Tomorrow is another day

Tomorrow is another day

2011.08.09
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カテゴリ: 映画♪

8月6日は広島に原爆が落とされた日。

そして今日は長崎に投下された。

8月6日に、町の平和を祈るイベントで映画会があった。

「父と暮らせば」という映画です。

戦争を扱った邦画では

私の中ではジブリの「火垂るの墓」が

辛く悲しく、びーびー泣ける良作NO1だったのだけど

「父と暮らせば」は同じくらい良い作品だった。

原爆投下3年後。

生き残った娘(宮沢りえ)は見かけは明るく過ごしていたけれど

心の中は自分だけ生き残ったことに罪悪感を持ち

気になる男性にも前向きになれない。

そんな中、原爆で亡くなった父(原田芳雄)の幽霊が

娘を励ましに現われる・・・

お父さん幽霊がめちゃ明るくて面白くていい味を出すんです。

娘とのやりとりもお笑いみたいなノリで。

だからこそなお、ときどきストーリーに挟み込まれる

現実にあった出来事の恐ろしさが

辛く心に影を落とす。

残された者も苦しく、亡くなった者の無念さも計り知れない・・・

この恐ろしい出来事は語り継がれなくてはいけない。

この映画は、まったくおしつけがましさなく

戦争の空虚さを教えてくれる。

オススメです!

追記

先月亡くなられた原田芳雄さん。

実は独身時代、仕事でお会いしたことがあった。

ある映画の単行本をつくる際、

原田さんへの取材に立ち会ったのだけど

とても真面目で礼儀正しく

ウィットにとんだ受け答えもできる方だった。

この映画での演技も素晴らしかった。

原田さんのご冥福をお祈りいたします。






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最終更新日  2011.08.10 10:47:17
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