マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2021.07.01
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カテゴリ: 歴史全般
~映像で知る歴史~

  NHK「新映像の世紀」

 最近何本かのドキュメント番組を観た。最初に観たのが「新映像の世紀」。確か第1回は「第一次世界大戦」関係の膨大な画像だった。あまりにも内容が複雑過ぎて思い出せないし、従って書くことも出来ない。かいつまんで言えば、最初はヨーロッパの数か国の戦いだったのが、あっという間に戦線が拡大して世界的な大戦となり、最後には日本も巻き込まれることになるのだ。



 内容を紹介出来ない代わりに、参戦国を以下に記そうと思う。1)アメリカ 2)イギリス 3)フランス(第3共和政時代)4)イタリア帝国 5)大日本帝国 <以下イギリスの自治領> 6)オーストラリア 7)カナダ 8)ニュージーランド 9)南アフリカ連邦 10)英領インド帝国 <領域内で戦争が行われた国>11)ギリシャ王国 12)セルビア王国 13)中華民国 14)ベルギー王国



 15)モンテネグロ王国(のちセルビアに吸収) 16)ルーマニア王国 <その他の連合国> 17)キューバ 18)グアテマラ 19)コスタリカ 20)シャム(のちのタイ) 21)ハイチ 22)パナマ 23)ブラジル 24)ペルー 25)ポルトガル 26)ホンジュラス 27)ボリビア
 28)リベリア



 <中央同盟国> 29)オーストリア・ハンガリー帝国 30)オスマン帝国 31)ドイツ帝国 32)ブルガリア王国 <中立国ながら侵略された国> 33)アルバニア 34)ルクセンブルグ。
 参戦国や関係国の数が半端ないことが良く分かるだろう。日本は西欧列強の要請により、中国山東半島の青島(チンタオ)にあったドイツ基地を急襲して陥落した。これがやがて日本の中国進出への野望に繋がると恐れられた。



 ドイツは1939年8月に「独ソ不可侵条約」をソ連と締結した上でポーランド西部に侵攻して占拠。一方のソ連もポーランド東部に侵攻して占拠した。第一次世界大戦終了から20年後のこの動きが、人類史上最大の戦争である「第二次世界大戦」の引き金となった。



 第一次世界大戦を契機に開発された飛行機は改良されて大型の爆撃機となり、旧式の戦車は最新式の砲と縦横無尽に野山を駆ける「キャタピラー」を備えた近代的な兵器へと変貌して行く。





 ドイツの若き将校ヒトラー(左)は巧みな演説でドイツ人の優秀さをアピール。ナチス党を結成して青年をマインドコントロールした。やがてユダヤ人は有害と見なされてガス室送りとなり、精神学科学者アスペルガー(中央=アスペルガー症候群=行動障害理論の提唱者)はナチスの思想に心酔して多くの障害児を安楽死施設に送った。まさに狂気の時代であった。

 リトアニアにいた日本の外交官杉原千畝(右)はドイツ、ポーランド、ロシアからリトアニアに逃れて来た大量のユダヤ人に対して、ゴムスタンプと手書きのパスポートを大量に発行してシベリア鉄道、ウラジオストックから日本経由でアメリカなどに亡命させた。彼の行為は外務省の規範に違反したとして職員録から除去されたが。近彼の名誉が復活されたのはつい最近になってからだ。

  映画「アラビアのロレンス」から

 イギリスとフランスは当時敵対していたトルコに苦心していた。そこでイギリスは一計を案じ、トルコの支配下にあった、アラビア、シリア、ヨルダン、レバノンなどに反乱を呼びかけるためアラビア語に堪能だったロレンスをスパイとして送り、反乱が成功したら独立させると約束した。だが、結局その約束は守られなかった。しかしユダヤ人国家イスラエルは建国され、中近東国家の西欧への懐疑は未だに深いものがある。<続く>





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Last updated  2021.07.01 00:00:11
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