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いやあ青葉薫る5月になりました。ゴールデンウイーク真っ只中の方も多いでしょうね。 さてマーケットでは昔から 5月は長年にわたって、油断のならない月だった。それは私たちが「5~6月の被災期間」と呼んでいたものの一部だった。S&P500は5月に、1965~1984年の20年のうち15年で下げた。 ダウ平均とS&P500にとって、5月は最悪の6か月の始まりだ。だから、「5月に売って、相場から離れなさい」と言われるのだ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P184) とされています。投資家にとっては1年で最も「極悪な季節の始まり」という事ですね。(滝汗) そのため、この「投資家にとって不利な季節」である5月から8月までは、自分はフルインベストメントはいつも通り貫くものの、極力ポートフォリオを資産バリュー・収益バリュー側に寄せて、大きなダメージを避けるように、手堅く保守的に戦うようにいつも心がけています。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
May 1, 2024
いやあ今年2024年ですが、早くも4か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 それでは次にファンドマネジャーより今月のまとめを発表させていただきます。 初めまして。Prof.みきまるです。好きな言葉はバーガーキングの店頭で大きな声で「オールヘビー、ハーフカットでお願いします。」と注文をすることです。これから毎月の総括を担当します。よろしくお願い致します。 さて当ファンドの今月の成績ですが、ベンチマークに相変わらず劣後しての着地となりました。ただ指数の推移が軟調だったこともありマイナス幅は3月よりやや減少しTOPIXのしっぽが見えてきています。取り敢えずはTOPIXに追いつけるように引き続き死力を尽くします。 当ファンドでは先月にポートフォリオの大改造を行ったこともあり、今月はあまり大きくは動きませんでした。強いて申し上げますと、コードネーム「ケインとアベル」と言う作戦を現在実行中で、新しい銘柄が2つPF上位に登場してきた位です。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Apr 30, 2024
さて今日は株式投資本オールタイムベスト142位 わが子と考えるオンリーワン投資法(ジョン・モールディン著、パンローリング、2006年) の第4弾です。 今日は、第2章 それほど簡単ではないトレーディングツール から。 投資(トレーディング)の世界では高度な知恵で利益をたたき出す極めてハイレベルな人々の世界でも、グローバルな経済の下に隠れた無数のゴツゴツした岩に追突して息絶えた投資家の死体が散乱している。それはマネーマネジャーや個人投資家がどれほどの知恵や教育を身につけていようと変わりはない。 これは確実に上がると読んだファンダメンタルズによる自信あふれた予測がそうはならなかったことも数え切れない。 はい、これは本当にその通りで投資の世界に「100%確実」なことは一切存在しません。例えば私は数年前にマンションディベロッパーの 3254プレサンスコーポレーション を超主力に立てて戦ったことがありました。 業績は絶好調かつ土地の仕入れも順調で今後数年の力強い成長は確実、指標的には超激安で会社業績予想の精度も最高、信頼できる優良な超小型アクティブファンドへの組み入れもありパクリュー投資的にもOK、財務状態は良好、よく訓練された超オラオラの営業部隊は間違いなく日本最強クラス、そして創業社長の山岸忍氏は伝説の武闘派、と自分では「非の打ち所がない完璧な銘柄」と考えていました。 ところが突然おやびんである山岸社長が業務上横領罪の疑いで大阪地検特捜部に逮捕され、その衝撃で株価が超大暴落したのです。自分は逮捕のニュースの瞬間に「山岸社長自身に経済的なメリットが無いのでそんなことをするはずがない。多分大阪地検の勇み足だ。」と直感的に思いましたし、実際時が流れ冤罪が証明されて、山岸氏は無罪放免となりました。 ただ時はすでにあまりに遅く、山岸社長は冤罪によるプレサンスコーポの株価暴落で70億円を失い、一代で築いた売上高2000億円超の会社を3288オープンハウスグループに身売りせざるを得ませんでした。 そして私自身も、ポートフォリオのリスク管理の観点から持ち株の大部分を手放すことを決断し、数千万単位の損失を出す結果となりました。 山岸社長逮捕のニュースがネットに流れた瞬間の衝撃を自分は一生忘れることはないと思います。見た瞬間から歯の根が合わず、キーボードを叩く手は震え、お目目の焦点も何故か良く合わなくなりました。想定される最大損失額を計算しようとしましたが、込み上げる胃液と全く想定もしていなかった完璧なボディーショットを喰らった精神的衝撃で電卓のボタンを押すだけの力も既になく、何度もトイレに駆け込みました。 100%確実はない、それがマーケット唯一の真実 なんですね。(続く)
Apr 29, 2024
※今日の日記もブレインストーミングのための私的なメモです。特に推敲せず思い付いたままをラフに書き殴っているものなのでご了承ください。※ さて今日も具体的にPF上位で戦うことになる主力株候補をいつもどうやって探しているのかを自分の頭の整理のために思い付く限り書いていきます。3. 前回の1と近い位置にはあるのですが、自分のポートフォリオを様々な角度から眺め、舐め回すように調べ倒して、その結果として新しく抽出されてきた銘柄を主力に据えるパターンが多いです。 私のポートフォリオには本日現在で795銘柄(ちなみに時価総額最下位は2829サマンサタバサでその評価額はなんと6000円!)が生息しており、その内の97~98%は優待株です。それはつまりポート全体がほぼほぼまるまる「巨大な優待株いけす」ということになります。これからの数年単位で見て「結果として大勝ちできる優待株」であれば、そのほとんどは自分の優待株いけす内で既に飼っているはずです。何故なら「少しでもポテンシャルの高そうな優待株」であれば、見つけたその瞬間に無条件で口をガボッと開けて「優待ミニマム」分を買うように自分を調教しているからです。 つまり、「未来の主力株候補」は元々自らの手の内にある訳です。問題は極彩色に輝く魚を巨大な魚群の中からどうやって見つけるか?。 実は一番多いのは、当ブログの人気シリーズでもある 「ポートフォリオ含み損ランキング」 を書いていて、その上位にひょっこりと登場してきた子達の中から偶然に発見されることです。 私は自らが発明した概念である 「優待バリュー株」 一筋で20年以上を戦って来た投資家であり、膨大な負け戦の数々からリアルの戦場でしか得られない貴重で稀少な経験を手に入れてきたわけであり、それはつまり「優待株でのありとあらゆる負けパターン」に既に遭遇してきているわけです。 なので、そのエントリーのタイミングをとんでもなく大きく外すということはあんまりはないのです。自分の買値から大きく下がっている銘柄と言うのは、自分が単に何かを間違っていたという場合ももちろんあるのですが、それと同時に「マーケットから過小評価されている銘柄の一覧表」になっているという側面があるのです。 ただこのやり方は見方を変えると 「ただのナンピン戦略」 にもなってしまうわけで、本当にその銘柄で勝負するべきかは「買い増ししながら同時に猛勉強」をして、「戦いながら毎日自問する」ようにしています。損失が膨らんできた場合には随時適切な損切りをして「負けながら、自分の心と体に生じている痛みを実感しながら」戦うようにしていますし、そして、「あれ、やっぱり違うな。」と感じた場合は迅速に撤退するようにもしています。 ちょっと長くなりましたので、また気が向いたらいつか書きます。(続く???)
Apr 28, 2024
さて今日は通常の2021~24ポートフォリオ概況シリーズです。 396位 5819 カナレ電気 (東S、非優待) ○ PF396位は、放送ケーブル主体の電線中堅で音響ケーブルでは最大手のカナレ電気です。私はオーディオ好きなので個人的にも以前から大変お世話になっています。大好きな銘柄ですね。♬ ちなみにカナレ電気のハイクオリティーな製品群は日本のあちこちで使われています。 空港 サーキット場 中継現場 現在の株価は1664円、時価総額117億円、PBR0.66、自己資本比率は90.0%の有利子負債0で超鉄壁、今期予想PER11.34、配当利回り3.4%(56円)で優待はありません。以前は下記の様な素敵なデザインのクオカードが頂けたのですが今は廃止となりました。 私はカナレ電気の優待廃止があった時に非常に残念に思いましたが、同時に趣味のオーディオを通じて素晴らしい会社であることを認識していたので、そのままホールドという決断を下しました。今の時代、優待廃止で感情的になってその都度発作的に売却していたら、命がいくつあっても足りないですしね。 後、なんとなくですが「優待廃止+X年」の将来的にMBOがありそうな気がしたという事もありました。どうなるでしょうね?(笑)
Apr 27, 2024
※今日の日記はブレインストーミングのための私的なメモです。特に推敲せず思い付いたままをラフに書き殴っているものなのでご了承ください。※ さて私は「優待株いけすシステム」を通じてより戦闘力の高い銘柄を抽出し、その総合力順にランキングして資金を割り振って戦い、毎年TOPIXを上回る成績を出すことを目標としています。 そのためには当たり前の事ですが、数年単位で見てTOPIXを上回るパフォーマンスを上げる子がポートフォリオ上位に多数いることが必要です。目的を達成するために私は毎日マーケットでキョロキョロキョロキョロしながらお宝探しに励んでいます。 ただそれは目をギンギンにして探すというよりは、尊敬する投資精神科医アリ・キエフ博士が表現した、「獲物を見つけるまで市場でブラブラ歩き続ければよい。」 という感じで肩の力を抜いてリラックスしてやっています。 それでは具体的に、PF上位で戦うことになる主力株候補をどうやって探しているのかを自分の頭の整理のために思い付く限り書いていきます。1. 一番はやっぱり日々のルーティーンである、主力株概況シリーズとポートフォリオ概況シリーズの下書きを書いていく中で、「おっ、この銘柄良いやんけ。もっとポート上位で戦えるな。」となって、その最新の総合戦闘力に応じた所まで買い増ししてランキングを上げる、その結果準主力や更には主力にまで昇進するというパターンです。これがダントツで多いですし、むしろその目的のためにこのブログを書いているという言い方もできます。 この方法には沢山利点があるのですが、その一番は「打率が高く大きなミスをしにくい。」ことです。自分の保有銘柄外からポイっと新規株を持ってくるやり方は必要な手順を踏んでいないので、失敗することが多いんですね。2. 次に多いのは、他の投資家の方のツイッターやブログを巡回していて「おっ、この銘柄良いやんけ。」となるパターンです。所謂パクリュー投資ですね。ただ自分はバリュー投資家なので、モメンタム系の投資家の方を参考にすることはほとんどなくて、やっぱり発想法とか着眼点が似ている古参のバリュー投資家の方からのインスパイア系が多いです。 後このやり方の派生パターンで実は非常に要注意なことがあって、それは四季報オンラインやかぶたんプレミアムで検索できる「個人投資家大株主」で検索して出てきた銘柄の打率が実はかなり低いことです。彼らの多くは資産が数十億~数百億なわけですが、経験上モメンタム系の方が多く、「名前が出た時にはすでに売っているか、もしくは売り始めている」事も良くあって、「完全な後追い&自発的爆弾処理班」になってしまうことが多々あるのです。(汗) ちょっと長くなりましたので、続きはまた気が向いたらいつか書きます。(続く???)
Apr 26, 2024
※この記事は個人的なメモ書きです。あまり推敲せず、自らのブレインストーミングのために一気に殴り書きしているだけなので読み飛ばしていただいて結構です。※ さて自分はこのブログを運営するすることを通じて投資家として成長することを目指しています。そして一番大切なことは、「とにかくアウトプットを多くする。」だと思っています。何故かというと、人間は「出すために入れなければいけない。」ので、オラオラで記事を高速でアップし続ければ必然的にそのための材料を得るために勉強量を増やさなければならないからです。なので逆説的に言うと、「ブログを書けば書くほど加速度的に勉強できる」という「正の好循環」があるわけですね。 その中で根幹を成すのは何と言っても「ポートフォリオ概況シリーズ」です。今書いているのは「シーズン4」で2021年に開始しました。2026年度中に終わることを必達目標としています。それを逆算すると、今年2024年末までに500位に到達する必要があります。そうすると、1か月に14本位は出さないといけないので、つまり「記事の2本に1本はPF概況シリーズ」というイメージになります。 次に当ブログで一番人気の「主力株概況シリーズ」ですが、今年中には新シリーズとなる「2024~26年編」をスタートする予定です。そして上記の2021~26PF概況シリーズの終わりと同時に、2024~30PF概況シリーズとして「シーズン5」にそのまま移行するというイメージです。 さてこの「主力株概況シリーズ」ですが、自分の中では「3~5年の中長期視点で見て良い銘柄」を選び抜くようにしています。但し「言うは易し、横山やすし」で実際には至難と言うかほとんど不可能な状況です。それが何故かというと、企業自身にも1年先の業績がどうなるかなんてわからない状況下で、数年後に良い銘柄を事前に見つけることなど誰にも出来ないことだからです。 なので現実的な運用としては、「毎日毎日PF上位銘柄を穴が開くほどに見つめて監視しながら、少しでも総合戦闘力が高い銘柄が上の順位にくるように絶え間ないアップデートを繰り返す」感じです。F1チームがシーズン中も常により速く走れるようにマシンに細かい修正を加え続けているのと同じですね。「やらないと相対的に遅くなってしまう」、「停滞は後退を意味する」ということです。 後、一部の方から熱狂的な支持を頂いている「株式投資本オールタイムベストシリーズ」ですが、最近はちょっとお休みしていますが、これはPF概況シリーズの方を優先して出している為です。「書評の記事は腐らない」ので貯めておいても特に問題はないからです。ストック記事も沢山ありますし、また新規でもボチボチと書いているので、そのうち気が向いたらいきなり多めに出し始めるかもしれないです。 そんなところかな。
Apr 8, 2024
いやあ桜舞い散る素敵な季節、4月になりましたね。今日から新しい生活をスタートさせる方も多いのではないでしょうか? 私もここまではイマイチな戦いが続いていますが、心機一転頑張りたいと思います。 さてマーケットでは昔から 4月は平均して1年で最高の月だが、問題の兆しがないか用心する必要がある。過去63年の統計によると、4月に利食いをして守りの体勢に移ることが賢明だったと分かる。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P181) とされています。「利食いの、そして別れの季節」でもあるということですね。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Apr 1, 2024
いやあ今年2024年ですが、早くも3か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 次に今月の成績ですが、ベンチマークとなるTOPIXに相変わらずかなり劣後しての着地となりました。ただTOPIXとの差は2月よりは減少しています。また今月は後半になって中小型の優待バリュー株にもようやく資金が入ってくるようになっており、自分としては久々に明るい兆しを感じています。 今月は先月に続いてポートフォリオの大改造を行いました。PF上位陣に元々ややディフェンシブな視点で「置きに行っていた」銘柄群が多かったので、それらに思い切って大ナタを振るいました。 具体的には3405クラレ、8218コメリ、8281ゼビオHD、8282ケーズHD、8591オリックスあたりですね。そしてその代わりに、より小型で成長力がある銘柄群へ意識的に入れ替えました。具体的には7228デイトナとかですね。全体として「かなり攻撃的」なオラオラの布陣としています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Mar 29, 2024
現在全国の書店で好評発売中の日経マネー2024年5月号。 さて毎回見どころ日経マネーですが、私の連載「株式投資のレジェンドに学ぶ必勝テク」がついに最終回を迎えました。 今回の連載では、バリュー投資とモメンタム投資のレジェンドを合わせて10人紹介し、それぞれの著作のエッセンスを紹介し、彼らが今の日本株市場で現役で戦うとしたらどんな銘柄を選ぶだろうか?と思いを巡らせ、そして読みやすくするためにたくさんのギャグを散りばめて展開してきました。 自分としては持てる能力の全てを出し尽くした、完全燃焼の全20回でした。編集部の方からも「非常に人気が高かった。」と伺っていますし、個人投資家代表として天下の日経マネーで連載を持つという重責を何とか果たせたのかな?と今はかなりホッとしています。 ご愛読いただいた皆様、そしてこのような貴重な機会を与えて下さった日経マネー編集部の皆様、本当に有難う御座いました。
Mar 18, 2024
さて今日は、2022~24主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP120銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位 71~80位 81~90位 91~100位101~110位111位 7231 トピー工業 トピー工業を保有し続ければ私のお家はいつの日か「お花だらけのフラワーハウス」になるはずですが、果たして???112位 5982 マルゼン マルゼンはしっかりと利益を上げ続けていますし、外食産業の人手不足感がどんどんと強まる中で中期的には更に成長できそうなのもいいと思っています。113位 6222 島精機製作所 「究極の逆張り投資」となっていますが、どうなることやら。。。114位 8368 百五銀行 「優待地銀株バルクプロジェクト」上位構成員の1人ですね。115位 8522 名古屋銀行 第二地銀のリーダー格ですね。116位 9201 日本航空 JALは優待族的には超鉄板銘柄ですし、買い戻せて良かったです。117位 1904 大成温調 日本を代表する「優待クオトラップ」銘柄ですね。(汗)118位 2737 トーメンデバイス 今期のトーメンデバイスは特別要因で利益水準が低いですが、いぶし銀の実力派であることに変わりはありませんね。119位 4690 日本パレットプール いわゆる「物流2024年問題」で大きな恩恵を受けられそうな銘柄の1つですね。120位 8388 阿波銀行 阿波銀行は、自己資本比率が高めかつ保有有価証券の含み益が多くその割に地銀界では相対的にPBRが低いので、総合的に見て非常に魅力的な銘柄と思いますね。 以上、2022~24ポートフォリオTOP120銘柄のまとめ でした。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Mar 17, 2024
1930年代から40年以上も成功し続けた前世紀の大投資家 ジェラルド・M・ローブ は 自分の損失を監視して損切りできる人は、、、長い目で見ると一番成功する。これこそ、ほかの全ての投資原則を凌駕する方針なのである。 という名言を放ちました。私は常に心の真ん中にローブのこの言葉を抱きながら投資家としての毎日を戦っています。 具体的には、ポートフォリオ内に自分の投資家としての器量を超えるような損失を出しそうな子がいないかをチェックし、大きな癌細胞に成長しそうなものは「早めに予防的に外科的に切除」 することを徹底しています。具体的には毎日PFを含み損順に並べ、穴の開くほどに凝視して精査しています。 ただ、「100%常に正しい投資家」など世界中のどこにもいませんし、私は皆様ご存知の通りの 優待ヘッドギアに守られた、常時おむつ着用の永遠の3歳児投資家 なので、未だに多くの間違いを繰り返しながら生傷だらけの日々を過ごしています。 、、、、さて前置きはこのくらいにして、「当ブログ有数の人気コンテンツ」に成長した ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ の2か月振りの最新版の発表です。 それでは早速、私の「過ちの一覧表」ともいえる2024年3月15日現在の最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ていきましょう。 これからランキング内で目についたところを自分用のメモ書きとして思い付くままにざっくばらんにコメントしていきます。尚、以下の内容はすべて「今後自分がより良い投資家になるための、個人的な反省と内省」のためのものであり、一切誰にも投げていません。(上記データはSBI証券より引用) 保有全783銘柄中の含み損ランキング1位は『古本市場』を路面店軸に展開している 7610テイツー が初戴冠しました。ここは「優待リユース株バルクプロジェクト」の一環で勢いよく参戦したのですが、その後の株価推移は私の期待したものではなく非常に低調なパフォーマンスとなっています。 と言うか、最近はリユース銘柄は全体として株価推移が軟調です。マーケットには「不思議な先見性」があるので、これは数か月から1年くらい先にはリユース市場が急速に冷え込むと市場が予見しているということになります。 ただ例えば 3093トレファク の2月既存店売上高は対前年比で107.5%ですし、 3181買取王国 も同じく108.9%ですし、現時点ではリユース各社に「明らかな失速」の兆候は見てとれません。なので、「自分が間違っていた。」ことがはっきりするまではリユース株バルクプロジェクトは継続していく予定です。 2位には、「技術力は最高&業績推移は最低」な 6222島精機 がランクインしました。ここは世界のユニクロが「ホールガーメント横編機」で3Dニットを販売するくらいに力がある銘柄ですが、主要市場である中国の景気の落ち込みが深刻で業績回復の見込みが立たない非常に厳しい状況です。 と言うか、「これまで中国で稼いできた」銘柄は島精機だけでなく全体にどこも厳しいですね。自分も考え方をアップデートし、 2792ハニーズ のように「脱中国」で業績を回復させた銘柄群にもっと資金をシフトすべきかもしれないです。 うーん、気になるところはこのくらいかな? 今は市場環境もいいのでポートフォリオ全体の含み損が非常に少なくなっています。経験上ここまで良い状態は長くは続かないことが多いですが、今回はどうなるかな?
Mar 15, 2024
さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。119位 4690 日本パレットプール (東S、非優待株) ◎◎~◎◎◎ PF時価総額119位は、関西発祥で輸送用パレットや機器レンタル大手の日本パレットプールです。(上記データは日本パレットプールホームページより引用) 現在の株価は2402円、時価総額41億円、PBR0.63、自己資本比率は56.2%、今期予想PER5.77、配当利回り1.7%(40円)で、優待はありません。 日本パレットプールはいわゆる「物流2024年問題」で大きな恩恵を受けられそうな銘柄の1つです。それは荷役をパレット化することによって積込時間と取卸時間を節約でき、それによってドライバーの走行時間を増やすことができるからです。(上記データは会社HPより引用) ちなみにこのパレットとは、「輸送、荷役、保管するため、荷物を単位数量にまとめて載せる台のこと。 フォークリフト作業の前提となるもので、コンテナとともにユニットロードシステム(物流を合理化するために単品をまとめる)に欠かせない物流資材」のことです。 現時点の日本パレットプールは「目に見えて」業績が良くなっているわけではないですが、2024年度(猶予期間は2024年3月31日で終了)が来月4月にいよいよスタートするので、実際に始まれば物流業界からの駆け込み需要が発生して数字が追い付いてくるのではないか?と期待して私は少し多めに買いました。 実際、下記データを見ても分かる通りパレットレンタル市場は2022年の505億円から、2025年には590億円、2028年には680億円と、今後着実な成長が予想されています。(上記データはマーケティングデータバンクHPより引用) ところで日本のパレットの流通総数は約5~6億枚といわれており、そのうちレンタルパレットのシェアは僅か5%程度と言われています。でもヨーロッパではレンタルパレットの普及率は90%に達しています。これは1200ミリ×800ミリ×144ミリのサイズがユーロパレットと呼ばれる基準規格となっていて普及が進んでいるからです。 翻ってここ日本で普及が進まないのは、規格の乱立で標準化が遅れている為です。ただ現在 国が先導する形 で1100ミリ×1100ミリの「11型」を基準規格とする取り組みが始まっており、これがうまくいくとパレットレンタルサービスの国内市場は大きく飛躍する可能性があると個人的には考えています。 それが何故かというと、パレットを標準化できると荷物を出発地から到着地まで同じパレットに載せたまま輸送・保管する「一貫パレチゼーション」が可能となるからです。 ちなみにパレットレンタル業界は売上1位が日本パレットレンタル(非上場)、2位が7065ユーピーアール、3位がここ日本パレットプールなのですが、1位のJPRは非上場なので買えない、2位のUPRは株式市場からの評価が既にやや高い(PBR1.29×PER13.28=17.13)ということで、私はここに白羽の矢を立てました。 パレットプールの 「グレアムミックス係数」 はPBR0.63×PER5.77=3.64と非常に低いですからね。我々バリュー投資家にとっての「始祖の巨人」である ベンジャミン・グレアム 先生の教えを忠実になぞっての「王道の投資」を目指した、ということです。 次になぜ日本パレットプールがこんなに安いのか?の理由ですが、1番は時価総額が50億円以下と極端に低いので流動性の問題から機関投資家が手出しできない「小粒納豆ちゃん」であること、2番目に会社側に積極的なIR姿勢や株主還元姿勢が全くない「ゼロゼロワンダフル状態」であること、の2つであると個人的には考えています。 日本パレットプールは指標的にも非常に割安ですし、上で述べたように時価総額が50億円以下と極めて小さいマイクロキャップ・超小型株なのもいいですし、日本でのパレットの標準化が進めばもしかすると今後大きな成長が期待できるかもしれませんし、非優待株であるという欠点を余裕で打ち返すだけの力のある、抜群に良い銘柄であると考えています。
Mar 10, 2024
もう遠い昔のことですが、学生時代にサーフィン🏄をしていました。「サーファーってカッコいいな。」とずっと思っていたので、その憧れを実行に移したのです。 ただ残念ながら自分は全く上達しませんでした。ちょっと不器用で平衡感覚が悪いのでサーフボードをうまくコントロール出来ない、控えめかつ常におふざけ気味の性格が災いして人より先に波を取ることが出来ない、金欠だったので性能のいいボードが買えないなどがあったのですが、最大の問題は全くそんな些細なことではありませんでした。 自分にはもっと根源的かつ致命的な問題がありました。 高い波がとにかく怖かった🌊🌊🌊 のです。「これはチャンスだ。!」と言う様なビッグウェーブが来ると、本能的な恐怖反応が前面に出てしまって身が竦(すく)んでしまうのです。 なので、いつまで経っても大きな波は掴めないし、勇気を振り絞って挑んだとしても先に他の上手なサーファーに取られてしまう、ということの繰り返しでした。 海が混んでいる日だと、ボードにまたがってぷかぷかと浮いて日向ぼっこをしているだけになってしまうこともあり、「あぁ、自分はなんて駄目な奴なんだ。サーフィンに必要な才能がほんの1ミリもないんだな。」と情けなさを噛み締める毎日でした。 結局、その後の環境の変化もあってサーフィンは完全に諦めました。でも自分が高い波への恐怖心を克服できなかった意気地無しで臆病な人間であることを思い知らされ、その後の人生でもその屈辱感を何度も何度も反芻(はんすう)して思い出していました。 、、、時が流れ、本屋で立ち読みしていたマネー雑誌で世の中には株主優待と言うものがあり、株を買ったら吉野家の金券が貰えてタダで牛丼を好きなだけ貪り食えるという事を知った私は、「そんな夢のようなおいしい話があったのか。!」と欲をパンパンに膨らまし、鼻の穴を270度ペロペロ全開にして株式投資の世界に飛び込みました。 少しでも多くのお金が欲しいと思ってあっという間に持っている全財産のほとんど(大体97~99%)を常に株式市場に突っ込むというジプシー生活に突入しました。元々100万円台後半くらいしか全財産がなかったのにそんな無謀なことをしたので、市場が軟調になるとあっという間にヒットポイントはすり減るわ、手持ちの財布の中身がほとんどなくなるわで毎日大変でした。 そんな激アツな日々をしばらく過ごしているうちに、私は以下の様に感じるようになりました。 あっ、ワイは多分株に向いている。市場が激下げして大波に襲われてそれに飲まれても、そういうピンチも何故か心のどこかで楽しむことが出来ている。サーフィンの時にはどうしようもなく怖かったことが今はそういうものだと受け入れてリラックスして心地よく過ごせている。 株式市場はどこまでも孤高に自らの力と責任だけで戦える。勝っても負けても100%自分の責任だけで、特定の誰かに迷惑をかけたり傷つけたりしないのが最高にいい。ここにはほかの世界ではなかなか得られない「真の、本当の自由」がある。とても厳しいところだけど同時に凄く居心地が良くて母親の胎内みたいに落ち着くところだな。 そしてハタと気付きました。 サーフィンの大波はどうしようもなく無性に怖かったけど、マーケットの大波には何の躊躇もなく頭から飛び込んで挑むことが出来ている。リスクを自然に受け入れて、例え海の底に沈んでもそれを100%心の底から純粋に楽しめている。これがどうしようもないワイに与えられていた不思議な才能・天賦の才だったんだ。 、、、そこから20年以上の月日が経過しました。私は今でも当時と変わらず全財産の98~99%を株式市場に注ぎ込み、変わらない情熱を持って毎日戦い続けています。サーフィンでの挫折があったからこそ、それとの比較で自分が才能のある分野に気付けたのだと思いますし、海で情けなさと惨めさを噛み締めながらボケーっとお地蔵さんをしていたことにも大きな意味があったんだな、と当時を懐かしく思い出しています。
Mar 9, 2024
今年のここまでの投資パフォーマンスは対TOPIXで圧倒的に劣後していて自分でもあまりの酷さにちょっと笑いが込み上げてくるくらいの状況です。実際、ポートフォリオチェックをしながら独りで声を出して笑っていました。本当に心の底から愉快だったからです。 それが何故かというと、この2か月間株式投資に対する熱量や情熱が衰えたとか、マーケットタイミングを計って現金化比率を上げたとか、そういう「あぁ、それはやったらあかんやつやね。」は一切なく、いつも通り全身全霊を賭けた全力投球&持っている総資産の99%をダイレクトにマーケットに注ぎ込んで戦うという基本姿勢に全く変わりはなかったからです。 つまり、私は自らが持つ能力は全部出しきって市場に挑み、それでもなおこの成績だったということです。「力を出し切ったという感覚はしっかりとあり、その上でのこの結果なので、実に清々しい気持ちがしてそれで笑えてきた。」のです。 また同時に、「あぁ、これが今の自分の能力値の限界なんだな。最悪のパフォーマンスを通してその境界と足りないところがはっきりと見えた。黒と白の境目が確認できた。20年以上もこの世界にいるのに未だ足りない所が沢山あることに気付けた。」ことに喜びを感じて笑みがこぼれたのです。 今年の相場ではっきりと分かった自分の欠点はシクリカルバリュー銘柄とモーモー(more momentum)銘柄 をポートフォリオに適切に組み込んで戦うことがとても苦手であるということでした。ただこれは以前からのものではあり、今年の2か月の相場環境によってその弱点が増幅されて焙り出てしまった、という感じです。「こういう相場だとこんな地獄みたいな投資成績がほんとに出るんだ。」としょんぼりしながら目の前の現実を見つめています。 さてそれでは次に私に残された10月でどうするか? なのですが、自分としてはシクリカルやモーモーを手掛ける、欠点を矯正するやり方ではなく、元々の得意分野に更に特化し高めていく、長所を伸ばす「ワクワク大作戦」を取ることにしました。 具体的には、優待、バリュー、クオリティ、小型などのこれまでも良好なパフォーマンスを出してきた、お金を稼げて来たファクターを数多く備えた銘柄に限りなく特化する形で、ポートフォリオを再編成しました。 一例を挙げると、2輪車部品・用品の企画、卸売りを手がける 7228デイトナ なんかを大きく買い増しして主力化しました。ここが持っている長所は時価総額が小さい小型株、低PER、好財務、高総合利回りあたりですが、加点方式で採点していって「主力でいけるな。」と判断したという事です。それ以外にもポートフォリオTOP10にフレッシュな優待バリュー株を大量に新しく迎え入れました。 今年の相場は2極化しており、指標的に非常に割安でかつ成長力を兼ね備えたバリュー&クオリティ銘柄であっても、株主への還元姿勢が乏しい、時価総額が小さい中小型株、東証スタンダートや地方市場に所属しているなどの特徴を持つ銘柄群は、上がっていないどころか逆に換金のために叩き売られているところがたくさんあります。 自分は欠点だらけ全身傷だらけの穴ぼこぼっこぼこ投資家であり、市場のはぐれ野良犬でチャレンジャーであるという現実をしっかりと受け止めて、これからも毎日戦っていきます。
Mar 2, 2024
いやあ、何だかあっという間に2024年も3月に突入しましたね。 さてマーケットでは昔から 嵐の3月相場に入ると、株価は月初めに押し上げられて、月末に打ちのめされる傾向がある。ローマ神話の軍神マルスにちなんで名づけられた3月は、しばしば強気と弱気が闘う場となる。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P176) とされています。「油断大敵の一か月」ということですね。 ま、いずれにせよ、引き続き集中して毎日戦って行きます。それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Mar 1, 2024
いやあ今年2024年ですが、早くも2か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 次に今月の総評ですが、ベンチマークとなるTOPIXにかなり劣後しての着地となりました。TOPIXとの差は1月よりも更に拡大しており非常に厳しい状況です。 パフォーマンスが優れなかった理由ははっきりしていて、ポートフォリオ最上位の一角に株価推移がメタメタの子が鎮座していて、それがもんの凄く足を引っ張ってくれたからです。 原因はとてもはっきりとしているのですが、中期的に考えるとPFをごちゃごちゃ動かさない方がいいような気がしていて、それで一番大きなところには現時点では手を付けていません。 ただ同時にPF上位に「もうほとんど仕上がってるな。」と感じる子達がたくさんおり、それらは売却してよりフレッシュで伸びしろの大きそうな銘柄に入れ替えました。でも新しく上位にやってきた子たちも軒並み時価総額が300億円以下の超小型株であり、今の大型優位の相場ですぐに上昇しそうな感じは1ミリもありません。なので私の苦戦は必然的にまだまだ続きそうです。(滝汗) ま、いずれにせよ、今年の相場はまだ始まったばかりですし、市場を広く見渡し知恵を絞って戦っていきます。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Feb 29, 2024
いやあ、早いもので今年も2月に突入しましたね。 さてマーケットでは昔から 短く寒い2月はウォール街では忘れられたも同然で、ほとんど痕跡を残さない。2月は最高の6か月のなかでは弱く、そのときどきのトレンドに従いやすい。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P174) とされています。どうなるでしょうね? ま、いずれにせよ、引き続き丁寧に集中して戦って行きます。それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Feb 1, 2024
いやあ今年2024年ですが、早くも1か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 次に今月の総評ですが、ベンチマークとなるTOPIXにやや劣後してのスタートとなりました。私は毎年「1月だけは絶対に良い成績を上げたい。」と強く思っているのですが、残念ながらイマイチな結果に終わりました。(汗) パフォーマンスが優れなかった理由ははっきりしていて、自分の今のポートフォリオは最上位に時価総額がミニミニの超小型・小型の銘柄が多く、大型株優位の今月の相場に乗れなかったからです。 ちなみに私が「1月だけはどうしても勝ちたい。」理由は、 1月バロメーター というものがあるからです。 これは、投資家であればだれでも「一家に一冊」、富山の置き薬のように必ず常備しておくべき、国宝級の超名著 アノマリー投資(ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年) の中で、提唱されている有名な指標です。ちょっと引用してみましょう。 素晴らしい1月バロメーター 1月バロメーターは 1972年にイェール・ハーシュが考案した指標 だ。1950年以降に大きく誤ったのは7回だけで、 精度は88.7% だった。 この指標は、 年間の相場は1月のS&P500の動きに似る という格言に従っている。 1年の動きは1月の動きに似る ー 騰落率順で見たS&P500の1月のパフォーマンス そして、自分の個人的な感覚としても、この 「1月バロメーター」は絶対にある と思っています。そして私はそれを前提とし更に一歩進めて、「1月だけは何があっても絶対に好成績を出したい。」という所まで精神的には既に進化(・・? しています。 経験上、1月の成績が良かった年は大体そのまま年間成績がいいし、逆に1月の成績が悪いと年中ひーひー苦しんだ挙句最後も酷い ということが多いからです。(笑) 、、、という事は、今年2024年はとても大切な1月がこのように苦しい着地だったので、これはなかなかにタフな1年が想定されます。😥😥😥 その一方、TOPIXの絶対値(年初来+7.8%)で見れば今年の日本株市場は非常に幸先の良いパキパキスタートをキメたと言って良いと思いますし、私もその恩恵に預かれるように引き続き頑張りたいです。 ま、いずれにせよ、今年の相場も始まりました。何があっても生き抜けるように、そして絶対に退場しないように頑張ります。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jan 31, 2024
さて今日は、2022~24主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP110銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位 71~80位 81~90位 91~100位101位 9310 日本トランスシティ 倉庫業界は全般的に見て業績が好調かつマイルドながら成長力があるので、この業界への資金投入を拡大したかったこともありここを買い増ししました。102位 1928 積水ハウス 「売れっ子建築家がガチで怖がる」高い殺傷力の持ち主ですね。103位 8029 ルックホールディングス ここは指標的に安いですし、総合利回りもまずまず出ていますし、優待パワーがめちゃんこ強くなりましたし、更には近い将来の大幅増配も(もしかしたら)期待できるという「✨キラキラ成分✨多め」の状況ですね。104位 2730 エディオン こういう分かりやすい銘柄が新NISAで人気化しそうな気がしますね。 105位 4362 日本精化 好財務&手堅い業績推移&独自性のある魅力的な優待内容と、しっかりとした3本柱が揃った銘柄ですね。106位 7163 住信SBIネット銀行 「地銀株の未来を占う上で、躍進を続けるネット銀行を保有して学ぶことには大きな意義があるだろう。」と考えてここを少し多めに買いました。107位 8158 ソーダニッカ 総合的に考えてPF上位に足る銘柄と思いますね。108位 4538 扶桑薬品工業 東証プライム市場生き残り基準がギリギリでかつ残留希望の所は面白いですね。109位 8346 東邦銀行 東邦銀行は指標的にもまずまず安いですし、優待内容も抜群ですね。110位 9948 アークス 「北海道・東北の輝く一番星☆」ですね。 以上、2022~24ポートフォリオTOP110銘柄のまとめ でした。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 28, 2024
1930年代から40年以上も成功し続けた前世紀の大投資家 ジェラルド・M・ローブ は 自分の損失を監視して損切りできる人は、、、長い目で見ると一番成功する。これこそ、ほかの全ての投資原則を凌駕する方針なのである。 という鮮烈な名言を放ちました。 そして私は常に心の真ん中にローブの言葉を抱きながら投資家としての毎日を戦っています。 具体的には、ポートフォリオ内に自分の投資家としての器量を超えるような損失を出しそうな子がいないかをチェックし、大きな癌細胞に成長しそうなものは「早めに予防的に外科的に切除」 することを徹底しています。具体的には毎日PFを含み損順に並べ、穴の開くほどに凝視して精査しています。 ただ、「100%常に正しい投資家」など世界中のどこにもいませんし、私は皆様ご存知の通りの 優待ヘッドギアに守られた、常時おむつ着用の永遠の3歳児投資家 なので、未だに多くの間違いを繰り返しながら生傷だらけの日々を過ごしています。 、、、、さて前置きはこのくらいにして、「当ブログ有数の人気コンテンツ」に成長した ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ の5か月振りの最新版の発表です。 ちなみにこのシリーズは2020年にレギュラー化されたのですが、どの記事もアクセス数が多く更に時間が経ってもそれがあんまり落ちないという傾向があります。「なんでかなあ。」と考えたのですが、多分、人が損をしている話って、純粋にエンターテインメントとして滅法面白いからではないか?と現時点では思っています。(汗) それでは早速、私の「過ちの一覧表」ともいえる2024年1月24日現在の「ブリザード吹き荒れる寒々しい」最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ていきましょう。 ランキング内で目についたところを自分用のメモ書きとして思い付くままにざっくばらんにコメントしていきます。尚、以下の内容はすべて「今後自分がより良い投資家になるための、個人的な反省と内省」のためのものであり、一切誰にも投げていません。(上記データはSBI証券より引用) 保有全785銘柄中の含み損ランキング1位には岐阜県西部地盤の地銀である 8361大垣共立銀行 が輝きました。以前はこのランキングに地銀株が沢山入賞していたものの最近は株価上昇によりほとんど姿を消しています。そんな中で大垣共立は株価の戻りが悪くトップで登場することになりました。ここが「相対的に弱い地銀」であることを反映しているものと思いますが、ま、優待MAXの500株を保有していくのには大きな問題は無いかな?と現時点では思っています。 2位には『古本市場』を路面店軸に展開している 7610テイツー が初登場しました。ここは「優待リユース株バルクプロジェクト」の一環で勢いよく参戦したのですが、その後の株価推移は私の期待したものではなく低調なパフォーマンスとなっています。ただ業績自体はそれほど悪くはなく、自分としてはこのままホールド継続の予定です。 6位には防塵・防毒マスク2大メーカーの1つで防衛省向けを独占供給している 7963興研 が入りました。ここはずっと優待MAXとなる5000株を保有していたのですが、ずっと含み損状態で精神的に大きな負荷がかかっていたことと、昨年末に新しい銘柄に資金を集中させて買っていた時にお金が足りなくなったので1000株を残して見切り売りしました。ナシーム・ニコラス・タレブ の言う 「反脆さ」 を体現したような銘柄なので、余力があればそのまま持っておきたかったのですが、ま、仕方ないです。 気になるところはこのくらいかな? 今は市場環境もいいのでポートフォリオ全体の含み損が非常に少なくなっています。経験上ここまで良い状態は長くは続かないことが多いですが、今回はどうなるかな?
Jan 24, 2024
さて今日は久々に2022~24主力株概況シリーズです。106位 7163 住信SBIネット銀行(東S、非優待株) ◎ PF時価総額106位は、ネット銀行大手でAI活用した住宅ローン融資に強みを持つ住信SBIネット銀行です。今回上位に初登場となりました。 現在の株価は1539円、時価総額2321億円、PBR1.68、自己資本比率は1.4%、今期予想PER9.92、配当利回り1.0%(15.5円)で、優待はありません。 さて私は現在「優待地銀株バルクプロジェクト」を楽しく実行中なのですが、同時に「ま、将来的に地銀が完全に無くなることはないだろうけど、それでも実際の銀行の店舗に行くことって自分もどんどん減っているし、将来的にはネット銀行のシェアはもっと大きくなるだろうな。ほとんどのことはネットで済んじゃうし。」とも漠然と思っていました。 そして「地銀株の未来を占う上で、躍進を続けるネット銀行を保有して学ぶことには大きな意義があるだろう。」と考えてここを少し多めに買いました。それ以外にもやや重複しますが2つの理由があります。1. 成長力を加味すると今の株価位置は安いと感じた。2. 「SBI」と言う名前にはどうしても「政商北尾様」の影がちらつく。様々な「見えないリスク」がありそうで投資家としてはどうしても身構えるし「SBIディスカウント」されがちになる。その「北尾逆プレミアム」に魅力を覚えた。 今後、ここを保有しながらネット銀行の未来について学んでいく予定です。
Jan 10, 2024
さて私は現在日経マネーで、「株式投資のレジェンドに学ぶ必勝テク」という連載をさせて頂いているのですが、今日朝からずっと集中してやって、たった今その最終回の準備が終わりました。 この連載では、第1部でバリュー投資のレジェンド達を紹介しました。 そして現在の第2部ではモメンタム投資のレジェンドについて書いているのですが、その最終回の準備が完了したという事です。 今回の連載では、読者の方々にとってより読みやすくかつ面白くなるように、「もしも各レジェンドが今の日本株市場で選ぶとしたらこんな銘柄なんじゃないか?」というものを毎回1銘柄ずつプレゼンしてきたのですが、当然銘柄がダブってはいけないので、こうやってチェックをしてきました。(笑) 紙面上で最終回を迎えるのは、実際にはまだ数か月先となります。引き続き最後まで当連載をよろしくお願い致します。
Jan 8, 2024
2024年の相場が始まりました。大発会の今日は私の主戦場である小型の優待バリュー株に株価が好調な所が多く幸先の良いスタートとなりました。 ところで昨年2023年の私は非常に苦戦したわけですが、その原因はポートフォリオ上位で戦った2681ゲオHD、6623愛知電機、7533緑十字あたりの銘柄群が、業績はまずまず堅調な一方で株価が「トータルで見ると1年間ほぼヨコヨコ」で推移して大きく足を引っ張ったことにありました。 ただ 株式市場というのは「平均回帰の原則」というリターンリバーサル的な重力が強力に作用するところ であり、「去年の勝者が今年の敗残兵、去年のA級戦犯が今年のVIP」ということも良くあるので、これらの去年不発だった銘柄群のリベンジにも期待しています。 ま、いずれにせよ、株式市場には 「1月バロメーター」 という最強アノマリーもありますし、今月は1年間で一等頑張りたいと思っています。実際 去年は1月のパフォーマンスがTOPIXの+4.4%に対して自分が+0.9%と大きく劣後し、そのままずっと地獄のラリーが年中続いてしまった というトラウマがあるのでなおさらです。 2024年はどんな1年になるかな。
Jan 4, 2024
皆様、2024年明けましておめでとう御座います。 さて早速今年の抱負ですが、 1. 「いつも笑顔で、全財産をにこにこフルインベストメント」を原則とする。決して「悪魔のささやき」であるマーケット・タイミング戦略 を取らない。過去200年の期間で見てあらゆる金融商品の中で株が最も長期リターンが良いことはデータから明白なので、その「最も有利な所」にシンプルに全財産を賭け続ける。(上記データは「株式投資の未来 ジェレミー・シーゲル著、日経BP、2005年」より引用) また「失われた30年」が続き、1990年を起点とすると世界でダントツの低パフォーマンスに喘ぎ、既に誰にも注目されなくなっているローカル日本市場ではあるが、過去115年間(1900~2015年)の超長期での「1か月物Tビルと比較した年平均プレミアム」で見ると6.2%であり、世界平均の4.2%、アメリカの5.5%を上回っている。 マーケットは「平均回帰の原則」が強く働くところであることを考慮すると、過去30年間があまりにもとんでもなく酷過ぎた分、ここからの数十年の日本株市場の長期パフォーマンスは世界平均を大きく上回る可能性があると個人的には考えている。 何が言いたいかと言うと、「長期ポテンシャル抜群」&「長年戦い続けてきて裏路地の隅々まで知り抜いている」ここ日本株市場で、今年2024年も全身全霊を賭けて戦う。(上記データは、「ファクター投資入門 アンドリュー・L・バーキン+ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2018年」より引用) 2. 1年間例えどんな事があろうとも、株式市場から絶対に退場せずに生き抜く。そして「常に上機嫌で、朗らかに楽しく」毎日を過ごす。株式投資は「世界最大のグレートゲーム」であり、それに参加できることへの感謝の気持ちを持ち続ける。 3. 「優待株いけす」から選び抜いた総合戦闘力の高い精鋭銘柄に資金を集中し、ベンチマーク(TOPIX)を上回る成績を上げることに注力する。 自分には投資でワクワクドキドキ感を味わいたい、スリルとサスペンスを楽しみたいという無意識の欲求があり、それでリスク・リワード比の劣るギャンブル的な銘柄で勝負してしまうという悪癖が以前からある。またそれによって平均するとこれまで毎年3~4%のパフォーマンスを失っている。 なので、「野菜畑を育てる農夫」の様な気持ちで、リスク・リワード比の優れた、地味だけど魅力的な銘柄に限りなく特化して堅実に戦う。投資に過剰な楽しみを求めない。普通にやっているだけでも十分に面白いんだし、自分は「お金を稼ぐためにマーケットにいる。」ことをしっかりと意識し続ける。 具体的には数多くの優待銘柄でポートフォリオの防御力・総合利回りを限りなく高めつつ、強い確信の持てる上位銘柄には迅速&大量に資金を投入する「カウンター狙いの投資」に徹底する。 毎年少なくとも2回か3回は絶好の投資チャンスが訪れる。例えば昨年2023年だったら 7932ニッピ や 9401TBS に、「ボールが止まって見える。お金が目の前に落ちている。」と感じる瞬間があった。それを決して逃さない。絶好球は強打する。 イメージとしては、モンゴルの大草原の草むらに体を低くして隠れ獲物を捕らえるチャンスを粘り強く待つマヌルネコの様に「極限まで重心を低くして」集中して戦う。 (撮影 みきまる 名古屋東山動物園) 4. 投資戦略としては、現在の自分の根幹手法である バリュー → モメンタム戦略 を貫き、少しでも良好なパフォーマンスを目指す。「メンタル中世」を合言葉に、「勝つことにどこまでも貪欲」に戦い続ける。 5.優待銘柄への感謝の気持ちを忘れず、戴いた優待は様々な手段を駆使して100%使い切る。 といったところです。 尚ここで、自らの利便性のために、昨年2023年末のベンチマークとなる各指数を貼っておきます。今年も絶対に、各指数を確実に一人ずつ順番に○ってやります。(上記データはSBI証券より引用) 今年はどのような優待バリュー株との出会いがあるのか、どの銘柄を新たに主力として戦うことになるのか、今から本当に楽しみです。何があろうとも、自分が生きている限りは最後まで死力を尽くして頑張ります。それでは皆様、今年2024年も1年間何卒よろしくお願い申し上げます。 みきまる拝。
Jan 1, 2024
いやあ2023年が終わりました。月日の流れは本当に早いですね。「もう少し、あとちょっとだけでもこのまま戦っていたかった。」と言うのが本音で、無我夢中で取り組んでいる内にあっという間に年末のゴールに転がり込んでしまいました。(汗) さて今年2023年は年初に、以下のように自分に対して誓っていました。「自分にはリスク・リワード比の劣ったギャンブル性の高い銘柄をポートフォリオ上位に据えて戦ってしまう悪い癖がある。投資はスリルやサスペンスを味わうためにやるのではなく、命の次に大切なお金を増やすためにひたむきにやるものだ。平凡で地味だけどリスク・リワード比が優れた銘柄を厳選してポートフォリオを組み上げ、丁寧に手堅く戦って、確実にベンチマークのTOPIXを上回る成績を出すことだけに集中しよう。」 1年間が終わってみると、目標通り大振りをせずに堅実に戦い抜けたと思います。自分はおっちょこちょいな性格なので細かいミスは例年通りかなりたくさんありましたが、それでも致命的な大きなミスをしなかったことは良かったと思います。 最終的な成績はかなりというか圧倒的に物足りなかったですし、当然もっともっと良いパフォーマンスを望んでいましたが、結果は自分にはコントロールできないものなので仕方が無いです。これが今の自分の実力ということです。来年2024年にこの無念の思いを晴らしたいです。 来年も、自分なりの規律をしっかりと守って戦いたいと思っています。
Dec 31, 2023
年末年始は本当に色々なことをしていました。遊ぶ日には「1日で4日分」くらいの密度の時もありました。その合間で様々な投資家の年間パフォーマンスをチラチラ見たりもしていました。 そして資産が一桁後半とか二桁に達しているベテランの方々の中に、「あぁ、もう鉄火場での戦いを辞めちゃったのかな。実質的に降りちゃったんかな。」と感じる機会が複数ありました。 「今でも実力十分と思うし、守りに入るのはあまりにも早すぎるよ。もっと一緒に墓場でダンスを続けようよ。」と思う方がたくさんいるのですが、直接言うわけにもいかないのでここでこそっと書いておきます。 ちなみに自分自身は依然として「炎」がギラギラと燃え盛っています。「こんなところで終わるわけにはいかない。何があっても今掲げている目標は奪取する。」そう決意しています。
Dec 28, 2023
いやあ、早いもので今年も街が華やぐ12月になりましたね。 さてマーケットでは昔から12月は「期待を裏切らない月」とされています。そしてそれは、1950年以降で、12月はダウ平均の上昇率で2位、S&P500では1位、また小型株でも1位、ナスダックでは2位という統計データにも表れています。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年) 今年も素敵な「ウインターラリー」の快走が続く1か月になるといいですね。 ♪ ま、いずれにせよ、今月も丁寧に集中して戦って行きます。泣いても笑っても残りは1か月。それでは皆様、2023年も最後までよろしくお願い致します。
Dec 1, 2023
さて2023年11月が終わりました。という事は、なんとこれで1年のほとんどが終わりました。月日が流れるのは本当に早いですね。 さて今月も迫りくる2024シーズンを見据え、主力株の選定に血眼を上げる1か月でした。現状の最上位銘柄群の納得度は経年劣化による下がりがあって7割くらいで、自分としては「全然アイデアが足りない。アルファを狙うにはとにかくフレッシュな銘柄が要る。皆と同じ銘柄を皆とは全く違う視点と角度から見て新しい子を探さなくてはならない。」と決意して本当にたくさんの銘柄を見続ける1か月でした。 自分の伝統的な武器としては、バリュー、サイズ、逆張りが「3種の神器」なので、引き続きそこを深堀りしていきました。 その結果、何という事でしょう、「日本株市場最大の爆薬庫」とも称される 6425ユニバーサルエンターテインメント が再び目に留まりました。フィリピンカジノの絶好調とその規模(総工費4000億円弱)を考えると、時価総額が1000億円台半ばというのは非常に安く見えたのです。 「いかんいかん、ユニバちゃんだけは本当にいけない。あまりにも火薬量が多過ぎる。ここはお化け屋敷みたいなもので角を曲がると何が飛び出してくるか分からない。」と必死に大人買いしたい気持ちをこらえました。 そして多少のお漏らしはしてしまったものの、ユニバの代わりにもう少し理性的でクールな選択肢をいくつかピックアップして準主力に据えました。でも完璧なラインナップにはまだまだ程遠いですね。(汗)それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Nov 30, 2023
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP100銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位 71~80位 81~90位 91位 9418 USEN-NEXT HOLDINGS 指標的にはかなり高いですが、事業内容も成長力も優待も、その全てが魅力的で✨キラキラ✨に輝いている素敵な優待グロース株ですね。92位 3050 DCMホールディングス M&Aによりホームセンター業界TOPに躍り出ました。今の株価位置は安いと個人的には思いますね。93位 9842 アークランズ 旧アークランズサービスの優待を引き継ぎ、一気に「メジャー優待株」の仲間入りをしました。バリュー投資家視点では◎、優待族視点では◎◎◎評価となります。新NISAで人気化しそうな気がするけど、果たしてどうなるかな???94位 8473 SBIホールディングス 北尾社長の「獰猛すぎる生命力」を高く評価して買い増しし、2年連続での上位登場となりました。95位 5902 ホッカンホールディングス 自分は「缶詰優待株」が超大好物で、それでホッカンHDの総合戦闘力を過大評価してしまいました。缶詰パワーに幻惑されてちょっと目が曇ってしまっていたんですね。反省しています。96位 2685 アダストリア どのお店も非常に戦闘力が高くて素晴らしいと思いますし、チャンスがあればポートフォリオ最上位の一角で戦いたいとこの数年ずっと感じてもいます。 97位 8098 稲畑産業 、、、いやあ、日本株は本当に先進国の中では突出して安いと思いますね。98位 7925 前澤化成工業 低PBR、好財務、まずまずの総合利回りの3拍子が揃った、力のあるヘルシーな銘柄ですね。99位 9202 ANAホールディングス 最愛の優待株の1つであるANAを再びポートフォリオ上位で迎え入れられたことを嬉しく思っています。100位 2702 日本マクドナルドホールディングス 優待パワーは最強です。まさに日本を代表する優待株ですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP100銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 26, 2023
投資初心者のサリーちゃんが久しぶりに株を買うためにお家にやってきました。今回は50万円を入金しての新たなる戦いです。ちなみにサリーちゃんについて未読の方は、第1弾 第2弾 第3弾 第4弾 第5弾 第6弾 と順番にご覧下さい。 まずは2023年11月19日現在のポートフォリオは以下の通り。↓みきまる(以下み)「お久しぶりです。その後いかがでしたか?」サリーちゃん(以下サ)「2193クックパッドが凄く気になります。株価が下がって損してるのが悔しいから、優待で元を取ろうと思ってめっちゃクックパッドのサイトを見ています。」み「あぁ、その反応はいいですね。損失は利益の2.5倍のダメージがあるというのが相場心理学の教えです。今の感覚を覚えておいてください。これがポートフォリオの含み損が投資家の心に与えるダメージです。癌細胞のように、遅効性の毒のようにゆっくりと確実に精神を蝕んでいきます。だからこそ損は切らなくてはならないのです。」み「ただクックパッドはポートフォリオ全体に占める割合が小さく、かつ損失額も1万円ちょっとと少額です。優待もありますしこれはとりあえずそのままホールドでも問題はないのではないでしょうか?」サ「後、8285三谷産業は売りたいです。マイナスなのが気になるし、優待の陶磁器製品も(貰ってみたら)大して欲しいものでもなかったので。」み「なるほど。三谷産業は優待改悪(以前は100株保有で1500円相当の陶磁器製品が貰えたがその後廃止され、優待を貰うには300株以上の保有が必要となった。)がありましたし、元々前々回の時に余った買い付け余力を「埋める」感じで買った銘柄でもあるので、それであればもう売りましょう。私の個人的な感覚では300株まで買い増しするのも十分にありかなと思いますが、結局「愛」を感じられない子はなかなかご機嫌でホールドしていけないし、それなら売却で良いと思います。」サ「はい、じゃあ明日売ります。でも株を売るのは初めてなんですが、一体どうしたらいいですか?」み「売るときですが、基本的には成行で売りましょう。特に負け戦の敗戦処理の時には意地汚く指値をして小銭を節約しようなどとは思わない方がいいです。かえって傷を深くすることがあります。負けた時はそれを認めて潔く去りましょう。」み「さてそれでは次に現在の保有銘柄をざっと見ていきましょう。9401TBSはサリーちゃんの買値からするとかなり「仕上がっている」感じはしますが、依然として低PBRですし資産リッチな会社ですし、ホールドで問題ないかな?と自分は思います。」み「8119三栄コーポレーションは業績がようやく回復傾向ですし、優待パワーも強いですし、これも全然ホールドで良いと思います。」み「2792ハニーズは相変わらずとても良い銘柄であり続けていると思います。ちなみに参考情報ですが、自分は少し前に大きく買い増ししました。これはホールドで行きましょう。」み「2730エディオンは総合利回りが出ていますし、これも問題ないでしょう。」み「9990サックスバーHDは100株優待改悪があり、優待価値が下がってしまったのは痛かったですね。ただコロナ禍を通じて不採算店舗の閉鎖や店舗の大型化、更にはPB商品の拡充などの施策が奏功して以前よりも強靭な会社になってきているという印象があります。なので、自分はホールドでいいかなと感じます。」み「9324安田倉庫は、元々保守的に「置きに行った」銘柄です。ただ最近の倉庫関連銘柄は2024年問題と関係しているのか全体に株価が好調です。元々指標的に安い銘柄でもありますし、これも特にこの株価位置で売る理由はないように思います。」サ「はい、じゃあそうします。」み「それでは次に新規入金した50万円で何を買うかという問題に移りましょう。」(続く)
Nov 20, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。311位 6627 テラプローブ (東S、非優待株) ○ PF時価総額311位は、メモリー、システムLSIのテスト工程等受託のテラプローブです。 現在の株価は5390円、時価総額500億円、PBR1.53、自己資本比率は42.7%、今期予想PER14.64、配当利回り1.0%(54円)で、優待はありません。 ただ以前は100株保有で1000円相当のクオカードを頂くことが出来ました。 テラプローブの優待制度は2022年2月10日に廃止されたのですが、業績改善に伴っての初配の発表が同時にありました。そのため自分は、「優待廃止は残念だけど、ま、テラプローブはポテンシャルがありそうだし、このまま持っておこう。」と判断したのでした。 、、、時が流れてテラプローブの業績はさらに改善し、優待廃止時と較べると株価は3倍以上に急騰しました。「やっぱり、優待廃止の身代わりに増配や自社株買いなどのポジティブなお知らせがくっついている場合はそのままホールドしてた方が結果が良いことが多いなあ。」と最近は考えを新たにしています。
Nov 14, 2023
いやあ11月になりました。アノマリー的には最高の季節の始まりですね。 さてマーケットでは昔から 11月は、1年で最高の数か月の到来を告げる。 11月は機関投資家の第4四半期の資金が市場に入ってきて、最高の3か月の初めとなるので、最もパフォーマンスが良い月のひとつに位置づけられる。 (出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P150) と言われています。また、 11月、12月、1月は最も良い3か月だ。株価が着実に上昇する可能性が高いだけでなく、上昇自体もほかの月に比べて圧倒的に大きくなることがある。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P149) こともあり、11月と言うのは、 「1年で最高の3か月」の始まりを告げる、祝砲轟く(とどろく)素敵な1か月 となります。 ということで、私は11月が大好きです。株が上がることが多いだけでなく、まだ気候も良くて過ごしやすいですし、ご飯も美味しい季節ですから猶更ですね。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Nov 1, 2023
さて2023年10月が終わりました。という事は、なんとこれで1年の6分の5が終わりました。月日が流れるのは本当に早いですね。 さて今月は次の2024シーズンを見据え、主力株の選定に血眼を上げる1か月でした。現状の最上位銘柄群の納得度は8割くらいで、自分としては「何かが足りない。アルファを狙うにはとにかくフレッシュな銘柄が要る。皆と同じ銘柄を皆とは全く違う視点と角度から見て新しい子を探さなくてはならない。」と決意して本当にたくさんの銘柄を見続ける1か月でした。 自分の伝統的な武器としては、バリュー、サイズ、逆張りが「3種の神器」なので、低PER&PBRランキング、低時価総額ランキングの上位1000銘柄を虱潰しに探し直し、更に年初来安値更新ランキングも徹底的にチェックしました。 その結果、何と驚くことに新しく主力で戦えそうな子が1人も見つかりませんでした。! 良さそうな子は既にすべて自分のポートフォリオ上位に鎮座していたのです。 なので次に作戦を変えて自分のポートフォリオの上位銘柄を1つずつ改めて絨毯爆撃で精査していきました。その中からは元々主力の一角だった2792ハニーズHD、更には準主力だった7932ニッピが「買い増しできる」と判断されてそれぞれ大きく順位を上げて最上位のM1(主力)クラスとなりました。 またM2(準主力)クラスから株価下落で1つ下に転落しそうだった9990サックスバーHDも買い増ししました。ここは自分の中で元々評価が高い銘柄でPFのTOP20にはどうしても入れておきたかったのです。またその下のM3ランクには9842アークランズや超小型の優待株がいくつか新しく登場してくることとなりました。 ただ依然としてM1クラスの「駒が足りない」状況が続いており、来月も引き続き全精力を傾けて新しい銘柄をリクルートし続ける予定です。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Oct 31, 2023
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP90銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位71~80位81位 3397 トリドールホールディングス トリドールHDは指標的な割安さは皆無ですが、優待内容は極めて強力です。優待券をもらった時・そして優待券を使って実際におうどんを食べたときの脳内麻薬の大量放出のされ方にはマックに匹敵するものがあります。所謂 C株(優待がバリュー株) ですね。82位 5184 ニチリン ニチリンは万年不人気セクターの「自動車部品関連株」であるために、指標的には割安水準です。ま、自分としては今の株価位置であれば、のんびりと楽しくホールドしていくだけですね。83位 7167 めぶきフィナンシャルグループ 指標的にも割安ですし、優待内容も抜群ですし、ポートフォリオ上位で戦うに足る極めて魅力的な銘柄であると評価しています。84位 5900 ダイケン 「ダイケンはディープバリューだし、優待MAX5000株は余裕でホールドできるな。」と思っています。 85位 7989 立川ブラインド工業 立川ブラインド工業は「まるで何かに目覚めたかの如く」急激に株主還元姿勢を強めてきており、それを評価して買い増ししたために、久方ぶりに大きく順位を上げてきました。86位 7264 ムロコーポレーション 指標的に十分に安く、財務状態は鉄壁で、優待内容も最高という、3拍子揃った良い銘柄ですね。87位 7614 オーエムツーネットワーク ここは、「食肉小売業」として見てもまずまず安いですが、「外食優待株」として捉えると破格に安いと思いますね。88位 8544 京葉銀行 ここは底値からは上昇しましたが、相変わらず指標的には割安です。私の「優待地銀株バルクプロジェクト」もまだまだ続きそうですね。89位 8366 滋賀銀行 自己資本比率と保有有価証券の含み益が地銀トップクラス で、かつその割に地銀界では相対的にPBRが低いので、総合的に見て非常に魅力的な銘柄と思いますね。90位 3943 大石産業 包装資材メーカーには良い優待バリュー株が多いですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP90銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Oct 7, 2023
いやあ、突然に市場の急落が来ました。今年は良好な相場環境が続いていたので、投資家心理的には不意を突かれた感じですね。 さて市場では年に数回は必ずこういった暴落局面がある訳ですが、私はいつも以下のことを強く心掛けています。それは、 1. パニック売りをしない。 2. 絶対にナンピン買いをしない。 3. とにかく感情的な取引をしない。 の 「暴落時の3原則」 です。 これは過去の自分の苦い経験から、この3つをしなければパフォーマンスを大きく落とすことはないということが分かっているからです。逆に言うと、精神的に動揺してしまってこの3つを守れないと、年間成績に甚大なダメージを与えることもあります。 とてもシンプルな原則ですので、是非皆様も頭の片隅に留めて置いて頂けたらなあ、と思います。。。 それにしても、私はもう株式市場に20年以上もいるのですが、こう言った時には毎回精神状態が揺さぶられますし、持ち株が暴落しているのを見れば原始的な生存本能が「危ないぞ、今すぐにすべてを放り投げて逃げ出せ!」と絶え間なくシグナルを送ってきます。 投資家と言うのは、そういう人間と言う生き物の本能や自らの心の中の状態を良く良く理解し同時にモニタリングしながら、「幽体離脱したもう1人の自分」に迫りくる恐怖を客観した上でクールで理知的な判断をさせなくてはなりません。 投資家稼業というのは「肉体的には楽でも、精神的には途轍もない重労働」なのです。こういう暴落時にそれが良く分かります。本当に過酷なビジネスなんですね。
Oct 4, 2023
いやあ10月になりましたね。今月は「ハロウィン月間」でもあるので、いつも以上にポートフォリオ上位に「イタズラ銘柄」をたくさん散りばめて、より楽しくご機嫌に戦って行こうと考えています。(笑) ところでマーケットでは昔から 相場では10月は希望の星となり、しばしば弱気相場に終止符を打つので、今は 1年のうちで株を買うのに最もふさわしい月のひとつ になっている。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P145) と言われています。これが何故かというと、 11月、12月、1月は最も良い3か月だ。株価が着実に上昇する可能性が高いだけでなく、上昇自体もほかの月に比べて圧倒的に大きくなることがある。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P149) からです。 最高の季節の到来を告げる素敵な1か月 ということですね。♪ 、、、ということで、私は10月が大好きです。株が上がることが多いだけでなく、気候もいいですし、ご飯も美味しい季節ですから猶更ですね。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Oct 2, 2023
さて私は以前から友人のポートフォリオ作成のお手伝いをボランティアでしてるのですが、自分はコテコテのアクティブ投資家なので、自分に相談されたら当然みんな自動的に個別株でポートフォリオを組むアクティブ投資をすることになります。美容室に行ったら髪を切られるのと同じ事ですね。 もちろん最初に「インデックス投資と言う、絶対に平均点を取れるやり方もあります。努力したくないとか時間をかけたくないという場合はこちらが正解ですし、実際世の中の90%以上の常識的な方にはそれが最適解となります。そもそも人間の原始的な本能に基づいてマーケットで戦うとほぼ負けます。そういう世界だからです。ただ、自分はやり方さえ間違わなければ長期的にはベンチマークを上回れると確信しています。実際私が見ている方はみんなインデックスに大きく勝っています。ただし全員、奇人か変人かもしくはその両方ですが。なので私に相談するという事はアクティブ投資をするという事になります。それでよろしいですか?」という説明はしています。ただみんなほとんどポカーンと口を開けて聞いているので、ちんぷんかんぷんでたぶん全然分かっていないとは思います。 ちなみにインデックス投資を御所望された場合には、アドバイスは「VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)買え」の4語で終わりです。 私の出番はないですね。 ま、そんな感じでやっているのですが、しばらく前にお手伝いをしたある友人の方が、別の知り合いのインデックス投資家に「 どうしてアクティブ投資なんかしてるの? それは絶対勝てないやり方って統計的に証明されてる んだよ。そんな危険なものを、ましてや人に勧められてやるなんてどうかしてるんじゃないの?」と言われたとのことでとても不安がっていました。 そして私は、「そうだよな。なぜインデックス投資ではなくてアクティブ投資を選ぶのか?ということについては、論理的かつ簡潔にいつでもどこでも誰にでも説明できるようにしておかないといけないな。」と改めて思い、日本海溝よりも深く反省しました。なので、今日の日記でそれを自分用のメモとして書いておきます。 端的に言うと、S&P500やTOPIXに代表される インデックス投資は「高PBR大型株ファンド」への投資 なので、その弱点を突いて バリューファクター やサイズファクター を利用し、更に 日本株個別のチャンスとして優待パワーも使って追加のパフォーマンスを稼げる ので、総合的に見てインデックス投資よりも良好なパフォーマンスを目指せることから、アクティブ投資を選ぶメリットがあると自分は考えています。後、「市場平均に勝つ」ことを目指すのが「ゲームとして抜群に面白い」 のも魅力の1つと思っています。 このくらいかな。?
Sep 30, 2023
さて2023年9月が終わりました。という事は、これで1年の4分の3が終わりました。月日が流れるのは本当に早いですね。 さて今月はポートフォリオ上位で、「これはもう仕上がってるな。」と感じた所を一部売却して、代わりにいくつかの銘柄を買い増ししました。 言える範囲だと、例えば「日本株市場最大の火薬庫」と称されることもある 6425ユニバーサルエンターテインメント を買いました。ここは相変わらず多方面で色々とごたついているのですが、ま、目先のことは別として、視点を遠めに送って数年単位の中期で見ると期待できるかなと思ったのと、良く見たらわりかし実質的に低PBRなので。自分はなんだかんだ言って「株、結局PBR主義」なんです。 これはとても単純な話で、「PBRは愛で、PERは恋」という事です。PBRはとても地味な指標だけれども数値としての連続性があって通常は大きく変動したりはしない、それに対してPERはとても強い指標だけれども、企業業績が変動すると儚く脆く容易に崩れ去ってしまう事があるということです。 なので自分は「恋」の様に移り変わるものではなく、「愛」の様にどっしりと安定したものを拠り所として、なるべく長い時間軸(平均4年程度)を取って遠くを見て戦っていきたい、ということです。 次に今月の成績ですが、対2022年末比で*.*%となりました。今年の一時期は対TOPIXでのパフォーマンスが楽に10%近く下回るという非常事態でしたが、そこからはかなり持ち直してきています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Sep 29, 2023
いやあ秋の気配が近づく9月になりましたね。 さて9月と言うと、市場では「苦月」と評されるくらいで、投資パフォーマンスが優れない時期であることが知られています。 実際、マーケットでは昔から 9月は1年で最悪の月と言われていて、評判はかんばしくない。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P140) と言われています。 ただ、自分の経験では、「実りの秋」に向けてパフォーマンスがじりじりと向上していく「反転の1か月」になることも多く、個人的にはそんなに悪いイメージはないです。ま、いずれにせよ、今月も楽しく頑張ります。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Sep 1, 2023
さて2023年8月が終わりました。という事は、これで1年の3分の2が終わりました。月日が流れるのは本当に早いですね。 さて今月も先月に続いて私が専門としているバリュー株、特に低PBR銘柄群が優位の相場環境だったこともあり、「ほとんど何もしない」のんびりとした1か月を過ごしました。自分の持ち株達が健全な値動きをしている時には特にやることがないです。「そこにモメンタムがある限り、追い風が吹く限り、最後まで乗り続ける。」ことはとても大切ですからね。 今の状況としては、「ポートフォリオ最上位陣は次の2023~24シーズンも今の布陣のままで戦えそうだな。」という印象で、このまま「仲良しどんぐりポートフォリオ」を継続の予定です。 そして空いた時間で、引き続きネットフリックスで「水曜どうでしょう」という大泉洋さんのバラエティ番組を見倒していました。独特の空気感があって抜群に面白いのと、後、自分のトークや文章を磨く参考になるなあと思って見ていました。ただ、残念ながら今月でほとんど全部見終わってしまいました。 なので今は次に何を見るかを模索しています。今のところ、U-NEXTでゴルゴ13のアニメか、もしくはクレイジージャーニーの怖くないやつ(丸山ゴンザレスさんのはドキドキするので見れない)くらいかなあと思っています。 次に今月の成績ですが、対2022年末比で*.*%となりました。今年の一時期は対TOPIXでのパフォーマンスが楽に10%近く下回るという非常事態でしたが、そこからはかなり持ち直してきています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Aug 31, 2023
さて私は、「その時々で最も不人気なセクターの銘柄、可能ならば出来る限り優待付きの子をまとめ買いして、それらの長期的なパフォーマンスを楽しく観察する。」というバルクプロジェクトを投資手法の根幹の1つに据えています。 そして現在ではこのアイデアによる戦いはその概念が広く拡張されて、多くの戦いが同時進行で粛々と続いています。 今日はその1つである、「優待ホームセンター株バルクプロジェクト」の実態を見ておきましょう。HC業界には指標的に割安な銘柄が非常に多いんですね。 この業界の銘柄が安い理由は、1. 既に成熟業界であり全体としての成長性が無い。2. スーパーや家電量販店などの他業種から浸食されやすく、「経済的な堀」が弱い。3. その割に業界内での争いが激しい。 からですが、こういう万年不人気業種に興味のある奇特な投資家の方々はほとんどいないので、私の様な「逆張り系投資家」にとっては逆に居心地がいいという側面があるんですね。 それでは早速2023年8月26日現在の最新のセットリストを見ていきましょう。全体では5100万円程度のサイズとなっています。 時価総額1700~1900万円クラスに 2790ナフコ と 7516コーナン商事 が並び、2TOPの布陣となっています。ちなみにこの2社が選ばれている理由ですが、ナフコは業界大手なのに同業他社に較べて圧倒的に低PBRなのを評価している為、コーナンは既存店月次推移が大体いつも同業他社より良くて業界内での相対戦闘力が高いと考えている為です。 その次には900万円クラスで同じく業界大手の 8218コメリ が登場しています。これは優待MAXまで買っているのでそれでこの順位になっています。その下は完全に団子ですね。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 次に低PBR順で見てみましょう。ナフコが0.3倍台でダントツに低いですが、コメリ、アークランズ、 DCM 、コーナンなどの業界大手も0.6~0.7倍程度にしか評価されておらず、「業界自体が株式市場から見放されている」現状が良く分かりますね。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 次に低PER順で見てみましょう。業界大手はどこもPER8~10倍であり、やはり安値放置されていることが分かります。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) このプロジェクトで大きな利益を上げることは至難かもしれませんが、誰からも期待されていない現状では逆に大きく損を出すことも難しい状態で、これは言わば「午後の紅茶」的な、ポートフォリオ内の「くつろぎ猫カフェ」の様な存在となっています。 尊敬する アリ・キエフ博士 が存命なら 「リスクの取り方が全然足りない。」 と怒られるかもしれませんが、ポートフォリオ最上位エリアでは常に大きなリスクを取って魂を削り削りパンパース完全装着で戦っていることから、本プロジェクトは自分の「投資家としての精神的な安全弁」として働いてくれています。 後、このプロジェクトには「あまり語られることのない、秘かな長所」もいくつかあるので最後にそれを列挙しておきます。 1. ホームセンター業界は決定的に強い企業が無く未だに血で血を洗う中世戦国時代が続いている。ただそんな中でも確実に「資本主義の原理」で淘汰が進み大名の数は減り続けていて、勝ち組であるDCM、コーナン、アークランズなどの業界上位各社は積極的なM&Aを通じて売上高を拡大してきており、実は「隠れ成長力」がある。2. 常に業界内外での激しい競争に晒されているせいか、各社利益を上げることに貪欲で実際にしっかりと稼いでいる。具体的に言うと、プライベートブランド商品比率の上昇や集客力の高いプロ業態店舗の開発などによって、この数年で利益率を高めているところが多い。3. 万年不人気業種であることの裏返しではあるが、前述の通り、PBR・PERなどの伝統的な指標で見て割安である。「業界まるっと全体バリュー」なので、バルクで買って楽しく愛でるのに向いている。 なので、今後も数年単位の時間軸で本プロジェクトを継続し、のんびりゆったりまったり見ていく予定です。 バルクプロジェクトシリーズ 免責事項各バルクプロジェクトシリーズ は、私の投資家としての遊び心から「エンターテインメントとパフォーマンスの両立」を賭けて、また同時に「投資を極限まで楽しむことを通じてより良い投資家になる」ことを目指して全力で取り組んでいるものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Aug 26, 2023
さて株式投資で大きな資産を築くにはいろいろな方法があると思いますが、一番シンプルで再現性が高いのは、「将来大きく上昇することになる銘柄を値上がり前の段階でたんまり仕込み、じっくりまったりゆったり鬼ホールドしていく。」事かと思います。 というか、これは多くの成功した上場企業の創業社長さんが資産家になったやり方そのものでもあります。 それでは具体的にはどのくらいの値上がりをすればその銘柄が自らの資産形成に「効く」ことになるでしょうか? ま、やっぱり10倍=10バガーは理想的には欲しい所です。それが無理でも5倍=5バガーは目指したいですね。 そこで今日は、自分のポートフォリオ内で「過去5倍以上になった銘柄」を抽出して、それらにどのような傾向があるのか、更にはそこから一歩進めて「未来の10バガー候補」を具体的に探ってみたいと思います。 まずは始めに、現在私が保有している765銘柄中で5倍以上になったものの一覧表を見てみましょう。10倍以上が7銘柄、5倍以上が29銘柄となっています。こうしてみると結構ありますね。(上記データはSBI証券より引用) 具体的にその特色を見ていくと、まず目につくのは外食銘柄が多いことです。驚異の15バガーとなった 7550ゼンショーHD を筆頭に、3097物語コーポレーション 、3068WDI と3つも入賞しています。 ただ最近の相場は 「優待付きの外食株」が極めて高く評価される傾向にあり、「一種のバブル」化している感じもある ので、ここから新規で外食株を買って10バガーを目指せるか?と言うと、ちょっと厳しいかなあと自分は思います。と言うか、どの外食株も既にPBRやPERなどのシンプルな指標で見て高いですからね。 次に目につくのは、リユース銘柄が多いことです。10バガー越えに 3093トレジャーファクトリー と 3179シュッピン が登場しているのを筆頭に、 2780コメ兵 も8バガーとなっています。 そしてインフレの進む日本では現在リユース市場が急激な成長を遂げていることから、自分はこの リユース業界から「次の10バガー」が出てくる可能性は結構あるのではないか? と考えています。 具体的には「セカンドストリート」が店舗型首位であるにも関わらず指標的に割安な 2681ゲオホールディングス や、小粒ですが 3181買取王国 、7610テイツー などにそのポテンシャルがあるのではないか?と感じています。 そしてリスト全体を俯瞰して感じるのは、「様々な業種のありふれた銘柄が大きく上昇しているんだな。」という非常に地味な事実です。多くの投資家に持て囃される超絶高PBRの✨キラキラグロース株を手掛けなくても、自分のすぐ近くにあってそのサービスを良く利用している会社からも大化け株は出る んですね。 大人気のビジネスホテルチェーンの「ドーミーイン」を手掛けている9616共立メンテナンス なんかがその典型です。他にホテル関連だと6076アメイズ なんかはもしかすると化けるかもしれないですね。。。 青い鳥は身近にいる という事です。 さて皆様の10バガー候補はどこですか? 良かったら是非私のツイッターのコメント欄で教えてください。(笑)
Aug 24, 2023
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP80銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位71位 4754 トスネット ここの株主構成を見ると、将来的に大株主2位のセコムによる完全子会社化が来ても不思議ではない感じが個人的にはしています。というか、言い方を変えると自分がもしもセコムの社長さんだったら、ここは丸っと頭から食べたいですね。72位 9267 Genky DrugStores 業績が一時期よりも持ち直してきています。福井の荒くれ者の今後に期待ですね。73位 5832 ちゅうぎんフィナンシャルグループ 私のポートフォリオでトップクラスの含み損を誇っている銘柄ですね。(汗)74位 8381 山陰合同銀行 全国的な知名度はありませんが、地元の山陰地方ではスーパーパワーを持つ銘柄ですね。75位 7337 ひろぎんホールディングス 地銀界では「相対的には最上位の一角」に位置する名門企業ですね。76位 9305 ヤマタネ 「日本を代表するS級の資産バリュー株」の1つですね。77位 7581 サイゼリヤ 2017シーズンからワイのポートフォリオ上位でずっとのんびりと長期滞在していらっしゃいますね。78位 7272 ヤマハ発動機 「株は結局、買値がすべて」なんですね。79位 5830 いよぎんホールディングス 自己資本比率と保有有価証券の含み益が地銀トップクラス なのが魅力ですね。80位 3954 昭和パックス いやあ、改めて日本株市場には「目立たないけど実力のある良い銘柄」が多いですね。♪ 以上、2022~23ポートフォリオTOP80銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Aug 19, 2023
さて私のブログは常に彩り豊かにたくさんの写真と共にお届けしているわけですが、その前提として各銘柄毎に必要な写真がビシッとフォルダに仕分けされている必要があります。 ところが自分は日々とにかく忙しいので、この数か月作業をサボっていました。そのせいで未整理の写真が6000枚以上溜まってしまい、これをどうにかしないとそろそろブログ更新に支障が生じる状況になってしまいました。 そのため、昨日から覚悟を決めて写真出しに取り組み始めました。終了するまで最優先でやります。なのでブログの更新は「時間があるときに何日分かまとめて出す。」形になるかもしれません。ご了承ください。
Aug 16, 2023
さて私は兼業投資家として毎日本当に忙しく過ごしているのですが、正直、「アウトプットばかりでインプットが足りない。自分が擦り減って空っからになっていく感覚があってしんどいな。」と思うときもあります。 なので、このお盆休みのような長期のリフレッシュtimeがあると、普段は出来ないインプットをたくさんすることが出来て、「生き返っていく」のを実感できます。 久々にたくさん本も読めましたし、投資家として必要な「街の散策」もたんまりできましたし、良い休暇になりました。 お盆明けは気分も新たにまた頑張ります。
Aug 15, 2023
さて「当ブログ有数の人気コンテンツ」に成長した ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ ですが、今日は2か月振りにその最新版の発表です。 ちなみにこのシリーズは2020年にレギュラー化されたのですが、どの記事もアクセス数が多く更に時間が経ってもそれがあんまり落ちないという傾向があります。「なんでかなあ。」と考えたのですが、多分、人が損をしている話って、純粋にエンターテインメントとして滅法面白いからではないか?と現時点では思っています。(汗) さて前置きが長くなりました。それでは早速、私の「過ちの一覧表」ともいえる2023年8月15日現在の「ブリザード吹き荒れる寒々しい」最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ておきましょう。(上記データはSBI証券より引用) 次にランキング内で目についたところを自分用のメモ書きとして思い付くままにざっくばらんにコメントしていきます。尚、以下の内容はすべて「今後自分がより良い投資家になるための、個人的な反省と内省」のためのものであり、一切誰にも投げていません。 本来であれば人様にはお見せしない、裏の「非公開日記」で書くべき明け透けでフランクな内容 ではあるのですが、このシリーズでは敢えて表ブログで書くこととしています。 その理由は、ブログでガラス張り&衆人環視の下で反省文を提出することが、自分のファンドの状態を客観的に見るために、そしてポートフォリオ最上位群を「より精鋭揃いの総合殺傷力の高い布陣」にするために、極めて有意義で効果的であると考えているからです。それでは始めます。(上記データはSBI証券より引用) まず最初に目につくのが、保有全767銘柄中で含み損ランキング2位で、先日業績不振により「2026年3月末までの株主優待当面見送り」を唐突に発表し株価が絶賛暴落中の 3069JFLAホールディングス です。 ここは元々「破格の優待パワー」で株価が形成されていたわけなので、今回の惨状は仕方ないと思います。ファンダメンタルズが優れない高優待銘柄への投資ではこういうことは良くあります。 自分としては「JFLAの優待はどうしても、何があっても欲しいものだったし、これは被弾は避けられなかったな。」と思う一方で、優待MAXとなる2000株を超えて保有していたのはポジションが過大だったという反省はあります。この手の 優待デンジャラス株(いわゆるD株) は「保有金額を絞ってリスク量をコントロール」するしかないし、それが徹底できていなかったのはとても良くなかったので、今後気を付けます。 3位にはかつて主力の一角で戦った 2193クックパッド がひっそりと登場しています。ここは「ポエム全開」の決算資料を見るたびに堪え切れない怒りが超新星爆発してどんどんとポジションを落としてきたのですが、「ま、既にPF全体への影響はないし10000株くらいは残しとくか。一度は愛した銘柄だし、その最期をしっかりと見届けよう。」と現時点では思っています。 ただ、もしもクックパッドでの負けを認めて損切りをしていなかったら今頃は人生が傾きかねないくらいの天文学的な損失額になっていました。でもこのポートフォリオ含み損ランキングシリーズを定期的に書いているおかげで、自分は客観的にならざるを得ずそれを避けられたと思うので、その点は良かったと思います。 どういうことかと言うと、「クックパッドでの現時点での含み損額は1900万円ですが、ドリーム満開&ポエム全開の素敵な会社ですし、これからもご機嫌でホールドを続けます。♪」という様な能天気な文章を全世界に向けて発信する訳にはいかなかったということです。 つまり、「ホールドなんてあり得ないだろ。もう切るしかないだろ。」という現実を喉元に突き付けられたという事です。投資家は「自らの欲望に負けて狂いやすい生き物」なので、「自らの窮状を言語化し、それを発信する」のは本当に大切なことなんですね。(滝汗) ま、以上を全体としてみると、現時点では私の「ポートフォリオの含み損=がん細胞数」は問題のない、投資家としての精神的&肉体的健全性を損なわない良好なレベルでコントロール出来ていると考えています。以上、「ポートフォリオ含み損ランキング 2023年8月編」でした。。。。P.S. 、、、、この記事を出したという事は、、、、、、????
Aug 13, 2023
自分は投資家として常に「高い目標」を掲げて戦っています。周りの投資家たちを見ていても「自らのセルフイメージ」を超えられている方はほぼいないですし、その意味でも「非現実的」なヴィジョンを掲げて戦い続けることは極めて大切と思っています。今のところの私のそれは「純金融資産100億円」です。(笑) ただそうは言っても「もう立派なおっさんなのに無敵の小学2年生」みたいな夢を語りづづけてもイタイだけなので、同時に「自分にはちょっと無理」くらいの「手に届くか届かないかくらいの少し高めの目標」を別に設定し、そこら中に張り紙をして「自らの潜在意識と目標を無理なく100%同化させる」ようにしています。 そんな「灼熱の中高年な毎日」をご機嫌に過ごしていた私ですが、本日「ここ7年間目標としていたところ」にようやく到達しました。正直大きな達成感はありました。 ただ自分はその数字をグッと見つめ、その瞬間に「次の現実的な目標」を設定し直しました。張り紙も書き直します。これからも少しでも大きな投資家に成り上がれるように死力を尽くしていきます。
Aug 12, 2023
今日の日記は個人的な備忘録です。最近自分は加齢による老化がどんどん進行しており、大切なことは書いておかないとすぐに忘れてしまうので、それでここに書き留めておくものです。 さて昨日の記事で、 9997ベルーナ を100株から1000株まで買い増しした話をしたのですが、これは以前からたまに使っている手法で発掘したものでした。このやり方は「目立たないけど実は良い銘柄」を見つけやすいので、それで自分用にメモしておきます。 具体的には、 自分のポートフォリオを損益率ワーストランキングで並び替えて、上から順番に良い銘柄が隠れていないかを虱潰しに探す というシンプル&アナログなものです。 そのロジックは以下の通りです。1. 自分は「配当+優待の総合利回り」から考えて「うん、1枚なら買える。」と感じた優待株はすぐに優待が貰える最小単元を買って「優待株いけす」に放り込んでいる。2. ワイは優待バリュー株一筋で地獄の日本株市場を20年以上生き抜いてきているわけであり、長年磨き続けてきた経験と直感からすれば、どの銘柄もおおむね「リスクに釣り合ったリターンが期待できる」水準で元々は買っているはずである。3. そのため、買値から大幅に下落した銘柄の中には、「実力以上に売り込まれているお宝株」が紛れ込んで隠れている可能性がある。4. ただし、中には購入後の業績悪化などで「本当にダメダメになっている子」もたくさんいるので、1つ1つ吟味することが必須。 つい先日は、この作業の中から3880大王製紙と9997ベルーナを発掘して、買い増しをしました。 ちなみに2023年8月3日現在の私の保有全766銘柄の「損益率ワーストランキング」は以下の通りとなっています。もしかするとこの中には「次のお宝」が隠れているかもしれません。皆様も是非ご覧になってみてください。(笑)↓
Aug 4, 2023
いやあ、今年も早くも8月になりました。毎日暑くて朦朧としますね。 さてマーケットでは昔から 8月はひどく売り込まれがちなので、この月に株取引をした人は挫折を味わってきた。8月は休暇を取る人が多く、取引所も閑散としているので、この月の災難は長く続くかもしれない。 大統領選挙の翌年には典型的な8月となり、損失をもたらして、ダウ平均のパフォーマンスで最下位の月となる。S&P500、ナスダック、ラッセル1000では下から2番目、ラッセル2000では下から3番目の月だ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P139) と言われています。「8月は全体としてロクでもない、1年で最悪の1か月」ということです。実際、現実問題として良く「地獄のサマーラリー」が来ますからね。(滝汗) 私も以前8月にイタリアに旅行に出かけて、久々に戻る日本で真っ先にうどんを食べようと思ってウキウキした気分で関空に降り立ち、音速ダッシュで飛び込んだうどん屋さんで大惨事に見舞われたことがありました。 ようやく携帯電話(当時はまだスマホが今の様に一般化しておらず、自分は持っていなかった)でチェックしたところ、持ち株が激下げしてポートフォリオが真っ赤っ赤で大崩壊しているのを目の当たりにし、激烈な精神的ショックであんなに楽しみにしていたおうどんが1本も喉を通らず、味が全く分からなかったのです。 ただ逆に言うと、8月は力のない夏枯れ相場が続く関係で「中期的な株の仕込み時」としては非常に良い時期であるともいえます。特に出来高減少で閑散相場となるお盆時期に毎年チャンスが頻繁にある印象です。 また自らの経験上、8月にどこまで安値で良い銘柄を買えるかによって結構年間のパフォーマンスが違ってくることが多いので、そういう意味でも「正念場」の大切な1か月です。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Aug 1, 2023
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