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8月6日は広島に原爆が落とされた日。
そして今日は長崎に投下された。
8月6日に、町の平和を祈るイベントで映画会があった。
「父と暮らせば」という映画です。
戦争を扱った邦画では
私の中ではジブリの「火垂るの墓」が
辛く悲しく、びーびー泣ける良作NO1だったのだけど
「父と暮らせば」は同じくらい良い作品だった。
原爆投下3年後。
生き残った娘(宮沢りえ)は見かけは明るく過ごしていたけれど
心の中は自分だけ生き残ったことに罪悪感を持ち
気になる男性にも前向きになれない。
そんな中、原爆で亡くなった父(原田芳雄)の幽霊が
娘を励ましに現われる・・・
お父さん幽霊がめちゃ明るくて面白くていい味を出すんです。
娘とのやりとりもお笑いみたいなノリで。
だからこそなお、ときどきストーリーに挟み込まれる
現実にあった出来事の恐ろしさが
辛く心に影を落とす。
残された者も苦しく、亡くなった者の無念さも計り知れない・・・
この恐ろしい出来事は語り継がれなくてはいけない。
この映画は、まったくおしつけがましさなく
戦争の空虚さを教えてくれる。
オススメです!
追記
先月亡くなられた原田芳雄さん。
実は独身時代、仕事でお会いしたことがあった。
ある映画の単行本をつくる際、
原田さんへの取材に立ち会ったのだけど
とても真面目で礼儀正しく
ウィットにとんだ受け答えもできる方だった。
この映画での演技も素晴らしかった。
原田さんのご冥福をお祈りいたします。
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