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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。402位 7811 中本パックス (東S、2月優待) ◎ PF402位の中堅銘柄は、グラビア印刷を軸にラミネート、コーティング事業を展開している中本パックスです。 現在の株価は1667円、時価総額149億円、PBR0.85、自己資本比率は43.0%、今期予想PER9.29、配当利回り3.8%(64円)、総合利回り4.4%(64+10=74円)で、優待は年1回、100株保有で1000円相当、200株保有で2000円相当のクオカードです。 さて私は 3954昭和パックス をポートフォリオ上位(M4ランク)でずっと持っているのですが、ある時ふと気になって、「確か堅調だったとは思うんだけど、もう一度ちょっと業績推移を見ておこう。」と思い立ちました。 ところが、証券コードを暗記していなかったのでSBI証券の銘柄検索窓に「パックス」と打ち込んだところ、昭和パックスと並んでこの中本パックスが出てきました。 私は、「そういえば中本パックスもまあまあのバリュー株だったはず。しかも優待付きじゃなかったっけかな? あれ?、そういや、持ってなかった気がするな。」と思って見てみたところ、やっぱり持っていなかったので1すぐに買ったのでした。 いやあ、見逃している優待バリュー株ってたくさんありますね。
May 7, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。401位 4635 東京インキ(東S、3月優待) ◎ PF401位は、インキ中堅の東京インキです。 現在の株価は3380円、時価総額92億円、PBR0.32、自己資本比率は55.2%、今期予想PER8.56、配当利回り3.0%(100円)、総合利回り3.3%(100+10=110円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 ここは超低PBR、低PERで、実に私好みの銘柄です。これからも優待を楽しみに末永くホールドして応援していく予定です。
May 6, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。403位 4461 第一工業製薬 (東P、3月優待) △ PF403位は、凝集剤、合成糊料など工業用薬剤首位で技術力に定評がある第一工業製薬です。 現在の株価は3400円、時価総額363億円、PBR0.94、自己資本比率は37.8%、今期予想PER32.54、配当利回り1.9%(65円)、総合利回り2.2%(65+9=74円、優待品はメルカリ平均価格となる額面の30%で換算)で、優待は100株保有で3000円相当の自社製品などです。 第一工業製薬は指標的な割安感はありませんが、経験上「化学セクター」からは大化けする銘柄が良く出る印象があり、これからも勉強のためにホールド継続の予定です。
May 8, 2024
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さて今日も2021~24PF概況シリーズです。ようやく400位まで到達しました。400位 7538 大水 (東S、3月優待) ○ PF400位は、ニッスイの持分会社で水産物卸売りが主力の大水です。 現在の株価は337円、時価総額46億円、PBR0.51、自己資本比率は32.4%、今期予想PER6.06、配当利回り1.5%(5円)、総合利回り2.4%(5+3=8円)で、優待は1000株保有で3000円相当の自社取扱水産加工品(複数より1点選択)です。 私は過去に様々なアイテムを選択していますが、漬け魚を選ぶことが多いです。大好物なので。 実際の使用例を1つだけ見ておきましょう。焼津ミナミマグロ3点セットです。 漬けまぐろにして食べました。美味しかったです。 大水は指標的にもまずまず安いですし、優待内容も実にいいですし、PF中位としては何の不満もない素敵な銘柄と評価しています。
May 5, 2024
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さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 399位 1867 植木組 (東S、9月優待) ◎ PF399位は、新潟県地盤の中堅建設会社の植木組です。 現在の株価は1734円、時価総額119億円、PBR0.45、自己資本比率は53.2%、今期予想PER9.39、配当利回り3.2%(55円)、総合利回り3.7%(55+10=65円)で、優待は100株保有で500円相当、200株保有で1000円相当、1000株保有で2000円相当のクオカードです。尚、1年以上継続保有の場合は下記の通り増額となります。 植木組は指標的に十分に安いですし、PF中位銘柄としては特に何も言うことはない良い銘柄ですね。
May 4, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。398位 9436 沖縄セルラー (東S、3月優待) ○ PF398位は、KDDI傘下の総合通信会社で沖縄県では携帯シェア5割と圧倒的な沖縄セルラーです。 現在の株価は3395円、時価総額1671億円、PBR1.77、自己資本比率は82.4%、今期予想PER13.66、配当利回り3.2%(110円)、総合利回り4.1%(110+30=140円)で、優待は100株保有で、3000円相当の株主優待カタログギフトなどです。 私は前回はのどぐろの開きを選びました。 まずまずの美味しさ。 沖縄セルラーは指標的な割安感はあまりありませんが、総合利回りはまずまずですし、PF中位としては許容できる銘柄かな?と考えています。
May 3, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。397位 3880 大王製紙 (東P、3月優待) △ PF397位は、業界4位で、『エリエール』ブランドで家庭紙では首位級の大王製紙です。 現在の株価は1133円、時価総額1915億円、PBR0.77、自己資本比率は26.1%、今期予想PER188.83、配当利回り1.4%(16円)、総合利回り2.3%(16+10=26円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当、300株保有で3000円相当の自社商品詰合せ(トイレットペーパー・ティッシュペーパー等)です。私は2023年8月に100株→300株へ買い増ししました。 それでは今日は私が過去に頂いた100株優待品を数年分眺めておきましょう。いずれも、日々の生活にダイレクトに役立つ実践的で質実剛健な内容です。 大王製紙は、まずまず低PBRですし、上記の通り優待内容にも力がありますし、ポートフォリオ中位としては特段の問題のない銘柄であると評価しています。
May 2, 2024
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さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。80位 3954 昭和パックス(東S、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額80位の上位銘柄は、クラフト紙袋首位の昭和パックスです。「優待株いけす」内の激烈な抗争を制して2019シーズンに44位でポートフォリオ上位の一角に初浮上を果たし、今シーズンもその地位を維持して4年連続のPF上位登場となりました。 現在の株価は1675円、時価総額75億円、PBR0.36、自己資本比率は67.5%と良好、今期予想PER9.66、配当利回り2.4%(40円)、総合利回り2.7%(40+4.4=44.4円)で、優待は500株保有で新潟県産コシヒカリ新米5kgです。 優待米が「昭和パックス特製紙袋」で包装されているのが滅茶苦茶カッコいいです。なんだろう、この異常に丈夫で硬質な感じ。日本株市場でも「最高の優待品」の1つだと思いますね。 昭和パックスは指標的にも安いですし、過去25年間一度も赤字がなく利益を積み上げていますし、財務状態がどんどん良くなってきていますし、優待内容も超クールですし、実にいい銘柄と思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) いやあ、改めて日本株市場には「目立たないけど実力のある良い銘柄」が多いですね。♪2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Aug 9, 2023
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いやあ青葉薫る5月になりました。ゴールデンウイーク真っ只中の方も多いでしょうね。 さてマーケットでは昔から 5月は長年にわたって、油断のならない月だった。それは私たちが「5~6月の被災期間」と呼んでいたものの一部だった。S&P500は5月に、1965~1984年の20年のうち15年で下げた。 ダウ平均とS&P500にとって、5月は最悪の6か月の始まりだ。だから、「5月に売って、相場から離れなさい」と言われるのだ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P184) とされています。投資家にとっては1年で最も「極悪な季節の始まり」という事ですね。(滝汗) そのため、この「投資家にとって不利な季節」である5月から8月までは、自分はフルインベストメントはいつも通り貫くものの、極力ポートフォリオを資産バリュー・収益バリュー側に寄せて、大きなダメージを避けるように、手堅く保守的に戦うようにいつも心がけています。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
May 1, 2024
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いやあ今年2024年ですが、早くも4か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 それでは次にファンドマネジャーより今月のまとめを発表させていただきます。 初めまして。Prof.みきまるです。好きな言葉はバーガーキングの店頭で大きな声で「オールヘビー、ハーフカットでお願いします。」と注文をすることです。これから毎月の総括を担当します。よろしくお願い致します。 さて当ファンドの今月の成績ですが、ベンチマークに相変わらず劣後しての着地となりました。ただ指数の推移が軟調だったこともありマイナス幅は3月よりやや減少しTOPIXのしっぽが見えてきています。取り敢えずはTOPIXに追いつけるように引き続き死力を尽くします。 当ファンドでは先月にポートフォリオの大改造を行ったこともあり、今月はあまり大きくは動きませんでした。強いて申し上げますと、コードネーム「ケインとアベル」と言う作戦を現在実行中で、新しい銘柄が2つPF上位に登場してきた位です。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Apr 30, 2024
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さて今日は 2022~24主力株概況シリーズ です。129位 7417 南陽 (東S、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額129位の上位銘柄は、建機、産機の販売が中心の南陽です。 現在の株価は1231円、時価総額163億円、PBR0.67、自己資本比率は62.4%、今期予想PER7.96、配当利回り3.7%(46円)、総合利回り4.5%(46+10=56円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。尚、3年以上継続保有の場合500円増となります。 さて南陽は、 1950年の創業以来70年以上一度も赤字を出したことのない非常に守りの強い会社 です。下記の通りリーマンショックを始めとした多くの経済危機を、鉄壁のディフェンス&黒字で切り抜け続けています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) シクリカル(景気敏感)銘柄ではありますが、同時に高いレベルの「手堅さ」を兼ね備えていると評価しており、現時点では依然としてポートフォリオ上位で戦うに足る十分な総合戦闘力があると考えています。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 25, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト142位 わが子と考えるオンリーワン投資法(ジョン・モールディン著、パンローリング、2006年) の第4弾です。 今日は、第2章 それほど簡単ではないトレーディングツール から。 投資(トレーディング)の世界では高度な知恵で利益をたたき出す極めてハイレベルな人々の世界でも、グローバルな経済の下に隠れた無数のゴツゴツした岩に追突して息絶えた投資家の死体が散乱している。それはマネーマネジャーや個人投資家がどれほどの知恵や教育を身につけていようと変わりはない。 これは確実に上がると読んだファンダメンタルズによる自信あふれた予測がそうはならなかったことも数え切れない。 はい、これは本当にその通りで投資の世界に「100%確実」なことは一切存在しません。例えば私は数年前にマンションディベロッパーの 3254プレサンスコーポレーション を超主力に立てて戦ったことがありました。 業績は絶好調かつ土地の仕入れも順調で今後数年の力強い成長は確実、指標的には超激安で会社業績予想の精度も最高、信頼できる優良な超小型アクティブファンドへの組み入れもありパクリュー投資的にもOK、財務状態は良好、よく訓練された超オラオラの営業部隊は間違いなく日本最強クラス、そして創業社長の山岸忍氏は伝説の武闘派、と自分では「非の打ち所がない完璧な銘柄」と考えていました。 ところが突然おやびんである山岸社長が業務上横領罪の疑いで大阪地検特捜部に逮捕され、その衝撃で株価が超大暴落したのです。自分は逮捕のニュースの瞬間に「山岸社長自身に経済的なメリットが無いのでそんなことをするはずがない。多分大阪地検の勇み足だ。」と直感的に思いましたし、実際時が流れ冤罪が証明されて、山岸氏は無罪放免となりました。 ただ時はすでにあまりに遅く、山岸社長は冤罪によるプレサンスコーポの株価暴落で70億円を失い、一代で築いた売上高2000億円超の会社を3288オープンハウスグループに身売りせざるを得ませんでした。 そして私自身も、ポートフォリオのリスク管理の観点から持ち株の大部分を手放すことを決断し、数千万単位の損失を出す結果となりました。 山岸社長逮捕のニュースがネットに流れた瞬間の衝撃を自分は一生忘れることはないと思います。見た瞬間から歯の根が合わず、キーボードを叩く手は震え、お目目の焦点も何故か良く合わなくなりました。想定される最大損失額を計算しようとしましたが、込み上げる胃液と全く想定もしていなかった完璧なボディーショットを喰らった精神的衝撃で電卓のボタンを押すだけの力も既になく、何度もトイレに駆け込みました。 100%確実はない、それがマーケット唯一の真実 なんですね。(続く)
Apr 29, 2024
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※今日の日記もブレインストーミングのための私的なメモです。特に推敲せず思い付いたままをラフに書き殴っているものなのでご了承ください。※ さて今日も具体的にPF上位で戦うことになる主力株候補をいつもどうやって探しているのかを自分の頭の整理のために思い付く限り書いていきます。3. 前回の1と近い位置にはあるのですが、自分のポートフォリオを様々な角度から眺め、舐め回すように調べ倒して、その結果として新しく抽出されてきた銘柄を主力に据えるパターンが多いです。 私のポートフォリオには本日現在で795銘柄(ちなみに時価総額最下位は2829サマンサタバサでその評価額はなんと6000円!)が生息しており、その内の97~98%は優待株です。それはつまりポート全体がほぼほぼまるまる「巨大な優待株いけす」ということになります。これからの数年単位で見て「結果として大勝ちできる優待株」であれば、そのほとんどは自分の優待株いけす内で既に飼っているはずです。何故なら「少しでもポテンシャルの高そうな優待株」であれば、見つけたその瞬間に無条件で口をガボッと開けて「優待ミニマム」分を買うように自分を調教しているからです。 つまり、「未来の主力株候補」は元々自らの手の内にある訳です。問題は極彩色に輝く魚を巨大な魚群の中からどうやって見つけるか?。 実は一番多いのは、当ブログの人気シリーズでもある 「ポートフォリオ含み損ランキング」 を書いていて、その上位にひょっこりと登場してきた子達の中から偶然に発見されることです。 私は自らが発明した概念である 「優待バリュー株」 一筋で20年以上を戦って来た投資家であり、膨大な負け戦の数々からリアルの戦場でしか得られない貴重で稀少な経験を手に入れてきたわけであり、それはつまり「優待株でのありとあらゆる負けパターン」に既に遭遇してきているわけです。 なので、そのエントリーのタイミングをとんでもなく大きく外すということはあんまりはないのです。自分の買値から大きく下がっている銘柄と言うのは、自分が単に何かを間違っていたという場合ももちろんあるのですが、それと同時に「マーケットから過小評価されている銘柄の一覧表」になっているという側面があるのです。 ただこのやり方は見方を変えると 「ただのナンピン戦略」 にもなってしまうわけで、本当にその銘柄で勝負するべきかは「買い増ししながら同時に猛勉強」をして、「戦いながら毎日自問する」ようにしています。損失が膨らんできた場合には随時適切な損切りをして「負けながら、自分の心と体に生じている痛みを実感しながら」戦うようにしていますし、そして、「あれ、やっぱり違うな。」と感じた場合は迅速に撤退するようにもしています。 ちょっと長くなりましたので、また気が向いたらいつか書きます。(続く???)
Apr 28, 2024
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※今日の日記はブレインストーミングのための私的なメモです。特に推敲せず思い付いたままをラフに書き殴っているものなのでご了承ください。※ さて私は「優待株いけすシステム」を通じてより戦闘力の高い銘柄を抽出し、その総合力順にランキングして資金を割り振って戦い、毎年TOPIXを上回る成績を出すことを目標としています。 そのためには当たり前の事ですが、数年単位で見てTOPIXを上回るパフォーマンスを上げる子がポートフォリオ上位に多数いることが必要です。目的を達成するために私は毎日マーケットでキョロキョロキョロキョロしながらお宝探しに励んでいます。 ただそれは目をギンギンにして探すというよりは、尊敬する投資精神科医アリ・キエフ博士が表現した、「獲物を見つけるまで市場でブラブラ歩き続ければよい。」 という感じで肩の力を抜いてリラックスしてやっています。 それでは具体的に、PF上位で戦うことになる主力株候補をどうやって探しているのかを自分の頭の整理のために思い付く限り書いていきます。1. 一番はやっぱり日々のルーティーンである、主力株概況シリーズとポートフォリオ概況シリーズの下書きを書いていく中で、「おっ、この銘柄良いやんけ。もっとポート上位で戦えるな。」となって、その最新の総合戦闘力に応じた所まで買い増ししてランキングを上げる、その結果準主力や更には主力にまで昇進するというパターンです。これがダントツで多いですし、むしろその目的のためにこのブログを書いているという言い方もできます。 この方法には沢山利点があるのですが、その一番は「打率が高く大きなミスをしにくい。」ことです。自分の保有銘柄外からポイっと新規株を持ってくるやり方は必要な手順を踏んでいないので、失敗することが多いんですね。2. 次に多いのは、他の投資家の方のツイッターやブログを巡回していて「おっ、この銘柄良いやんけ。」となるパターンです。所謂パクリュー投資ですね。ただ自分はバリュー投資家なので、モメンタム系の投資家の方を参考にすることはほとんどなくて、やっぱり発想法とか着眼点が似ている古参のバリュー投資家の方からのインスパイア系が多いです。 後このやり方の派生パターンで実は非常に要注意なことがあって、それは四季報オンラインやかぶたんプレミアムで検索できる「個人投資家大株主」で検索して出てきた銘柄の打率が実はかなり低いことです。彼らの多くは資産が数十億~数百億なわけですが、経験上モメンタム系の方が多く、「名前が出た時にはすでに売っているか、もしくは売り始めている」事も良くあって、「完全な後追い&自発的爆弾処理班」になってしまうことが多々あるのです。(汗) ちょっと長くなりましたので、続きはまた気が向いたらいつか書きます。(続く???)
Apr 26, 2024
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さて今日は通常の2021~24ポートフォリオ概況シリーズです。 396位 5819 カナレ電気 (東S、非優待) ○ PF396位は、放送ケーブル主体の電線中堅で音響ケーブルでは最大手のカナレ電気です。私はオーディオ好きなので個人的にも以前から大変お世話になっています。大好きな銘柄ですね。♬ ちなみにカナレ電気のハイクオリティーな製品群は日本のあちこちで使われています。 空港 サーキット場 中継現場 現在の株価は1664円、時価総額117億円、PBR0.66、自己資本比率は90.0%の有利子負債0で超鉄壁、今期予想PER11.34、配当利回り3.4%(56円)で優待はありません。以前は下記の様な素敵なデザインのクオカードが頂けたのですが今は廃止となりました。 私はカナレ電気の優待廃止があった時に非常に残念に思いましたが、同時に趣味のオーディオを通じて素晴らしい会社であることを認識していたので、そのままホールドという決断を下しました。今の時代、優待廃止で感情的になってその都度発作的に売却していたら、命がいくつあっても足りないですしね。 後、なんとなくですが「優待廃止+X年」の将来的にMBOがありそうな気がしたという事もありました。どうなるでしょうね?(笑)
Apr 27, 2024
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この記事は株式投資とは全く関係がありません。なので読み飛ばしていただいて構いません。お盆休みで時間があるのと、自分の頭の整理のために一度は書かなくてはならないと以前から思っていたので、個人的なメモ書きとしてここに残しておくものです。。。。 さて我らが誇る大名古屋を象徴する街中華の名店味仙(みせん)は今や全国区の人気となった「台湾ラーメン」の発祥のお店としても知られています。名古屋圏に数店舗ありますがお店によって味もメニューも微妙に異なります。 そんな中で、私は名古屋中心部の繁華街の矢場町にある「矢場味仙(やばみせん)」にもっぱらよく行きます。その理由は松坂屋・パルコ・三越などのデパートやリユースの聖地として知られているコメ兵大須本店が近くて、投資家としてのリサーチの合間に寄るのに非常に便利だからです。後、これはちょっと秘密のことなのですが、近くにお気に入りの中古CD店があるのも大きいです。 ちなみに自分はいつも味仙でご飯を食べた後にそのCD屋さんに行くのですが、味仙のご飯は全体に非常に辛いのでCDを漁っている内に高確率でお腹が痛くなります。そしてまだ何十分かは探したいのに、ポンポンの限界が先に来て不本意なままに会計をしてお店を飛び出すということが頻繁にあります。 しばらく前に行ったときには2人で合計5品を選んで食べたのですが、無事にお腹を壊しまして、またもやCDを探しきれませんでした。(汗) 、、、そこで今日は、「矢場味仙でどういうメニューを選べばその後にお腹が痛くならずに、ゆったりとCD屋さんを探検できるか?」という命題を考えてみたいと思います。 それでは前回の選択品を順番に見ていきましょう。 まずは大定番の「青菜炒め」。通常の火力の10倍で一気に仕上げるという味仙の代表料理で文句なく美味しいです。これは必須アイテムですね。 次に大好きな「ニンニクチャーハン」の大盛り。日によって差はありますが、当たり日だと「宇宙一美味しい」食べ物なんじゃないかと思います。これも絶対に外せないですね。 この日は次に「カニ唐揚げ炒め」。 味仙の蟹はとにかくうまいのです。カウンターに無造作に積み上げられた姿を見ただけで痺れますね。 ただ、この日は玉ねぎが生焼けでイマイチ。味仙ではこういうことも良くあります。 次にホルモンラーメン。 味仙の看板料理は台湾ラーメンですが、これは日によってはとんでもなく辛くて食べるのが危険とすら感じる時があります。かといって辛さ控えめの「アメリカン」にすると今度は物足りなさすぎる。 その点、ホルモンラーメンは辛さがやや控えめでかつ新鮮なホルモンの濃厚な旨さが追加されて抜群の一品なのです。 いや、そのはずだったのです。でもこの日のはとんでもなく辛かった。コショウの効きも凄まじくて唐辛子とのダブルパンチで喉を通っていかない。正直この段階で、「あぁ、これは今日もワイのお腹終わったな。」と直感しました。 この日は更にもう一品、麻婆豆腐も頼んだのですが、これまた唐辛子が強烈で完食できなかった。といいうか、ここのマーボーは以前も自分の限界を超えていたのにコロッと忘れてしまって再度注文してしまったのだった。ワイの海馬はもうパッカパカや。 そしてこの5品を食べた私は、その後のCD屋さんであっという間に撃沈したのでした。これは驚くほどに早かった。今回の反省は、蟹の唐揚げはシンプルにそのままの姿で注文するべきだった、蟹はそのままで十分に美味しいという事、ホルモンラーメンも日によってはとんでもなく辛いのでこれまた安全と思い込むのは危険という事、マーボー豆腐は辛さ的に自分には無理なのでもう2度と注文してはいけないという事でした。逆に、美味しいと分かっている安全牌のビーフンや手羽先を頼めばよかったと思いました。 次回はこれらの反省を生かして、より安全に楽しく味仙で過ごしたいと思います。後、名古屋圏には投資家の方々が多いので「これは辛くないし、美味しいよ。」というメニューが他にありましたら、ぜひ教えてください。お願いします。
Aug 14, 2023
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト142位 わが子と考えるオンリーワン投資法(ジョン・モールディン著、パンローリング、2006年) の第2弾です。 今日は、本書中でベストの出来である第1章 霧の中の道標 から。正直に言って、この章を読むためだけでも本を買う価値があると思います。著者が気軽に山登りに出かけ、危うく遭難しかけた話と投資の教訓を結び付けた印象的な小話です。 霧のなかの投資 投資は本当に難しい。それは心労が絶えず、心は不安定になり、屈辱的な思いも数え切れず、本当に激変する悪天候にさらされたようなものである。 「投資はメンタルゲームだ。」と言うのは良く言われることですが、20年以上やってきて私も本当にそう思います。投資手法が自分自身の性格と能力にジャストフィットしていること、そしてそれによって常にメンタルが明鏡止水の如く安定していれば、ほとんどの投資家は長期で見ればベンチマークとなるインデックスに勝てると思います。 ただ、気まぐれで時に意地悪で邪悪でもあるマーケットはそれを安易には許さないトリッキーさに満ちた所です。だから私たちはそういう戦場で戦うための武器を手に入れなくてはなりません。具体的には「相場心理学」を学ぶことが必須です。 ジャック・D・シュワッガーによる「マーケットの魔術師シリーズ全作」、マーク・ダグラスの「ゾーン」や「ゾーン最終章」、世界ナンバーワントレーディングコーチだった精神科医アリ・キエフの「トレーダーの心理学」や「リスクの心理学」、同じく精神科医で伝説のトレーダー ラリー・ウィリアムズ の息子でもあるジェイソン・ウィリアムズの「トレーダーのメンタルエッジ」、これまた精神分析医であるアレキサンダー・エルダーの「ザ・トレーディング」や「利食いと損切りのテクニック」、マーケットの魔術師の1人であるトム・バッソの「禅トレード」、同じくマーケットウィザードの1人であるマーク・ミネルヴィニの「勝者になるための思考法」、プロフェッショナルポーカープレイヤー&作家であるイアン・テイラー&マシュー・ヒルガーによる「賭けの考え方」、メンタルゲームのトップクラスコーチであるジャレット・テンドラー&ポーカープレイヤーのバリー・カーターによる神本「ザメンタルゲーム」、「ザメンタルゲーム2」、テンドラー単著の「トレーダーのための感情理論」あたりは投資家なら読んでいて当然の必読本ですし、そういう最低限の努力をせずに「自分はメンタルが弱いので勝てない。」などと言うのは、ただ単に準備不足で戦う用意が出来ていないだけです。 今日はここで改めて投資家が学ぶべき「相場心理学」の名著を具体的に復習しておきましょう。中級以上の投資家になることを目指すのであれば、このくらいは最低でも読破する必要があると思います。↓ すいません、のっけから興奮しすぎてしまいました。それだけこの第1章には心を揺さぶるインパクトがあったという事ですね。(続く)
Apr 18, 2024
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さて今日は、私のポートフォリオ1位の超主力株である、 9267 ゲンキードラッグストア の店舗突撃レポートをお送りします。 お店が近くにある方にとっては当たり前の内容かもしれませんが、北陸は福井地盤でジワジワと陣地を広げているゲンキーのお店は、福井・石川・岐阜・愛知に集中していて「実は一度も見たことがない」という投資家の方もいらっしゃると思うので、自分の頭の整理も兼ねてカジュアルに書いてみるものです。 さてゲンキーの店内には、 「絶対に安く売る&同時に適正な利益を確保する」ための「エグイ仕掛け」がてんこ盛りで満載 です。私は最初の1店目では気付けなかったのですが、複数のお店を巡回する中で段々と理解し、最終的にはその凄まじさに戦慄しました。 まず一番は、 「万引きをさせない」ための仕掛けが「全小売業で一番」と思えるほどに徹底している ことです。万引きされると利益がゴソッと堕ちますからね。ここで標準化されたフォーマットであるレギュラー店の見取り図を改めてご覧下さい。 ゲンキーの最大の特徴は、お店の入り口と出口が完全に分離されているということです。入り口から入った後は、必ずレジを通らないと脱出できません。これは万引き犯にとっては強烈なプレッシャーになります。 また上記の店内見取り図を見て戴けば分かりますが、各通路に横へのエスケープゾーンが一切ない、死角を完全に殺したフォーマットになっています。これは「絶対に万引きをさせない」導線ですし、同時に売り場面積を最大化させるという一石二鳥の効用もあります。私は店内を散策していて、「逃げ場のない長過ぎる通路」に眩暈がし、自分は「ゲンキー軍隊」に入隊したのか?という錯覚を感じるほどでした。(汗) 次のポイントは、「なんでも激安で売っている、ドラッグストアのマントをまとった食品スーパー」のゲンキーに取っての 生命線=利益率の高いプライベートブランド(PB)商品を買わせる仕掛けのえげつなさ です。店内には様々な罠が常軌を逸するほど至る所に仕掛けられています。 具体的に言うと、ナショナルブランド(NB)のクッキーと、完全にクリソツのゲンキーPBクッキーをガチンコで左右に並べ、「トップブランドと比べてください」と大書きして「力づくでゲンキーPBを選ばせよう」というようなやり方をしています。まさに戦国武将並みですね。ここまで徹底しないと利益が出ないということですし、ゲンキーは安く売るために文字通り「血のにじむような努力をしている。」ということです。私はその「ゲンキーの執念」を目の当たりにして、文字通り戦慄しました。。。 、、、と言うことで、今回はその「ゲンキーPB商品」を中心に買って、実力を評価してみました。 看板商品のゲンキーPBおにぎりが非常に美味しいことは前回既にレポートしましたね。複数の店舗を巡回しましたが、大人気の様で常に品薄でした。 とても暑い日で喉が渇いたので、ゲンキーPBカフェオレを買ってみました。 、、、うーん、かなり甘ったるくて味のバランスが悪くてこれはイマイチ。 ゲンキーPBポッキー。 うん、これは十分に美味しい。 ゲンキーPBミックスナッツ。 うん、これもイケる。 全体としてみると、ゲンキーの命綱であるPB商品は、「改善の余地はあるものの、値段を考えれば十分にハイクオリティ」と感じました。そして店内には「安く売るためのありとあらゆる仕掛け」が満載の、 からくり屋敷の様な計算され尽くした「バリュー空間」 になっていると思いました。 後、細かいことですが、 ゲンキーはレジ袋が無料で、更に店員さんが買った品物を親切に袋詰めしてくれる んですね。お店を出る最後の最後にお客さんに「ちょっとしたお得感」を与えるのはリピーター作りに意外と大きく貢献しているのではないか?と感じました。 以上、抜群に楽しかったゲンキー探検記でした。
Sep 2, 2021
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さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。 128位 7984 コクヨ (東P、12月優待) ◎ PF時価総額128位の上位銘柄は、事務用品最大手のコクヨです。 現在の株価は2580.5円、時価総額3136億円、PBR1.17、自己資本比率は70.3%と良好、今期予想PER13.66、配当利回り3.0%(76円)、総合利回り3.1%(76+4=80円、優待品はメルカリ平均価格の額面の50%で換算)で、優待は500株保有で4000円相当、1000株保有で7000円相当の自社グループ商品(文房具)です。 私はずいぶん昔に優待改悪があったときにコクヨを手放してからずっと持っていなかったのですが、「なんだか、やっぱりコクヨの優待が欲しいなあ。持ってないと駄目だなあ。」と感じて、2013年6月に優待ミニマムとなる500株だけ買って再参戦しました。 その後今年2024年に入ってたまたまちょっとだけお金に余裕があった時に、「コクヨの優待には本当に力があるし、優待MAXの1000株持っていたいなあ。」と考えて買い増ししたので、今シーズンは順位を上げてここで出てくることとなりました。 ここは、「文房具界の 日清食品優待」 と言う感じで、毎年ゴージャスで楽しい内容です。過去の500株優待品を具体的に見ていきましょう。 2023年です。 2022年です。 2021年です。 コクヨは指標的には妥当な株価位置と思いますが、上記の通り優待内容には非常に力があります。今後も余程の株価急騰が無い限りは(ま、多分ないでしょうが)、楽しくホールドして応援していく予定です。 2022~24主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 17, 2024
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さて今日も2021~24PF概況シリーズです。394位 2009 鳥越製粉(東S、12月優待) ○ PF394位は、九州地盤の製粉中堅メーカーの鳥越製粉です。 現在の株価は696円、時価総額181億円、PBR0.47、自己資本比率は81.4%、今期予想PER14.35、配当利回り2.9%(20円)、総合利回り4.0%(20+8=28円)で、優待は500株保有で4000円相当の自社小麦粉を使用した特製そうめん(非売品)1箱です。 さてもう大昔の話なのですが、 鳥越製粉は2007年に優待改悪 がありました。私はその時に売却して以来ずっと保有していなかったのですが、ふと「そういえば久しぶりに鳥越製粉の非売品の美味しいおそうめんが食べたいなあ。」と思い付いて2023年7月18日に16年ぶりにホルダーに復帰しました。そしてつい先日、待望の優待が届きました。17年前に頂いた優待品と全く一緒で逆にちょっとびっくりしました。 17年前にタイムスリップしたみたいでとても懐かしかったですね。
Apr 22, 2024
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さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP10銘柄をまとめておきます。 1位 2726 パルグループホールディングス 雑貨店「3コインズ」の戦闘力の高さ に賭けての戦いですね。 2位 1605 INPEX 日本市場唯一の「黄金株」✨企業ですね。 3位 7605 フジ・コーポレーション 専門とするタイヤ・ホイール販売に関しては、日本一の総合戦闘力を誇っていますね。 4位 9831 ヤマダホールディングス 業界首位の割に指標的に安い気がしますね。 5位 3003 ヒューリック 「物件を高く買って、更に高く売る。」昭和的な価値観の超イケイケ企業で、個人的には大好きなタイプですね。 6位 9057 遠州トラック 成長力・指標的な割安感・優待力の「3種の神器」を併せ持った銘柄ですね。 7位 2792 ハニーズホールディングス 「バランスの取れた圧縮陳列手法で抜群の店舗戦闘力」を誇る、「アパレル界のドーミーイン」的な銘柄ですね。 8位 9027 ロジネットジャパン 激渋&激レアな札証銘柄なのが実にいいですね。 9位 2790 ナフコ 超低PBR、かなりの低PER、堅牢な財務状態、嬉しい年2回優待の4拍子が揃った、小粋な銘柄ですね。 10位 8281 ゼビオホールディングス 、、、 グレアム的なシケモク銘柄 ですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP10銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Sep 17, 2022
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2011年のことですが、和牛オーナー制度が「高利回り金融商品」として当時大人気だった 安愚楽(あぐら)牧場が破綻 したというニュースがありました。 その時には負債総額は620億円と言う話でしたが、結局は黒毛和牛委託オーナー73000人、黒毛和牛委託オーナー被害総額4207億円という戦後最大級の ポンジスキーム であったことが明らかとなりました。 ちなみにポンジスキームとは以下の様な仕組みのことを言います。 ポンジ・スキームとは、アメリカで天才詐欺師といわれた、チャールズ・ポンジがその名の由来です。 「出資を募り、運用益を配当金として支払う」と言って資金を集め、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法です。(上記データはグーグル検索より引用) さて私はしばらく前からのこの安愚楽(あぐら)牧場事件を何度も何度も懐かしく思い出すようになりました。今の若い投資家方だと事件そのものを知らないかもしれないですね。なので、今日はまず2011年当時の自分のブログ記事を引用してみます。 今日は、安愚楽(あぐら)牧場が破綻!というニュースが大きく報じられました。以下に引用します。 東京商工リサーチは8月1日、安愚楽牧場が弁護士に債務調査を依頼した、と発表した。昨年の口蹄疫、今年の福島第一原発事故で度重なる大打撃を受けて業績不振に陥り、取引先への代金支払いは停止している。負債総額は今年3月時点で619億8705万円。 安愚楽牧場は、昭和54年1月に那須町で共済方式による牧場経営を開始。和牛オーナー制度(繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた仔牛を買い取るシステム)で資金調達する独自のビジネス手法を確立した。 広告では、30万円(契約期間2年)投資して、利益は9000円、50万円(同3年)で利益は1万7000円をうたっている。さらに黒毛和牛600グラムのプレゼントも付くという手厚い配当と優待で人気があった。「高利回り金融商品」として投資家から注目され、事業規模は拡大。会員数は全国各地で3万人を数える。北海道から沖縄までの全国40カ所に自社牧場を運営するほか、預託先牧場は全国に338カ所あり、黒毛和種牛牧場として国内最大規模を誇り、今年3月期は1027億2394万円と初の1000億円超と業績を伸ばしていた。 しかし、昨年の口蹄疫問題で、宮崎県内の牧場で症状が発生した牛が発見され、最終的に約1万5000頭が殺処分に。また、今年3月の東京電力福島第一原発事故で、福島県産牛肉の出荷制限や、風評被害で牛肉消費が落ち込んだ。 その結果、資金繰りが悪化し、取引先への代金支払は現在停止状態となっている。担当弁護士側は資産・負債の調査は1カ月以内に終了するとし、その後に方針を決定するという。 引用終わり。 この安愚楽牧場の和牛オーナー制度は、私の愛読誌ZAiにもいつも広告が出ています。ちなみに今月号=2011年9月号にも2Pの見開きで出ているのですが、 ↑ 上記のように、我々優待族を完全に狙い撃ちしており、破綻の悪夢が現実となった今から考えると、まさに「戦慄の内容」です。 実は安愚楽牧場については、もうだいぶ前のことですが少し調べてみたことがありました。そのときの結論は、 1. きちんとした財務諸表が開示されておらず実態がつかめない。ただネット上の様々な情報を総合すると数年前の段階で「実質債務超過」なのではないか?という指摘をされている方が複数いた。 2.出資者から集めた資金をそのまま売上に計上する、という大技を繰り出しており、出資が無限に増えない限りどこかでは破綻する可能性が高いと感じた。 ことから、「私も黒毛和牛のプレゼントは欲しいけど、これはちょっと買えないな。美味しいお肉なら少し我慢して9058トランコムとかの優良優待バリュー株のカタログギフトで選べばいいや。」と考え、手を出すことはありませんでした。 ただその後も安愚楽牧場の広告と言うのは頻繁に目にしていたので、「割と頑張るなあ。全国の和牛預託商法は枕を並べて討ち死にしたけど、もしかして安愚楽牧場だけは生き残れるのかな?」ともちょっと感じていました。 なので、今回の安愚楽牧場の破綻報道を見て「あぁ、やっぱりな。」と言う思いと、「夢のある楽しそうな投資ストーリーだったし、何とかうまく行ったら良かったのにな。」と残念に思う気持ちの2つを同時に感じました。 いずれにせよ、「良く分からない金融商品には絶対に手を出さない。」ことがやっぱり大切なんだなあ、と改めて痛感しました。 引用終わり。 さて次にようやく今日の本題です。 ポンジスキームはその「新しい出資者のお金を配当として配り続ける」=「自転車操業」という特徴のせいで、追い込まれるほどに新たな出資金(新鮮なカモのお金)がどんどんどんどん必要になってくる、なのでポンジの破綻が近づくと広告は減るのではなく、逆に一気に増えるという特色があります。前述の安愚楽牧場も正にそうでした。 最近、「残念ながらこれはほぼ間違いなくポンジだな。」と言う所で、異常に宣伝が増えているところが散見されるので、気になって書いてみた記事でした。
Apr 15, 2023
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さて今日も2021~24PF概況シリーズです。私の現在の保有銘柄数が789なので、シリーズはようやく折り返し点まで到着しました。(汗) 395位 9368 キムラユニティー(東S、3・9月優待) ◎ PF395位は、愛知県地盤でトヨタの部品包装が主力のキムラユニティーです。 現在の株価は1713円、PBR1.07、自己資本比率は59.6%、今期予想PER12.34、配当利回り3.2%(55円)、総合利回り3.7%(55+8.8=63.8円)で、優待は200株保有で年2回、お米券2キロなどです。 キムラユニティーは指標的な割高感もありませんし、総合利回りもまずまずですし、PF中位銘柄としては十分な実力の持ち主です。我々優待族は本当に幸せですね。
Apr 23, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト129位 知られざるマーケットの魔術師(ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング、2021年) の第8弾です。 今日は、第5章 ダルジット・ダリワル から。 トレードであなたが従っているルールは何でしょうか。 ●トレードのリターン・リスク比は極めて不安定で、ポジションを維持している間に劇的に変わることがあります。そのため、含み益が出たら、一部を利食いする必要があります。そうしないのならば、自分は百パーセント正しいと思い込んでいることになります。このルールは、トレードで大きな含み益が得られたあと、ポジションをすべて維持している間に相場が急に逆行するという経験を何度もして、学んだことです。 相場というのは、「平均回帰の法則」が強く働くところですから、大きな含み益が出た場合には少なくともその一部を実際にポッケにねじ込んで、利益を確定させておくことはとても大切です。 そして、「そうしないのならば、自分は百パーセント正しいと思い込んでいることになる。」というダリワルの指摘にはハッとさせられました。実際にその通りですし、「マーケットでは完璧主義では通用しない」ということを改めて認識しました。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。このシュワッガー本の第5弾の中には、「第1弾の青本を読んで相場の世界に入った。」というウィザードが複数登場しており、改めてマーケットの魔術師シリーズの偉大さを思い知りました。これからも命の続く限り、何度もシリーズを読み返しながら市場で戦い続ける所存です。(終わり)
May 9, 2022
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さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。 124位 7987 ナカバヤシ (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額124位の上位銘柄は、アルバム、図書館製本の最大手のナカバヤシです。私は2014年に一度ここに参戦したのですが、2015年に株価が急騰したときに売却したままとなっていました。 、、、時が流れ、2022年1月にたまたまここを見た時に、「おっ、久々に見たけどえらく安いな。」と思ってまず500株だけ買ったところ、「いや、実力的にもっと上だな。」と感じて瞬時に更に2000株追加しました。 そしてその後数日考えて、「ナカバヤシはもっと上のランクで戦えるな。」と思って2500株追加したので、結局は優待MAXとなる5000株を保有することとなりました。 現在の株価は524円、PBR0.55、自己資本比率は43.8%、今期予想PER12.51、配当利回り4.2%(22円)、総合利回り4.8%(22+3=25円、100株優待品を300円で換算。)で、優待は100株保有で自社製品などです。詳細については、下記の会社HPをご参照ください。↓↓↓ ナカバヤシの魅惑の優待内容 今日は私が頂いたナカバヤシ優待の実際をいくつかシャッフルして見ておきましょう。 ナカバヤシは指標的にも安いですし、総合利回りもたっぷり出ていますし、ポートフォリオ上位で戦うに足る確かな実力があると考えています。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 3, 2024
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※この記事は個人的なメモ書きです。あまり推敲せず、自らのブレインストーミングのために一気に殴り書きしているだけなので読み飛ばしていただいて結構です。※ さて自分はこのブログを運営するすることを通じて投資家として成長することを目指しています。そして一番大切なことは、「とにかくアウトプットを多くする。」だと思っています。何故かというと、人間は「出すために入れなければいけない。」ので、オラオラで記事を高速でアップし続ければ必然的にそのための材料を得るために勉強量を増やさなければならないからです。なので逆説的に言うと、「ブログを書けば書くほど加速度的に勉強できる」という「正の好循環」があるわけですね。 その中で根幹を成すのは何と言っても「ポートフォリオ概況シリーズ」です。今書いているのは「シーズン4」で2021年に開始しました。2026年度中に終わることを必達目標としています。それを逆算すると、今年2024年末までに500位に到達する必要があります。そうすると、1か月に14本位は出さないといけないので、つまり「記事の2本に1本はPF概況シリーズ」というイメージになります。 次に当ブログで一番人気の「主力株概況シリーズ」ですが、今年中には新シリーズとなる「2024~26年編」をスタートする予定です。そして上記の2021~26PF概況シリーズの終わりと同時に、2024~30PF概況シリーズとして「シーズン5」にそのまま移行するというイメージです。 さてこの「主力株概況シリーズ」ですが、自分の中では「3~5年の中長期視点で見て良い銘柄」を選び抜くようにしています。但し「言うは易し、横山やすし」で実際には至難と言うかほとんど不可能な状況です。それが何故かというと、企業自身にも1年先の業績がどうなるかなんてわからない状況下で、数年後に良い銘柄を事前に見つけることなど誰にも出来ないことだからです。 なので現実的な運用としては、「毎日毎日PF上位銘柄を穴が開くほどに見つめて監視しながら、少しでも総合戦闘力が高い銘柄が上の順位にくるように絶え間ないアップデートを繰り返す」感じです。F1チームがシーズン中も常により速く走れるようにマシンに細かい修正を加え続けているのと同じですね。「やらないと相対的に遅くなってしまう」、「停滞は後退を意味する」ということです。 後、一部の方から熱狂的な支持を頂いている「株式投資本オールタイムベストシリーズ」ですが、最近はちょっとお休みしていますが、これはPF概況シリーズの方を優先して出している為です。「書評の記事は腐らない」ので貯めておいても特に問題はないからです。ストック記事も沢山ありますし、また新規でもボチボチと書いているので、そのうち気が向いたらいきなり多めに出し始めるかもしれないです。 そんなところかな。
Apr 8, 2024
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さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP50銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位41位 7551 ウェッズ 私にとって心地良い「午後の紅茶」的な銘柄ですね。42位 9384 内外トランスライン 「謎の大株主、ときわそば」が気になって、夜も眠れないですね。43位 7606 ユナイテッドアローズ コロナダメージからの回復が遅れていますが、お店には依然としてアパレル業界トップレベルの力があると思いますね。44位 8282 ケーズホールディングス 優待族的な視点からは、今の株価は安いですね。45位 7963 興研 戦争・自然災害・大きな伝染病等の想定外の出来事が起こった時に、全体株価が暴落しても逆に株価は急騰するという VIX指数(恐怖指数) 的な値動きをする銘柄です。 ナシーム・ニコラス・タレブ の言う、「反脆さ(はんもろさ)」 を持っているのが大きな魅力 ですね。46位 7389 あいちフィナンシャルグループ 激戦が続く愛知県下銀行大バトルの行く末が楽しみですね。47位 3277 サンセイランディック ユニークな業態と、でこぼこはありながらも着実に成長していることの2点に大きな魅力がありますね。48位 8218 コメリ 「農家の皆様の味方」であるコメリは、顧客である全国津々浦々のファーマー達のハートをがっちりと掴んでおり、過去の業績推移が極めて安定していることが大きな魅力ですね。49位 3097 物語コーポレーション 丸源ラーメンの「辛肉そば」が私の大好物ですね。50位 8341 七十七銀行 「東北の雄」ですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP50銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Mar 11, 2023
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さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。63位 7463 アドヴァングループ (東S、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額63位は、石材、タイルから水回り周辺までハイエンドな建材を海外から輸入して販売しているアドヴァングループです。 ここは2021年に543位で出ていたのですが、その時に「あれ?アドヴァン、滅茶苦茶いい銘柄だな。こんなに下の順位じゃ申し訳ない。直ぐに優待MAXの1000株まで買い増ししよう。」と考えて少し順位を上げていました。 その後、 2022年4月6日に発表になった決算で次期が減益予想だった ことから株価は大きく下落しました。(上記データはSBI証券より引用) ただその時点で配当利回りが5%を大きく超えており、また指標的にも十分に割安で既に減益予想を織り込んだ水準にあると感じたこと、アドヴァングループはこの数年業績上方修正を繰り返していて次期も保守的な予想となっている可能性があること、財務状態が鉄壁であることなどをよくよく考えました。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) そして自分としては「今の株価水準なら、ポートフォリオ上位で戦えるだけの十分な力がある。」と考えて更に買い乗せしました。そしてその結果、2022年にアドヴァン史上初の上位進出を果たしました。そして今シーズンもその地位を安定的に維持してここで登場してきました。 現在の株価は967円、時価総額520億円、PBR0.85、自己資本比率は65.6%、今期予想PER10.60、配当利回り4.1%(40~50円)、総合利回り4.7%(40+5=45円)で、優待は100株保有で500円相当、1000株保有で1000円相当のクオカードなどです。 アドヴァングループはとても力のある銘柄であり、株価4桁に評価されても全く不思議ではないと考えています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 当然これからも末永くホールドして応援していく予定です。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 24, 2023
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さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。127位 9823 マミーマート(東S、3・9月優待) ◎ PF127位は、埼玉地盤の食品スーパーのマミーマートです。 現在の株価は5360円、時価総額579億円、PBR1.58、自己資本比率は50.8%、今期予想PER11.91、配当利回り1.6%(83~90円)、総合利回り2.1%(83+32=115円、優待券のメルカリ平均価格は額面の80~90%、ここでは厳しく80%で換算)で、優待は年2回、100株保有で(1)買物優待券(100円)20枚、または(2)自社商品詰合せ、または(3)生鮮ギフトなどです。 マミーマートはじりじりと売り上げを伸ばしていますし、指標的な割高感もありませんし、実力のある良い銘柄と思っています。最近は低価格新業態である『生鮮市場TOP』のヒットで業績が急改善していることを評価して「謎の急騰劇」が続いていますが、ま、今くらいの株価水準であればこのままホールドでいいかな?と考えています。 それにしても思うのは、今の日本は急激な円安とインフレが進行し「国民全体の貧困化」がどんどん進んでいるなあ、ということです。ここマミーマートの低価格業態店がブレイクしているのも多くの消費者の「生活防衛意識」が高まっていることによるものでしょうし、他にも3539JMホールディングスの好調なんかにも「日の国全体窮乏化」が反映されているように思います。 そう考えると、スーパー業界に限らず、「日本国民貧困化関連銘柄」には大きなチャンスがある ように強く感じています。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 13, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。391位 9063 岡山県貨物運送(東S、非優待) ◎ PF391位は、943年に岡山県下のトラック運送業者79社が統合して設立された、通称「オカケン」こと岡山県貨物運送です。 現在の株価は3490円、時価総額77億円、PBR0.32、自己資本比率は48.1%、今期予想PER2.68(特別利益込み)、配当利回り2.0%(70円)で、優待はありません。 ここは私の専門外の非優待株ではあるのですが、超低PBR&低PERで非常に好みのタイプなので、勉強のためにしばらく前に1枚だけ買いました。今後の業績推移をじっくり見ながらホールドしていく予定です。
Apr 19, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト136位、スノーボール(アリス・シュローダー著、日本経済新聞社、2009年) の第5弾です。 今日も第6章 バスタブ障害物競走 から。 ウォーレンはどこにいても数のことばかり考えていた。教会にいるときもそうだった。。。讃美歌集に載っている作曲者の生年と没年から寿命を計算して時間をつぶした。信心深い人たちは信仰によってなにか得をするべきだという思いがあった。讃美歌の作曲者は平均よりも寿命が長いはずだと思った。 平均よりも長く生きることは、自分にとって重要な目標のように思えた。しかし、敬虔なら長生きできるとは限らないようだった。神の恵みがことさら感じられないので、信仰に疑いを持ちはじめた。 しかし、バスタブ障害物競走と、讃美歌の作曲者について集めた情報で、ウォーレンは貴重なことを教わった。確率を計算することを学んだのだ。 この章からは、バフェットが幼少の頃から「数字」に取りつかれていて異常に執着していた様子が伺えます。彼に限らず、大投資家にはこの「数字好き」な資質を持つ方が明らかに多いと思います。 結局彼らは投資を「資金量と言う数字を増やすゲーム」と捉えていて、それを純粋に100%心の底から楽しんでいます。「こんなに増えたらもう使いきれない。ダイウィズゼロを目指しているのでもういらない。」等とは決して言いません。(笑)そしてだからこそ大成出来た、という事なのだろうと思いますね。(続く)
Mar 17, 2023
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さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。58位 1381 アクシーズ(東S、6月優待) ◎ PF時価総額58位の上位銘柄は、鶏肉国内大手でケンタッキー(KFC)と食肉卸向けが柱、また同時に二毛作でケンタフラチンのフランチャイズも手掛けているアクシーズです。 現在の株価は2968円、時価総額167億円、PBR0.88、自己資本比率は84.5%と鉄壁、今期予想PER18.52、配当利回り3.2%(95円)、総合利回り3.5%(95+10=105円、優待品はみきまるコンピューターで総額5000円相当と判断)で、優待は500株保有で自社ブランド商品(鶏肉加工食品)です。 早速段ボールの中身を見てみましょう。色々とぎっしり入っています。 広げるとこんな感じ。 それでは実食して見ましょう。 アクシーズ優待のささみカツカレー アクシーズ優待の鶏レバー煮込み アクシーズ優待チキンナゲットのナシゴレン アクシーズ優待ソフトチキンの筋トレサラダ アクシーズ優待ソフトチキンの味噌煮込みうどん いやあ、アクシーズの優待は最高ですね。権利獲得に500株と言う高いハードルが課せられているのが少し残念です。 さて私がアクシーズをポートフォリオ上位で保有している理由は以下の通りです。1. 別の主力株の実店舗を偵察するためにしばらく前にかなり遠くのイオンまで遠征したことがあった。その時、ケンタッキーフライドチキン(KFC)に行列が出来ていて、「おっ、たまにはチキンでも食べるか。自分は筋力トレーニング中なので筋肉にもいいだろうし。」と思ってお店に入った。 実際に食べたのは数年ぶりだったのだが、「あれ?、ケンタフラチンってこんなに良かったっけ?」と思うくらいに美味しかったのと、チキンは脂たっぷりだったにもかかわらず食べた後に胃が全然もたれなかったので、「これはきっとチキンの品質が凄くいいんだろう。」と考えた。 そしてその後、「あっ、そういえばケンタのチキンの鶏肉はアクシーズが供給しているんだった。という事はケンタが美味しい=アクシーズのチキンの品質が抜群に良いという事になる。これはもっとポートフォリオ上位でイケるな。」と思い付いた。2. お家に戻って、アクシーズを徹底的に調べ直してみると、過去25年間1度も赤字が無いし、ジリジリと成長しているし、おまけに優待も強力だし、極めて高品質な銘柄であることが分かった。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 今期のアクシーズは肉用鶏の親になる雛を育成する育雛農場で高病原性鳥インフルエンザが出て約2.4万羽を殺処分し、更には飼料用原料価格が高止まりするなど非常に苦しい状況ですが、ま、財務状態が鉄壁で困難に耐える力はたっぷりとありますし、(上記データはかぶたんプレミアムより引用) トータルで考えればポートフォリオ上位で戦うに足る銘柄であり続けていると考えています。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力の自由過ぎるステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 16, 2023
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。392位 4462 石原ケミカル(東P、3・9月優待) △ PF392位は、金属表面処理剤の研究開発型メーカーの石原ケミカルです。 現在の株価は1743円、時価総額278億円、PBR1.17、自己資本比率は82.9%で有利子負債は0と財務状態は鉄壁、今期予想PER14.70、配当利回り2.1%(36円)、総合利回り2.6%(36+10=46円)で、優待は200株保有で年2回1000円相当のクオカードなどです。 石原ケミカルは指標的には妥当な株価位置と思いますが、財務状態はプラチナ級ですし、PF中位としては特に問題はないかなあ?と考えています。
Apr 20, 2024
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さて今日は大好評を戴いております「株式投資本オールタイムベスト」シリーズ第22位の、ウォール街のモメンタムウォーカー(原題: DUAL MOMENTUM INVESTING ゲイリー・アントナッチ著、パンローリング社)のシリーズ最終回第4弾です。 さて突然ですがここで、 15分で分かるモメンタム投資 という広瀬さんの素晴らしいブログを是非ご覧下さい。めちゃめちゃ分かりやすい上に切れ味鋭くて痛快で最高です。。。。。 よろしいでしょうか? それでは皆様にモメンタム投資とは何か?を御理解戴いた所で、 アントナッチの提唱する「デュアルモメンタム投資理論」の実際 について見て行きましょう。具体的には、 過去1年にわたって株式市場が上昇していれば株式に投資し続け、下落していれば株式を売って安全な短期債に乗り換える これだけです。 拍子抜けしますね。 皆様ちょっとビックリしたのではないでしょうか? でも、本当に有効な投資手法と言うのはシンプルで簡単 なものなんですね。逆に言うと、 複雑すぎる手法では荒れ狂う株式市場の時の試練を越えられない ということでしょう。 彼は自分の投資法を宝石になぞらえてGEM(グローバル・エクイティ・モメンタム)と呼んでいます。ただこのセンスはちょっと溢れる自信を表に出しすぎていて「親父ギャグ的」でイマイチかな?と思います。100点満点で17点くらいですね。 そしてこのGEMによって実際に市場平均を圧倒的に上回るパフォーマンスをたたき出すことが出来ることを実証しています。 そして 高い期待リターンと低いリスクを同時に達成するために、相対モメンタムと絶対モメンタムの組み合わせである新しい投資パラダイム=デュアルモメンタムが有効 であると述べています。 ここでアントナッチの用語について説明を加えておくと、 「相対モメンタム」 というのは、例えば日本株とアメリカ株のルックバック期間(著者は12か月が検証の結果一番と言っています)におけるリターンを見ます。そして リターンの高い方(相対的に強いもの)に投資する ということです。 また 「絶対モメンタム」 というのは、ルックバック期間(12ヶ月、つまり1年前)より株価が上がっているのか、下がっているのか、つまり上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを見ます。そして 上がっている、超過リターンがある時を絶対モメンタムが正であると定義し、正の場合のみ投資する ということです。そして 絶対モメンタムが負になったら、安全な債券に切り替える という手法です。 相対モメンタムを使って最高のパフォーマンスを上げる資産を選び、絶対モメンタムを使って絶えず変化する市場状態に適応することで市場のダイナミズムに波長を合わせる。 適応こそが長期的な成功と生き残りへの道である。 。。 これでこの本の紹介は終わりです。 「バリュー投資」に並ぶ素晴らしい手法である「モメンタム投資」の実際のやり方、過去にそれを利用して成功した投資家達の高いレベルからの概説、有効性についての科学的でエヴィデンスレベルの高い分析、人間の行動バイアスに根ざしているから優位性が永続するのだという説得力のある考察。 モメンタム投資の教科書であり同時に決定版とも言える、まさに新たな金字塔となる歴史的名作 です。これから末永く参照しながら、楽しく何度も読み返して行きたいと考えています。
Dec 16, 2015
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さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。417位 9101 日本郵船 (東1、3月優待) △ PF417位は、海運で国内首位で、傘下に郵船ロジスティクスと日本貨物航空を持つ、日本郵船です。 現在の株価は1700円、時価総額2890億円、PBR0.62、自己資本比率は23.9%、今期予想PER21.25、配当利回り1.2%(20円)、総合利回り1.2%(20+0=20円、優待券のヤフオク平均落札価格は3枚で100円!。なのでここでは0円で換算。)で、優待は100株保有で「飛鳥クルーズ」10%割引優待券3枚などです。 ただ銘柄ごとに管理している写真フォルダを開けても優待写真が見当たらなかったので、「撮り忘れたのかな? おかしいな?」と思ったのですが、よく読むと「請求はがき」を送らないと貰えなかったのでした。次回からは忘れずに申し込むようにしようと思います。 さて日本郵船はシクリカル銘柄(景気循環株)で過去の業績推移が全く安定していませんが、 私としてはこの業界を勉強する意味もあってしばらく前に買いました。これからも優待ミニマムとなる100株はホールドしながら業績推移を観察していく予定です。
Sep 8, 2020
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昨年末に、両者ともに軽く3桁億を超える資産を運用している五月さんとぱりてきさすさんの「個人投資家界、頂上ツイキャス」を聞いていました。 3時間に及ぶ長大な内容でしたが、 「日本最高峰の凄腕たちは完全に頭がおかC(もちろん誉め言葉)」 ということが改めて実に良く分かりました。いや元々認識はしていたのですが、想像以上でした。 後、投資に直接役立つ話はほとんどなかったのですが、とにかく会話がキレキレで抜群に面白いことも特徴でした。当たり前ですが、超凄腕は「地頭がべらぼうに良い」んですね。 ただ一つだけ抜群にいい話があって、それはぱりてきさすさんが「メンタルは中世が最適解」と考えて戦っているという事でした。自分が理解したところでは、「法の支配の外の”リアル北斗の拳””の世界観で戦い、自分以外は全員確実に皆殺しにする。」というメンタリティをもって相場に臨む必要がある、という感じです。 これは素晴らしい発想で、私は、「そうか、ポートフォリオ上位に据えている銘柄達は、言ってみれば、一人一人が戦国大名みたいなものだ。彼らは凄くて当然。ベンチマークを殺せないような銘柄は絶対に上位で持っちゃダメなんだ。」という風に考えました。 また、もう少し大きい話で言うと、私は毎年「TOPIX+20%」を目標に戦っているわけですが、これも「必ずTOPIXを殺る。」という強い気持ちを持って、「日々戦国武将」のつもりで過ごさなくてはならないんだな、とも肝に銘じました。 それにしても、かつては決して「見えなかった、その気配を感じることも出来なかった。」天才たちの肉声が、思考法の一端が、僅かではあっても実際に体験できる今の時代と言うのは凄いですね。 そしてこの頂点対談を聞いて、「自分は、リスクを取る力、視点の広さ、株式投資に賭ける気持ちの強さと狂い方がまだまだ全然足りないなあ。」と痛感しました。資産3桁億には一生届かない気がしますが、それでも少しでも高いところを目指して、今年も精一杯頑張ろうと思いました。
Jan 2, 2021
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト116位 アノマリー投資(ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング 2013年) の第4弾です。 今日は、とても良い出来である 第5章 政治がポートフォリオに影響を与えるとき から。 ウォール街で起きることはワシントンで起きることと密接不可分に関連している。ストック・トレーダーズ・アルマナックは50年間にわたって、4年ごとの大統領選挙と株式相場の周期の重要性について説明し、立証してきた。4年周期は私たちの指標の「定番」だ。 大統領選挙は景気と株式市場に重大な影響を及ぼす。戦争、不況、弱気相場は大統領の任期の前半に起きるか始まり、繁栄の時期と強気相場は後半に起きる傾向がある。最大の上昇は、就任後2年間の弱気相場のあとの3年目に現れやすい。 再選を勝ち取るために、大統領たちは痛みを伴う取り組みのほとんどを任期の前半に行う。そして、後半になると景気刺激策を打って、有権者が投票所に出かけるときに最も好景気になるようにしがちである。 大統領選挙の4年周期で見られるダウ平均の年上昇率(1983~2011年) 確かに大統領選挙の前年=就任3年目の株価の上昇率は圧倒的ですね。♬ この「大統領選挙の周期が相場に与える影響」は、サイクル投資法の代表例としてとても有名です。この手法を使うか使わないかは別として、少なくとも「知識として知っている」ことはとても大切と思いますね。(続く)
Apr 23, 2021
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さて本日より 2022~23主力株概況シリーズ を始めます。 初めにお断りしておきますが、このシリーズは積極的な情報発信をすることを通して、継続的に学び続けながら、自分が投資家として少しでも 半歩でも成長することを目的として書いているだけのものです。人はインプットだけ・溜め込むだけでは決してうまくいきません。適切なアウトプット・波動砲発射があって初めて1ミリでも1センチでも身長が伸びるものなのです。 そのため、読者の皆様方がこのシリーズを見て売買をし、儲かっても、そして損をしても私は一切の責任を負いません。投資は100.0%自己責任で行って下さるようお願い致します。誰にも投げていないし、ただひたすら自分との真剣勝負をしているだけです。 それではまず最初に必ず下記の免責事項を御読み下さい。そして納得できない方はここまでで立ち去り、今後当ブログ及び私のツイッターアカウントへの御訪問は一切、恒久的にお控えください。尚、この免責事項は2022~23主力株概況シリーズの全体に対して適用されます。御了承下さい。 2022~23主力株概況シリーズ 免責事項 当 2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての1つ上の「無重力&真空の自由過ぎるステージ」に連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちてはいないか、「目の死んだ魚」になっていないか、などを多角的に検討する目的で書いているものです。 記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただし登場各社IRへの蛇の様にしつこくて執念深い、独自の突撃取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。 また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため、記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を残念ながら持ち合わせておりません。 そのため当シリーズ内の情報に基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。 そしてここから先に広がる膨大な 2022~23主力株概況シリーズワールド は 純度100%の私のポジショントーク でもあります。私がポッケの小銭入れに持っている100円玉で自分が買える限界までパンパンに買い込んだ銘柄達がただひたすらにずらっと並んだセットリストになっているのです。 そして私は割と文章力があるタイプです。なので、このシリーズを継続して読むと知らないうちに私のミラクルワールドに引き込まれ、影響を受け、同化してしまう危険性があります。十二分に御注意ください。 いいですか、これが最後のチャンスです。読むのをやめるなら、引き返すならここまでです。 よろしいでしょうか? ちゃんと警告しましたよ。 それではここから先に続く日記へは、上記の免責事項に完全に120%ご納得頂けた方のみがお進み下さい。。。。。。 、、、、、、、、お待たせしました。それでは、2022~23主力株概況シリーズ いよいよ出陣です。 1位 2726 パルグループホールディングス(東P、2月優待) ◎◎◎ PF時価総額1位のフラッグシップ銘柄は、ヤングレディス衣料を多展開し、現在全国で躍進中の雑貨屋さんである 『3コインズ』 も手掛けているパルグループホールディングスです。 現在の株価は2217円、時価総額1026億円、PBR2.02、自己資本比率は50.5%、今期予想PER14.75、配当利回り2.3%(50円)、総合利回り2.8%(50+12=62円、優待券はメルカリ平均価格の1枚600円で換算)で、優待は100株保有で共通割引優待券2枚 { (1)自社店舗での商品購入15%割引(買物限度額10万円、一部除外品有) (2)自社インターネットショッピングサイトでの商品購入15%割引(買物限度額10万円、一部除外品有) (3)自社子会社運営宿泊施設「浜木綿くろしお山荘」・「フリーゲート白浜」宿泊コース料金50%割引(4名まで)※1枚につき(1)~(3)より1つ選択} などです。 さて私は尊敬する ピーターリンチ の教えに従い、巨大なショッピングモールでの執念深い徘徊の中から「明日の主力株」を発掘するというやり方を以前から好んで愛用しています。 、、、新型コロナウイルスの「第6波」襲来を受けた2022年1月、私が定点観察に訪れているその巨大な イオンモール は、照明は煌々としているのに中にはほとんど人がいないという一種異常な「静寂の空間」と化していました。 私は主力で勝負している婦人カジュアル服チェーンの 2792ハニーズHD の店舗偵察に来ていたのですが、大体いつも他店よりもよくお客さんが入っているハニーズの店内にもほとんど人がいませんでした。 「、、、頼みのハニーズでもオケラか。というか、モールの中にとにかく人がいない。これは駄目だ。参考にならないな。」と思いながら、ガラガラのイオン専門店街をポテポテと肩を落として歩いていました。 「取れ高が無い。もう帰ろうかな。」と考えていた矢先、とあるお店の店内に、唐突にお客さんがぎっしりと入っているのを目撃しました。 「、、、これは夢かな? どうしてこんなに混んでいるんだろう。?」といぶかしく思いましたが、スリコが最近ちょっと人気のあるお店だという事は知識として持っていたのと、「巣ごもり需要」で新型コロナがプラスに働く業態でもあるので、「ま、そういうこともあるかな。」と一旦は心を収めました。 でもお家に帰ってから出来事を反芻している内に、以下のように思い始めました。 「ちょっと待てよ。これと同じ感じの事が遠い昔にあったぞ。確か既存店月次が突然対前年比で+160%とかの大ブレークを果たしたのを見て、実際にお店を見に行ったらごった返しの大盛況だった、均一価格の眼鏡チェーンの3046ジンズHDがそうだった。あの時は、月次で株価がブレイクしてしまった(130円→170円とかそんな感じだった。)ので、バリュー投資家的にはもう買えないと思ってちょっとしか買わなかったけど、その後株価が何十倍にもなって死ぬほど後悔した。あの時の感覚に似ている。」 段々と胸の鼓動が高まってきます。ワイはもしかしてお宝を見つけたのだろうか? いや、でも今日がたまたま偶然に混んでいただけかもしれない、コロナが収まればみんなお家から出るので今度は逆風になるかもしれない、そもそもちょっと指標的に高い銘柄でバリュー投資家的にはイマイチ触手が動かない、更に銘柄全体としてみた場合に看過できないかなり大きな欠点がある、などとネガティブな側面もいっぱいいっぱい考えました。 ちなみにパルGの欠点は、雑貨の3コインズが絶好調なのは事実としても売り上げは雑貨部門全体で現時点では全体の3分の1に過ぎず、残りの3分の2を占める肝心のアパレル部門がイマイチなことです。私の見立てでは、パルのブランドは全体的にライバルである 2685アダストリア の各ブランド(グローバルワーク・ニコアンド・ローリーズファーム・スタディオクリップなど)に対して微妙に見劣りします。実際、この日もパルの旗艦アパレル店舗であるチャオパニックティピーやディスコートなどはガラガラでした。 「パルってどこか、 2681ゲオHD に似ている。リユースのセカンドストリートはいいんだけど、レンタル中心でオールドメディアのゲオが足を引っ張っているところが、スリコは好調なのにそっちに軸足を移しきれずにいて、かつベース事業のアパレルがイマイチなところがクリソツなんだよな。」と思いました。 このように色々な側面から考えてかなり悩んだ末に、結局は少し多めにパルGを買いました。でも、ポートフォリオの時価総額70位くらいで全然大した額ではありません。「多分こういう所に、こういう瞬間に大きく張れないから、自分はいつまでも殻を破れないしみったれのバリュー投資家なんだろうな。でも持って生まれた性格もあるし、仕方ないよな。」としんみりと思いました。 「ワイは グレアム先生 直系の渋ちん投資家なんだ。石橋は叩きに叩いてなかなか渡らない。鉄の規律は守らなくてはならない。そうやって世界最弱の日本株市場でこの20年間を生き抜いてきたんだ。」 うん、これでいいんだ。 そして私は忙しい毎日の中、この大切な発見を、胸の奥に確かに感じた高揚感を、次第に忘れていきました。。。 、、、時が流れて、2022年4月になりました。新型コロナの「第6波」も収まり、私が定点観測している巨大イオンにも賑わいが戻っていました。私は各店舗を注意深く観察しながら、様々なことを考えていきます。以下の様な感じです。 「今日は全体に凄い人。みんなリベンジ消費かなあ?。開店休業状態だった 8219青山商事 のスーツのお店にもぼちぼちお客さんが入っている。単価の高いオーダーで注文しているっぽい人もいる。コロナが終わって出社にスーツが必要な季節がやってきたんだ。青山、何とか生き残れそうだな。」 「バックやカバンの専門店の 9990サックスバーホールディングス には未だあんまりお客さんが戻っていない。マルチブランドで複数店舗出してるけど、どこもガラガラ。みんなが旅行に出かけるにはまだ少し時間がかかるのかなあ。」 「ケンタッキー・フライド・チキン、何回見に来ても使っているのは鹿児島産の鶏肉(店頭に掲示している)。やっぱり 1381アクシーズ がほとんど独占供給しているんだな。という事は、KFCが美味しい≒アクシーズの鶏のクオリティが高いということでほぼいいんだろうな。」 こんな感じで、ゆっくりとモール内を匍匐(ほふく)前進していました。 1月に大盛況だった「例のお店」 に近づいてきました。自然と足取りが遅くなります。 「うん?」、妙な違和感と胸騒ぎを感じます。 お店の前に、何故か様々な年齢の「男衆」が沢山佇んでいるのです。 皮脂枯れ枯れのシブシブおじいさん、顔がテカテカの油ギッシュおじさん、ベビーカーを持った男性、お肌ツルツルゆで卵の若人、みんな手持ち無沙汰に暇そうにしています。 お店の中を覗いてみると、凄まじい数の女性がぎっしりとキチキチに入って喰い気味に買い物をしています。 そうです。お店の前にたむろっている「男衆」は、人が多過ぎてお店に入れずそれで外で仕方なく待っていたのです。レジを見ると、お客さんが捌ききれず狭い店内にL字型の長い行列が出来ています。 私はその光景を見た瞬間に、「追い風だったはずのコロナが収まったのに、それでもなおこの驚異的な混み具合。これは間違いなく本物だ。スリコはリアルガチで強いんだな。」と思いました。 実際に改めて店内を見回ってみても、「なるほど生粋の洋服屋さんが真面目に雑貨店を手掛けると、こんなにお洒落で楽しい空間になるのか。」という感じで明らかに戦闘力が高いです。 「ここは死ぬほどヤバい。主力でいけるんじゃないか?」という思いが沸々と沸き上がり、心臓の鼓動が急に速くなります。「あぁ、ワイは多分ミスった。あの後色々とプライベートの方で忙しくて完全に目が離れていた。クソー、株価めちゃ上がっているだろうな。」と思いながら瞬時にスマホで株価を調べると、何と1月より20%近く下落しています。 グレアムのミックス係数 も、今なら何とか基準値の22.5未満で買えます。 私は首(こうべ)を思いきり下げ、深呼吸を3回くらい繰り返した後で、その場で深く深く考え始めました。「これは恐らく年に1回あるかないかくらいのビッグチャンス。正に ピーター・リンチ ど真ん中の金属バット脳天フルスイング案件だ。」 でも同時に、「だったら、どうしてこんなに株価が下がっているのか?」という根源的な疑問が心に競り上がってきます。「よし、今すぐに複数県を巡業して沢山のお店を徹底的に探索しよう。」と心に決めすぐに実行しました。結論としては、どの街でもスリコは大盛況でした。また懸案の各アパレルショップにもまずまず人が戻っていました。 そして、「マーケットはパルGのアパレル部門が弱いという欠点をネガティブに見過ぎている。現在売り上げの3分の1を占めるスリコを筆頭とした雑貨部門の戦闘力は正に異次元のものであり、ここから数年で更に飛躍できる。また足を引っ張っていると思われているアパレル部門も実際にはかなり回復してきている。ここはイケる。」と言う結論となり、私はアクセルを底までベタ踏みして超主力参戦することとなりました。 「足で見つけた。」今回の銘柄での勝負がどのようなものになるのかは全く分かりませんが、こうして激戦の火ぶたが切って落とされたのでした。。。 (続く)2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、既に知らずして死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にねちこくしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。。。。
Jul 27, 2022
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さて世の中には本当に色々な種類の優待品が有るわけですが、今日はそんな中で私が大好きな「缶詰優待株」のベスト4をランキング形式でお届けしたいと思います。 尚、これは 2010年に書いたもの 2019年に書いたもの 更に 2021年に書いたもの の最新アップグレード版となります。 過去3回の記事が「全くアクセス数の落ちない異例のロングラン記事」となっているので、ここで最新版としてリライトしておくものです。もちろん、順位を含め内容は全面的に刷新し2023年現在の視点でベストの所を選んでいます。 さてこの記事の人気の理由ですが、私の推測では投資家の方だけではなく恐らく株式投資未経験の方からのグーグルを通しての継続的なアクセスがあったためだろうと考えています。そのためこの記事はいつもより、「フレンドリーに、読みやすく、極限まで親切に」書き上げています。なので、一般の方も是非最後までご覧下さい。それでは参りましょう。 まずその前に、「缶詰優待は何故素晴らしいのか? 」 の理由ですが、 1. 優待で貰える缶詰と言うのは、スーパーではあまり見かけないようなハイグレードな品物が多くて嬉しい。更に高級な缶詰と言うのはお店で買おうとすると意外なほど、驚くほどに高いので戴く喜びも格別である。 2. 缶詰というのは何と言っても日持ちがするのがいい。また災害などの緊急時にも役立つ。総合的に見た場合に食料品として「ローリスク・ハイリターン」でリスク・リワード比激高な素敵過ぎる存在である。3. 缶詰は水産物を中心にEPAやDHAなどの体に良い成分がたっぷりと含まれていて抗炎症作用や免疫機能の調整などの効果があり、健康維持に役立つアイテムが多くて広く人生全般の役に立つ。 4. 毎晩の投資の勉強をしながらの晩酌の友として、最適なアイテムが多くて助かる。 あたりです。 さて、それでは早速「缶詰優待株ランキング」を始めましょう。まずは第4位です。 4位 5902 ホッカンホールディングス (東P、3月優待) 食缶業界3位。現在の株価は1525円、時価総額205億円、PBR0.37、自己資本比率41.3%、今期予想PER14.15、配当利回り3.0%(45円)、総合利回り4.9%(45+30=75円)で、優待は100株保有で3000円相当、1000株保有で6000円相当、2000株保有で8000円相当の自社グループ製品詰め合わせなど。2023年3月期から缶詰以外にお菓子なども選べる選択制となり更にパワーアップしました。 ホッカンHDの缶詰優待内容はこの後に紹介する上位3社にはやや劣りますが、1単元が比較的少額&超低PBR&高い総合利回りが出ており、未保有の方には是非100株お勧めしたい銘柄です。 100株優待品(左)と2000株優待品(右)。優待内容は過去数年ほぼ一緒です。 ホッカンマークが可愛い。 よく見ると、とても珍しい組み合わせ。 ホッカン優待缶詰の鮭サラダ ホッカン優待缶詰のカレー 3位 1332 ニッスイ (東P、3月優待) 水産大手で冷食など食品の比重大。現在の株価は693円、時価総額億2165円、自己資本比率39.1%、PBR0.99、今期予想PER9.59、配当利回り2.9%(20円)、総合利回り3.8%(20+6=26円)で、優待は500株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当の自社商品セット(EPAドリンク・瓶詰・缶詰等)。 ニッスイの優待缶詰はとても使いやすくて良いと思います。日々の食生活での「即戦力度」で見るとナンバーワンですね。下記は1000株優待品です。 パッケージが明るくてポップ。 ニッスイ優待さば缶の和風パスタ ニッスイ優待オイルサーディンとツナとニンニクのトマトパスタ 2位 1301 極洋 (東P、3月優待) すしネタに強い水産会社。現在の株価は3750円、時価総額410億円、PBR0.85、自己資本比率33.1%、今期予想PER6.64、配当利回り2.4%(90~100円)、総合利回り3.1%(90+25=115円)で、優待は100株保有で2500円相当、300株保有で6000円相当の自社缶詰詰合せ。 極洋は業績好調で指標的にも安く、極めて優れた銘柄と思います。各缶詰のクオリティもこれまた素晴らしい。 100株優待品(上)と300株優待品(下) 1つ1つの缶詰が、どれも大きくて高そう。 極洋優待さば缶とオクラの夏パスタ 極洋優待ずわいがに水煮の贅沢パスタ カニが立ってる。ピーンってなってる。! カニの旨味が凄い。とにかくカニが強い。カニのこと以外もう何も考えられない。!1位 2932 STIフードホールディングス (東S、6・12月優待) 水産食品やおにぎり具材の製造を手掛け、セブン向け売上が8割超。現在の株価は4195円、時価総額249億円、PBR3.78、自己資本比率は51.4%、今期予想PER16.57、配当利回り1.3%(55~60円)、総合利回り2.7%(55+60=115円)で、優待は100株保有で年2回3000円相当の株主限定自社商品。 STIフードホールディングスはバリュー投資家としての観点からは明白に割高ですが、缶詰優待族としてみた場合には抜群の銘柄です。何故なら優待内容にオリジナリティがあって更にそのビジュアルが美しく、更には食べても非常に美味しいという3拍子が揃っているからです。 STIフードHDの優待の何がいいって、まずはこの計算され尽くした鮮やかなそのルックスですよ。毎回脳がトロけます。 なんか、食べるのがもったいないよね。 お洒落過ぎる。。。 私は「缶詰優待」が大好物なのですが、2023年現在のナンバーワンは間違いなくここSTIフードHDです。それでは最後に実際の使用例をいくつか見て終わりにしましょう。 STIフード優待のオリーブサバの和風パスタ STIフード優待のペペロンチーノ STIフード優待の地中海風サバハリッサのアラビアータ 以上、「缶詰優待株私的ランキングベスト4 2023年編」でした。♪ 次回はまた数年後にやりたいと思います。
Oct 21, 2023
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さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 383位 4333 東邦システムサイエンス (東P、9月優待) ○ PF383位は、旧東邦生命系から独立したソフト開発中堅の東邦システムサイエンスです。 現在の株価は1196円、PBR2.40、自己資本比率は71.2%で有利子負債は0、今期予想PER20.80、配当利回り3.3%(40円)、総合利回り5.0%(40+20=60円)で、優待は100株保有で2000円相当のクオカードです。 東邦システムサイエンスは指標的にはやや割高ですが、一定の成長力を維持していますし、良好な総合利回りも出ていますし、複合的に見て良い銘柄と思います。このような実力溢れる銘柄をPF中位で持てて幸せですね。
Apr 4, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト142位 わが子と考えるオンリーワン投資法(ジョン・モールディン著、パンローリング、2006年) の第3弾です。 今日も、本書中でベストの出来である第1章 霧の中の道標 から。正直に言って、この章を読むためだけでも本を買う価値があると思います。著者が気軽に山登りに出かけ、危うく遭難しかけた話と投資の教訓を結び付けた印象的な小話です。 白日の下で金儲けはできない 株価に織り込まれれる材料は毎日変わり、その企業の価値も常に変化している。 そういえばしばらく前に 9404日本テレビHD が、日本の宝「スタジオジブリ」を子会社化するというニュースがありました。この時に、「ジブリのIP(知的財産権)価値と今後生み出されるシナジーを考えれば、日テレは爆上げして当然だ。!」という意見と、「ジブリ子会社化による日テレへの実際の利益貢献は僅かだ。上がるのはおかしい。」という意見が対立して株価は激しく動きました。 でもこれこそが「マーケットの本質」なのです。「激しい意見の対立があるところにこそ、利益が潜んでいる。」 ものなんですね。 霧のなかの投資 霧のなかの投資とは逆張り投資のことではない。それはほかの人よりも一歩先を見ることである。 霧のなかの投資とは、ほかの人が見えないものを見ることである。多くの人が霧に包まれればパニック状態になるかもしれないが、霧のなかの投資家はそうしたときでも平静さを保ち、想像力を駆使して将来を見据え、遠くのおぼろげなものが現実になったかのように投資するのである。割安な値段で投資したおぼろげなものが次第に現実になれば、あなたは大儲けできる。もはやあなたは霧のなかにいるのではなく、そのときにはすべてが白日の下にさらされる。 いやあ、いい表現ですね。投資の本質を突いていると思います。「他の人と同じものを見て、異なる角度から違う事を考える。」のが大切なんですね。(続く)
Apr 24, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト61位ウォール街のモメンタムウォーカー個別銘柄編 (ウェスリー・R・グレイ、ジョン・R・ボーゲル著、パンローリング社) の好評第6弾です。 今日は、なぜモメンタム戦略は機能するのか についてを見ていきましょう。 データを見ればモメンタム投資が機能することは明らかだが、「なぜ」なのかははっきりと分からない。 モメンタム投資には、未だに解明されていない謎がたくさんあるんですね。 モメンタム株は、バリュー株、成長株、株価指数を大幅にアウトパフォーム している。モメンタム株ポートフォリオの年平均成長率が16.85%であるのに対して、成長株ポートフォリオの年平均成長率はわずかに8.70%で、その差は8%だ。なぜ モメンタム戦略が学術研究者たちにトップアノマリーであるとみなされたのかは、この差を見れば歴然 だ。 1つだけはっきりしているのは、 モメンタム投資はパフォーマンスキング であるということである。 ほうほうほう、どれどれ。。。↑ どひゃー、 1927~2014年の長期パフォーマンスで見て、モメンタム株は16.85%と、私達が専門とするバリュー株の12.41%を遥かに上回る驚異的な成績 となっています。 リバモア、ダーバス、オニール、タートルズ、ミネルヴィニ、スタイン、、、 多くのS級モメンタム投資家達が驚異的なパフォーマンスを叩き出すことが出来たのは、彼らの才能が傑出しており同時に幸運だったからだけではなく、このようにモメンタム株がバリュー株を圧倒的に超える実績を持つからこそ なんですね。尚これに関連して未読の方は、 凄腕モメンタム投資家を見てみよう 2017年編 という過去の超人気記事も是非合わせて御覧下さい。 さて、著者らの「モメンタム投資の謎」を巡る思索は続きます。見ていきましょう。 バーベリスたちは、バリュー投資とモメンタム投資は互いを映し出すバイアスによって生じると結論付けている。前にも述べたように、バリュー投資は過剰反応によって生み出される。。。これとは対照的に、モメンタム投資は過小反応によって生み出される。 株価が上昇して、新たなファンダメンタルズ情報を完全に反映するまでにはかなりの時間がかかる。この行動がモメンタム投資である。 私たちは投資家として、とにかくそれが機能することだけを理解していればよい。とにかく、モメンタム投資は機能する。 、、、つまり、2017年の現段階では、どうしてモメンタム投資のパフォーマンスがここまで驚異的なものなのかについては100%は学術的に解明されていない、ということです。 ただ、私が感じたのは、モメンタム投資の秘密の全てが解き明かされたときには、きっとモメンタムはその魔法の光を失うんだろうな、ということでした。 私達が愛する不可思議なこの株式投資の世界では、本当に価値のあるもの、ピカピカと光り輝くものは、完全に言語化することは出来ない んですね。(続く)
Nov 3, 2017
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さて今日は 2021~22主力株概況シリーズ です。 73位 7614 オーエムツーネットワーク (東S 1・7月優待) ◎ PF時価総額73位の上位銘柄は、2292エスフーズ傘下の食肉小売業のオーエムツーネットワークです。2016シーズン19位、2017シーズン30位、2018シーズン53位、2019シーズン55位、2020シーズン65位とじりじりと順位を落としていますが、それでもなんとか上位の地位を維持して、今シーズンはここでやっと出てきました。 現在の株価は1075円、時価総額79億円、PBR0.49、自己資本比率は79.2%と良好、今期予想PER9.52、配当利回り2.2%(24円)、総合利回り2.8%(24+6=30円)で、優待は年2回、1・7月に100株保有で自社オリジナルギフト商品の30%割引販売 プラス年1回7月に、500株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当の自社取扱商品(ハム・ソーセージ)もしくはアウトバックステーキハウスで使える食事券です。 私はこの数年は、アウトバックステーキハウスの食事券を戴いています。 それではアウトバックステーキハウスの実際を見ていきましょう。 私はこれまで色々と食べたのですが、今までのところではこのハンバーグ・ステーキが一番美味しいと思いました。結局、自分はとても「安く出来ている人間」なんですね。(汗) 見て下さい、この断面図。 凄い「肉密度」でした。 ♬ ちなみに、この食べ放題のパンがまた美味い。 さて今日はもう1つだけメニューを紹介しましょう。前回の訪問時にはシンプルなアウトバッカー・バーガーを食べてみました。 野菜たっぷり&肉肉しくて、とても素朴な味わいでした。 ま、オーエムツーネットワークは現状指標的に十分に割安ですし、優待内容も上記の如く素晴らしいですし、PF上位銘柄として全く不足の無い極めて良い銘柄であると認識しています。 というかここは、「食肉小売業」として見てもまずまず安いですが、「外食優待株」として捉えると破格に安い という言い方もできると思います。 これからもアウトバックステーキ優待を楽しみに、ご機嫌でホールド継続の予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。 しかし、このパン、無限に食えるな。。。
Apr 26, 2022
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私の「4代目絶対基準優待バリュー株」であり、ポートフォリオの司令塔として君臨していた、8591オリックス の 2024年3月期での優待廃止 が発表されました。 優待廃止までにまだ2年あるというとても良心的なパターンであり、またオリックスはそもそも優待が無くてもガチンコでポートフォリオ上位で戦えるだけの力にある銘柄、私の言うところの A株(優待ディープバリュー株。仮に優待が無くても十分に戦えるだけの力を持った銘柄の事) でもあるので、中長期的には株価への影響はほとんどないものと思います。 ただ自分にとっては「オリックスよりも総合的に見て良い銘柄なのか?」を基準にしてポートフォリオ上位の各銘柄の順位付けをしていたので、開示情報を見た時の精神的なショックは極めて大きいものがありました。 ま、2021年9月期で70万人も株主がいたので、いずれXデーが来るかもということは覚悟はしていたのですが、3月の個人投資家向けの会社説明会で「これからも現行の優待制度を継続すると明言した」という情報をツイッターで目にしていたので、ちょっと自分の中で安心していたというか油断があり、それで完全に「寝首を搔かれた感」がありました。体は正直なもので、開示を見ると同時にギューッと強烈にお腹が痛くなってトイレに駆け込みました。(玉汗) 優待スーパーバリュー株だった絶対王者を失い、私は次の 「5代目」 を早急に探さなくてはならないこととなりました。率直に言って、現行のオリックスに匹敵する力を持った銘柄など日本株市場にはほとんど存在しませんし、今はただただポートフォリオの大切な心臓部を抉られ、奪われてしまった喪失感・疲労感・虚無感でいっぱいです。ふー、これは本当に困ったことになりました。
May 11, 2022
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さて今日は、 2022~23主力株概況シリーズ です。79位 5830 いよぎんホールディングス (東P、3月優待) ◎◎ PF時価総額79位の上位銘柄は、愛媛から瀬戸内へ展開し、資金量四国1位の伊予銀行です。元々は2018年に163位で出ていたのですが、2021年11月に優待MAXとなる5000株まで買い増しをしたために大きく順位を上げ、2シーズン連続でのポートフォリオ上位登場となりました。 現在の株価は976.6円、時価総額3061億円、PBR0.40、自己資本比率は8.9%(BIS-15.01%)と地銀トップクラス、今期予想PER11.77、配当利回り2.1%(20円)、総合利回り2.6%(20+5=25円)で、優待は100株保有で今治タオル、1000株保有で5000円相当の愛媛県特産品(カタログより選択)などです。 ちなみに100株優待品は以下の通りです。 さて私はいつも言っていますが、 地方銀行の優待カタログと言うのは、その土地土地のオリジナルの名産品がぎっしりと詰め込まれていて、本当に素晴らしい所が多い んですね。そしてここいよぎんHDのものも間違いなく超一級品です。具体的に見てみましょう。 私は「ゼリーの様な食感」で有名なみかんである「紅まどんな」を選択することが多いです。何故なら滅茶苦茶に美味しいからです。 地方銀行株は現在市場で最も不人気なセクター の1つと言っても過言ではないと思いますが、 指標的には激安 なところが多く、またここいよぎんHDが典型例ですが、 独自性があって魅力的な優待株の宝庫 でもあります。 そのため私は現在、 逆張り系優待族ならではの遊び心と冒険心溢れる企画 として、 優待地銀株バルクプロジェクト を実施しているわけですが、いよぎんHDはその大切な上位構成銘柄の1つとなっています。 ちなみにいよぎんの魅力をここであらためてまとめておくと 自己資本比率と保有有価証券の含み益が地銀トップクラス であることです。 以下は2023年5月30日の東洋経済オンラインに載っていた 全国地銀「有価証券評価損益」ワーストランキング からの引用ですが、いよぎんHDの中核となる伊予銀行は96位、つまりトップ4位で保有有価証券の含み益が2863億円となっています。これはつまり保有している債券などで損失が出てもそれを「埋める」ための余力が極めて大きいという事を示しています。分かりやすく言うと、「地銀界で最強銘柄の1つ」ということですね。(上記データは東洋経済オンライン20235月30日の記事、全国地銀「有価証券評価損益」ワーストランキング より引用) ついでにいよぎんがどんな「お宝銘柄」をにぎにぎしているのかを見ておくと、ユニ・チャーム、第一三共、三浦工業、住友林業、富士フイルムなどとなっています。長期的に成長し続けている優良なクオリティ銘柄が多いですね。♪(上記データは2023年3月期いよぎんHD有価証券報告書P73より引用) このように「地銀界トップクラス」の総合戦闘力を誇るいよぎんHDを、これからも業績推移をしっかりと見ながら楽しくホールド継続の予定です。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Aug 6, 2023
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さて今日は本当に久方ぶり、多分2カ月ぶりくらいにはなる株式投資本オールタイムベストシリーズの新作です。第142位は、 わが子と考えるオンリーワン投資法(ジョン・モールディン編、パンローリング、2006年) です。 訳者まえがき 本書は国際レベルで活躍するプロたちが、「自分の子供たちにぜひとも伝えておきたい大切な投資の知恵」をひとつだけに絞ってまとめたものである。しかし、ここで語られる彼らのオンリーワンの投資術は実に多岐にわたっている。 序文 「ひとつだけ、そうあなたが子供たちに伝えたい大切な投資の知恵をひとつだけ語ってください」。私は彼らにそう言って各章の執筆をお願いした。 ひとつの知恵とはいってもそこには特に決まった形式もないので、各章の長さやテーマは執筆者の自由裁量に任せた。各章は平均的な一般投資家でも十分に理解できる内容となっている。 そう、このモールディン編によるゴキゲンな一冊は、世界トップレベルの投資家10人が「我が子にどうしても伝えたい」投資の秘訣がズラッと並んでいるものです。 正直に言うと内容には結構出来不出来の差が大きくて「平凡でイマイチだな。道徳の教科書かよ。」と感じる章もあるのですが、共通しているのは10人全員の「熱量が高くて文章がアツい。」ことです。「我が子への一子相伝の最期のダイイングメッセージ」的なホットさに溢れていて、そこがこの本の魅力なんですね。そして同時に、「我が子に伝える」というコンセプトの1冊なので、どの章も文章が平易で読みやすいのも特徴です。 読み終えた時に最初に感じたのは、現代最高峰のバリュー投資家、ジョエル・グリーンブラット が「自分の子供達に自力でお金を稼ぐ方法を教えたい。」という目的で書いた本として知られる名著 株デビューする前に知っておきべき「魔法の公式」 (ジョエル・グリーンブラット著、パンローリング、2006年) にどこか似た小粋な一冊だな、ということでした。 そしてすぐに本棚から引っ張り出してきて2冊を並べて観察してみると、私は面白いことに気付きました。それは、グリーンブラット本がウィザードブックスシリーズのvol.105で、今回のモールディン本がvol.106と連番だったことです。なんだか表紙のテイストも似ています。というか、両方に登場しているおじさん、髪型が違うだけの同一人物の様な気すらします。(笑) もしかすると、当時のパンローリング社に「分かりやすい、初心者向きの本を紹介しよう。」という機運があったのかな?とちょっと思いました。私も数冊書いているので良く分かるのですが、投資本と言うのは気を抜くとどんどん複雑怪奇でお化け屋敷みたいな内容になりがちで、「本質をシンプルかつ的確に表現する」事には値千金の価値があります。 その意味で、このモールディン本は素晴らしい1冊と思います。特に、第1章、2章、6章、7章が出来が良いです。それでは次回からはこの本のベストオブベストのところだけをサクッと見て参りましょう。(続く)
Apr 14, 2024
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さて今日は 2017主力株概況シリーズ です。 25位 1718 美樹工業 (東JQS、6・12月優待) ◎◎ PF時価総額25位の主力株は、大阪ガス軸のガス工事、子会社のセキスイハイム販売など住宅、建設が柱の美樹工業です。その激烈な指標的な割安さが高く評価され、「優待株いけす」から見出されて、今回初めてのPF上位進出を果たしてきました。 現在の株価は4560円、時価総額53億円、PBR0.47、自己資本比率は34.6%、今期予想PER5.54、配当利回り2.2%(100円)、総合利回り2.6%(100+20=120円、優待品は私の独断で1000円で換算)で、優待は1000株保有で 野菜(ブロッコリーの新芽・国産チコリ等)を年2回です。 ちなみにIRによると、現在の野菜優待は「郵送料のコストが跳ね上がっていて、野菜を送っているのか、箱を送っているのか分からない状態。」とのことで、「将来的には郵便で簡単に送れる1000~2000円程度の内容に変更するかもしれない。」とのことでした。という事は、いずれはクオカードになるのでしょうかね? ただいずれにせよ、優待制度廃止の予定はないとのことでした。 それでは早速具体的に優待品の使用例を見て行きましょう。 美樹工業優待野菜の台湾ラーメン美樹工業優待野菜炒め大盛のヘルシーステーキ 美樹工業の優待パワーで、「緑レベル」が高く、瑞々しくて抜群に美味しい料理が出来ました。♬ さて美樹工業は今期は前期比較で減益予想であり、それもあって株価は非常に軟調に推移しています。そしてその最大の原因になってしまっているのが、大黒柱である子会社の「セキスイハイム山陽」の業績が優れない事です。下記の通り、契約・売上棟数が大きく落ち込んでいます。 IRによるとその原因は、「競合他社に負けた。特に一条工務店に負けてしまった。」こととの事でした。一条工務店が数年前にたくさん土地を仕入れていたのに対し、セキスイハイム山陽はあまり仕入れていなかったところ、中心となる若年層の顧客に「土地付き物件」のニーズが高かったために負けてしまったとのことでした。 ただそれを反省して今年はセキスイハイム山陽もたくさん土地を仕入れたので、 「契約・売上棟数の減少はこのあたりで下げ止まるだろうと見ている。」とのことでした。 また、セキスイハイム山陽は苦戦しているものの、美樹工業全体の業績としては、「受注工事高がたくさんあるので、少なくとも来年までは大丈夫。」とのことでした。 実際、美樹工業の求人情報を見ても、「現在、受注案件は多数あるものの、人材が不足しており、今回の募集に至っています。」と書いてあるので、当面の業績は心配ないのかな?と個人的には思っています。 以上、美樹工業は指標的にも極めて割安ですし、今後変更があるかもしれませんが上記の通り優待内容も素晴らしいですし、いくら今期が減益予想であるとは言え、優待族的にはいくらなんでもちょっと安すぎるなと感じます。なにしろ、 グレアムのミックス係数 (PBR×PER。バリュー投資の創始者で、世界一の投資家バフェットの師匠であるグレアムは、株を購入するにあたってはこれが22.5以下でなければならないと説いた。私はそれを更に厳しく半分にして11.25以下の銘柄を中心としてポートフォリオを組むようにしている。)は超激安レベルの2.60! ですからね。 ちなみに過去の自分の経験上では、グレアムのミックス係数が2以下になると「ほぼ不敗」 となるので、是非美樹工業にはその「不人気株の頂点」を目指してこれからも頑張ってほしいと思っています。後ほんのちょっとですからね。(笑) ま、いずれにせよ、今後美樹工業をPF上位の一角として楽しくホールドしながら応援していく予定です。2017主力株概況シリーズ 免責事項2017主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 5, 2017
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さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。 10位 8281 ゼビオホールディングス (東P、3・9月優待) ◎◎ PF時価総額10位の準主力株は、スポーツ専門小売大手のゼビオホールディングスです。ここはコロナ渦で業績を激しく落として株価が暴落しましたが、自分としては「中期的に見たら今の位置は非常に安いんじゃないかな?」と感じて2020年に大きく買い増ししました。その後の株価上昇で持ち株の一部を売却しましたが、今シーズンも最上位の一角の地位を維持してなんとかここで出てきました。 現在の株価は992円、時価総額475億円、PBR0.37、自己資本比率は56.2%、今期予想PER10.44、配当利回り3.0%(30円)、総合利回り7.1%(30+40=70円、優待券は全てまとめてのメルカリ価格2000円で換算。)で、優待は100株保有で年2回、20%割引になる優待券が1枚、10%割引になる優待券が4枚などです。 (上記データはメルカリより引用) 次に優待券を使っての買物の実際例を1つだけ御覧戴きましょう。 DNSのプロテイン福袋。 自分は色々なメーカーを試したのですが、今の所このDNSのプロテインが一番気に入っています。 福袋の中身に外れが無くとても良い買い物でした。元々の10000円でも安いと思ったのに、優待券で更にそこから20%引きになったので、私はお店からの帰り道、「にこやか」が止まらなかったですね。。。 それでは次に、ゼビオへの主力参戦中の理由をコンパクトにまとめておきます。1. 同業他社に較べて異常にPBRが低い のが気に入った。具体的に言うと、業界1位の3028アルペンがPBR0.73、僅差で2位の 8291ゼビオがPBR0.37、3位の7514ヒマラヤがPBR0.75となっている。 なお、ゼビオの主力化に当たって、改めて上記3社のお店を徹底探索した。その結果、ゼビオはアルペンとヒマラヤに対して全体に店舗がごちゃごちゃしていて動線が悪く、探したいアイテムをスムーズに探せない感じがした。 なので正直に言うと、店舗戦闘力が一番劣るとは感じた。ただ、その差は劇的に大きなものではなく、また考えようによってはゼビオの店舗には宝探し的な楽しさがあると言う見方も出来る。 そのため「ゼビオはアルペンと並び立つ業界2強の一角だし、数年単位で見ればアルペンと同水準のPBR0.7くらいまでは評価されてもいいんじゃないかな?」と個人的には考えた。 要は、 グレアム的なシケモク(cigar butt investing)視点 でゼビオを主力化した。「ゼビオはイケてる銘柄では全然ないけれど、それにしても実態に対して売りこまれ過ぎてるんじゃないかな。煙草で言えばまだ根元のフィルターまでは行っていないし、後一吸い(ひとすい)は出来るんじゃないかな。」と判断した。 2. 配当+優待の総合利回りが7%越えと非常に良いことを評価した。高い総合利回りは「株価の岩盤」として作用するので、優待族的にはとても重視している指標である。3. 過去25年間一度も赤字がなく、安定的に業績が推移している ことを高く評価した。ギリギリではあるが、2020~21年のコロナ地獄も黒字で切り抜けており一定の底力があると考える。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 以上、「復活の光」が見えるスポーツ用品業界の雄、ゼビオを2022~23シーズンも主力の一角として楽しくホールドしながら応援していく予定です。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 16, 2022
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さて今日は当ブログ一番人気を誇る 2022~23主力株概況シリーズ です。 41位 7551 ウェッズ (東S、9月優待) ◎◎ PF時価総額41位の上位銘柄は、アルミホイール主体の自動車部品・用品卸でトップクラスのウェッズです。 2013シーズン34位、2014シーズン29位、2015シーズン34位、2016シーズン26位、2017シーズン27位、2018シーズン39位、2019シーズン45位、2020シーズン45位、2021シーズン50位とずっとPF上位の一角の地位を維持し続けている実力派銘柄ですが、今年2022年も「10シーズン連続」でそのポジションを守ってここでゆるゆると登場してきました。♬ 現在の株価は618円、時価総額100億円、PBR0.67、自己資本比率は60.4%と良好、今期予想PER6.40、配当利回り4.9%(30円)、総合利回り5.2%(30+2=32円)で、優待は1000株保有で2000円相当、2000株保有で5000円相当、10000株保有で10000円相当、20000株保有で20000円相当のクオカードです。尚10000株以上を3年以上継続保有(株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の場合、クオカードは1000円増となります。 次に、これが長期保有分の優待となります。↓ まとめると、こんな感じです。 さてウェッズの5000円クオカードが財布に入っていると、コンビニで常に「王様気分」で買物が出来て非常に気持ちがいいです。(笑)「苦しゅうない、欲しいものは何でも買ってやるぞ。」と思いながら店内をご機嫌で巡回できるからですね。 株主優待には精神を高揚させる、日々の生活を彩り豊かで楽しいものにしてくれるという大きな効用があり、これが我々優待族が「市場で最も長生き種族」であり続けている秘密 の一つとなっています。 「楽しいことは長続きする」んですね。♬ さてウェッズはあまり成長力はないですが、指標的に十分に割安ですし、またしっかりとした総合利回りも出ていますし、自己株式の償却をする、 今期の様に業績が好調な時にはしっかりと増配する など「株価に意識を向けた経営」をしてくれていますし、非常に安定感のある良い銘柄です。 また今期の業績好調ぶりにはちょっと目を引くところがあり、下記の四半期毎の業績推移を見ても明らかに前期とは異なる快走が続いています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) ウェッズのアルミホイールは「リーズナブルな価格の割にクオリティが高い。」ので、それがついに評価されてのことかなあと思って、ホルダーとして嬉しく思っています。 ところで前世紀の大投資家の ジェラルド・M・ローブ は、 あなたの持っている銘柄全てが資金全体の値上がりに貢献すべきだ。それは、ボートの漕ぎ手全員が力を出し切らなければならないのと同じ理屈である。 と述べました。 そして私はこのローブの金言を常に胸の真ん中に抱いており、ポートフォリオ最上位銘柄に関しては、リスクとリターンのバランスを毎日毎日極限まで突き詰めて考え、常に最も期待値が高いと考えるところでコチコチに固めて戦っています。 また基本的には、「リスクを取ればとるだけそれだけリターンも良くなる。」と永遠の3歳児のようにシンプルに考えています。「背伸びをするだけして実際にこれからも身長が伸びるように日々精進していく。また継続的な筋トレで全身のマッチョ化を目指し、同時に資産は長州力のようにどこまでもプクプクとふくよかに大きく、極限の筋肥大を目指す。」という立場です。 ただ正直に言って、緊張感のある銘柄ばかりだと「ちょっと疲れる」のも事実なのです。尊敬するローブ先生に反論するわけではないのですが、実際のポートフォリオ運営ではある程度の「不真面目さ・おふざけパート」や「遊び」の部分がないと何だか楽しくないし、リラックスして戦えないのです。 あまりにもキチキチに攻撃的なPFを組むと、なんというか精神的に「最短距離でコーヒーの絞りかす」になってしまいそうな、燃え尽きてしまいそうな感覚があるんですね。 そういった意味で、指標的に十分に割安で、過去25年間一度も赤字が無く、還元意識が強い性格をしていてとても株主思いで、更に株価推移もマイルドなここウェッズは、私にとって心地良い「午後の紅茶」的な銘柄なのです。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) これからもポートフォリオのこのくらいの順位で「癒し系優待バリュー株」であるウェッズを緩々とホールドして楽しく応援していけたらいいなあ、日々のポートフォリオ運営では常にそういう余裕を持ち続けたいなあ、そう考えています。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 5, 2023
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さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。 第136位は、スノーボール(アリス・シュローダー著、日本経済新聞社、2009年) です。 この本は、「世界一の投資家」として知られるウォーレン・バフェットの「本人公認」の自伝です。バフェット本人が筆者を決定し、300時間以上ものインタビューに応じてすべてを語り、また家族・友人など250人以上の関係者への取材を認め、5年の月日をかけて書き上げられた大作です。 上下巻で合わせて1400ページもある超大ボリュームで、正直に言って自分は読み切るのがかなり大変でした。その理由は、投資家としての観点から見た場合に「枝葉で興味がない」部分が多く、また微妙に著者であるアリス・シュローダーの思想や感情が文章に入り込んでいて、それが非常に読みにくかったからです。ただ、「バフェットの伝記」という視点からすれば王道で普遍的な内容とは思います。 この本は何しろとんでもない分厚さなので、とても数回の書評で語り尽くすことは出来ません。なので次回からは凄く印象に残った所だけをピックアップして紹介していく予定ですが、今日はこの本の最高に良い所を1点だけ。 それはバフェット本人や師匠のベンジャミン・グレアムなど、「歴史に残るスーパーバリュー投資家たち」の写真がふんだんに乗っているところです。自分にとっての憧れ&尊敬の対象であるレジェンドたちの実際の姿をたっぷり見ることが出来たのはドーパミンがドパドパに放出される最高の体験でした。 今日はその中でも一番印象に残った写真を1枚だけ。 踊るウォルター・シュロスです。 シュロスは、ベンジャミン・グレアム の下で共に働いていた「バフェットの兄弟子」です。バフェットがバリュー投資からクオリティ投資に軸足を移していく中で、生涯グレアム直伝の 「ネット・ネット株」 を追い求めたコテコテのディープバリュー投資家でした。そしてその 生涯成績 も素晴らしいものでした。 また健康で長生きしたことでも知られており、90歳近くまでテニスを楽しみ、上の写真の90歳の誕生日にも実際に踊りまくっています。私の憧れの存在ですね。 ちなみにシュロスについては、以前にインタビュー記事の書評もアップしていますので、未読の方はぜひこの機会にご覧下さい。↓ ウォルター・シュロス さてそれでは次回からはいよいよ本文に分け入って参りましょう。(続く)
Feb 25, 2023
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