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Jens Lekman / Life Will See You Now 【CD】なんだかんだとJens Lekmanのアルバムは全部(たぶん)持っているんですが、今回の「Life Will See You Now」、個人的には最高です。やっぱり、アルバムにせよシングルにせよ、つかみが私的には重要事項。それが完璧なのが、このアルバムの冒頭を飾る「TO KNOW YOUR MISSION」。あまりにも自然に、優雅に流れ出す彼の歌声に、久しぶりに音楽を聴いて胸がざわつくのを感じましたよ。自分の使命はわかっているんだ、と歌うこの一曲は、今の私にも痛いほど響きます。私も、自分の使命を知るべき。というか、わかっているけど怖くて口に出せなかったそれを、彼のように口ずさむように、それでもはっきりと言うべきなんだろうな。南国と北欧を同時に感じさせてくれる彼の音楽は、とても魅力的です。「WEDDING IN FINISTERE」の、幸せとその先の不安を歌う言葉や、「HOW CAN I TELL HIM」のあまりに切ない恋心…時間を忘れて、聞き入ってしまう曲ばかりでした。それにしても、この方は今、どこ在住なんでしょうか。オーストラリア移住とかいう話を何年も前に聞いたけど、このアルバムのレコーディングはベルリンでしてますね。
2017.12.10
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Queens Of The Stone Age クイーンズオブザストーンエイジ / Villains 輸入盤 【CD】もう2か月近く前になるけれど、これ買ったやつ。QOTSAの音、好きなような苦手なような、不思議な感覚だったんですが、これを聴く限り、好きです。というかマーク・ロンソンのプロデュースだからなのか?ブルーノ・マーズも彼プロデュースの曲だけ妙に好きだし…。でも、ジョシュ・オムの声は何とも言えずセクシーで、何ともそそるんですな。今回のアルバム、昔みたいなヘヴィでバキバキの音じゃないんですが、それがまたよろしい。同時にRoyal Bloodも買ったんだけど、QOTSAの方が聴く頻度が高いかも。タイトル通り、悪役っぽいところが好きなんだなあ。
2017.12.03
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先日、NHK地上波で放送された「SONGS」、見ました?井上陽水と安全地帯の競演ですよ。しかも、「夏の終わりのハーモニー」をハモった!私がまだ小学生の頃の曲だったので、彼らが一緒に歌うところなんて想像もつかなかったけれど、いやホント、素晴らしいですね。陽水も玉置さんも(なぜか玉置さんだけさん付け)歌うために生まれてきた人ですね。「悲しみにさよなら」も良かったです。安全地帯の曲の中では、いちばん好きかも。でもね、涙ボロボロであんまりよく聞いてなかったです…録画したからもう一度見よう。「しあわせのランプ」が胸に響きすぎたあまりヒビが入って壊れそうになるくらいで。1時間番組が終わるころには、頭は痛いし目は腫れてるし鼻水は止まらないしでさんざんでした。でも、やっぱり、夏の終わりのハーモニーを聴けたことがいちばんの収穫。ほんとうに素晴らしかった!
2017.11.11
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All Time Best Album THE FIGHTING MAN [ エレファントカシマシ ]これ、今年の3月に出たものなんですが、ホントに出るの待ちに待ってて。というのも、ユーミンの「翳りゆく部屋」カヴァーがちゃんと入ってるから。もう、のっけから拳握りしめて、涙か何かわからないものをこらえるのが大変。昔、兄に「いいぞ~」と言われたときは「ふーん」くらいにしか思っていなかったけれど、宮本さんの詞は、年を取ってみて初めてしみるなと思ったわけです。何度聴いても目の奥が熱くなるんです。いつぞやのWeezerみたいに、聴けないアルバムになっていました。今も聴くとホントに何とも言えない思いに駆られるんですが、荒療治で毎日一回かけてます。たまに、無理やりかさぶたはがされてる気分になりますが、いつか大丈夫になるのかな。いろんな思い出がよみがえります。これで動揺しなくなったときこそ、次の私になれるのかなと思ってます。
2017.11.02
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いろいろと200枚くらいはCD売り払ったので、棚もだいぶスペースができました。思い切って手放したのに、あれ、ないなとか探しちゃったりしますが、それもまたよし。いま、ようやく見つけ出したDavid Meadの「Dudes」を聞いてます。2011年発売、この年の私のベストアルバムの1枚でした。やっぱり、いいと思ったものはいつ聴いてもいいですね。でもこの人、2012年くらいから音沙汰ないんですが、何してるんだろう。1年くらい前から、この時間帯にCDを聴いたりすることはほとんどなくなっていました。今、その時間がたっぷりできました。さびしいような、嬉しいような、何とも説明のしがたい気持ちです。でも、今は私にとってはいいことなのかなと思うようにしたいですね。
2017.10.27
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《送料無料》原田知世/音楽と私(通常盤/SHM-CD)(CD)今までの私ならぜったい聴くこともなかったはずの類。原田知世さんですよ。こんな風に、透明感ある女性になりたいな。そしてこんな風にきれいに年を取りたいものです。「音楽と私」は、全曲ニューアレンジでセルフリメイクしたもの。正直、知世さんの声にここまで引き込まれるとは思っていませんでした。すごく上手というわけではないのに、なんでだろう。やさしくて、繊細で、いとおしいとすら感じます。「時をかける少女」もいいし、「ロマンス」はイントロで心を持ってかれるし、きわめつけにはユーミンの「ダンデライオン」。泣けます。最近の曲もいいんですね。「うたかたの恋」とか、ほろっとします。このままだと、CD買っていないせいもありますが、私の年間ベストになっちゃいます。コンサート行きたかったなあ。チケット完売でした。
2017.10.17
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久しぶりにタワレコに行き、久しぶりにCDを買いました。へえこんなの出てるんだ、と思ったCDが1年前のリリースだったりとショックもありましたが、私はこれが好きだったんだなと再確認。Royal Blood / How Did We Get So Dark?Queens of the Stone Age / VillainsKommode / Analog Dance MusicThe Wellingtons / End of the Summerやっとわかったんですが、私はどうもマーク・ロンソンがプロデュースした音が好きらしく。QOTSAは最高にセクシーで男前でもうジョシュ・オムが大好きです。勢い余ってウェリントンズのチケットも取ってしまいました。泣いてばかりいないで、外に出よう。
2017.10.08
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すっかり音楽に疎くなった今日この頃。現在、部屋では多少CS放送が見られるんですが、音だけ聞いてたら「おっ?」と思うのが聞こえてきました。DYGL。日本人か!若者か!びっくりしたー。ぜんぜんディスコグラフィとか知りませんが、ストロークスリヴァイヴァル?って、アルバムのプロデュースがアルバート?ってそれはストロークスですよ!そうか、ストロークスすらリヴァイヴァルになるほど時間が経ったのか…。愕然。
2017.04.29
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久々です。Stones Rosesのライヴが中止になり凹みましたが(そしてDamien Riceはソールドアウトだった)、新曲出たのですね。歌が…うまいような気がする…イアン、音程とれるようになったんだ…サマソニにSuedeが来ますが、他に見たいのがMayer Hawthorneしかいないので微妙です。もういい加減年なので、立ちっ放して暑くて遠いところは厳しいのです。Richard AshcroftとかTravisとか新譜出てたの知らなかったなあ。つか、California Snow Storyがちゃんと国内盤出たのも驚きでした。最近はこちらにも書いています。歴人マガジン文末に名前が入っているので、気になったらシェアしていただけると嬉しいです。おかげさまですっかり歴女です。そういう風にはならないと思ってたんですが…
2016.06.11
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今、いちばんライヴに行ってみたいバンドです。VINTAGE TROUBLE。なんとなく知ってたような感じなのですが、少し前にツタヤに行ったら、彼らのアルバム「1 Hopeful Rd.(華麗なるトラブル)」が見えるとこに置いてあったので、聴いてみたのです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】華麗なるトラブル [ ヴィンテージ・トラブル ]ジャケ見たら誰が歌ってるか、すぐにわかると思います。この声量とほとばしるソウルは、彼じゃないと出せない(右から2番目のひとですよ)。♯1のRun Like the Riverの四つ打ちリズムとギターのイントロで、何か始まりそうな、不穏でドキドキする予感がするんです。そして、Tyの声が乗っかってきた瞬間に、これはヤバイ久しぶりにヤバイ雰囲気だ!とひとりでニヤニヤしてしまったのです。かと思えば、♯2のFrom My Armsでは、思いっきりメロウなソウルナンバーを聞かせやがる。ここから緩やかな流れに変わるので、♯1で引き込まれた人はおやっと思うかもしれません。けれど、そのゆるい流れに乗せられているうちに、気持ちよくなってしまうのだから不思議です。♯4のAngel City,Californiaは、クラシックでゴージャスなロック&ソウル。どこか懐かしい音だけど、私はそれがとても新鮮に感じます。かと思えば、♯8:Strike Your Lightで叩き起こされるといった感じ。軽く頭を振ってリズムを取るのに最高なアップテンポナンバー。ホントに、クラクラしたりドキドキしたり、忙しいアルバムです。ライヴに行って楽しくなってる自分が、容易に思い浮かびます。そういうバンドは最近あまりいなかったので、彼らのライヴが見てみたいなあと思っているわけなのです。
2015.10.01
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メジャーリーグが開幕してからのことなので、かれこれもう半年にもなりますが、私にはずっと気になっていたことがありました。NHKのBS1でたいていMLBの中継があるんですが、エンディングで流れる曲が最高にカッコよかったのです。でも、長くて30秒くらいしか流れないし、それが流れるときは当日のハイライトプレーが流れていて、そっちにばかり気を取られてしまっていました。焦ってケータイのTrackIDを起動させるも時すでに遅し…ということが何度あったことか。でも、つい1ヶ月ほど前のこと、やっと私のXperiaさんがその曲を識別してくれました。Hoobastank "No Win Situation"。ええ~Hoobastankだったの~!?私、昔はファンだったんだけど…そう言われてみるとHoobastankの音っぽいけど…で、この曲が入ってるアルバムは…持ってませんでした。ので、買いに行ってきました。「FIGHTOR FLIGHT」というアルバムで、2012年リリースです。2012年…ちょうど音楽聴かなくなった頃…というのは言い訳になりませんが。このアルバムは、私がハマったころの若さと勢いあふれる(それしかない)Hoobastankの音とは違いました。No Win Situation風を期待するとがっかりなのですが。なので、最初はがっかりしましたが。昨日のLibertinesと同じで、何度も聴くならこのくらいのバランスがちょうどいいんだなあということに気づきました。ミディアムテンポのバラード、ヘヴィさを抑えたロックナンバー(特にINCOMPLETEはいいなあ)。でも、No Win Situationのスピード感とキャッチーさ、こちらのテンションを否応なしにMAXに持っていくパワーには、どの曲もかなわないんですけれどもね。私がMLBに夢中なせいか、試合のハイライトでこれが流れると、拳握りしめ叫びたくなる何かが、腹の底から湧きあがってくるのです。サヨナラヒット、逆転HR、壁際のナイスキャッチ、スライディングキャッチ、ホームクロスプレー…雄叫びをあげ、ガッツポーズを決める選手たちは、最高にカッコよくて、その曲はそれを倍増させるんですよ。今は野球って人気がないのが悲しいところですが。面白いんだけどなあ。日本のも面白いけど、MLBはホントに。とにかく今はこの曲に夢中です。気合い入れて仕事しなきゃ!ってときに聴くと、はかどるはかどる(笑)。
2015.09.30
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正直言って、最初は拍子抜けでした。え?こんなん?うっそー、買って失敗したかも…。と思いましたよ。でもこれが、だんだんとはまってきました。私のパターンにある、「自分の現状を投影しちゃう」っていうやつです。ただ、ありがたい菩薩や釈迦や明王とかじゃないんだから、再臨なんて変なタイトルはつけないでほしいですよね。「Anthems for doomed Youth」邦題:リバティーンズ再臨まったく音楽に触れない生活をやはり続けていたので、出たことを知らずにいました。再結成していることを聞いても「ほお~」と思う程度でした。やっぱり、あのギラギラでカラッカラな音とヤケクソなスピード感が好きだった私は、このアルバムを聴いてみても、上記のような感想を最初は抱いたわけです。でも、何度も何度も聴くなら(聴かされるなら)、絶対こっちのアルバムの方がいいと気づいたのです。曲のバランスとか尺もそうだけれど、ヘロヘロでありながらどこかしなやかな強さがピートの声に出てきたような気がしたのです。あくまで気がしただけですけど。ニヒルに影で支えるカールの低い声がセクシーでたまりませんし。あとはやはり、わからないなりに詞を読んでみたことが、けっこう今までと違う感想を持つきっかけになりました。なんだかよくわからないけど焦っていて、怒っていて、諦めかけていて、でもまだ怒っている。そういう感情って、有無を言わさず私を惹きつけるのです。相変わらず彼らは彼らのままなのが、嬉しかったりもしましたよ。お薬とかはできるだけやめておいて欲しいけど…。はぶにされたり、逆学歴差別にあったり、ほぼパワハラな仕打ちをされたりして、女の怖さを垣間見た、じゃなくて洗面器に顔突っ込まれて無理やり見させられた感がありましたが、私は自由になりました。ここ数年の中で、最高に晴れやかな気分です。今の気分が、All I want is to scream out loudです。Libertinesが復活したように、このブログを復活できたらいいなあ…とは思っているんですけど、どうなることやら。
2015.09.29
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久しぶりに3枚買いました。Harper Simon / Division StreetInterpol / El PintorTony Bennett & Lady Gaga / Cheek to Cheekまだ聴いていませんが、Harper Simonのクレジットを見てみたら、すごく豪華なメンツが。Jon Brion、Roger Manning Jr、Inara George。それにNicholai Fraitureって、Strokesのニコライ?なんだか勝手になじみ深い。
2015.02.05
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久しぶりにライヴのチケットを取りました。正確には、友人に取ってもらいました。Erlend Øye & The Rainbows 2015/3/12 (Thu) Daikanyama UNIT久しぶりのUNIT。なんだかわくわくします。けど、立っていられるのかどうか、いくばくかの不安があります。なんせもう長いことスタンディングのライヴに行ってないので…。アーランドのアルバムは、買ってました。ちゃんと発売してすぐに。年末の日記で、負荷をかけなきゃとかなんとか言っておきながら、すでにつぶれています。そんなわけで、今はひたすらJimmy Eat Worldを聴いて自分を慰めているありさま。悲しくなったら、Bleed AmericanとChase This Lightを延々とかけ続けるのです。
2015.01.27
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どうもさぼり癖がついてしまっていけません。そして、ここ1ヶ月は久々に日本プロ野球にはまり、音楽そっちのけでナイターばかり見ていました。10月になり、また私の環境は少々変化しました。少しずつ負荷をかけていかないといけない時期です。そして、飲み会・スポーツ大会・職場旅行など、なぜかイベントてんこ盛りです。ちょっと疲れるな。そんなところで、やはり聴き慣れた声が耳にはすっと入ってきます。Manicsの新譜「Futurology」。強いメッセージ性と、Jamesの力強い歌声には、いつも引き込まれます。「Europa Geht Durch Mich」は、ドイツ語の響きがJamesの声にすごく合っているなあと。カッコイイ。インスト曲もあったりして、久々に満腹感のあるアルバムでした。彼らの歌詞はいつも難しくて、対訳無しでは読めません。対訳があっても???なことが多いけれど。正直、彼らの思想は私には過激すぎて、これはないなと思うこともしばしば。しかし、その過激さに、なぜか憧れめいた感情を持っていたりするのです。だから私はManicsを聴き続けるのかな。筋金入りのファンの方からしたら、私は相当ヤワなファンです。だから、ちょっと感想とか書きづらいなとも思います。そのため短く切り上げます。ボートラのOcean Spray、やっぱりいつ聴いても素晴らしい。
2014.10.19
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なななんと!こんなアルバム出てたの!!何かCD出てるかな~と、最近いろいろ検索していたらこれにたどり着きました。ちょっと出遅れ感ありますが。Paul Heaton兄(ひさしぶり!)と、こちらがまさかのJaqqui Abbott!ってジャクリーンですよね。なんでまたこの二人が…という疑問はさておき、嬉しい一枚「What Have We Become」。5月にリリースされていて、その週の全英チャートでは3位を獲得。すごい!ノリノリのカントリーポップスな「D.I.Y」がやっぱりいちばん耳に残ります。でも、早口すぎて一緒には歌えないかもしれません。せいぜい「D」「I」「Y」の掛け声をかけるくらいでしょうか。全体に漂う、大人だけど茶目っ気のあるポップスといった雰囲気が、彼らのキャリアの長さを物語るようです。引き出しが多いんだなあ、きっと。そして、こればかりはうまく言葉にできないけれど、「あのへん」の音。HousemartinsとかBeautiful Southとか、あのへんの時代の、あのへんの音楽。それが少し落ち着きと渋味をところどころににじませているような。PaulもJaqquiもちょっとふっくらしたけれど、その分音もやわらかくなったような気がします。
2014.09.15
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Lisle Mitnik(ついさっき初めて彼の名前は「ライル」と読むのだと知りました)のソロプロジェクト・fireflies。Very Truly Yoursなんてバンドもやってますが、やはり私は彼のソロの方が好きかな。なんとこの3rdアルバムはインパートメントさんからリリースです。嬉しいです。海外ではJIGSAWから。以前の2枚のアルバムの路線を崩さず、ドリーミーでとても繊細なギターポップ。夢の中をふわふわと漂っているような彼の声は、聴いていてすごく心地よいです。今回は対訳を読むことができたので、より歌詞が理解できて良かったです。こんなに切ない歌詞だったのか!なんて今さら感動していたり。「Everything is ending」なんて、私が忘れていた胸キュンの涙を呼び起こしてくれました。なんでそんなに黙ってるの、とあの声で歌われて、ぐっとこないでいられようか。「Hiding away」のイントロが、どうしてもFF2の街の曲に聞こえて仕方ないのですが、気のせいでしょうか。気のせいでしょう。でも、Lisleがゲームとアニメオタクだと言うことを考えると、そんな邪推もしてしまいますね。彼の音楽に出会ったのは、もう7年も前のことになります。けれど、彼の声も音楽も全然変わらない。これはもちろん良い方の意味です。自分の過去ログを漁って、最初に書いたものを見つけました。「醒めたくない夢」余程気に入ったのでしょうね、あのときの私は。もちろん今も大好きです。
2014.09.06
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どこかで誰かが(複数)絶賛していた、Roddy Frameの新譜「Seven Dials」。もちろん私がタワレコに行ったときにはリスニングに入っていなかったので、無い知恵しぼってインターガイド様の力をお借りしました。シンプルに結論を述べるならば、今年買って聴いたものの中ではダントツで素晴らしい。Roddyの伸びやかな声はさらに深みを増しているように感じられましたし、ちょっとジャジーなテイストが落とし込んでありつつ根っこはやはりRoddy Frameネオアコプリンスな感じで、何度聴いても何度も感動できる一枚だなあと思いました。「In Orbit」がいちばん好きなナンバーです。対訳なしを買ったので、意味はあいまいにしか読み取れませんが、恣意的なものを感じる詞の世界に引き込まれます。これは、そのまま「orbit」の詞だと思えば良いのか、それとも?輸入盤を買うと、詞の意味を読み取れずに難渋することもありますが、自分でいろいろと考えを巡らせて思考を働かせることができるので、たまにはいいかもしれません。Aztec Cameraに関しては、嫌いじゃないけど、世間一般で信奉されるほどの思い入れがありませんでした。そのことで、「私、おかしい??」と思ったりする時期もあったのですが。ま、そんなこともさらっと流せてしまえるくらい、今回のRoddyソロは素晴らしい!
2014.08.29
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音楽から遠ざかっていた中、どうして彼らの音楽をまた聴いてみようと思ったのかと言うと、単純でわかりやすい理由があります。最近、CMでかかってるから。なんだか懐かしいメロディだな~と思って見てたら、画面のすみに「Spoon」の文字が。そんなわけで、そういえば新譜出てたっけ、Facebookで解散じゃないかとか言われてたけどあれは嘘だったのかしら、なんて思いながら、タワレコに行きました。冒頭「Rent I Pay」から、久しく離れていたロックの音が頭にズンズン響いてきて、ちょっとSpoonにしてはヘヴィだけど、カッコイイなあと思いながら聴いています。ヒリヒリするような、切羽詰まった狂気みたいなものを感じる歌詞が素敵な「Rainy Taxi」。ベースラインに乗っかるノイジーなギターが、Spoonっぽいかなあと思います。「Outlier」もサイケデリックでいい。イントロを聴くと、インストナンバーでも始まるかなと思っちゃう。そしてこれもベースラインがグネグネしていてつい聴き入ってしまうのです。ラストの「New York Kiss」はドラマティックでロマンティックでもう胸がキュンキュンします。この年になってもまだ。アンニュイでダークなものを感じさせるのに、なぜかこんなにも甘く切ない。ふとしたら涙ぐみそうな。久しぶりに聴く音楽だから、余計に心動かされるのかもしれませんが、でもやはりこの「うおおおお!」となる胸のざわつきは、良い音楽を聴いたときに感じるものだと思います。嬉しいです。部屋で音楽が流れている、この幸せ。
2014.08.26
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またもずいぶんと間があいてしまいました。ようやく、自分の心身共に落ち着いてきたように思います。2年前から、昔の自分からは想像もできなかった世界で働いています。田舎ということを理由にしたくはないけれど、ある意味田舎特有のウェットで閉鎖的な環境に辟易しつつ、それでもなんとか日々過ごしています。前回の日記から、CDはやはりあまり買って聴くことはありませんでした。Tamas Wellsのライヴは行きましたけれど。しかし、つい先日久しぶりにタワレコに足を運び、カゴに入れたもの数点。Manic Street Preachers / FuturologyFireflies / In DreamsJason Mraz / Yes!Paul Heaton & Jacqui Abbott / What Have We BecomeRoddy Frame / Seven DialsSpoon / Then Want My SoulManics、この前のアルバム実は買ってません。買いそびれたきり。Fireflies。まさか彼のアルバムがちゃんと買えるようになるとは。日本のゲームオタクな彼、とっても親近感。Mraz今度はいいと思います。前回のはぴんと来なかったのです。そして!まさかのPaul HeatonとJacquiの競演。サウンドも素敵です。Roddyの新譜がこんなにこんなに泣けて泣けて仕方ないなんて…聴けば聴くほど泣けてきます。Spoonとてもカッコいいです。いちばん聴きやすいアルバムのような気がします。書けるならば、感想を書いてみたいと思っています。どうなるかは、神のみぞ知る。
2014.08.25
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後で買おう後で買おうと後回しにしていたものを、やっと買いました。Miles Kane / Don't Forget Who You AreBeady Eye / BeMaximo Park / the Natural HealthJimmy Eat World / DamageまだMilesを2曲ほどしか聴いていませんが、この人やっぱり凄い人なんだなあ…。「カッコイイ」から何一つずれてない。何このスーツ、バーバリーとディオール??!!Beady Eye。まだ聴いてません。Maximo Park、いったいいつのだよというところですが、ちょっとしたとこで聴く機会があり、Maximoだと気づかずにすごく気に入り、訊いてみたらなんと。意外ですが。素敵です。でもウチのコンポだと読み込んでくれません。泣JEWもまったく情報無しのままでいます。テーマが「大人の失恋」でしたっけ。そこに過剰なまでの期待を抱いてドキドキしています。早く聴きたいな。
2013.07.04
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買ってからしばらく経ちますが、Suedeを買うまではこのアルバムばかり聴いていたように思います。Starsの「the North」。昨年すでに出ていました。前作の「Five Ghosts」をとても気に入っていたので、どうしても期待は過度に抱きます。でも大丈夫でした。前作とは少し雰囲気が違う、やわらかな感じですが、これも何度もリピートするに足る素敵な一枚だと思います。電子音の聴いたアコースティックバラード。そんな印象です。男女ヴォーカルの掛け合いもやはり聴きどころ。しかし、歌詞はやっぱり暗め?Do you want to die with me together?とか、アルバムタイトルのthe Northとか。そういう、少し怖い部分も私は好きなのだと思いました。ジャケットを眺めていて驚いたのは、ATOからリリースされてたのですね。ATOって、もっとアーシーな感じを抱いていたので、私としては意外でした。
2013.04.14
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奇跡の実現。それは、2010年の再結成ライヴのときに味わった歓喜でした。まさかその夢に続きがあろうとは、誰が想像したことか。そして、リアルタイムで彼らの新譜の感想を書くことができる喜びに、打ち震えています。Brett Andersonが愛してやまないDavid Bowieの、素晴らしい新譜の後を追うようにリリースされた、11年ぶりのSuedeオリジナルアルバム「Bloodsports」。私が言ってもどうせ贔屓の引き倒しでしかないのですが、どうか、聴いてみてください。リスニングに入っていたら、10秒だけでも時間を割いてみてください。Suedeの、新しくも懐かしい音が、凝縮された一枚です。いつもの天邪鬼精神を発揮し、先行音源や全曲視聴には、一切手を出しませんでした。アルバムを買って、シュリンクを破いて、プレーヤーにセットして、流れ出す最初の一秒から、完璧に新鮮なものとして味わいたかったのです。これはSuedeだから。ほかのバンドだったら、たぶん少しは視聴します。笑どの曲がいいとか悪いとか、そんなことを語るレベルではないのです。私はどの曲も大好きです。本当に、掛け値なしにそう思うのです。何をどう聴いても、Suedeらしい毒と艶やかさがありながら、同時にフレッシュでパワフル。どうやって彼らはそれらを共存させたのでしょうか。new morningではできなかったことを、彼らは達成したのです。再結成をつまらないビジネスで終わらせるつもりはない、という姿勢が伝わってくるようです。彼らがいかに本気か、本気を出したらどれだけのことができるのかということが。私もだんだん古い人間になってきました。いちばん好きなバンドがSuedeだというのだから、それは仕方ないのですが。けれど、断言できるのは、Suedeの新譜は、そのへんのバンドの新譜よりはるかに新しく、はるかに野心的で、はるかにエキサイティングだということです。熱が入りすぎました。お許しください。今年のベストアルバムは早くも決定しました。
2013.04.08
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The Bony King of Nowhere(theをつけるかつけないのかいまいちはっきりしないけど)の、昨年10月にリリースされた最新アルバム「The Bony King of Nowhere」は、彼のアルバムの中でいちばん好きになりそうな予感がします。相変わらずのトムヨーク声で、レディヘチックなダークで沈鬱なナンバーを歌われると、やっぱりトムヨークっぽいのですが。が。今回のアルバムには、牧歌的な匂いのするフォークソングが盛り込まれていて、それが本当に良いのです。この声でこんなにもあたたかく優しい歌を歌えたんだなあと、妙にじーんとしています。ジャケットが示す通りの音なんだなあと思いました(ちょっとBeckに似てるような気がするけれど、正面から見るとそれほど似てないです)。何曲か聴けるので、ぜひどうぞ↓オフィシャル長くお気に入りになると思います。
2013.03.24
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徹底的に自己プロデュースの達人か。出てきたときからそう思っていました、Hurts。まるで英文学の世界から抜け出てきたのかと思うような、クラシカルでエレガントな出で立ち。しかも二人とも容姿端麗。纏うのは、いっそうシャープさを際立たせるモノトーンばかり(でも、白のハイネックカットソーは一般人には危険すぎる)。ええ間違いなく私の好物ばかりです。2nd「Exile」を聴きました。タイトルはさておき…妖艶さがしたたり落ちるほどのサウンド。こういうものを私が感じるのは、たいていストリングス満点とかBernard Butlerのようなギタープレイとか、そういうものなのですが、このアルバムは、歪みを閉じ込めたようなエレクトロニックなところにそれを感じるのが不思議です。より深みを増したような印象のあるヴォーカル。歌い上げるところも良いけれど、溜息のように声をメロディに乗せていくところが、たまらなくセクシー。ライヴってどんな感じなんでしょうね。観てみたいけど、フジはちょっと遠いです。洋楽にそれほど詳しくなく、先入観や偏見のあまりない人に聴かせると、「わあミューズだわ!」確かに、それもありかもしれない。母に聴かせると、新鮮な感覚をこちらにまで呼び起こしてくれます。笑************************************画像やレイアウト等、乱雑で申し訳ありません。移設を考えていたため、いじくりまわしていたらこんなになってしまいました。current favが変わらないのも、このブログの写真アップロードの仕組みが改悪されてしまったため、やる気を失いました。苦笑
2013.03.21
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久しぶりにHMVの通販を利用しました。The Bony King of Nowhere / STWinterpills / All My Lovely GonersFeeder / Generation FreakshowRoddy Woomble / Impossible Song & Other Songs意外とすんなり来ました。まだBony~とFeederしか聴いていませんが、Feederは安心して聴ける感じがしました。Bony~は相変わらずのThom Yorkeな声に磨きがかかってて良かったです。どんどん良くなっているなあと言う印象があります。次は何を買って聴こうかなと思っています。Stereophonicsも聴いていないし、David Bowieは気になるし。Bastilleも。Suedeはやっと予約しました。ウィッシュリストを作ってみましたが、長すぎて自分でイヤになりました。
2013.03.12
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ブログを書かなくなって久しくなりました。去年のベストを選べないほどの枚数しか聴いていません。自分でも笑ってしまうくらいです。ここ数か月、体調を崩しており、あまり外に出かけなくなりました。昔のような状態とはもっと異なりますが。ピートとよく遊ぶようになり、前よりもずっとずっと仲良しになりました。この数か月、私たちはいつもべったり一緒です。3月に出るSuedeの新譜のことを思えば、ちょっと元気が出ます。夢のようなことが起こるものですね。現在聴いているアルバムは、去年出たStarsの「The North」、Nine Black Alpsのアルバム2枚、OCSの新譜「Painting」です。それまではずーっとMateo Stonemanの「My Beautiful Havana」でした。何かよいものがあったら教えてください。私、本当にここ半年の音楽シーンに疎いもので。最近、Fun.というバンドがいることを認識した程度のものなのです。
2013.02.17
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昨日は友人と飲み会でした。この日初めて会う(ブログは知ってた)マサさんに、いろんなものをいただいてしまいました。ありがとうございます。yasさんも素敵なものをありがとうございます。Natalie Imbruglia / Torn (Single)Bjork / voltaic 2DVD+2CDBjork / family tree with a lyric booklet and 5×3″ mini CDsBjork / biophilia vinylElliott Smith / XO vinylElliott Smith / Figure 8 vinylユニオンで買ったのthe Clientele / Violet Hourthe Middle East / I want that you are always happythe Parade / STBjork漬けになります。
2012.07.15
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Jason Mrazの新譜にまだいまいちピンと来ない今日この頃。The EnemyとThe Schoolの新譜を買いました。Enemyはすごくカッコイイ音してます。久しぶりにロックを聴きたいと思いました。Schoolはまだ2度ほどしか聴いていないのだけれど、どうかな?前作の方がインパクトがあったような気がするけれど…祖母が亡くなり、慌ただしく時間が過ぎました。思っていたよりもはるかに大きな喪失感があり、いまだ本格的にブログに取り掛かる気が起きません。
2012.05.31
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久しぶりに訪れた新宿のタワレコで、当初の予定を変更して買った一枚です。Jazzanovaの「Funkhaus Studio Sessions」。初めて聴く音でしたが、とても心ひかれました。ジャズとソウルとファンク、そしてエレクトリックなサウンド。メロディが流麗ですっと入ってきます。Studio Sessionsと言うだけあって、ライヴ感も半端ない。それでこのクオリティとは!と驚かされました。最近、ロックをあまり聴いていません。そういう時期なのかな。ジャズやソウルっぽいのが気分です。
2012.05.06
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5月3日、恵比寿ザ・ガーデンホールにて行われた、Morrissey日本公演最終日に行ってきました。まるで演歌歌手のような振りで朗々と歌い上げるMorrisseyは、やはりとても魅力的でした。1名を除きパンツ一枚で演奏していたマッチョなバックバンドは、女子的には非常に目の保養でした。眼福。Everyday is like Sundayで大団円を迎え、川崎の時にはなかった満足感で会場を後にしたのでした。setlist01. Let Me Kiss You02. How Soon Is Now? (The Smiths song)03. Don't Make Fun Of Daddy's Voice04. Alma Matters05. You Have Killed Me06. People Are The Same Everywhere07. Shoplifters Of The World Unite (The Smiths song)08. I'm Throwing My Arms Around Paris09. Speedway10. Last Night I Dreamt That Somebody Loved Me (The Smiths song)11. You're The One For Me, Fatty12. When Last I Spoke To Carol13. Action Is My Middle Name14. Ouija Board, Ouija Board15. To Give (The Reason I live) (Frankie Valli cover)16. Please, Please, Please Let Me Get What I Want (The Smiths song)17. Meat Is Murder (The Smiths song)18. I Will See You In Far-Off Places---encore---19. First Of The Gang To Die20. Everyday Is Like Sunday
2012.05.04
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表紙があれだとyasさんのところで読んでいたけど、実物を手にするといっそう笑えるので困ったものです。でも内容が最高すぎる。どんな美辞麗句もおよばない「すごい」の一言。David Mead、昨年リリースの5thアルバム「Dudes」。なんだかんだと私はこの人のアルバムを全部持っているのですが、4thでこりゃきたぞと思い、そして今作で完璧にやられました。降参ですよ。冒頭の「I Can't Wait」の、やわらかに優しく広がる彼の声に、しばしくらくらとしました。それから、これはもう一撃必殺の「King of the Crosswords」。このメロディのおそろしく陽気でかつ屈託のなさに何度もリピートして聴き返してしまったくらいです。歌詞がまた悲哀を感じさせるので、そのギャップが余計いいのかも。1stの名曲「World of a King」を聴いたころを、なんとなく思い出しました。そこから続けざまに繰り出される曲たちの、色鮮やかなこと。どれもが個々の色を持っていて、輝いている。あっという間に過ぎていく時間が、「Knee-Jerk Reaction」の元気な掛け声で一区切り。余韻に浸るというか、このアルバムからほかに変えようという気が起こらない。気づくとリピートボタン。無意識のうちにそうさせられてしまうところが、最高のポップスに宿る「ポップの魔法」なのかなと思いました。ちなみにこのアルバムは私の母の大のお気に入りで、常に車に出張しています。母はBrett Anderson以外の外国人の名前が覚えられないので、「ザキヤマさん」と呼んでいます(ほら、顔が…)。数年前のFOW来日公演の際、前座として演奏した彼の姿を思い出します。いい歌だなと思ったけれど、正直まさかここまで素晴らしいSSWになるとは思いませんでした。脱帽。
2012.03.06
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昨年Secretly Canadianからリリースされた、Jens LekmanのEP「The way her shadow used to walk by your side, in a different time, a different city」。EPだからと少し買い渋っていたのですが、そのことに激しく後悔しました。いきなりトロピカルなイントロで幕開けの「An Argument with Myself」に、ぐっと心をつかまれてしまいました。思わず踊りだしたくなってしまうナンバー。Jensの語りみたいなのも入っていて、そこも素敵。それに加えて、英語の放送禁止四文字ワードを、実にクールにさらりと歌に入れ込んできてしまうところも素敵。一緒に思わず歌ってしまって、人前ではいけないわと肩をすくめてみたり。「A Promise」は、Jensのやわらかな歌声の魅力が存分に感じられる、メロウで甘いナンバー。こんな風に名前を呼ばれてみたいなあ。本当に、Jensの声にはメロメロです。なんとなく、一枚がひとつの物語になっているような?気がしました。歌詞をちゃんと聞き取れないところがもどかしいですが。タイトルや、聞き取れる歌詞の欠片をもとに、自分の中で物語を作って聴いていました。そんな風にも聴ける、一曲一曲がとても詩的でドラマティックなEPだと思います。
2012.03.04
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数秒のメロディに胸撃ち抜かれる度はここ数年でもトップ5に入る、ような気がしました。The Explorers Clubの2nd「Grand Hotel」。出る出るとは聞いていましたが、実際タワレコに行ってみて出てたのを知りました。「Run run run」のコーラスに、CDを探していた手がぴたりと止まり、はっと顔をあげてモニターを探しました。いったい誰だこれは。こんなドキドキ感しばらくぶりだ。1stも良かったですが、こちらの方が個人的には何倍もときめきました。Beach Boysに入れあげるほどのファンではない私ですが、このコーラス。甘い甘いメロディ。マジカルポップとしかいいようのないサウンドスケープに、やはりBeach Boysを見ました。インストゥルメンタルも幅をきかせるこのアルバム。それが絶妙のタイミングだと思うのです。きっと、全編通して歌が入っていたら、印象が違ったはず。そう思っています。とにかく、胸をざわつかせる高揚感が半端ない、魔法のような一枚。何度トキメキ、胸を弾ませ締め付けられる心地よさに酔ったかしれません。次にやってくるメロディの奔流は、読めるのです。だけどこの完璧な予定調和にも似たメロディには、溜息しか出ないのです。ボートラのリミックス、通常なら飽きるのですが、このリミックスは良いです。早く最後にまわらないかなと思ってしまいます。そして、絶対に今年のベストアルバムに入るでしょう。すんばらしい。奇しくもProcol Harumの7th「Grand Hotel」と同じタイトル。私にはそちらの方もエキサイティングなのであります。
2012.02.27
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Get Up KidsのVo、New AmsterdamsのVo。Matt Pryorのソロ名義の新譜「May Day」がリリースされました。油断するとあっという間に終わってしまうほどの長さなのですが、実に胸にしみる、いい歌声が聴けます。私はNew Amsterdamsが大好きなので、どうしてもGet Up Kidsよりそちらの方が引き合いに出してしまうのですが、New Amsterdamsのときの彼よりも、もっと歌声がエモーショナルで(けれど決して激情的ではないです)、よりぐぐっとせまるものがあるなあと思いました。静かで穏やかなアコースティックナンバーばかりですが、何とも言えない、こう…魂に響くような。そんな気がしました。内に秘めた熱いものが、ふとした拍子に見え隠れするように思いました。やっぱこの人の声は武器だなあ。
2012.02.26
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今年も彼の新しい音楽に出会えることを、本当にうれしく思います。昨年、「Mission Bell」をリリースしたAmos LeeのEP「As the Crow Flies」。アルバム未収録曲6曲です。聴いてみると、やはり「Mission Bell」に入っていてもおかしくない雰囲気の曲ばかりです。もう少しスローかな、とも思いますが。ふくよかなカントリーの薫りと、少しビターな彼の歌声(今回はそんな気がします)が、本当にいいケミストリーを生み出していると思いました。「Say Goodbye」がいちばん好きだし、何度も聴いてしまう曲です。こういう、古き良き時代的なカントリーナンバーにとことん弱いのです、私。「なにも言わなくていいよ、きみの目を見ればわかる――さよなら。」というサビの歌詞がぐっとくるんですよね。派手さはありませんが、常にそばにいてほしい音だと思います。
2012.02.23
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Amos Lee / As The Crow Fliesアルバム未収録6曲のEPだけれど、どの曲もアルバム入りしておかしくない。素晴らしいぞこれ。Matt Pryor / May DayGet Up KidsのVo.Mattのソロ。The Explorers Club / Grand Hotelタワレコで流れていて、しばらく立ち止まって聴き入ってしまった。それにしてもなんとにくいタイトルなのだ。
2012.02.20
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いくつかのサイトを見て比較検討の結果、Amazonを選びました。Masters of the Hemisphere / STDavid Mead / DudesJens Lekman / An Argument with MyselfMasters of Hemisphereってすごく懐かしい!と思ってしまいました。1stが家のどこかにあるのだけれど見つかりません…。Kindercoreよりのリリース。いま聴いているのですが、1stよりいいと思う。思っただけです。David Meadは友達のサイトで紹介されてたのを見て、リリースされたことを知りました。しかしこの噴飯もののジャケットはどうにかならないものか。Jens LekmanのはEP。ふんぎりがつかずに買っていなかったので、これがタイミングだとばかりに同梱。一枚ずつちゃんと記事にしようと思ってます。
2012.02.15
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部屋の掃除などをしていると、どうにも何度も目に留まっていたのがThe Vinesのアルバム。気分転換にはいいかも、と思い、ドライヴのお供にしてみたら、かなりハマってきてしまいました。そういえば新譜が去年出ていたよなあと思いながらHMVに行き、見つけたのが「Future Primitive」です。いきなりの絶叫に驚きましたが、そこからなだれこむ「Gimme Love」の爆発力に、一瞬で圧倒されました。どきりと息を呑んだのは、「Get Free」を聴いたときの感覚に似ています。かと思えば「Candy Flippin Girl」のように、甘くやわらかなポップナンバーもあり。そんな極端な二面性がVinesっぽいなと思います。全体的に、メリハリがありつつも、一貫して感じられるのはゆらゆらとしたサイケデリックなサウンドスケープ。そこがガレージっぽさをベースにした荒々しさととけあって、この一枚を何度もリピートしたくなる魅力になっているのかなと思いました。しばらくドライヴはVinesです。旧譜も聴こう。
2012.02.12
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今日、久しぶりに地元のHMVに行ってみました。買い逃して悔しい思いをしたNMEがてんこ盛り。ローゼズの再結成号とか、Manicsのとか、Florence and the MachineにはIan Curtisのポスターがついてます。久々にNME買いました。あとはVinesの新譜「Future Primitive」。最近とみにVinesを聴いているので、新譜も聴いてみたくなったのです。ジリジリした熱っぽいサウンドがカッコイイ。
2012.02.11
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いろいろ思うところあったりその他あったりで、ライヴに行く回数が減ることになりそうです。フジロックは行かないことに決めたし、サマソニだってどうなるか微妙。Spiritualizedが来るHostessのイベントも、Radical Faceも、Fountains of Wayneも行かないし(加えてMLB開幕戦も行かない)。どうにかして行きたいのはMorrisseyかな…。Suedeが来ない限りは何をどうしたって動かないつもりでいます。がっくり。
2012.02.08
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メルボルンのSSW・Adam Dunningの1stアルバム「Sunset Monkeys」。昨年、Pヴァインから歌詞付きが出ていますが、オリジナルのリリースは2010年のようです。そうそう、デシネさんで輸入盤を入荷していたけれど、気が付いたら品切れになってた。繊細なヴォーカルがとても心地よいボッサです。私はオリジナルのボサノヴァをあんまり聴かないので元ネタとかわからないのですが(聴いてればもっと面白いはず)、彼のオリジナル曲とトラディショナルなボサノヴァスタンダードと半々のようです。同じデシネさんで見つけたPaulo Munizとかだと、もっと光り輝くようなイメージがありますが、Adam Dunningのそれはもっと翳があって、ひそやかな雰囲気だと思いました。ソフトロックやネオアコ的な色合いもあると思うので、これはいろんなジャンルから受け入れられそうな気がします。声が特に良い!ピアノと彼のハミングで彩られた「Song of the Lagoon」の美しさは最高です。ジャケットの、青にも緑にも輝く海が印象的です。
2012.02.04
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この奇妙なデジャヴはなんなんだろう。強烈な興味がこのジャケットにわいてきました。Thirteen Sensesの2nd「Contact」。2007年リリースです。すでに3rdも昨年出ています。1stと2ndはMercuryから。3rdは違うみたい。個人的には、実に王道のUK叙情派ロックだと思います。Travis、Keane(初期)、Embrace…そんなバンドたちの名前が思い浮かびます。たまらないほどの哀愁を秘めたギターとピアノが奏でるメロディの上に、ふわりと漂うように乗ったヴォーカルが、このジャケットのように眩しいほどです。ギラついたものではなくて、どこか神々しささえ感じるような気がします。先ほどEmbraceと書きました。このジャケット、Embraceに似てる。それがデジャヴの正体で、そう思って、手に取ったのでした。一枚の写真の中に、光と影のはっきりしたコントラストが打ち出されている。直感的に、同じフォトグラファーが撮ったのだろうと思いました。そしてさっきたしかめてみたら、やはり間違っていませんでした。Rick Guestというフォトグラファー。彼はやはり、Embraceの「This New Day」と「Out of Nothing」のアートワークを手掛けていました。とても印象的なジャケットです。ジャケ買いとはよく言ったものですが、このアルバムは、ジャケットの世界観にまさにマッチした、壮大で美しい一枚だと思います。もっと早くチェックすべきでした。
2012.01.31
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Someone Still Loves You Boris Yeltsinの「Tape Club」は、未発表音源や別ヴァージョンのトラックが収録されている編集盤。これを買うにあたって、ええそれはもうタワレコとすったもんだしましたが、しばらく経ってなぜか入荷連絡があったので(たぶんスタッフ間の連絡不足だなあ・苦笑)、まだ買っていなかったしいただくことにしました。この緩いヘタレっぷりが許せるというかたまらない人と、そうでない人と分かれるような気がします。よたるヴォーカル、たどたどしいドラムライン、シンプルなギター。これが、私には新鮮でした。なんだかもう、勝手に助けてあげなきゃいけないような気がして。編集盤ということで、どうしても冗長的なのは仕方ないのですが、収録曲は年代順なので、少しずつ「なんか上手くなった?」という印象があって面白いです。私はヘロヘロなのが好きなので、トータルすると前半の方が好みですが。「Dead Right」のデモがいちばん好きです。アコースティックなWeezerみたいで。この辺の収録曲たちは、2nd「Pershing」付近での収録らしく、アルバムの色が出ているなあと思いました。このバンドを好きになってひとつ成長したのは、エリツィンを英語で綴れるようになったことですね。
2012.01.29
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ここ2年ほど、神戸のディスク・デシネさんでCDを買っているのですが、そこの紹介を見て興味を持ちました。こういうのは滅多に聴きません。というかほぼ初めてかもしれません。フランスのピアニストAlexis Tcholakianによるライヴ録音「Poetic Memory」。The Sunsideというクラブで録っているそうです。クラシックやブラジル音楽と彼のオリジナル曲で構成されているセット。日ごろから、ヴォーカルがないと嫌だとか何とか言っていますが、そんな思いをひっくり返されました。流麗なピアノの調べに、時間を忘れます。ショパンやバッハ、シューベルトがとてもカッコよく、聴きやすくアレンジされていると思います。スウィングするドラムスも、おどけるようなベースの音も素敵。ジャズはいまいちわからんと思ってはいたのですが(今もわからないけど)、クラシックをこんなにスタイリッシュにジャズに落とし込むことができるんだなあと感嘆しました。デシネさんのようなショップの紹介だったからこそ、ジャンルの壁を越えて入り込めたのかなあと思っています。マイスペ
2012.01.26
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アルバムが出た当時は、渋谷のタワレコの試聴機が改悪される前のことで、これもその中に入っていたことを覚えています。聴いてみてすごく気になったのだけれど、そのまま名前を忘れて放置。先日、宇都宮のタワレコの閉店セールで、何かないかと探していたところ、このジャケットが目に留まりました。School of Language「Sea from Shore」。2008年作です。Field Music(私はきちんと聴いたことがありません)のDavid Brewisのソロ活動。声を電子音に加工したような、とても頭に残るリフで幕開け。このリフは後の曲にも出てきます。そういうこともあって、このアルバムは非常に複雑な展開だけれど、とっ散らかった感もなく、終始一貫したスジが通っているように感じます。やわらかな電子音と、少しひねくれた雰囲気のヴォーカルの微妙なバランスが絶妙。曲展開はやっぱり複雑(急にテンポが変わったりするのはざら)だし、このヴォーカルにもクセがあるのだけれど、聴いていて面白いのです。次はどんなアレンジになるんだろう、と。ねじ切れてしまいそうなギターのノイズやガラガラしたドラムは、ふだんならあまり好きではないのだけれど、このアルバムの中では新鮮です。それもこれも、徹底的にねじくれポップなメロディのせいなのかな、と思います。ちょっと神経質そうなこの容貌。ブリティッシュ。
2012.01.24
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Wake the Presidentの2nd「Zumutung!」がいつの間にかリリースされていました。出遅れた。1曲目が少しパンクっぽくて、見事に何音か外れ続ける音程や、投げやりな歌い方に、おやと思いました。2曲目、3曲目と続くうちに、よりギターバンドっぽく聞こえるような気がしてきました。軽やかなビートと少し不遜なヴォーカルが、ポップというよりはロック?かなとも思いました。とてもクールです。♯4「This is New」が私のベストトラック。何度アルバムを通して聴いても、この曲になると一瞬動作が止まってしまいます。胸がヒリヒリとするような、何とも言えず切なく激情的なメロディが印象的です。シングルカットと思われる「Elaine」は、今までどおりのポップチューン。ずっと聴いてくると、跳ねるようなリズムがとても心地よいのだとわかりました。テンポの速さの違いはありますが、このアルバムをキャッチーにしているのはそのリズム感だと思います。soundcloud
2012.01.23
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「グラスゴーのスミスと呼ばれた~」このキャッチで反応しないわけがなく、このアルバムを買いました。The Hardy Boys、再結成後の音源となる「British Melancholy」。彼らはもともと1985年結成のバンドだったそうで。声を聴いてみたら、いやあこの深みのあるソフトな響き。Smithsっぽい。タイトルからも連想させられるとおり、繊細でメランコリック。前のアルバムを聴いていないので、以前はどんな感じだったのかはわからないのですが、このアルバムを聴く限りでは、アコースティックメインでソフトに紡がれていくメロディが、とても美しいのです。溜息がもれます。女性コーラス(たまにヴォーカル)も、透き通った響きでよくハモっています。歌詞がないので、内容がきちんとわからないのが残念なところです。個人的には、掛け合いのようなメロディラインが美しく、歌詞もスウィート(なのかな)な♯4「Please Take My Blues Away」がベストトラック。オフィシャルsoundcloud
2012.01.21
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このアルバムもまた、昨年買っていれば必ずベストに入っていたかなという思いがあります。例によってクリスマス会で教えてもらった一枚。Steven Page「Page One」。この人、Barenaked Ladies(私はちゃんと聴いたことがないです)のVoだったようです。Steven Page名義でなくて、A Singer Must Dieという名義でのソロも出ているみたいです。オフィシャルに行ったら売ってたので、ちょっとこれは欲しい。私からすれば、どこをどう取っても非の打ちどころがないくらい、最高で完璧なポップ・アルバムです。彼の声が流れ出した瞬間に、これは絶対好きだ、アルバム全体が悪くないわけがないと確信しました。言いすぎかな。でもそれくらい、一気に魅了されたのです。メロディも人懐っこくて、ヒネたところがなくて、本当に聴きやすいし、この手の音を嫌いだと真っ向から言う人はいないんじゃないかと思います。ドラマティックな展開あり、甘ったるいほどのメロウな展開あり、ほろ苦いバラードあり、と、ラヴソング全開ながらも飽きない構成です。ベタベタな「Marry Me」とか、ゴージャスレトロなポップチューン「Leave Her Alone」が私的ベストトラック。いろいろ見られるし聴けます↓オフィシャル見た目ぽっちゃりで、眼鏡をした船越英一郎みたいな印象も受けますが、キュートな感じです。Tシャツが欲しいくらいです。
2012.01.15
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ようやく買いました。Steve Cradockの2nd「Peace City West」。昨年のクリスマス会の際、一曲聴かせてもらって、これは早く買っておけばよかったという後悔の一枚でもあります。買ってたら昨年のベスト入りは確実でした…。相変わらず、その怖めの容貌やたたずまいとはまるで無縁な、穏やかで優しい声。ギターの響きは、サイケデリックだったり(前作よりもわもわとしている)、降り注ぐ光のシャワーのようにキラキラとしていたり、OCSを彷彿とさせるカッコいいスタイルだったり、彼のポテンシャルがまたもや最大限に発揮されているなあと思いました。よりクラシックでありながら、古めかしいという雰囲気ではないのかな。3曲ごとにinterludeが挟まれていて、コンセプトのあるアルバムなのかなと思いました。もちろん今作もPaul Weller師匠が参加です。うれしい。で、James Buckley(inbetweeners)って書いてあるのですが、これはドラマの俳優さん??英語読むの面倒なので調べませんでした。あ、あとThe MoonsのAndy Croftsも参加!
2012.01.12
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