がいた中で、爽やかな話題だった。

 弟弟子に暴力を振るって2度処分され引退した貴ノ富士が、体重を50kg落として総合格闘技に参加する由。貴ノ岩もそうだったが、貴乃花親方の注意を守らない力士の結末がこれだ。その一方で、照ノ富士の復活。朝青竜の甥っ子の入幕、琴の若の息子で大鵬の孫の活躍、関脇正代の快進撃など話題は尽きない。まだ序盤だが、千秋楽まで熱い戦いを展開して欲しいものだ。



 読売ジャイアンツの原監督が、監督としての球団新記録達成と言う。川上など錚々たる名監督がいるチームで、原監督は不振から監督を下ろされたことが何度かあった。それでも腐らずにこの栄光を手にした。そして過日は、早くも今季のマジックが点灯した。シーズン中のトレードに成功した巨人と、失敗したかに見える東北楽天。恐らく石井GMの見る目がなかったのだろう。プロの世界は厳しいものだ。
<続く>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.09.18 00:00:13
コメント(2) | コメントを書く
[スポーツ関係] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: