マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2021.07.31
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カテゴリ: スポーツ関係
~連日のメダルラッシュと熱戦~



 木曜日。仙台の天気はとても不安定で、時々雷鳴がありました。TVのBSは画像が乱れ、PCはヒヤヒヤしながら使っていました。そんな中で興奮しながら観戦していたのが男女の柔道でした。



 男子100kg級のウルフアロン選手は父親が米国人で東京の大学の研究者。そして母親は日本人。東京生まれの彼は名前は外国人だけど英語は話せず、子供のころからからかわれていたようです。でも自分では恰好良い名前だと思っていた由。子供の頃から柔道場に通っていながら、さほど強くなかったそうです。東海大学浦安高校から東海大学へ進学。強くなりたいとの思いが募っていったようです。



 これまでに全日本選手権優勝、世界選手権優勝。そして今回はオリンピックも初出場での優勝。見事な3冠達成でした。地道に練習に取り組み、苦手をなくして行ったと聞きました。



 予選から決勝戦まで、常に全力投球でしたね。攻めに攻めて相手を消耗させ、延長戦でも積極的に技を仕掛け、技ありや一本を取る正攻法。決勝戦でも相手の韓国選手を終始圧倒していました、試合後、敗れた韓国選手が歩み寄り、ウルフアロン選手の右腕を上げて、勝者を讃えていました。厳しい戦いが済めばお互いに相手をリスペクトする美しい姿。それこそが真のアスリートです。



 TVのテロップが流れたように、この日の女子は78kg級。日本の濱田尚理選手は予選から決勝までの全試合を寝技で一本を取った猛者です。鹿児島県出身で子供の時から柔道場に通い、大学は山梨学院大学に進学。卒業後は自衛隊体育学校に勤務。30歳と言う遅咲きながら初めてのオリンピックで優勝ですから、相当に精神力が強いのでしょうね。

 濱田さんの自衛官としての姿。なかなか凛々しいですね。




 男女そろっての柔道の金メダル獲得。日本がこんなにも強くなったのはなぜでしょう。きっと日本柔道連盟の地道な強化策が結実したのでしょうね。本当に見事でした。柔道日本の復活です。大笑い



 真剣な表情の女子卓球の伊藤美誠選手です。男子の水谷隼選手と組んだ新種目、男女複合ダブルスでは中国の強豪を撃破しての優勝でしたが、女子シングルスでは準決勝戦で中国選手に敗れ、シンガポールの選手との3位決定戦に回りました。本人は決勝戦へ行きたかったみたいで、最後まで悔しがっていましたが、切り替えて銅メダル獲得に足し立ち向かいました。



 どうしても強くなって中国を破りたかった彼女のために、現在のコーチが自分の仕事を投げ打って伊藤の専任コーチに就任してくれた由。その指導の下に着々と実力をつけて来たのですね。リオでは「お客さん」でしたが、東京ではチームの中心選手に成長しました。日本の女子がオリンピックのシングルスでメダルを獲ったのは、今回の伊藤が初めてのこと。日本の卓球の歴史を塗り替えたのでした。




 団体ではメダルなしに終わった日本の女子体操ですが、村上茉愛選手が団体での怪我を押して出場し、見事5位入賞でした。これは日本女子の最高位です。これから始まる個人種目別では得意の「床」が残っているので、きっと活躍してくれることでしょう。



 期待されたバトミントン男女のシングルスとダブルスは、世界ランク上位の日本選手がいずれもメダルなしのまま敗退しました。その中で新種目である男女の複合ダブルスで渡辺・東野ペア(愛称「わたがしペア)が見事銅メダルを獲った見たいです。女子ダブルスで世界ランク1位の福島、広田(ふくひろペア)と戦って勝利した中国チームが、試合後広田選手に駆け寄って慰めていました。彼女は膝を負傷していたのです。実に美しいリスペクトの姿でした。



 金曜日は朝からゴミ出し。そして朝食後は市の健診で眼科へ行き、目の毛細血管の状態を検診しましたが異常なしでした。帰宅がてら買い物。帰宅後は新聞を読み、ネットで各種ニュースをチェック。晴れ間を確認しての布団干し。昼食後は例によって気になるオリンピックのTV観戦ですが、なかなか観たい番組の放送時間が合わずにイライラでした。この日の注目もやはり柔道でした。



 この日の柔道は女子が78kg超級で素根輝(そねあきら)が出場し、男子の100kg超級は原沢久喜が出場。共に準々決勝まで進んだことは確認していました。男子の原沢は残念ながらリオ五輪の「銀」を超えるどころか3位決定戦でも敗れ、メダルなしに終わりました。積極性が足りませんでしたね。一方女子の素根は相手がいずれも100kgを超える巨漢が合相手でしたが、じっと辛抱の柔道でした。




 まだ21歳の伸び盛り。初めてのオリンピックで堂々の優勝は大したものです。やはり格闘技は攻める気持ちがないとダメですね。積極性が足らなかった男子の原沢に比べて、素根はとても気持ちが強くて自分よりも体格が優り、腕力が強い相手に対しても辛坊と我慢の柔道に徹しました。気持ちで負けなかったことが勝因でしょう。見事な金メダルでしたね。良く頑張りました。金メダルおめでとうね。手書きハートぽっ




 そのうち男子フェンシングのエペ団体で日本が決勝戦に進んだとのニュースを知りました。全く知らない種目なので、まずはネット検索で実態を知りました。メンバーは4人でそのうち3人が交互に相手チームの3人と対戦して、先に45点取った方が勝ちみたいです。フェンシングには他に2種目あるのですが、「エペ」は剣が相手の体のどこに当たっても有効。「足の裏」も〇には驚きました。



 日本チームは山田、加納、宇山、見延の4人。いずれも若い選手で日本ではまだ経験の乏しい競技ですが、急速に実力をつけこの日もランキングが上のチームを相手に連破して来たとの話にはビックリでした。




 ところがTVを観ても、あまりにもスピードガ速くてついて行けません。ただし「ポイント」を獲った
選手の「面」にランプが点くので分かります。また「ルール」は上の通りです。



 決勝の相手はロシアでした。もちろん日本よりも国のランキングは上です。でも日本の若い選手は急速に実力をつけて相手を怖れずに攻め続け、しかもクレバーな作戦を取りました。優勝が決まると、選手だけでなくコーチもマットの上に集まって乱舞です。



 解説者の人が言ってました。「諦めるな。攻め続けろ」と。日本チームはまるでその言葉が聞こえているように戦いました。驚きました。スケボーやサーフィンなどと同様に、若者の勢いを感じた決勝戦でした、男子柔道の原沢選手にも見せたい試合でしたよ。ウィンク



 表彰式までは観てなかったのですが、幕張の会場では既に選手たちが「日の丸」を掲げていましたよ。
お疲れ様日本エペ団体チーム。これからの活躍も楽しみにしていますね。ではまた明日。





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Last updated  2021.07.31 00:00:10
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