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ネットでの大反響のすごさを、実際にCDショップで目にしました。ツイッターというツールの浸透度もあらためて感じさせられた、実にイマドキなバンド。The Sonic Executive Sessionsのアルバムです。ふらりと地元のタワレコに立ち寄って、「↑あります?」と聞いたら、スタッフさんが驚いたように「xiaoさん、もしやツイッターで見ました…?」と。まあ見ましたけど(笑やわらかなハーモニーが、染み渡るように広がっていきます。それに重ねる姿は、Beach Boysか、Jellyfishか、Steely Danか。ポップに振れたTalcか。少し抑えめかなとも思いますが、いまどき絶対にありえないような素晴らしいハーモニーは、思わず身を乗り出すほどの衝撃でした。JellyfishならばRoger Joseph Manning Jr.。私はこの人のサウンドにいちばん近いんじゃないかなと思いました。けれどThe Sonic~はもっと繊細で、明るさよりもちょっと切ないかも。楽しいけれど、胸がキュッと痛くなるような…。宴の後、そんなことを感じさせる音です。前述のバンドのことを考えれば、レトロな音かとも思ってしまうのですが、それが感じられないのが彼らのサウンド。実に瀟洒なたたずまい(これがTalcっぽいと思ったのかな)は、シティポップと形容したいくらい。少し前にMateo StonemanというSSWのことを書きました。彼の音にどこか通じるような気がしてなりません。マイスペリリースはThistime Recordさん元のPowerpop Academy。実は私、ずいぶんとここから離れてしまっていましたが、本当に久しぶりに、いいものをリリースしてくださったと思います。特大逆転ホームラン級です。歌詞/ライナーでバンドの綴り思いっきり違うので笑っちゃいました、すみません。ライナーの読後感も、わかったようなわからないような不思議な感じですね。微笑ましい。
2011.01.24
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メディアの持ち上げっぷりは信用しないことに決めていました。最初、このアルバムをCDショップで見かけたときも「あー流行りはじめのあれかーChris Walla関係の…」と思ってそのままにしていましたが、たまたま暇つぶし(失礼)に聴いてみたら、なんだかこれはとってもぴったりくるぞ、ということに気づきました。Telekinesis!の1stアルバム。国内盤はEP「Coast of Carolina EP」がそのままボートラとして収録されています。アメリカではMerge!なんだ~すごいな!!UKとEUはMorr Music。おお!「Coast of Carolina」の「ナ~ナ~ナ~♪」という、一秒聴いただけでその頼りなさにくらくらするイントロで、ごめんなさい!と謝りたい気分になりました。Someone Loves You Boris Yeltsinを見つけた時にまるでそっくり。こういう頼りなくてもろい声は好みです。大好きです。ナードの匂いがぷんぷんするのって、本当に好物。そして、日本人だったらやっぱり「Tokyo」というナンバーに目が行くはず。行ったことのない東京に思いをはせた、ちょっとセンチメンタルな気分にもなるポップなメロディ。可愛らしくもあり、ちょっとふわふわっとした部分もあり、歌詞は切なく、情けない。Weezerの隣に並べて何らおかしくない、素敵なバンドです。たまには試聴機にだまされてみるものですね。「Tokyo」をたずさえて、来日してくれるのをのぞみます。Superchunkと一緒だったら最高なのに。マイスペ
2011.01.23
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CDラックを眺めては、「Cake何してるのかな…」と思っていましたが、やっとやっとの新譜「Showroom of Compassion」が出ました!絶対に肩ひじ張らずに聴けるとわかっているので、プレーヤーに突っ込むときも気楽なものです。期待というか、予想に違わないCakeサウンドに、安心しました。ゆる~い横ノリなナンバー、最初はちょっと暗いかな?と思った1曲目「Federal Funding」、でもそのあとでやっぱりJohnの「ヤッ!」が聴けたりして、本当にCake以外の何物でもない音です。牧歌的な「Got To Move」も良いですが、私のお気に入りは、アッパーな「Mustache Man (Wasted)」や「Sick Of You」。Vincentのラッパ(この形容がふさわしいと思う・笑)が鳴り響き、ジャカジャカ♪とかき鳴らされるギター(Mustache Man)、ラップみたいなVoとコーラスの掛け合い(Sick of You)が、これこそCake!的だと思います。生まれて初めて、ライヴの整理番号1番を取ったことがあるバンドなのです。また観たいなあ、といつも思っています。Xanを思いっきり観察したい。
2011.01.22
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上京ついでに買ってきたものCake / Showroom of CompassionTelekinesis! / STThe Captive Hearts / HummingbirdSecret Affair / Secret Affair Mod Single CollectionCakeが待望の新譜!久々のCake節がとても気持ちいいです。Telekinesis!は話題になっているのは知っていましたが、試聴でなかなか良いと思ってゲット。The Captive Heartsは、ex-TroubadoursのVoのバンド。Troubadoursってどうしたんだろ…と思っていたら新バンド。ってことは解散?とにかく、サウンドはTroubadours継承っぽいです。Secret Affairはシングルコレクションですが、新曲が2曲に、New Hearts時代の曲も収録。そしてサイン入りでした。それにしても…とみに感じたのは、売り場の面白みがどんどんなくなっていること。CD不況の今、売れるものから売っていかなければならないことはわかっていますが、こんなに渋谷のタワレコがつまらないと感じたことはありませんでした。まだ新宿の方がいい。HMVに関しては論外。ディスクユニオンがいちばんマシかも。けどあそこキャプション少なすぎ。こんなことだと、本当にネットに頼るしかなくなってしまいますね。メジャーどころで欲しいのは地元のタワレコに頼めばいいし、手に入らないのはネット。もうそれでいいんじゃないかと思えてきました。CD探しのワクワク感は、もう味わえないのかな。
2011.01.18
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デンマークのバンド・Carpark Northの新譜「Lost」。これが世界デビュー盤?のようです。友達がすごく好きなので、名前だけは知っていましたが、音源をきちんと聴くのは今回が初めてです。Plug in babyしてるMuseのような…と思いました。これはほんの第一印象。エレクトロ・ロックな感じで、電子音もかなり目立っていますが、それを上回るへヴィなロックサウンドに驚きました。MuseとMusic、どちらの雰囲気も持っていて、すごくカッコイイ。ヴォーカルもはっきり存在感があって、本当にこれはいいなあ!と思いました。ちょっと久しぶりに、ロックしてるいいバンドに出会えたと思います。8曲目の「More」だけは、イントロがどうしてもファイナルファンタジーのプレリュードに聞こえます。私だけでしょうか。すごく気になる。しかも、ファミコン版のに聞こえる。マイスペ
2011.01.14
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ずっと思い続けてきたSSW・Jon Redfernのアルバムをやっと手に入れました。Reveal Recordsからリリースされたオリジナルアルバムが2枚と、アコースティック・アルバムが1枚出ています。私は彼の声がどうにもこうにも好きで好きでたまらなくて、聴いているだけでぽーっとしてきます。やわらかでありながら、力強いばねを秘めた、強い声です。けれど耳触りはとても心地よい。張ったときの声は美しく、低く歌い上げるさまは貫禄すら漂う。バックの物悲しいアコースティック・セットがそれを盛り上げます。1st、2ndとありますが、2ndの方がどちらかというと聴きやすいのかな?とも思います。メロディが一度聞けば頭に残りますので。より洗練された方へのアプローチがあると思います。たまにディスクユニオンで見かけるので、安かったらぜひ。1stも良いですが、少し内向的でダークな印象を受けます。曲名「am i a fool」「demons 1」など、いかにもなタイトルです。そしてLimitedなのでボートラがついて長い(苦笑)。そこが彼の良いところだとも思うのですけれど。今風では決してありませんが、英国の湿り気と気品をしっかりとまとった、落ち着いたアルバムたちだと思います。万人にお勧めはできませんが、彼こそまさに「本格」SSWだと思います。マイスペそろそろ自作が出ても良い頃合いだと思いますが…期待しましょう。
2011.01.13
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Kris Drever!John McCusker!Roddy Woomble!3人名前を並べられたらわくわくしてしまいそう。そんな夢の共演が実現しています。「Before the Ruin」というアルバムを、3人名義で出しているのです。たまたまAmazon ukのレコメンに入ってて見つけました。まさにケルティック・コネクション。Roddyのソロアルバムにも関わっていた人たちがずらり。そしてなんと今回はTFCから!Radioheadから!メンバー参加です(前の方の日記に書いてると思う)。メインヴォーカルはRoddyです。たまにKrisに変わりますが、基本的に彼はハモリ。そしてMcCuskerのフィドル!私が本当に大好きな彼のフィドルが全面にわたって奏でられていて、もはや至福の時です。サウンドはケルティック・カントリー・フォークとでも言えばいいでしょうか。哀愁が漂う、ひなびた感じの、でもやわらかで優しい音です。耳にすれば、郷愁を誘われながらも心がじんわりとあたたかくなると思います。セピア色の画面が似合いそうな音です。Roddyの声がいいのはもちろんだけど、Krisの声ももっと聴きたかったな。RoddyのソロやIdlewildの「Remort Part」あたりが好きなら間違いないかと。
2011.01.07
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2011年になって、まともな音楽記事らしいことを書き始めようと思います。LAのSSW・Mateo Stonemanのアルバム「Mateo」は、デシネさんからのリリース。サイトの推薦文のとおり、2010年最大の発見と言っても良いかもしれないなあと思いました。買うのがちょっと遅れました。そしてこれを去年のうちに聴き込んでいたら、必ずベスト10の一角に切り込んできたと思っています。シルクのスカーフでふんわりとくるまれるような、やわらかな包容力と優雅さ。たおやかでほんのりとセクシー。本当にムードあふれる素晴らしい声の持ち主だと思います。ジャジーなサウンドは、ゆったりとした気分に浸りたいときにはぴったり。ピアノのソフトなタッチに、裏で鳴るペットの音もいいですね。全編スペイン語なので、そこもいつもと違う雰囲気で新鮮です。演奏陣には、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの面子が顔を並べているそうです。すごいな。だから余計にいいのかもしれない。ロックやインディミュージックも良いけれど、たまに違うものを聴きたくなった時は、デシネさんにいつも助けられています。
2011.01.06
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Amazon ukからCDが届いてました。Jon Redfern / What else but love?Kris Drever, Jon McCusker and Roddy Woomble / Before the Ruinそれとタワレコで取り寄せてもらったの。Mateo Stoneman / MateoAmazon ukから届いた「Before the Ruin」は、3人共同名義みたいです。個人的には最強トリオだと思います。まだ音をちゃんと聴いていませんが、参加メンバーを抜き出してみると…Francis Macdonald, Heidi Talbot, Norman Blake, Philip Selway, Phil Cunningham…と!!なんじゃこりゃのメンツでした。Mateo Stonemanはディスクデシネさんからのリリース。アメリカ在住のSSWですが、すごくゆる~い雰囲気のボサノヴァサウンドがたまらない!これ、いま聴いています。Johan Christher Schutzが好きなら絶対好き。今日はこの後新年会?に出かけます。
2011.01.02
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先日ドカ買いと言っておきながら、また買ってます。Apple Crumble RecordさんからV.A. / The Matinee Holiday SoireeBubblegum Lemonade / Sophmore ReleaseMatineeのはNorthern Portrait, Champagne Riot, Math and Physics Club, Bubblegum Lemonade, Strawberry Whiplashによるコンピ。クリスマス仕様ですが、どれも良い。Bubblegum Lemonadeは新譜です!ディスクユニオン新宿にてJimmy Eat World / Static PrevailsJason Collett / Rat A Tat TatThe Decemberists / The Crane WifeSam Forrest / No Imagination3月のライヴもあるし、JEWの買ってないのを。Jason Collett、Decemberistsは買い逃してたやつ。Sam Forrestは新譜。さらに悲しく枯れてきましたよ。タワレコ新宿にてCarpark North / Lost友達が好きだってよく言ってるので、試聴したらけっこういい感じだったので、買ってみました。(1500円だったの)あと、Joy Divisionの7インチBoxがとんでもないお値段になっていました。ここじゃ言えません、とても。その後タマス忘年会となり、楽しく過ごせました。年末聴くCDには困りません(笑)。
2010.12.29
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ちらほらと今年のベストアルバム的な記事を見かけるようになってきました。私も毎年選んでいるので、もちろん今年も。しかし近年にない激戦が水面下で勃発し、気分次第では少しラインナップが変わると言ってもいいほど、これらに匹敵する新譜もありました。それでも、12月頭の時点で、ほぼこれらに固まってはいたのですが。 Ocean Colour Scene / Saturday大好きなOCS。前作から一転、往年の勢いを取り戻し、ベテランの妙味が凝縮された実に実にカッコイイ一枚です。 Sambassadeur / European今年のジャケ大賞も同時に。イントロ数秒で購入を決めた、メロディの力を私にはっきりと感じさせてくれた一枚でした。爽やか。 Sam Forreest / Paper Crownこの人がいたじゃないか…悲しみと孤独に満ちたメロディが胸を刺します。Nine Black Alpsとは正反対の音ながら、クオリティの高さに舌を巻いた驚愕の一枚。友人の指摘で発覚。これ、2009年らしいです…すみません、リサーチ不足でした。でもとりあえずこのまま載せときます。 Jimmy Eat World / Invented私の勇気と力の源。もう、ライヴで合唱する準備はできています。多くの人の背中をぐっと押してくれる優しさと力強さを持った一枚。神棚に供えて拝みたい。 Tamas Wells / Thirty People Awayこれは…聴いた人誰もが、ベストアルバムに選ばずにはいられないであろうということを確信しています。このアルバムについて言葉を選ぶことに躊躇する…そこまでの存在感に打ちのめされ涙したアルバムです。 Stars / The Five Ghostsあまりに美しいハーモニーと世界観の残酷さが秀逸でした。Starsへの認識を改めさせられました。孤高に煌々と輝く星。 Delays / Star Tiger Star ArielいつもDelaysは素晴らしいアルバムを届けてくれます。期待を裏切らない優等生っぷりは、もう私の中で殿堂入りです。タイトルも良い。 Camelia Jordana / ST今年の新人王。フランスからやってきた、黒縁メガネのキュートな彼女は、その佇まいと、持ち合わせたポップネスで私を虜にしました。こんな子になりたい、年甲斐もなくそう思ってしまいました。Roman Fischer / STついに彼は自分の方向を見定めることができたのかもしれません。ジャケット、ルックス、サウンドまで、暗黒の舞踏という世界に身を沈めた彼の渾身の一作だと思います。 Northern Portrait / Criminal Art Loversニセスミス?!いやいや、スミスライク(笑)。彼らの登場はまさに衝撃と歓喜でした。次をどう持っていくか、これを貫くのか、楽しみです。次点Fyfe Dangerfield / Fly Yellow MoonThe Morning Benders / Big Echo旧譜もいっぱいありますが、やはり新譜で選ぶことにしました。みなさんのベストも、どうぞお聞かせください。
2010.12.27
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クリスマス!何もない!腰が痛い!なので自分に何かあげよう。ということで久しぶりのドカ買いを決行。Rose Elinor Dougall / Without Whythe boy least likely to / christmas specialMew / Eggs Are FunnyRoman Andren / Color GreenTango In The Attic / Bank Place Locomotive SocietyJon Redfern / Acoustic以下未着(イギリスにオーダーのため)Jon Redfern / May Be Some TimeJon Redfern / What Else But LoveKris Drever / Before The Ruinいちいち注釈をつけていくと。Rosayのアルバムようやくオーダーしました。the boy~はクリスマスアルバム。可愛いです。ホント癒されます。Mewはベストアルバム。なんととくダネのオープニングトークで取り上げられていました。Roman Andrenは北欧ボッサ。前のアルバムも良かったので。Tango In The Atticは、ちょうど試聴したらなかなか良くて。ネオアコっぽいけどダンスっぽいビートが良いです。Jon Redfern。片思いし続けて早3年?ようやくアルバムすべてオーダーしました。Acousticだけ手元に来ていますが、じんわりとしみるフォーキーなアルバム。でも、私が聴くものの中ではちょっと異色かもしれません。早く残りのアルバムも来ないかな。Kris Dreverのは、IdlewildのRoddy Womble、ジョン・マッカスカー(つづりできない)との共同制作?ちょっと聴いたら、めちゃRoddyの声でした。この辺のケルティックコネクションは、大好き。タワレコにも久々に顔を出し、Beady Eyeのアルバムとか予約してきました。ああ…買うんだ私…苦笑。そのほかにも客注をお願いしたら、「xiaoさん、こういうのも(ボサノヴァ)聴くんですね…意外です…」と言われたり、「OCSのデラックスヴァージョン予約してくださったの、xiaoさんですよね?」とズバリ。1件しか予約入ってないって…涙。White Liesの新譜、イニシャルついてないって…涙。それでも、本当にここのタワレコにはお世話になっています。
2010.12.24
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LDOAについて書くのなんか、おそらく初めてじゃないかと思います。書いた記憶がない…中国に行く前ですから、おそらく5年は前になるでしょう。Last Days Of Aprilのライヴを一度だけ観たことがあります。調子が良くなかったのか、あれが地なのかわかりませんが、苦しそうに声を張っていたKarlの様子が痛々しくて、それが私の好きな「Angel Youth」のイメージとかぶってしまって、ちょっと悲しくなってしまいました。それから枚数を重ね…7作目になるでしょうか。「Gooey」。すっかりKarlのソロと化してしまいましたが、それでもやっぱり好き。きっとKarlの声や彼が作り出す世界が好きなんだろうなと思います。「If You Lose It」みたいなギターポップ!的な音も好きですが、やっぱり、どこかに激情をにおわせるサウンドの方が好きです。今回のサウンドはちょっとそれが感じられるような気がします。それはEvan DandoとかTeganのおかげでもあるかもしれないけれど…でも!Karlの声には、永遠に老いることのないピュアな少年性が感じられるし、時々驚くほどアンニュイでセクシーな部分が垣間見られます。そこが、私がLDOAにひきつけられてやまないところなのでしょう。パラッとブックレットをめくって、目にしっかり飛び込んできたのが「America」でした。これが中心曲のようです。詞も、皮肉なのか優しいのかはかりかねる言葉が並んでいます。メロディもキャッチー。ラスト近くのギターのメロは、まるでアメリカンロックのようなフレーズが出てきたり。それが清涼感あるサウンドに組み込まれてしまっているこのすごさ。何者にも汚すことのできない神聖さすら感じるKarl Larssonのたたずまいは、やっぱりエンジェル・ユースを作り、生き続ける人なのだなあと勝手に思いました。
2010.12.18
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10月のRufus Wainwright来日公演に行かなかったことを、本当に後悔しています。行けばよかった…ほんとに行けばよかった…Brettにかこつけて行かなかったなんて…そんなルー様のライヴ盤、こちらはとっくに出たものですが「Milwaukee At Last!!!」(HMVで激安だった…)。DVDでも出ています。実は新譜の方はあまりピンと来ていなくて、このライヴ盤におさめられた曲たち、とりわけ前のツアーでジュディ・ガーランドに扮して歌っていたのが大好きなのです。そのツアーで日本に来たときは観ていました。度肝を抜かれて、そのあとめちゃくちゃ楽しくなって、その年のベストライヴになりました。ゴージャスな「Release The Stars」で幕を開け、曲間のお客さんの歓声が示す通り、素晴らしい歌声をRufusが聞かせてくれます。本当に、この人の声はどこまでも無限の豊かさと伸びやかさを秘めていて、生で聞けば必ずや感動と興奮にその身が包まれることでしょう。まさにスターの素質があるんだなあと思います。「Gay Messiah」なんて歌があるように、自身のセクシャリティにはオープンな彼ですが、そんなこと考えなくても、彼の天性のエンターテイナーっぷりには頭が下がります。常に最高の声を聞かせてくれるRufus。2nd「Poses」が出たときは少し危ういような、はかなげな部分まであったように思いますが、次々とリリースを重ね、最高の状態で迎えたこのLive盤は、Live盤というくくりの中でも最高のレベルのものだと思います。しかし、Milwaukeeというと、What Made Milwaukee Famousとかいうバンドが思い浮かびます。何しているのかな。元気にやっているのかな。
2010.12.15
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ジャケ買いその○。Ivan ColonというUSのSSW。EP「Despite the Atlantic EP」のみがリリースされています。リリース元はMilan Records。OSTなどを多くリリースしているようですが、Alaska in Winterのもリリースしているので、勝手に親近感を覚えています。7曲のみなのでわりとあっという間に終わってしまいますが、控えめに控えめに、そっとそっと歌い紡ぐIvanの声に、もう一度聴きたいなと思わされます。実はラストの「Green on the Leaves (Demo)」がいちばんいいと私は思っています。デモなんだけれど、デモならではのざらつき感がとても良いです。冒頭「What Is Gained」のピアノを聴くと、これから厳粛で静かな世界が始まるのではないかと思います。一瞬、Tamas Wells的イノセンスが脳裏をよぎりました。いいピアノで聴きたいな、と思いました。「Gabriel」はカントリー・フォークっぽい可愛らしい曲。ベルセバとかが歌ってても良さそうな。しかし、こんなに素敵なSSWが埋もれているとは。世界は広い、そしてメインストリームに抗えない無力さまで感じてしまうのでした。あ、でも、Ivan Colon自体は本当に良いと思うので、ぜひ。マイスペ本筋とはそれまして。このブログが30万ヒットを迎えました。いつも来てくださる皆様、通りがかってくれる皆様のおかげです。どうもありがとうございます。
2010.12.10
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想い続けて早2年強。カナダのSSW・Matt Ouimetのアルバム2枚、ついに手に入れました。アマゾンのマーケットプレイスから買いましたが、1枚はなぜかオーストリアのショップから来ました。謎が多い人です。一時期のカナダ祭りのときに見つけた彼の音楽ですが、楽曲もさることながら声も良い。ふんわりとしていながら通る声。あたたかみの中に悲しみを秘めた声。とても魅かれる声の持ち主なのです。1st「Silently」の方がよりポップでキャッチーな印象を受けました。2nd「Oh Jesus...」はもっと内向的で、ダークな雰囲気がするような。1stは楽曲それぞれがやはり明るめな気がします。しかし切なさ極まる「You Of Me」がたまらない存在感。やさしいのに、とんでもなく切なくてぽろりと涙の粒が頬を伝う。そんな感じです。このメロディは、このやわらかな声にこそふさわしい、そう思うのです。2ndの冒頭を飾る「Oh Jesus」は明るいようでいて、そのトーンの低さに思わず息をのみます。けれどこのメロディライン、FOWが歌ったらすごくポップでいいかも、なんて思ってしまいました。「Country」「Afternoon with Wes」あたりもポップではありますが。「Right where is Counts」あたりがマイナー調で、しかもバンドっぽい音。マイスペ当たり障りのない声と言ってしまうとちょっと違うかなと思います。けれど、たくさんの人に受け入れてもらえそうな声とメロディだと私は思います。Matt Ouimet、おすすめです。
2010.12.09
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昨年の夏に出た、ロンドン拠点のバンド・My Sad Captainsの1stアルバム「Here and Elsewhere」。ジャケットなんか爽やかそうでいてけっこう怖いし、中ジャケのクマさんみたいな動物は泣いてるし、ぱっと聴いた感じのサウンドとはまるで違う世界観が表れてしまってます。けれど、音はとてもシンプル、爽やか。女子コーラスがあるというのはやはり強いですね。文系男子な雰囲気ばりばりのヴォーカルに寄り添うコーラスが、よしっと小さく拳を握りしめたいくらいパーフェクトなマッチング。昔のデスキャブとかこんな音だったように思うのだけれど、記憶ははるか遠く…。頼りないVoと、それをやっと支えているバンドの音。頼りなさだらけなのに、こんなにも心にぐっとくるのは、やはりサウンドの底に何か悲しいものがあるからなのかな。「ghost song」という曲は、明るい響きなのにやっぱり切ないものがあります。いちばん好きな曲ですが、ちょっと落ち込みます。苦笑last fmマイスペのリンクを張ろうとしたら、マカフィーさんがブロックしてしまうので、last fmのリンクを張りました。レーベルのStolenのサイトを見てみると、メンバーが男性4人だけになっています。
2010.11.23
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ちょっと前の日記で紹介した、フランスのシンガー・Camelia Jordanaのアルバムをようやくゲットすることができました。フランス語なのでもう何もかもわかりませんが、やっぱりキモは1曲目の「Non non non (Ecouter Barbara)」!PVは最高に面白可愛くて、この曲だけで彼女が大好きになってしまいました。アルバムは13曲入りですが、Non~のようなポップスもあり、しっとりとしたバラードもあり、あとはさすがフレンチ、シャンソンっぽいのも入っています。少しハスキーな声だし、たまにドスもきいてたりするのですが、それでもCamelia可愛い!とアルバムを聴いている間ずっとそう思っちゃいますね。この手の声は、最近あまり聴かないかも。シュガースウィートなThe School, Lucky Soul、The Pipettesとは対極…とまではいかなくても、明らかに系統は違います。フランス語ならではのアンニュイな響きが、とろ~んとしていてセクシーです。マイスペCameliaのファッションもとても可愛いので、いいなあと思います。黒ブチメガネも可愛い。
2010.11.21
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なんでいまさらKissogramなのかよくわかりませんが、そしてこのアルバム「Rubber & Meat」を記事にしたかどうかもわからないのですが、とりあえず気分がそんな感じです。Franzの前座で来ていたのに観られなかったのが悔しい。正直、2007年の「Nothing, Sir!」の方が好きではあるのですが、過去2枚のアルバムからチョイスされたこのRubber~は、より今っぽくて入りやすいのかなと思いました。声がFranzのAlexに似てます。そして見た目もひじょうに好みです(笑)。なので私の外付けHDには、彼らの写真がこれでもかというほど入ってます。しかし…「Car Crash Bop」や「I'm The Night Before」が入ってないのは、異議申し立てしたいくらいですね。あの2曲にこそKissogramのセクシーな魅力が詰め込まれているのに。でも、久々に聴くとやっぱり良いですね。エイベックスなのはイヤだけど。
2010.11.20
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現物を手に入れてから少し時間が空いてしまいました。今年の2月末、ビルボードでMayer Hawthorneを観たとき、彼のバンドのギタリストとしてやたら目立っていた、Topher Mohrのアルバム「True Love On The TV Set」。ジャケ写の彼と2月に見た彼とはずいぶん容貌も違いますが、それもそのはず、このアルバムは2007年のものです。Mayerライヴのときも、Topherがヴォーカルを取っていた曲がありました。それは彼の書いた曲だそうですが(Ruthless)、本当に良かったのです。そしてこのアルバムを聴いてみて、あらためて、彼がしっかと実力のあるSSWでもあることがわかりました。パワーポップ風味のキャッチーなメロディが続いて、とても聴きやすいです。冒頭の「Killer」(FOW風)の甘いメロディ、コーラス。これをあのハンサムなお顔でやられたら、女子はたまりませんよ。ギター上手いし。センチメンタルなマイナーコードの「California」も良いです。こういうのもできるのね、と感心。アメリカン・ロックな感じとでもいえばいいのでしょうか。ラストの「No Ordinary Love」はSadeのカヴァーだそうですが、しっかり自分のものにして歌いこなしているように思います。ジャケの裏側がなぜか日本画っぽい鶴の絵なのですが、いったいなんなんだろう。マイスペマイスペの写真が、現在の雰囲気に近いと思います。どうにもこうにも知り合いに似ているので変な感じがします(笑)。またMayerと来てほしいな。
2010.11.19
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私(たち)にとってはもはや特別な存在となってしまったTamas Wells。彼の新譜「Thirty People Away」がレーベルLiricoさんから届きました。12月のライヴのチケットと、手作りのオーガニックソープ(これ先着4名ってホントですか?)も。ありがとうございます。Tamas友yasさんのブログには、素晴らしい感想がUPされていますので、ご訪問あれ。驚いてしまったのですが、ジャケを見たときの印象が、同じだったのです。私は、「うわ、血だ…」と思ったのです。スー・チーさんが自宅軟禁を解かれたとはいえ、ミャンマーの情勢は相変わらず不安定なはず。どれだけの血が流れてきたかわかりません。そのことを考えると、ジャケを見て少し暗澹たる思いに駆られました。私も、アルバムという作品になって自分の手元に届くまでは、新曲は一切聴かない主義です。聴きたい気持ちをぐっとこらえてきました。そしてようやく耳に入ってきたTamasの歌声、彼の新しい作品たち。心が震えるというのは、ときに、麻痺にも似ています。説明する言葉が出てきません。私のお粗末な言葉では、Tamasの歌を形容することができないし、ふさわしくもないと思います。悲しいほど繊細で危うく、あまりに神々しい。どんどん手が届かなくなっていく気がします。難しい…。どうにもこうにもなんにも書けません。
2010.11.18
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少し前の日記で触れた、The Helio Sequenceのアルバム「Keep Your Eyes Ahead」は、眼鏡のようにすっかり生活の一部です。何かあれば必ずこのアルバムを聴きます。エレクトロニカな音やヴォーカルの雰囲気は、巷で流行りのシューゲイズ・ドリーム・ポップの中に入れても違和感なし。けれどこのアルバムは2008年のものなので、とうてい時流に乗っていたわけではないのでしょう。何といってもレーベルはSub Pop。キャッチーというには少しひねった音かもしれませんが、いつの間にか覚えて鼻歌になってしまうこの不思議。どの曲も印象的なメロディがあります。スネアが刻む細かいリズムも心地よいです。ドリーミーだけどただふわふわとしているだけではなくて、何か強い芯のようなものを感じます。高らかに鳴り響くメロディたちは、明らかに強いのです。歌詞カードがついていないのが悲しいところですが、拾い聴きしているだけでもけっこう切なくで胸にグサッとくるものが多いような気がします。前の日記で書いた通り、「Lately」という曲が素晴らしいです。前に向かって歩き出しているけど、やっぱり心のどこかにひっかかっている。心の機微をシンプルに、だけど鋭く突いた詞が、美しいメロディと共に胸に流れ込んできました。mixiにのっけた日記をそのまま転記して逃げます。Lately, I don’t think of you at all Or wonder what you’re up to or how you’re getting on I never think of calling you or how things could have been Or wonder where you sleep at night or whose arms you wake in I’m living alone living alone I don’t need you anymore Living alone living alone I don’t need you anymore Lately, 最近、きみのことは全然考えないよ どうしているかなんて 電話してみようなんて思わないし きみがどこで眠り誰の腕の中で目覚めるのかなんて考えやしない ひとりで生きてるよ、きみなんてもう必要ないのさ ひとりで生きてるんだよ、きみなんて、必要じゃない 最近はね こんな調子で続くのです、このアルバム。いいなあ。素晴らしいなあ。マイスペ
2010.11.17
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フジでベルセバを観ました(全部じゃないけど)。実はそれが初ベルセバライヴだったのですが、想像以上に楽しくて、ああこりゃあ人気あるよねとしみじみしたのです。スチュアートが思ったより珍妙で笑いましたけど。新譜「Write about Love」。これも編み物タイムのお供です。「I Want The World To Stop」や「Write About Love」は、これこそベルセバ的な音だと思いました。私がいちばん好きな曲たちです。センチメンタルで、インテリっぽくて、小難しそうで、たまらなくスウィートな。男女ヴォーカルの掛け合いとハーモニーはやはりベルセバですよね。「Come On Sister」は、とあるフレーズがどことなくThe Rubinoosの「I wanna be your boyfriend」に似てるように感じたのですが、私だけでしょうか。私だけですね。でも気になる。スチュアートがフジでコーラスをみんなに強要した(笑)「I'm Not Living in the Real World」は、聴いた途端に頭の中がフジへタイムトリップ。寒かったなあ。雨。でも楽しかったんだなあ。「Little Lou, Ugly Jack, Prophet John」はNorah Jonesがデュエットと聞いて、どうかなと思っていましたが、どうしてどうして、すごくはまっています。この曲は、一フレーズが耳に強烈に残っています。ふつうリスニングはあまりできないのですが、Perfect love is like the blossomThat fades so quickWhen it's blowing up a storm in Mayこの部分は何度聴いても、浮き上がるかのようにはっきりと私の耳に聞こえてきます。愛の手紙なんて書いたことはありません。書いてみたくなりましたけれど、今度は書く相手がいません。苦笑
2010.11.16
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フランスのSSW・Lecube(Julien Barbagallo)の1stアルバム「from here to now」のアルバムは、完全にジャケ買いでした。ちょっとくらい内容があれでもいいや、飾る分にはひじょうに美麗だと(苦笑けれど、中身も良かったのです。1曲、Beatlesのカヴァー「I've just seen a face」も入っています(これが光っちゃうのは仕方ないかな)。2曲目の「shoot the nanny」が光っています。適度にざっくりとした音で、メリハリのある展開、耳に残るサビ。いい曲です。やわらかなJulienの声は、正直、女子キラーだと思います(笑)。フランスといえばPhoenix、じゃなくて私はTahiti 80。グザヴィエっぽい声なのです。アコギが切なく甘く寄り添うこの声とのハーモニー、すごく良いと思います。マイスペつい1ヶ月くらい前に新譜がリリースされたとのこと!チェックしなくては。
2010.11.15
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ここ数年のManicsのアルバムの中では、この新譜「Postcards From A Young Man」がいちばん好きかな、と思います。もともと、「Everything Must Go」のように、メロディアス・ドラマチックでストリングスのゴージャスな雰囲気が好きだったりするので。アルバムから先行で発表された「(It's Not War) Just The End Of Love」を聴いて、今度のはより期待できそうだとわくわくしていました。そして、その通りでした。前作はリッチーの詞というものすごい存在感があったからこそ、ビリビリした音を出していたのかもしれませんが、今度は3人体制以降のManicsらしさが感じられるように思います。聴いているうちに、何とも言えないむずむず感が胸の奥にわいてくるのです。英語の先生が「I have butterflies.」というフレーズを教えてくれましたが(日本語で説明できない…)、それに近いような気もします。ロック色強めで、だけどやっぱりドラマチックでカッコよくて興奮する「A Billion Balconies Facing The Sun」は何度も聴きたくなります。ギターソロすっごいカッコイイ!これJamesが弾いたらギャーって叫んでしまいそうです。Manicsの詞は、いろんな意味に取れてわかりづらいようなときもあるけれど、何通りもの解釈ができるからこそ、何度でも聴きたくなるんだなあ。やはりこのアルバムでいちばん好きなのは「(It's Not War) Just The End Of Love」で、PV(youtubeの埋め込みができない…)も素敵だし、すっかりお気に入りです。なんだかもう、力がわいてきそうなのに、悲しくなってしまったり、切なくなってしまったり、いろんな感情を私に呼び起こす曲です。私にとっては、戦いの終わりは愛の終わりだけど。逆もまた然り。
2010.11.14
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Sub Popから今年リリースされた、Ben Sollee and Daniel Martin Mooreの共同作品「Dear Companion」は、派手さはありませんがじわじわとくる素敵なアルバムです。もともと別々にソロで活動している彼らのようですが、お互いの音楽に感銘を受けて、一緒にアルバムを作ろうということになったようです。Benはチェロを、Danielがギターを主に演奏しているようですが(違ってたらごめんなさい)、とても豊潤でありながらひなびたあたたかさも持ち合わせたサウンドは、カントリー・オーガニック・サウンドとでも呼んでしまおうか、と思いたくなります。4曲はBen、5曲がDaniel、共同で2曲書いているそうです。サーフ・ミュージックっぽいと評されていたりもしますが、ケンタッキー州やらアパラチア山脈やら、そんな地方から出てきた音楽をサーフというのはどうなのかなと私は思うのですが、それはそれ、これはこれですね。二人のハーモニーも素晴らしいです。何年もずっと一緒にやってきたようなとけ合いっぷりを見せてくれて、微笑ましいほどです。「Dear Companion」という形容がまさにぴったりくると思いました。装丁もCDながらなかなか凝っていて、輸入盤だけどオビがあるし、レコードのように内袋に入っていたり。モノクロですがとてもかっこいいデザインです。http://www.dearcompanion.com/
2010.11.13
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新譜がいろいろ届いたりして、聴く時間が足りなくて困っています。最近始めた編み物をしながら聴くのもいいかな。Suede/Best OfWeezer/Death To False MetalSam Forrest/Born Again EPNorthern Portrait/Life Returns To Normal (7')Ben Sollee and Daniel Martin Moore/Dear Companion (旧譜)そして、何といってもこれ!!!Tamas Wells/Thirty People Away同時に12月のチケット、手作りのオーガニックソープまでいただいてしまいました。ありがとうございます。早く12月にならないかな。
2010.11.10
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Cocoanut Grooveの「Madeleine Street」LPついに買えました。Fastcutさんのショップで見た瞬間にポチリ。ずっと買い逃していたものなので、感激ひとしおです。嬉しいっ!!!今朝届いたばかりなので、感想はまた後で。
2010.11.07
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輸入盤からかなり遅れましたが、Weezerの8thアルバム「Hurley」の国内盤がやっと出ました。海外ではEpitaphへ、日本ではあのいまいましい○ニヴァー○ルからSonyへ移籍です(拍手!!)。レッドアルバムから毎年のように新譜を届けてくれるWeezer。例によって私は何が何でも自分で手にするまでは新曲を聴かないので、タワレコに行っても耳をふさぐような状況でした。苦笑それでもいろいろなところから聞こえてくる情報では、ピンカートンを彷彿とさせるナンバーがあるとか、復活だとかいろいろ聞いていました。で、どこがどうピンカートンの叫びなのさ、と少しひねくれた感じで聴いてみました。一曲目「Memories」。後半にかけて…確かに、叫んでる!最近のWeezerのアルバムではなかったことだと思います。あとは「Where Is My Sex?」みたいなナンバーも雰囲気あるなあと思いました。「Smart Girls」のキャッチーさには、久々にやったね!と思わされましたし、「Unspoken」では、まるで「Island in the sun」みたいなセンシティヴな部分も感じられました。どの曲も、キャッチーで人懐っこいのがいい。外部のアーティストが入ってきているとは思えないくらいWeezer節だと思います。「Hung On」の、一歩間違えばかなりの思い込み、だけどそれを上回る甘酸っぱさ、青臭さが、たまりません。ちょっとグッときてしまいましたよ。ここ数年のWeezerの中ではいちばん良いアルバムなのかな。ようやく何のわだかまりもなく彼らの音を聴けるようになった今、なんだか初めて彼らに向き合っているような気がしてなりません。遅い。私にとっての「Make Believe」を超えることはなかなか難しいのだけれど、何度でも聴きたくなるし、ドライブしながら大声で歌いたいアルバムです。でも、いちばんいいのは、ボートラの「Viva La Vida」だね。笑
2010.11.05
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4ADといったらBroken Records(かCamera Obscura)だと思ってしまう私ですが、そのBroken Records待望の2ndアルバムが出ました。タイトルは「Let Me Come Home」。先日はBBC6の「Album Of The Day」にも選ばれたそうです。素晴らしい!1stのときも、その世界観に引き込まれましたが、今回もそれが健在です。より優雅さを増し、情感に訴えかける美しいサウンドです。オフィシャルでもDLできる、アルバム冒頭を飾る「A Leaving Song」は、まさにこのアルバムの幕開けを告げる、不穏で美しいナンバー。サビへとのぼりつめる展開は溜息ものです。なんとなくArcade Fireなども引き合いに出されていますが、彼らはもう少し優しくて怖い。目に見えない冷たい恐怖や絶望が、サウンドの下にうごめいているように思えます。ストリングスなどは惚れ惚れするほど美しいし、ヴォーカル(今作の方が前面に出てきているような気がします)も穏やかなようでいるのに、どうしてこんなにも狂気を孕んでいるのだろう、と思います。詞を探しましたが、まだサイトなどに上がっていないようで、内容を詳しく理解できないのが最も辛いところではあります…が、1stをすでに聴いている人には「またやってくれたよ!」と拍手で迎えたいアルバムだと思います。マイスペ短いアルバムなので、もう少し聴きたいなあと思ったところで終わってしまうのが難ですね(笑)。ただ内容は本当に素晴らしいので、何度でもリピートしてしまいます。年間ベストに入ると思います。言っちゃった(笑)。なぜ4ADイベントに彼らが来ないのか、不思議でなりません。もう。
2010.11.04
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Simon Konradを中心とした、ドイツのCargo Cityのアルバム「on. off. on. off.」。マイスペ放浪をしていたときに見つけたバンドですが、ディスクユニオンで叩き売りされているのを発見して狂喜しました。ときには儚くか細く聴こえるヴォーカルは、Aqualung好きな人にはけっこう気になるかしれません。引き合いに出すのはあれですが、エモっぽいRadiohead。しかしそれだけではなく、打ち込みを多用したアップテンポなナンバー「Euphoria / Nostalgia」や、実にロックンロールした「On. Off. On. Off」など、ただ美しく穏やかなだけではない感じがしました。特に、女性ヴォーカルとのデュエット「Flowershops in Hospitals」は、もう、美しいの一言に尽きます。おそらく亡くなってしまった恋人を思っているとおぼしき歌詞が、さらに曲をドラマティックに仕立てています。奇しくも先日、The Helio Sequenceの「Lately」という曲について書きました。そして、このCargo Cityのアルバムの中にも「Lately...」というナンバーが収録されています。こちらは、もっと内省的な感じ。世界は広い、時間は少ない、だから飲むのはやめて仕事を見つけ奥さんをもらおう…なんて、普通すぎるというかぐだぐだというか、なんか、いいです(笑)。マイスペこの周辺のドイツ勢はとても魅力的です。
2010.11.02
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Konstantin Gropperのソロプロジェクトから始まった、ドイツのアーティスト・Get Well Soon。昨年末~今年にかけて発売になったとおぼしき新譜「Vexations」は、はっきり言って、薄気味悪くて怖いです。ジャケ通り。けれど、これはヨーロッパの格調高い雰囲気だな~という部分がたくさんあります。Arcade Fireばりのコーラスも入りますが、もっと重厚で優雅。憂いを帯びたヴォーカルはどことなくPatrick Duff(ex.Strangelove)を彷彿とさせるような感じがあって、懐かしさと共に聴き入ってしまいました。Arcade Fire…いや、どちらかといえば、私の大好きなBroken Recordsの方が似ているかもしれません。狂気で心を失ってしまいそうなさまが、特に。詞もかなりダークです。吸血鬼を指しているような記述だったり、「We Are Ghosts」と延々叫び続けるナンバーがあったり、ゴシックっぽいのですね。ただ、「A Voice In The Louvre」のような、美しいワルツがあったり、とにかくこれは中世のあの気品あふれるヨーロッパだろう!という世界観がみっしりです。「A Voice In The Louvre」、「Seneca's Silence」「We Are The Roman Empire」…と、ヨーロッパに関連した固有名詞がタイトルにつけられているのも興味深いです。ラストを締めくくるのが「We Are The Roman Empire」というところも、また気になる。栄華を極めつくしながらも、やがて凋落し滅びていった、あの大帝国。何か示唆するところがあるように思えます。けど、1曲目がいきなり「Nausea (吐き気;嫌悪)」。こういう、独特なものを貫いているアーティストって、好きです。マイスペ
2010.11.01
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EP「Meet You In The Rain」(タイトルが泣かせるじゃないですか)を聴いておおおっと思っていたら、あっという間にアルバム「Many Moons」が到着したThe Cavalcade。少し鬱っぽくて、曇った空のようなサウンド。けれどギターのキラキラっとしたところなんかを聴くと、やっぱSmithsっぽいなあと思います。まんまSmithsのNorthern Portraitとはまた違う感じですが。もっとたどたどしく、つたないといっても許される音です。なので、正直このアルバムを最初に聴いたときは、まだアルバム出すの早かったんじゃない?なんて思ってしまいました。少し飽きてしまったのですね。けれど、時間に余裕ができて、もうちょっとじっくりと、何かをしながらではなくてこのアルバムの音だけに集中して聴こうと思いそうしてみたら、なんだけっこういいぞ、というわけです。やっぱりEPの曲がひときわ光っています。舌足らずっぽくて、危うい稚さまで私に感じさせるVoがいい。そして飾り立てていないギタ=ーが奏でるメロディがとてもいい具合にマッチしています。ジェントルなポップをお探しの方にはぜひぜひ、なアーティストだと思います。マイスペジャケット素敵です。
2010.10.27
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聴く音楽も違う、好きなスポーツも違う、好きなファッションも違う、違うことだらけなのになぜか友人ということって、よくあることなのかな。私のいちばん生々しい話を聞いてくれる友人がいます。もう2週間前になるのかな。落ち込みまくって腹は下るわ胃が痛いわ、滅多に出ない吹き出物がドバーッと出るわ、ひどい時期でした。いまも少しは引きずっているのですよ。けれど、そこで話を聞いてくれたのがその友人。一日だけだったけれど、私を連れ回してくれて、大いに気が紛れました。喋っているうちにまた涙ぐみはじめた私の手を引いて、駅のホームまで送って行ってくれたっけ。軽そうだけど優しい子なのです。そんな友人が、つい二日ほど前に、「このバンドの曲を、きみに捧げるよ」とおどけたようにメールをくれました。それが、The Helio Sequenceの「Lately」という曲でした。サブポップのアーティストは意外と聴かないので、彼らの音を聴くのも初めてでした。ネットで歌詞も探してきて、読みながら聴いたら…泣かなかったです。泣かなかったですよ。けど、すごく胸が痛かったなあ。でも、友人が少しでも私に前に進んでほしいと思っていることがわかったから、ありがたく思いました。マイスペいい曲ばかりですね。ありがとう、としか言えなかったけれど、友人は「ありがとうと言ってくれただけでも嬉しい」と。本当にありがとう。
2010.10.26
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へなちょこぶりが愛しい、ミズーリのバンドSomeone Still Loves You Boris Yeltsin(略してSSLYBY)の3rdアルバム「Let It Sway」は、めでたく日本デビュー盤となりました。1st「Broom」収録の「Oregon Girl」のへなへなっぷり、ヘタレっぷりに、初期Weezerの面影を感じてファンになりました。2nd「Pershing」も良かったし、次はどうかなと思っていたらなんと国内盤が。嬉しいですね。しかも今作のプロデュースは、なんとChris Walla!これだけでもう期待が高まります。8月末の発売から、間を置いたりしつつ聴いてきました。飽きない!!たぶん、SSLYBYのアルバムの中で、ダレずにしっかりと最後まで聴けるアルバムだと思います。それが演奏のせいなのかどうなのかは置いといて(笑)、マイナーコードっぽい曲もあるし、バースト系のパワーポップもあり、訥々としたバラードもあり、バラエティに富んでいます。「Back In the Saddle」のゆったりのんびりとしたイントロ+初期Weezer的なサビ、コーラス。うーん今回もやっぱりいい。一瞬、Spoonっぽい?と思った「In Pairs」。歌詞を見たら悲しすぎました。サウンドも全体的にひっそりとか細い感じ。でもこの歌、好きです。「My Terrible Personality」や「Everlyn」のような軽快なポップチューンを挟んで、「Stuart Gets Lost Dans Le Metro」のピアノの美しいこと!こんなに抑えめなのに綺麗な曲、素晴らしい。いちばん好きな曲は、パワーポップ炸裂の「All Hail Dracula!」。次に欲しいメロディがしっかり続いてくれるから、安心して聴いていられるし、何より心が弾みます。そのあと、雪崩のように続くキャッチーなメロディの曲たち。ラストまで本当に飽きません。そのラストの「Made to Last」の、何やら気高さまで感じてしまう爽やかなメロディには驚きました。最後を締めくくるにふさわしいナンバーだと思います。妄想っぽくもあり、ホントなの?と思わせるような、怖いようなおかしいようなリリックも健在です。でも、胸をキュッとしめつけられる切ない言葉も出てきたりして、彼らの飾らない姿を身近に感じることができるように思いました。マイスペ久しぶりに聴いていたのですが、じわじわとくるアルバムです。素の音、飾らない音(もちろんプロデューサーがいますが)という形容が似合う、いいバンドだと思います。
2010.10.25
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Fastcut Recordsから1stアルバムをリリースした、スウェーデンの2人組Kuryakin。たしかShelflifeから出ていた7'+CDは持っていましたが、やっとアルバムかあ、と嬉しい気持ちです。程よいエレポップ感が、本当に耳に心地よい軽さです。特に北欧ものだと、私は許容範囲のエレポップとそうでないのとがあるのですが(すいません、Embassyとかちょっと苦手…)、Kuryakinは諸手を挙げてOK!です。それに大いに関係しているのは、Voの声質。大好きなKOCの二人の中間を行くようなジェントルな響きに、聴いた瞬間から虜でした。それと、メロディに起伏があり、キャッチーなポップソングとして成り立つものばかりだから。北欧ならではの清涼感もやっぱり魅力。今回初めて対訳を読むことができ、彼らの詞の内容に少し近づくことができましたが、どちらかというと明るめな印象のサウンドに対して、暗く考え込んでいることか。もちろん、最悪の状態から逃れ出ようもがいている様子が描かれてはいるけれど、まるでSmithsの詞のように虚無感さえ漂うものもあります。そこが魅力的です。もっとそういう部分が見たいなあ、なんて思ったりもしました。そして、自分がそこに入り込みすぎたらイカンとは思っているのですが、今の状態はどうやってもそれが無理な話。「Forget About You.」あなたは私ですか?それにしても、みずみずしく爽やかなサウンドは気持ちいいです。スウェーデン語で歌われた「Utan dig.」の優しい響きは最高。トラキャンっぽい雰囲気が漂っています。マイスペそれにしてもこの辺の音って、デュオが圧倒的に多いですね。なんでだろう。いっぱいいると名前が覚えられないので、この方がいいですけど。Feeling dumb and apprehensive, cannot say that I'm proud of myself,the days are gone when you were here with me.---------------------------------------------------------------------In the morning I will not remember but these feelings will come back to me.In the morning, in the evening, next time I'll try to forget about you.-- from "Forget About You"
2010.10.24
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クサい言い方ですが、いつも私に力をくれて、共に泣き、共に笑うことのできるバンドです。Jimmy Eat Worldが6thアルバム「Invented」をリリースしました。私は、とにかく新譜はまっさらな状態で聴きたいので、事前に情報収集することもなく、先に出た輸入盤を聴くこともなく、それこそタワレコで流れてたら自分のi-Podの音量を上げて、耳に入らないようにしていました。そして、ワクワクしながらコンポのスイッチをオン。流れ出すメロディと一緒に、自分の中に渦巻いていたいろいろな感情まであふれ出てしまったように感じました。前作の「Chase This Light」のときの「Big Casino」のような、ドカンというインパクトはないにしても、すべての曲が、ストレートに染み入ってきます。「Heart Is Hard To Find」のハンドクラップが、まるでファンファーレのようにこちらの心を高揚させ、「My Best Theory」でそれが一気に頂点に。やっぱりJEWだ!と嬉しくなる瞬間です。うっ、と喉の奥にせりあがる嗚咽に似たものを必死で飲み下した、「Cut」。この曲は、あまりにも辛すぎる。バラードでありながら痛烈に私の心を突き通しました。でも、それは悪いことではなくて、通り過ぎていくべきものなのだと思いました。だから今も「Cut」を聴くと泣きそうになります。でもそんなこともあります。今回のアルバムの詞と対訳を読んでみて、より抽象的でちょっとダークなのかな?と感じました。抽象的であるということは、受け取る人それぞれの感性で解釈してもいいのかな、と。ダークな部分というのも、詞の端々から見えてくる壊れかけた関係、心に入ったヒビのような描写、そんなところから私が推し量っただけなのですが。でも、「Coffee and Cigarettes」(メロディ最高!)や「Mixtape」のような関係や思い出は、すごく素敵だと思います。「Coffee~」に描かれる主人公の切ない思いが、胸に来ます。長々と書いてしまいましたが…マイスペよほど好きなんでしょうね、私(笑)。
2010.10.22
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Guillemotsというバンドがけっこう好きです。特に赤い脳みそみたいなジャケの「Red」が好き。そんなGuillemotsのVo・Fyfe Dangerfieldのソロアルバム「Fly Yellow Moon」は、Guillemotsよりもひねくれてなく(笑)、穏やかな優しい一枚です。一曲目だけ変なシャウトから始まるので、一瞬引きますが、それはある意味Suedeの「So Young」のイントロを聴いたときのようなものなので、繰り返し聴いていればなんてことはなくなります。Guillemotsのとき、こんな声だったかな?と思うほど、Fyfeの声は優しく、じーんとしみるあたたかさがあります。「So Brand New」は低音ヴォイスが効いていて、じんわりとにじむ哀愁が良いです。「High On The Tide」のシンプルな音、切なくて涙が出そうになるサビへの盛り上がり、本当に良い曲。「Faster Than The Setting Sun」はゴージャスなイントロが印象的。Montt MardieとかLucky Soulとかこういうイントロありそうだなと思いました(笑)。と思ったら、mix&ギター担当・Bernard Butler。わかりやすい。実にわかりやすい。「Faster~」で一区切りなのでしょうか。次から始まる曲はみな落ち着いた雰囲気。ほぼFyfeの声とピアノ、アコギが聞こえてくるだけです。ただ、「She Needs Me」は、なんかソウルチックなアレンジとストリングスで、やっぱりそこはかとなくゴージャス。……やっぱりBernard Butlerがmix。なんでこの人こんなにわかりやすいの。いや、キャッチーでいい曲ですよ。裏声がMontt Mardie風で、そこが苦手じゃないと言えばうそになりますが。私がいちばん好きな曲「Don't Be Shy」。最高です。まるで諭されているように聞こえる、あたたかみのあるFyfeの声が、ずっしりと胸にきます。声質は違えど、歌い上げっぷりはRufus Wainwrightのそれにも通じてしまいそう。ラストナンバー「Any Direction」も、ビートとヴォーカルだけから、ベースが加わりコーラスが加わり…とサウンドが構築されていく様子と、FyfeのやわらかなVoがこれ以上ないほどマッチしています。何度でも繰り返し聴きたい、ふわふわとしつつもしっかりとした存在感のある一枚でした。EUリリースが今年っぽいので、今年リリースのものにカウントしちゃおうかしら。マイスペ
2010.10.21
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Fyfe Dangerfield / Fly Yellow MoonLecube / from here to nowCamelia Jordana / STJimmy Eat World / InventedBelle and Sebastian / Write about LoveSuperchunk / Majesty ShreddingFyfe Dangerfieldが素晴らしい。ちなみにguillemotsのVo。しかも2曲ほどBernard Butler関わってます。今日はスカイツリー見学へ行きましたが、途中で体調を崩し退散…友達には申し訳なかったです。ごめんなさい。体調っていうか、気持ちの方なんだけどね…。
2010.10.17
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どうもロックやらポップやら、オルタナティヴ・インディなんてくくられるものを聴くのに疲れてきたので(twitterで流れてくる情報にうんざりしたのが原因)、最近は、もっぱらボサノヴァやジャズ・ヴォーカル、ラウンジっぽいものを気分転換に聴いています。昔だったら聴かなかったような音は、とても新鮮。もともと好きだったJohan Christher Schutzと同じレーベルの、Paulo Munizのアルバム2枚を買って、ずっと聴いています。昨日今日のドライヴはもっぱらこれでした。そのほか、ツテからもらってきた山のようなGrand Galleryのコンピ。これが意外にもハマることに気づきました。それと、物置から見つけてきたParis Matchの「Flight 7」。いいですね。メロウでゆったりした気分になれます。ただ、少しセンチメンタルになるけれど。あと、全然知らないのですがLeigh Jonesの「music in my soul」。サウンドプロダクションが洗練されすぎ?な感もありましたが、聴きやすい声でした。しばしお休みをいただいているJEW、ベルセバ、Manics、ごめんなさい。まだ聴く気にはなれない。
2010.10.11
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Roman Fischerが、Hurtsのドイツ公演のサポートをつとめることになりました!個人的に、今回のアルバムはHurtsの方向と似ていると思うので、Hurtsファンにも知ってもらえたらなあと思います。RomanにHurts、きれいどころがそろってて嬉しい。笑?10 18 Kesselhaus (supporting HURTS)Berlin?10 19 ?bel & Gef?hrlich (supporting HURTS)Hamburg?10 20 Essigfabrik (Supporting HURTS)K?ln?10 22 Theaterfabrik (Supporting HURTS)M?nchen詳細はマイスペで。
2010.10.07
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Aqualungの新譜「Magnetic North」のリリースのひっそりぶりに、Mattさんらしいなあと思いつつも、1st,2ndのころの熱狂ぶりはいずこ?と少し不安になりました。でも、海外リリースはVerve Forecastなのです。日本では?出ないの?前の「Memory Man」が少しバンドサウンドっぽくて、私はやっぱり前の方がいいなあと思っていたのですが、今回の新譜は、原点回帰しつつちょい新しめなAqualungだなあと安心しました。一曲目の「New Friend」は、新しいAqualungが垣間見られます。ジャズっぽいイントロから始まるので、おや?と思うのですが、これがなかなか!しかし二曲目になると、美しいピアノの音色と、細くもやわらかなMattさんの声に、じっと聞き入ってしまいます。ああやっぱりAqualungはこれだよなあと保守的な感想。冷たいようでいてあたたかく、淡白なようで情熱的。私がいつもMatt Halesの声とサウンドに思うこと。今までのアルバムの要素をすべて入れ込んで、上手く調和させた、素晴らしいアルバムだと思います。マイスペいつものように、BenとKimさん全面参加の、微笑ましいファミリーアルバムです。Kelly SweetとかSara Bareillesなど、けっこういろんなアーティストも参加していて、実は豪華なのかもしれません。
2010.10.05
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このアルバムを聴くと、成田空港の景色を思い出します。というのも、先日NYに行った帰りにJFK空港で買ったのがこのアルバムで、成田からずっと聴きながら帰ったからです。Our Lady Peace、私がスカパーの音楽チャンネル漬けだったころ、よく流れていました。で、けっこう好きな音だなあと思っていたのです。たしか「Gravity」ってアルバム。本国カナダでは人気があると聞いたことがありますが、そうなのかな?日本ではいまいち知名度がないかと思いますが、そのへんのUSロックバンドよりずっといい音してます。覚えやすいドラマティックなメロディもウケそうだなと思います。Videoもできている「All You Did Was Save My Life」「Dreamland」「The End Is Where We Begin」、この三曲は、まさにアルバムの核を成すと言っていい、存在感がひときわ大きな曲たちです。「All You Did Was Save My Life」のスケール感は、はっきり言って、Aerosmithのアルマゲドンの歌みたいな感じ。あそこまでもったいつけてないですけれど。しかし、「I'm not dying~」というサビ手前の部分が、「あなたへ~♪」としか聞こえなくて戸惑います。なんだこんなところに親日家か?!とあらぬ誤解をしました。でもすごくいい曲です。オーソドックスすぎるほどストレートなロックを鳴らすからこそ、いやこれはちょっと…と思われたりすることもあるかもしれません。けれど、「ふつうに良い」って、良いんだと思います。それに、わりと飽きが来ないのです。すべての曲がきちんと整っているからなのかな、と思いました。マイスペVo・Raine Maidaのソロは、もっと政治色のある歌詞や映像、歌の雰囲気も随分と違います。これはこれで好き。ああ、なんだかGravity欲しくなってきちゃった!
2010.10.02
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Tamas Wellsの3度目の来日公演、チケットの予約受付が開始しました。勢い込んで10月1日になった瞬間に申し込みました。笑日程はこんな感じで。----------------------------------------------12/03(金)■会場:東京・早稲田奉仕園スコットホール■時間:open18:30 / start 19:00■料金;4,000円 12/04(土) 【ART ROCK NO.1 presents "SPECIAL ART VOL.12"Tamas Wells Japan Tour 2010 + Sharon Van Etten Japan Tour 2010】■会場:京都・ UrBANGUILD ■時間:open18:30 / start 19:30■料金;前売 3,000円 / 当日3,500円 (drink別)■出演:Tamas Wells / Sharon Van Etten 12/05(日) ■会場:東京・永福町 sonorium ■時間:open19:00 / start 19:30■料金;4,000円■出演:Tamas Wells----------------------------------------------詳細はレーベルLiricoさんのページにてTamas Wells Japan Tour 2010まだTamasの曲を聴いたことのない方は、ぜひ、聴いてみてほしいです。ありきたりな言い方になりますが、心に響く歌声です。ありきたりな言い方しかできないほど、素晴らしいのです。マイスペ
2010.10.01
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まさに星の光のように繊細なきらめきの美しさに、圧倒されるばかりです。Starsの「The Five Ghosts」。男女ツインヴォーカルが、まるで会話を交わすように織りなすメロディ。詩編のように典雅で、ときにドキッとするほど艶めかしくて、思わず息を呑みます。「Wasted Daylight」は最高だな、と。君のそばにいるために死んだ、君を自分のものにするために死んだ…そんな恐ろしい愛をうたった「I Died So I Could Haunt You」。しかし、聴いているうちに恐ろしさは薄れ、これほど一途な愛もほかにないのではないかと思ってしまいます。ぞくりとすると同時に、どこかそういう愛にあこがれる自分がいることにも気づきます。「The Passenger」は、少しアップテンポのナンバー。このアルバムの中にあって多少異色かなと思いますが、Amyのヴォーカルが素敵です。互いに求め合う愛が、時には相手を支配しようとしたり、独占しようとしたりと、エスカレートするさまが、ゆっくりとしたスピードで描かれているのが、逆に、そこに秘められた狂気をより浮き上がらせるような気がしてなりません。Amyのピュアな声が、余計にそう思わせるのかもしれません。愛と死。いつの時代も、人はその苦しみから逃れられないけれど、どうしようもなくひかれるものでもあります。私も今、その一人です。ほどよい電子音とピアノ、ストリングスに包まれ、まるで光のオーラに包まれたような、気高いアルバムです。マイスペ正直ここまでStarsのアルバムに惚れ込んでしまうとは、思いもしませんでした。夜中に照明を暗くして聴いていると、涙が浮かぶときもあります。危険です。日本はP-Vineさんからですが、USは…Vagrant?意外です。
2010.10.01
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兄さん、お誕生日おめでとうございます。いくつになっても素敵で、いつまでたってもファンを笑かしてくれるあなたが、大好きです。10月の来日公演、楽しみにしています。折り目のついたジーンズは遠慮していただけると嬉しいです。Suedeの来日公演はいつですか??
2010.09.29
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3インチCD-RをCloudberry Recordsからリリースしていた、ノルウェーのアーティストBedroom EyesことJonas Jonssonが、やーーーーっとアルバムを出してくれました。あまりに間が空いたので、忘れかけていた&出ないんじゃないかなんてことも思っていました。ジャケットを見ただけで、彼の鳴らす音がどんなものなのか、期待していいと思います。カラフルで、あたたかで、そしてやっぱり北欧のアーティストらしく涼やかなポップ・ソングたち。一瞬、Stars in Comaを思い起こさせる、ハズしたヴォーカル。3インチに収録されていた3曲「Hand-in-Hand Grenade」「(Here's One For You)Underdog」「Motorcycle Daydream」は、どれもがアレンジを加え、音に厚みを増し、よりドラマティックに仕立て上げられています。1曲目がHere's one for you~なのですが、聴いた瞬間に、緩やかな興奮が駆け巡っていったのを覚えています。この感覚は、Dylan Mondegreenの「Girl in Glass」の仕上がりを聴いたときの感覚と同じ種類の感動ですね。奇しくも彼らはノルウェー、レコーディングもGiskeのOcean Sound Recordings。The Margaretsのメンバー所有のスタジオです。これから季節は秋~冬へと向かいますが、このアルバムはそんなこと関係ないぞと言わんばかりに、光に満ち溢れた、輝きを放っている一枚です。歌詞はちょっとばかしビターだったりしますが。昔、3インチをリリースしたときに、少しJonasとメールをしたことがありますが、Lenny Bruceがやっぱり大きなインスピレーション源になっているみたいですね。このアルバムも、中を開けてCDを取ると、中面に大きくLenny Bruceの言葉が印刷されています。これを読んでみるといいよ、と何か本をすすめられたような気がするのですが、難しすぎて私には無理でした。苦笑マイスペ
2010.09.28
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何をいまさら、というところからも攻めていこうかと思います。Delaysの新譜「Star Tiger Star Ariel」は、出ているのに店頭ではほぼ見かけないという、あまり流通の良くない状態の模様。私も、そのうち入ってくるだろうと思っていたらいつの間にかこんな時期に…となってしまったので、通販しました。最初からそうすればよかった。二曲目「The Lost Estate」で、ああDelaysだなあという安心感が。シングルカットされている「Unsung」は、やはりこのアルバムの代表というべき存在感です。Gregのハイトーン・ヴォイスと、シンセの音がサビで響きわたると、嬉しくなってしまいます。五曲目の「May'45」は、イントロを聴くと、お、新境地?と思ってしまったり。ギターが鳴っています。わりとロック寄りの、スピード感が心地よい一曲。今回のAaronヴォーカルは「In Brilliant Sunshine」かな?たぶんこの声はそうだと思いますが…歌、上手くなったような気がします。このアルバムで、もう4枚目になります。早いものですね。キラキラポップとか言われていたころが懐かしい。しかし、キラキラしたところは、彼らは全然変わらない。けれど、そのきらめきが浮ついたものではなくて、品良く輝いているように思えるのです。その上、新作を聴くたびに「Delaysってやっぱりいいなあ」と思わせてくれる。4作目ともなると、期待以上のものがなくても、まあ妥当なラインかなと思ってそれを受け入れてしまったりします。けれどDelaysはそうではない。「新作いちばんいいよ!!」と聴き手に思わせてくれる、そういうクオリティを保ち続け、進化する彼らの姿勢は、本当に素晴らしいと思います。マイスペしかし、マイスペの写真を見て驚きました。誰がどれだか、一瞬わからなかった。笑Gregはわかったけど、ほかが…端っこの人がAaronなの?うわ、年食っ…いや、大人になりましたねえ。タイトルが気になったので調べてみましたが、Star Tiger、Star ArielともにBritish South American Airwaysの航空機だったようですね。1948年と1949年に両機とも上空で突然消息を絶ち、現在も謎に包まれているようです。俄然興味が出てきたので、もう少し調べてみよう。
2010.09.27
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インドネシアの素敵な4人組・Mocca。Apple Crumble Recordさんで出会ったバンドですが、偶然ディスクユニオンで1stを見つけて手に入れました。私は女性ヴォーカルはあまり聴かないと言っておきながら、どうも最近聴いているのが女性ものばかり…と母に指摘されてはたと気づきました。私の中で最高の女性ヴォーカリストはEddi Readerで揺るがないのですが、キュートさで言ったら、このMoccaのArinaの右に出るものはいないかも。あ、Lucky SoulのAliもいいですが…この「Friends」というアルバムは、女の子の日記みたいな雰囲気で詞が書かれているのですが、曲たちもそれにぴったりの可愛らしさ!どれを聴いても、なんだか嬉しくなって笑顔が出てしまうのです。カラッとしたスウィング・ナンバーに、メロウなジャズ風ナンバー、どれもがArinaの声を最大限に引き立てていると思います。こういうのは、当たり前のように、すっきり晴れた休日に聞いたらいちばんいいのです。人を笑顔にしてくれる音楽は、実は、いちばん強いなあと思っている私です。今日のドライブはMoccaでいい気分でした。マイスペ
2010.09.26
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Nine Black Alpsって何してるのかなあと思ったら、去年自主リリースでアルバム出してました。うわあやばい、買わなくちゃ。同じく、VoのSamがソロ出してるっていうけど(いったい何年前の話だ・笑)買わなくちゃ…と思ってたらディスクユニオンに入荷してた。こりゃあ買いに行かなきゃ。というわけで、新宿本館に行ったら、すぐ目についたのがSamの新譜。入荷したてのようでした。スタッフさんに、Sam Forrestの旧譜は…と聞いたら、Sam Forrestと言っただけで「ああ!ありますよ~」とすぐに出してきてくれました。さすが!旧譜「Down The Hillside」も新譜「Paper Crown」も、Nine Black Alpsのときとは全く違うSamの歌い方に、驚かされました。バンドのときはあのとおりかなり激しいし、グランジっぽいので怖いほどですが(でも好きです)、ソロのSamの声は本当にやわらかで、寂しげで、いい味を出しています。こんなに悲しくていいのかというほど、悲しい音です。Elliott Smithが持っていたあの寂しさがそこにあるような。彼の命を奪ったほどの狂気はないけれど、何か通じる悲しさがあると思いました。「Down The Hillside」のモノクロのジャケットは、冬の寒さを感じさせる雰囲気。Samが描いたのかな?晩秋から冬にかけての風景が浮かんできます。葉がほぼ落ちてしまった木々。灰色に曇った空。そういう風景をそのまま音にしたような感じです。女性コーラスとのハモリ具合は、時折、まるでKOCを聴いているような気分にもさせられます。「Down The Hillside」の方が、より暗いような気もします。新作「Paper Crown」はもっと聴きやすい静けさ、かな。少し長いアルバムですが、Samの声はより穏やかで、あたたかみが増しているように思いました。両方とも、Iain Archerが関わっています。知っているアーティスト同士がつながっていると、なんだか嬉しいですね。「Down The Hillside」の方にはナンバリングがしてあるのですが、私のは338。2008年にリリースされてこの番号って…!本当にいい音楽なので、気に入った方はぜひぜひ買ってあげて欲しいです。最近、日本からのオーダーが多いんだけど、いったい何が起きてるの?と日記でSamが書いてました(笑)。でももっとオーダーが入るといいなあ。マイスペ
2010.09.25
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