マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2021.12.13
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カテゴリ: 生活雑記
~わが些末な日常~

  北限のミカン

 近所のお宅の庭に生っているミカン。以前は鉢植えだったのを、大丈夫だと判断して庭に地植えにしたのだろう。仙台でも20年後にはミカンが育つ。そんな話を聞いたのは20年も前。それが本当になったのだ。あるアパートでは大きく育った樹に、鈴生りのミカンを見た。地球温暖化は確実に進んでいる。土曜日は自転車に乗り新米10kgを買って来た。リュックがずしりと重たかった。

      わが家の南天  

 その夜は遅くまで歴史関係の本を読み、11時過ぎに風呂を沸かして入った。夜中に何度か目覚めてトイレに行ったが、その都度再び眠れた。朝方もトイレに起き、その後テレビを点けたまま眠った。テレビの音が子守歌代わりなのだ。電気代は知れたもの。一人暮らしは時間が自由に使えるのが良い。7時過ぎ、古新聞を資源ゴミ回収場所まで運ぶ。それからゆっくり目の朝食。



 窓辺で新聞を読み、それから自転車で買い物に行った。バス停前の花壇を見ると背高のっぽの皇帝ダリアがない。切られた幹が幾重にも積み重なっていた。もう霜が降り、氷が張る季節。地上に出ている部分は凍るため、Kさんが切ったのだ。その切った幹に守られて地下の根は冬を越し、来年の初夏に再び地上に茎を伸ばす。



 帰宅後、買った食品を手早く所定の位置に保管し、鎌を持って畑に出た。ブロッコリーとカリフラワーの苗を抜いて処分。白菜の外側の葉を大胆にむしり取る。互いの葉が重なり合うと日が当たらないためだ。東の畑から大根1本、裏の畑から中国野菜の残り株を抜く。物置からジャガイモ4個とタマネギ2個を出して、腐った部分や不要な芽を摘んで台所へ。



 それから料理に取り掛かる。材料とメニューと手順を素早く考える。先ずはジャガイモの皮を剥いて切り、ニンジンと一緒に圧力鍋で煮る。その間にピクルスを作る。素材はニンジンと大根の皮とタマネギと柚子。それを器に入れて酢などを注ぐ。次はカレー用の豚肉を切り、タマネギを刻む。圧力鍋からジャガイモとニンジンを取り出して別の鍋へ。肉とタマネギを加えて煮込み、時間を見て適量のルーを投入。



 次に圧力鍋で「白モツ」を煮る。既に湯通ししてあるが、不要な脂分を抜くためだ。それをしながら別の大鍋で味噌汁を作る。具は冷蔵庫の残り物で十分。それに油揚げと豆腐を足す。茹でた白モツ、タマネギ、大根、ニンジン、切った木綿豆腐を手鍋で煮る。いわゆる「モツの煮込み」だ。ブタのホルモンは脂を抜けば鉄分が豊富で体にも良い。昼食はその煮汁と出来立てのカレーでカレーうどんを作った。



 地元紙のニュースをネットで検索すると、仙台の地銀が同性のパートナーとの連帯債務での住宅ローン契約を可能にしたようだ。変わる変わるよ時代は変わる。そう言えばなでしこジャパンのある選手が、自分の性に違和感を感じて乳房を切断したと告白したようだ。さらに付き合っている女性との結婚を相手の家族に申し込み、理解と許可を得た由。



 髪は短く、顔は日に焼けてこげ茶色。そんなことを知らなければ、男と言われても信じるはず。だが彼女は中学生の頃から生来の性と自分の感覚とのズレに苦しみ、悩んで来たと言う。そして自分の両親にもそのことを今回カミングアウトした由。両親は驚いたものの、最後は分かってくれたそうだ。両親が一番に願うのはわが子の幸せ。GLBTだったっけ。世の中にはこんなこともあるんだねえ。



 月曜日が新聞休刊日と言うので、日曜と月曜のテレビ欄を探したが、いくら見てもどこにも見当たらない。もしやと思ってゴミ箱の上を見ると、「探し物」がちゃんと乗っかっていた。これは大事だと思って、最初に抜いていたのを忘れていたのだ。最近はこんなことが増えた。さてこれからの老後、優先順位を判断して、ちゃんと生きて行けるのか。安心して死ねる人が羨ましいが、人を羨んでも何にもならないことは自分が一番良く知っている。さて今夜の夕飯は何にする。それくらいなら決められるけど。






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Last updated  2021.12.13 08:15:05
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