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さて今日は株式投資本オールタイムベスト140位サイコロジー・オブ・マネー (モーガン・ハウセル著、ダイヤモンド社、2021年) の最終回第7弾です。 今日も総まとめとなる第19章 お金の心理 から。 他人に富を見せびらかさず、誠実に人と接しよう どんな高級品を持っていても、あなたが思うほど他人を感動させたりはしない。高級な車や腕時計が欲しいと思っている人が本当に望んでいるのは、尊敬と称賛ではないだろうか。 だが、もしそれらが欲しいのであれば、馬力の大きなスポーツカーや派手なメッキの腕時計よりも、優しさや謙虚さのほうが効果的である。 クーーーーッ、滲みる。 あぁ、これは本当にその通りです。自分も気を付けます。(玉汗) ちなみのこのハウセルの言葉を読んで私は、クリス・キャッチャーの モデナトレード の話を思い出しました。 また同じクリス・キャッチャーの言葉からの引用ですが、 真のトレーダーであれば、単純に大化け株をつかんで「ゾーンにはまった」ときこそが、最も心穏やかになり、最高の満足感を得られる瞬間である はずだ。 つまり、成功するトレーダーになることの本当の意味とは、トレーダーとしての腕を磨くことで至福の喜びを感じること、それに尽きるのだ。 究極の目的はお金ではない ということである。 その裕福さを利用してできるだけシンプルな人生を送ってほしい。 これなんです。「究極の目的はお金ではない」んですね。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。トータルで見ると非常に素晴らしい1冊ですね。未読の方は是非。(終わり)
Dec 12, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。 321位 9849 共同紙販ホールディングス (東JQS、3・9月優待) △ PF時価総額321位は、日本製紙の持分会社で同社製印刷・情報用紙等を扱う紙卸商の共同紙販ホールディングスです。 現在の株価は4660円、時価総額34億円、PBR0.80、自己資本比率は38.5%で有利子負債は0、今期予想PER31.51、配当利回り1.1%(50円)、総合利回り2.3%(50+55=105円)で、優待は100株保有で 家庭用紙製品詰合せ(ティッシュ等)を 3月に3500円相当+9月に2000円相当です。 共同紙販ホールディングスは利益水準が低いのが難点ですが、優待には力があります。具体的に過去の優待品を数回分見ておきましょう。 共同紙販ホールディングスは指標的には妥当なところかと思いますが、優待を楽しみに1枚ホールドしていくのには特段の問題はないものと考えています。これからも現行の優待制度が続く限りは楽しく保有継続の予定です。
Dec 11, 2023
さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。103位 8029 ルックホールディングス (東S、12月優待) ◎◎ PF時価総額103位の上位銘柄は、婦人衣料・生活雑貨の輸入販売業で、北欧フィンランドのファッションブランドであるマリメッコや、イタリアフィレンチェの革製品ブランドであるイルビゾンテが看板のルックホールディングスです。今回赤丸急上昇でルック史上初のポートフォリオ上位進出を果たしてきました。 現在の株価は2451円、時価総額190億円、PBR0.53、自己資本比率は58.5%、今期予想PER8.23、配当利回り2.9%(70円)、総合利回り4.5%(70+40=110円、優待券は人気が出そうな気がするのでここでは額面の100%で換算)で、優待は100株保有で4000円相当・400株保有で8000円相当の商品券です。11月10日にルックHDの優待制度は下記のように大きく改善されました。(上記データはSBI証券より引用) ちなみに優待券以外に「株主優待商品券の金額に合わせたお得なお楽しみ詰め合わせパック」も選べるようになりました。中身は分からないですが4000円分の優待券で10000円相当という事で「交換レートが滅茶良い」ので凄く魅力的と思いますし、私の20年以上の優待族としての経験からするとこれはかなり人気化しそうな気がします。 その理由ですが、ルックHDが持っているマリメッコやイルビゾンテは全国の高級デパートやSクラスの商業ビルに入店している「かなり強いブランド」だからです。(上記データはルックHPより引用) 更にルックHDは11月10日に優待改善と同時に 次期中期経営計画を2024年2月に公表すると発表 しました。PBRが大きく1倍割れしている現状を考えると、そこで更なる増配などの還元策が出てくる可能性が高いと個人的には考えています。 ところで2023年10月6日に同業で企業規模も似ている8011三陽商会が「PBR改善計画」を出して2024年2月期のDOE(株主資本配当率)を3%、2025年2月期のDOEを4%にすると発表して株価が急騰するという出来事がありました。 ルックは長年のライバルである三陽商会の低PBR改善のためのアクションとその後の株価推移を絶対横目でじーっと見ていたと思うので、それを真似して同じパターンでのDOE採用があり得るんじゃないかな?と期待しています。 ま、以上を分かりやすくまとめると、ルックHDは指標的に安いですし、総合利回りもまずまず出ていますし、優待パワーがめちゃんこ強くなりましたし、更には近い将来の大幅増配も(もしかしたら)期待できるという「✨キラキラ成分✨多め」の状況です。 「株価上昇の起爆剤となるきっかけ=カタリストが多い」と言っていいと思いますし、総合的に考えてポートフォリオ最上位の一角で余裕で戦える総合戦闘力があるんじゃないかな?と個人的には考えています。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Dec 10, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト140位サイコロジー・オブ・マネー (モーガン・ハウセル著、ダイヤモンド社、2021年) の第6弾です。 今日は総まとめとなる第19章 お金の心理 から。 「夜、安心して眠れること」を優先してお金の管理をすべし お金に関する考え方は人それぞれだ。重要なのは、「この方法で投資をすれば、私は安心して眠れるだろうか?」と自問することだ。それは、お金についてのあらゆる判断における最高の指針になる。 自分は マックス・ギュンター 直系の「リスクを恐れないコテコテアクティブ投資家」なので、大勝負で夜眠れない日があっても「これはワイがちゃんとリスクを取って戦えているという事だ。」と思うようにしています。 ただ最近はもう完全に初老期に入ってしまっていることもあり、少しでも元気で長生きする為に「夜、ギリギリで安眠できる」レベルのリスクを取るように気を付けています。ギュンター先生、ピヨってしまってすいません。(滝汗) 投資家として20年以上が経過してしみじみと思うのですが、「夜、安心して眠れること」は「1丁目1番地」で本当に大切なことなんですね。そこを自らが取れるリスクの限界値として捉えるのは、非常に理に適っていて合理的な考え方と改めて思っています。(続く)
Dec 9, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。320位 5971 共和工業所 (東S、4月優待) ◎ PF320位は、六角ボルトなど建設機械用高強度ボルトの専業大手でコマツ向けが主力の共和工業所です。 いやあこのシンプル過ぎる事業報告書が「THEバリュー株」っていう感じでいいですね。↓ 現在の株価は4740円、時価総額65億円、PBR0.45、自己資本比率は84.3%と鉄壁、今期予想PER5.23、配当利回り1.7%(80円)、総合利回り1.9%(80+10=90円)で、優待は100株保有で年1回1000円相当のクオカードペイです。 共和工業所は指標的にも非常に安いですし、PF中位としては全く問題のない良い銘柄であると考えています。
Dec 8, 2023
さて今日は大好評、「サリーちゃんのポートフォリオシリーズ」の最新作です。未読の方は、第1弾 第2弾 第3弾 第4弾 第5弾 第6弾 第7弾 第8弾 第9弾 第10弾 と順番にご覧下さい。み「次に 9842アークランズ もいいと思います。旧アークランドサービスの優待を引き継いで100株保有で年に2回1100円相当の優待券が頂けます。かつ丼のかつやで使えるほか、こじゃれた所で言うとマンゴーツリーというタイ料理屋さんでも使えます。東京や大阪に20店舗くらいありますし、私も行ったことありますが美味しいですよ。」み「ここはホームセンター業界5位の銘柄なのですが、HC銘柄と言うのは業界全体のパイが天井を打っていて成長しにくいこと、異業種からの絶え間ない攻撃&参入圧力に晒されていること、業界内での競争が異常に厳しいことなどから、株式市場では常に不人気で指標的に割安に捨て置かれています。」み「なので当然アークランズも指標的に割安なバリュー株なのですが、今回かつやで使える優待が新設されたことで外食優待株として評価されるようになる可能性があるのではないか?と私は考えています。」み「株式市場では現在、メジャーな優待付きの外食株は極めて高く評価されます。具体的に言うと、2702日本マクドナルドHDがPBR3.96、3097物語コーポレーションが同5.59、3196ホットランドが同4.05、3197すかいらーくHDが同3.22、3397トリドールが同4.67、7581サイゼリヤが同2.77倍となっています。つまりPBR3~6倍くらいの評価が当たり前なんですね。」(データは2023年11月某日現在)み「その観点から見ると、今のPBR1倍を割れたアークランズの株価位置は魅力的なんじゃないかな? 外食優待株として考えるとある意味で破格に安いんじゃないかな?と自分は感じています。」サ「あの、でも私、かつや行ったことないんですけど。」み「確かに女性にはちょっと入りにくいかもしれないですね。でもかつやのかつ丼は衣がサクサクでとても美味しいですよ。それかもしも自分で使わないようであれば、優待券を男性にプレゼントしてもすごく喜ばれると思いますよ。」サ「なかなか良さそうですね。うーん、どうしようかな。。。。」(続く)
Dec 7, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト140位サイコロジー・オブ・マネー (モーガン・ハウセル著、ダイヤモンド社、2021年) の第5弾です。 今日も、第11章 合理的>数理的 から。いやあ、この章も本当に素晴らしかったです。全投資家必読と思いますね。 「知らない企業」より「好きな企業」への投資がリターンを生む理由。 合理的な思考は、決して数理的な思考よりも劣っているわけではない。たとえば、「投資資産を好きになることが生む優位性」がその一つだ。 投資資産に思い入れを持たないことは、投資家にとって冷静で理性的であることの証明だと見なされ、名誉なことだとも思われている。 しかし、採用している戦略や保有している株式銘柄に思い入れがないと、困難に陥ったときに簡単に手を引きやすくなる。 合理的な投資家は、理詰めで考えれば欠点があるような戦略を好む。そのため、困難な状況でもその戦略を簡単には放り出さない。それが結果的に、長い目で見れば優位に立てるのである。 有望だが興味のない企業に投資をするとき、うまくいっているときはそれでいいかもしれない。しかし必ず潮目が変わるときが来る。そのときに、興味のない企業の株を持ち続けることで大切な資産が減っていけば、二重の辛さを味わうことになる。この辛さから逃げようとして、その企業への投資を止め、他の企業の株に切り替えることになるだろう。 よく知られている「ホームバイアス」も合理的思考の一種だ。人は地球上の他の国や地域の95%以上を無視して、自分が住んでいる国の企業に投資したがるというものだ。これは、計算上は最適な投資方法とは言えないだろう。 だが、投資とは実質的に、見知らぬ人にお金を託すことだと考えれば納得しやすい。同じ国の企業という親しみがあれば、思い切って見知らぬ人を支援する気持ちにもなりやすい。これこそ、合理的な考えだ。 いやあいいですね。 さて私はもう20年以上も自らが編み出した「優待バリュー株投資手法」を使って市場に対峙しているわけですが、この手法には「市場の公平性がうんちゃかんちゃ、、、」と昔も今も多くの批判があります。また「投資のプロ」である機関投資家がこのやり方を使う事は絶対にありません。 彼らはそもそも資金力が大き過ぎるので使う意味がないという事もありますが、それ以前に日本市場独自のものである「優待制度」を嘲笑し蔑んでいて、寧ろ「日本市場の後進性の象徴」として心底毛嫌いしているというのが実情です。 でも自分で作り出したやり方なので当たり前と言えば当たり前なのですが、私にとって「優待バリュー投資」は極めて合理的なやり方であり、実際過去20数年のトータルパフォーマンスでは対TOPIXで圧勝と言う結果となっています。また私に限らずいわゆる「優待族」と呼ばれる投資家たちは「市場で最も長命な種族」であることが経験則として知られてもいます。 「投資している銘柄がピンチに陥ったり全体マーケットが暴落しても、欲しい優待を貰うためにはテコでも動かず鬼ホールドする。」姿勢に、ハウセルの言う所の一定の合理性があるからだろうと考えています。(続く)
Dec 6, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。 319位 9869 加藤産業 (東P、3月優待) ◎ PF時価総額319位の中堅銘柄は、食品卸4位で独立色の強い加藤産業です。 現在の株価は4775円、時価総額1664億円、PBR1.07、自己資本比率は35.3%、今期予想PER11.59、配当利回り2.4%(113円)、総合利回り2.9%(113+27=140円)で、優待は100株保有で2700円相当の自社製手造りジャムセットなどです。 実際の優待品を見てみましょう。 加藤産業の優待ジャムは非常に美味しいです。今日は実際の使用例を1つだけ見ておきましょう。 加藤産業優待マーマレードの鶏肉甘辛ダレ焼き 加藤産業は指標的な割高感もありませんし、連続増配中ですし、PF中位で保有していくのには全く過不足の無い実力派の優待バリュー株と評価しています。これからも優待を楽しみにホールドしながら応援していく予定です。
Dec 5, 2023
さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。102位 1928 積水ハウス (東P、1月優待) ◎~◎◎ PF時価総額102位は、ハウスメーカーの雄で、戸建てから賃貸住宅、マンション等に展開している積水ハウスです。 現在の株価は3073円、時価総額20370億円、PBR1.16、自己資本比率は53.9%、今期予想PER10.32、配当利回り3.8%(118円)、総合利回り3.9%(118+2=120円)で、優待は1000株保有で新潟県魚沼産コシヒカリ新米5kgです。 積水ハウスは指標的に割安で、マイルドながら成長力があり、まずまず利益率も高いという非常に良い銘柄です。ただ私は何故かタイミングが合わずずっと未保有でした。そして2022年4月11日に小安くなった時にようやくの参戦を果たしたのでした。 さて、多分5年くらいは前のことですが、知り合いの建築家の方と他愛もない雑談をしていた時に、フッと「一番のライバルってどこになるんですか?」と質問したことがありました。 そしたら0.3秒くらいの速さで、力強く「積水ハウスです。!」と返答され、その時に「積水ハウスって強い会社なんだな。」と思って凄く印象に残っていました。 ちなみにその方は抜群のデザイン力で超売れっ子だったので、「あなたの素晴らしい作品群が無個性な積水ハウスの プレハブの家 に負けるなんて常識的に考えてあり得なくないですか? どうしてライバルになるんですか?」と訊いてみました。 すると「技術力でカバーして上手いことデザインしているんです。後、建てた後のメインテナンス性とか品質保証とか、保守の良さをアピールして来てそれがクライアントに凄く効くのでキツいんですよ。かなり手ごわいですね。」としみじみと仰っていました。 、、、、そこから数年経ったしばらく前に、また同じ建築家の方と一緒にお寿司を食べる機会がありました。そこで再び積水ハウスの話になり、「以前聞いた話、投資家の友達に教えたら滅茶ウケたんすよ。」と言いました。 そしたら急に真顔になり、「多分、ウチら建築家殺しのための専門の富裕層対策チームを持ってると思うんですよ。トークが練りに練られていて隙が無いし、競合しちゃうとほぼ負けます。本当に手ごわいです。」と改めてしみじみと語られていました。 このように、「売れっ子建築家がガチで怖がる積水ハウス」をこれからも楽しくホールドして応援していく予定です。 2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Dec 4, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。318位 2932 STIフードホールディングス (東S、6・12月優待) △ バリュー投資家としての評価 ◎ 優待族としての評価 PF318位は、水産食品やおにぎり具材の製造を手掛け、セブン向け売上が8割超のSTIフードホールディングスです。 現在の株価は4815円、時価総額285億円、PBR4.34、自己資本比率は51.4%、今期予想PER18.41、配当利回り1.5%(70円)、総合利回り2.7%(70+60=130円)で、優待は100株保有で年2回3000円相当の株主限定自社商品です。 STIフードホールディングスはバリュー投資家としての観点からは明白に割高ですが、優待族としてみた場合には抜群の銘柄です。何故なら優待内容にオリジナリティがあって更にそのビジュアルが美しく、更には食べても非常に美味しいという3拍子が揃っているからです。 早速過去の優待品をいくつか見ておきましょう。 STIフードHDの優待の何がいいって、まずはこのビジュアルですよ。毎回脳がトロけます。 なんか、食べるのがもったいないよね。 それ以前の優待がどんなのだったかもちょっと見ておきましょう。毎回、とにかく抜群なんだよなあ。。。 お洒落過ぎる。。。 私は「缶詰優待」が大好物なのですが、そのナンバーワンは間違いなくここです。しばらく前に紹介した 優待缶詰株ランキング2023 でもぶっちぎりの1位に輝きました。それでは最後に実際の使用例をいくつか見て終わりにしましょう。 STIフード優待のオリーブサバの和風パスタ STIフード優待のペペロンチーノ STIフード優待の地中海風サバハリッサのアラビアータ あー、美味しかった。それでは皆様、また明日。
Dec 3, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。317位 5285 ヤマックス (東3、3月優待) ○ PF317位は、九州の大手コンクリ2次製品メーカーのヤマックスです。 現在の株価は1001円、時価総額116億円、PBR1.58、自己資本比率は40.3%、今期予想PER9.64、配当利回り3.0%(30円)、総合利回り3.0%(30+0=30円、優待は0円換算)で、優待は500株保有で自社工場見学会(※参加人数は10名まで、応募多数の場合は抽選)です。 ヤマックスは2023年3月17日に上記の優待新設を発表しました。私は見た瞬間に「これは優待族的には超厳しい案件だな。参加人数が10名じゃあほとんど当選しないだろうし。」と感じました。 ただその数秒後に、「待てよ。そういえばヤマックスは以前PF上位で戦っていた 5284ヤマウ のライバル企業だな。ヤマウの勝負では自分はほとんど利益も出せずに既に全軍退却してしまったけど、その後業績絶好調で株価も急騰してるんだよな。ヤマックスの方はまだあんまり株価が動いてないし、値上がり目的で優待ミニマムだけ買っておくのはアリかもしれない。」と考え直して500株だけ買いました。 、、、、それから数か月の時が流れました。ヤマックスはマーケットで人気化して株価は私の買値から3倍超となりましたが、それは自分には全く想定外の意外過ぎる出来事でした。「何年経っても、株のことって本当に分からないな。」と思いながらのんびりホールドしています。
Dec 2, 2023
いやあ、早いもので今年も街が華やぐ12月になりましたね。 さてマーケットでは昔から12月は「期待を裏切らない月」とされています。そしてそれは、1950年以降で、12月はダウ平均の上昇率で2位、S&P500では1位、また小型株でも1位、ナスダックでは2位という統計データにも表れています。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年) 今年も素敵な「ウインターラリー」の快走が続く1か月になるといいですね。 ♪ ま、いずれにせよ、今月も丁寧に集中して戦って行きます。泣いても笑っても残りは1か月。それでは皆様、2023年も最後までよろしくお願い致します。
Dec 1, 2023
さて2023年11月が終わりました。という事は、なんとこれで1年のほとんどが終わりました。月日が流れるのは本当に早いですね。 さて今月も迫りくる2024シーズンを見据え、主力株の選定に血眼を上げる1か月でした。現状の最上位銘柄群の納得度は経年劣化による下がりがあって7割くらいで、自分としては「全然アイデアが足りない。アルファを狙うにはとにかくフレッシュな銘柄が要る。皆と同じ銘柄を皆とは全く違う視点と角度から見て新しい子を探さなくてはならない。」と決意して本当にたくさんの銘柄を見続ける1か月でした。 自分の伝統的な武器としては、バリュー、サイズ、逆張りが「3種の神器」なので、引き続きそこを深堀りしていきました。 その結果、何という事でしょう、「日本株市場最大の爆薬庫」とも称される 6425ユニバーサルエンターテインメント が再び目に留まりました。フィリピンカジノの絶好調とその規模(総工費4000億円弱)を考えると、時価総額が1000億円台半ばというのは非常に安く見えたのです。 「いかんいかん、ユニバちゃんだけは本当にいけない。あまりにも火薬量が多過ぎる。ここはお化け屋敷みたいなもので角を曲がると何が飛び出してくるか分からない。」と必死に大人買いしたい気持ちをこらえました。 そして多少のお漏らしはしてしまったものの、ユニバの代わりにもう少し理性的でクールな選択肢をいくつかピックアップして準主力に据えました。でも完璧なラインナップにはまだまだ程遠いですね。(汗)それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Nov 30, 2023
さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。101位 9310 日本トランスシティ (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額101位は、倉庫業界4位で中部地区最大の日本トランスシティです。「優待株いけす」から発掘され、初めてのポートフォリオ上位進出となりました。 現在の株価は622円、時価総額418億円、PBR0.49、自己資本比率は51.4%、今期予想PER8.84、配当利回り1.9%(12円)、総合利回り2.7%(12+5=17円)で、優待は1000株保有で自社選定商品など(※ビーフカレーセット、ビーフカレー・ビーフシチューセット、ポークハム・ビーフカレー・ビーフシチュー詰合せ、ジェラートギフトセット、伊勢抹茶ギフトセット、5000円相当の「三鈴カントリー倶楽部」ゴルフプレー優待券より1点選択)です。 私の過去の選択品をいくつか見ておきましょう。内容はかなりいいと思います。 チーズも、間違いなく美味い奴ばっかり。 さて日本トランスシティの買い増しの理由は以下の通りです。1. 指標的に安く同時にマイルドながらも成長力があること。2. 倉庫業界が全般的に見て業績が好調なので、この業界への資金投入を拡大したかったこと。3. 「2024年問題」でトラックドライバーの時間外労働が960時間までに制限されるので、東京⇔大阪間の荷物をこれまでのように1人のドライバーが一気に運べなくなると中間地点での「積み荷の移動」が発生する可能性がある。中部地区を地盤としているここ日本トランスシティにはその関係で新しい需要が発生するかもしれないな?と考えたこと。 ま、いずれにせよ、今後の実際の業績推移をしっかりと見ながら楽しくホールドしていく予定です。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 29, 2023
さて今日は大好評、「サリーちゃんのポートフォリオシリーズ」の最新作です。未読の方は、第1弾 第2弾 第3弾 第4弾 第5弾 第6弾 第7弾 第8弾 第9弾 と順番にご覧下さい。み「では次に私がいくつか銘柄をプレゼンテーションしてみます。でも当然ですが勝てるかどうかは全く分からないです。未来を正確に見通すことは誰にも出来ないことなので、参考程度に気軽に聞いてくださいね。」み「サリーちゃん、北欧フィンランドの老舗ブランドのマリメッコが好きって以前言ってたじゃないですか。今赤丸急上昇でいい話があるんですよ。マリメッコは8029ルックHDがライセンスを持っているブランドなんですが、このルックが11月10日に優待改善を発表したんです。100株保有で4000円相当の商品券が貰えて、マリメッコのお店でも使えるんですよ。後、革小物のイルビゾンテなんかでも使えます。」み「更にですね、この4000円の優待券以外に株主優待商品券の金額に合わせたお得な「お楽しみ詰め合わせパック」も選べるようになったんですよ。中身は分からないけど10000円相当という事なのでこれは凄く魅力的と思います。私の20年以上の経験からするとかなり人気化しそうな気がします。」(上記データはルックHPより引用)サ「いいねー、魅力的だ。それ欲しい。!」み「更にルックは優待改善と同時に 次期中期経営計画を2024年2月に公表すると発表 したんですが、PBRが大きく1倍割れしている現状を考えると、更なる増配などの還元策がそこで出てくる可能性が高いと個人的には考えています。」み「ところで2023年10月6日に同業で企業規模も似ている8011三陽商会が「PBR改善計画」を出して2024年2月期のDOE(株主資本配当率)を3%、2025年2月期のDOEを4%にすると発表して株価が急騰しました。」み「ルックはライバルである三陽商会の低PBR改善のためのアクションとその後の株価推移を絶対横目でじーっと見ていたと思うので、それを真似して同じパターンでのDOE採用があり得るんじゃないかな?と期待しています。ちょっと難しかったですか?」サ「はい、良く分かりません。」み「ま、分かりやすく言うと、ルックは指標的に安いですし、総合利回りも高く出ていますし、優待パワーもめちゃんこ強くなりますし、来年には配当をもっともっとたくさんくれるようになるかもしれないという事です。こういうのを「株価上昇の起爆剤となるきっかけ=カタリストが多い銘柄」と言います。更にサリーちゃんには深いマリメッコ愛もあるようですし、ここは凄く良いのではないでしょうか?」サ「気に入りました。それ、買います。!!」み「でもまあ、そう結論を急がずに。お客さん、他にもたくさんいい銘柄があるんですよ。」(続く)
Nov 28, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。316位 4998 フマキラー (東S、3月優待) ◎ PF316位は、殺虫剤3位のフマキラーです。ちなみにネットで調べたところ、社名はfly(蠅)のフライの“フ”とmosquito(蚊)のマスキートの“マ”にkillerを付けたもの とのことでした。なるほど。 ちなみにこのフマキラーなんですが、事業報告書の表紙が毎回楽しいんですよ。ちょっといくつか見てみてください。 そんな素敵なフマキラーの現在の株価は1133円、時価総額187億円、PBR0.81、自己資本比率は37.2%、今期予想PER12.45、配当利回り1.9%(22円)、総合利回り2.8%(22+10=32円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株保有で3000円相当の自社商品詰合せ(殺虫剤・除菌剤等)です。 非常に実用的で良い内容です。100株優待の実例をいくつか見ておきましょう。 この中から、実際につけピカを使ってみました。 すると、下の写真の様に本当に靴がピカピカになりました。フマキラーの技術力は凄いですね。 さてそんなフマキラーですが、自分はつい最近100株から優待MAXとなる500株まで買い増ししました。「指標的に安いし、優待MAXは無問題でホールドしていけるな。」と思ったからです。なので次回は500株優待の内容を紹介できると思います。
Nov 27, 2023
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP100銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位 71~80位 81~90位 91位 9418 USEN-NEXT HOLDINGS 指標的にはかなり高いですが、事業内容も成長力も優待も、その全てが魅力的で✨キラキラ✨に輝いている素敵な優待グロース株ですね。92位 3050 DCMホールディングス M&Aによりホームセンター業界TOPに躍り出ました。今の株価位置は安いと個人的には思いますね。93位 9842 アークランズ 旧アークランズサービスの優待を引き継ぎ、一気に「メジャー優待株」の仲間入りをしました。バリュー投資家視点では◎、優待族視点では◎◎◎評価となります。新NISAで人気化しそうな気がするけど、果たしてどうなるかな???94位 8473 SBIホールディングス 北尾社長の「獰猛すぎる生命力」を高く評価して買い増しし、2年連続での上位登場となりました。95位 5902 ホッカンホールディングス 自分は「缶詰優待株」が超大好物で、それでホッカンHDの総合戦闘力を過大評価してしまいました。缶詰パワーに幻惑されてちょっと目が曇ってしまっていたんですね。反省しています。96位 2685 アダストリア どのお店も非常に戦闘力が高くて素晴らしいと思いますし、チャンスがあればポートフォリオ最上位の一角で戦いたいとこの数年ずっと感じてもいます。 97位 8098 稲畑産業 、、、いやあ、日本株は本当に先進国の中では突出して安いと思いますね。98位 7925 前澤化成工業 低PBR、好財務、まずまずの総合利回りの3拍子が揃った、力のあるヘルシーな銘柄ですね。99位 9202 ANAホールディングス 最愛の優待株の1つであるANAを再びポートフォリオ上位で迎え入れられたことを嬉しく思っています。100位 2702 日本マクドナルドホールディングス 優待パワーは最強です。まさに日本を代表する優待株ですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP100銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 26, 2023
さて今日は大好評、「サリーちゃんのポートフォリオシリーズ」の最新作です。未読の方は、第1弾 第2弾 第3弾 第4弾 第5弾 第6弾 第7弾 第8弾 と順番にご覧下さい。み「他に気になる銘柄はありますか?」サ「はい、何かで2907あじかんが優待で業務用の食材をくれるって見たんですけど、お弁当に入れるのにいいかなって思いました。」み「あじかんですか、、、それはドえらく渋い所突きますね。でもいい銘柄と思います。指標的に安いですし、優待の業務用食材はサリーちゃんが言う通り力があります。ちょっとお見せしましょう。」み「後、あじかんの優待って実は凄くてね、「美味し過ぎない」んですよ。」サ「えっ、どーゆーことですか?」み「多分コストと品質を天秤にかけて、ちょうどいい所を狙ってるんですよ。その見切りのレベルの高さに企業としての凄みを感じるんです。例えば下のハンバーグですが、絶妙に旨くも不味くもないんです。でも違和感なくいくらでも食べられる感じで、確かにお弁当のおかず的な良さがありそうに思います。」み「ただですね、優待で業務用食材を貰うには実は500株買わないといけないんですよ。サリーちゃんの今回の予算は50万円なので、500株行くとなると「1点買いであじかんと完全に心中」することになります。その覚悟はありますか?」サ「(威勢よく)全然ないです。!」み「だったらあじかんを買うとしてもバランス的には100株かな?と思うんですが、それだと優待はごぼう茶になります。」サ「うーん、ゴボウ茶か、、、、飲んだことないけどそれはちょっと要らないかも。」み「そうですか。実はベストセラーの人気商品なんですけどね。ごぼう茶には食物繊維のイヌリンという成分が含まれていてお通じが良くなるので、生物学的に便秘になりやすい女性には役に立つアイテムと思います。」み「個人的にはあじかんはかなり良い選択肢と考えます。購入候補に入れておきましょう。」(続く)
Nov 25, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。315位 9302 三井倉庫ホールディングス (東P、非優待株) ◎ PF315位は、倉庫最大手の三井倉庫ホールディングスです。 現在の株価は4670円、時価総額1166億円、PBR1.14、自己資本比率は37.2%、今期予想PER9.69、配当利回り3.0%(142円)で、優待はありません。 さて私はしばらく前から、「倉庫業界にはいい銘柄が多い。指標的に安くて同時に成長力のある銘柄がゴロゴロしている。更に保有不動産にたっぷり含み益が乗っている所ばかりだし、この業界をバルクで買う戦略は面白いかもしれないな。」と感じていました。 そして、「三井倉庫HDは非優待株ではあるけれど、業界最大手だし勉強のために1枚買おう。」と思って100株参戦したのでした。今後の業績推移を見守りながら、この業界のことを学んでいく予定です。
Nov 24, 2023
さて「ハニーズ弾丸ツアー」から帰ってきました。S級イオンの中で完全にアウェイ状態のハニーズdストアでしたが、通常のハニーズのお店よりも更にお店の中の通路が狭くもうほとんど「ヴィレヴァン状態」でした。 多分家賃が高いのでそれを埋め合わせるためにいつも以上にぎゅうぎゅうに限界まで商品を並べているのでしょう。でもお客さんも周りの他の店舗に比べて多かったですし、入れ代わり立ち代わり現れるお客さんと激狭通路のコラボが逆に店内に「猥雑な活気」を生み出していて実に悪くなかったです。 でも「あぁ、俺、もう20年間も飽きもせずにこんなことずっとやってるんだな。進歩しないな。」とはちょっと思いました。(滝汗) 、、、ちょっと前置きが長くなりましたが、今日は 2022~23主力株概況シリーズ です。 100位 2702 日本マクドナルドホールディングス (東S、6・12月優待) △ バリュー投資家としての評価 ◎ 優待族としての評価 PF時価総額100位の上位銘柄は、外食国内首位級で日本を代表する優待株の日本マクドナルドHDです。数年前には「オエオエチキンナゲット事件」があって業績が大きく落ち込んだこともありましたが、今では自分も含めてみんなそんなことは完全に忘れてしまいましたね。お店は再び大盛況です。(笑) ちなみに私は以前から無償のボランティアで投資初心者の方々の「優待株ポートフォリオ組成」のお手伝いをさせて頂いているのですが、最初に、「どうしても欲しい銘柄はありますか? トータルで見て買える水準であればそれらを優先して買いましょう。その方が投資がより楽しくなりますし、結果として長続きしますから。」と説明しています。 すると、ほとんどの方から「マクドナルドが欲しいです。」と意を決したように最初に言葉が飛び出してきます。ここはそのくらいに人気があります。ちなみに、これまでの経験上、「マック、ANA、JAL」が「TOP御三家」です。(笑) そういう経験を何度もするうちに、「待てよ、マックは指標的には失神するほどに激高とはいえ、ここまで優待パワーが異常に強いと優待廃止がない限りは株価は下がりっこないし、既存店推移も強くて業績も絶好調が続いている。自分は3枚しかもっていないけど優待MAXとなる5枚までは余裕で買えるな。」と思って数年前に500株体制としました。 現在の株価は6370円、時価総額8470億円、PBR3.82、自己資本比率は78.7%と財務は良好、今期予想PER35.29、配当利回り0.6%(39円)、総合利回り2.1%(39+94=133円、優待券1冊はメルカリ平均価格の4700円で換算)で、優待は100株保有で年に2回優待食事券1冊(300株保有で3冊、500株保有で5冊)です。ちなみに1年ちょっと前には優待券1冊はメルカリで3000円だったのですが、このところ一気に相場が跳ね上がりました。日本の激しいインフレを反映しているのだと思います。 日本マクドナルドHDは指標的な割安感はもうずっと昔から皆無ですが、前述の通り優待株としての知名度は抜群で、そのため常に株価は高値で安定しています。日本を代表する「優待割高株」ですね。でも、マックのお店は全国津々浦々どこにでもあり財布に優待券を入れておけば、 いつでも、どこでも、誰とでも 思い立ったときにマックでご飯を食べたり休憩したりできます。 そのため、 優待族としての果実・報酬を目に見える形で分かりやすく実感しやすいのがマックの最大の魅力 です。 ただマックの商品は全体にカロリーが高く、気をつけないと 「優待デブ(WWW9945さん命名)」 になるのでそこは注意が必要です。(笑) (WWW9945&みきまる共著 株主優待だけで優雅な生活 より引用) さてマクドナルドでは過去に限定バーガーを含めて色々と食べましたが、ビッグマックが完成度が高くてバランスが良く、結局のところは一番美味しいように思っています。 後、朝マックの時間帯にバーガー券とサイドメニュー券の2枚利用で「ビッグブレックファストデラックス」が選べるのですが、これがボリューム満点かつ美味しいので、私は早朝ドライブでお腹が空いたときにたまに食べています。 2人で食べてもお腹いっぱいになるよ。 これからも日本を代表するメジャー優待株である日本マクドナルドホールディングスを、楽しく愛でながらホールドしていく予定です。。。 P.S. ちなみに最近は「サムライマックに優待券でトマト3枚トッピング」が個人的なお勧めです。このしょうゆ味が日本人のDNAを揺さぶる。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。 P.S2. テイクアウトして、お家で食べても美味しいよ。。。
Nov 23, 2023
今日はこれから日本を代表する、店舗面積が我が国トップクラスのS級巨大キラキライオンに弾丸ツアーで出かけます。目的は主力の一角である2792ハニーズホールディングスのお店の戦闘力をこの目で見るためです。 ハニーズのお店と言うのは「9割が地方・郊外(IRの方の表現)」にあり、その主戦場は全国津々浦々にひっそりと存在する、寂れた・照明の薄暗い・活気のない・店舗面積の小さいB級・C級のイオンなどの場末の小規模ショッピングセンターです。 そういう所ではハニーズはまるで「王様」の様な存在であり、抜群の集客力を誇っています。光輝いて見えます。 でもS級の店舗面積が10万平方メートルを超えるようなメジャークラスのショッピングセンターではブランド力が通用せず、また更に悪いことにハニーズは商品価格が全体に安いこともあって高い家賃が払えないため、大体3階の片隅とかの辺鄙な所の小さなお店でこじんまりとシュンとした感じでビジネスをしています。 何だったらテナント側から「ハニーズと言う名前はウチではちょっと。。。変えてくれませんか?」と言われて、それでS級ストア向けの名前である「ハニーズDストア」に変身していたりします。本当に苦労しているんですね。 今日はそのハニーズがアウェイでどのくらい戦えているのか、その奮闘ぶりを眺めに行きます。お店の前のベンチに1~2時間くらいは座って、目を見開いて沢山観察してきます。
Nov 22, 2023
さて今日は大好評、「サリーちゃんのポートフォリオシリーズ」の最新作です。未読の方は、第1弾 第2弾 第3弾 第4弾 第5弾 第6弾 第7弾 と順番にご覧下さい。み「さてそれでは次にサリーちゃんが見つけてきた銘柄について考えてみましょう。」サ「はい私、 山伏茸(ヤマブシダケ) と言うキノコが認知症に効くってテレビで見て、それを作っているのが1379ホクトって言っていたので、凄くいいんじゃないかな?と思います。どうでしょうか?」み「なるほど。ホクトはキノコで国内最大手ですし、優待内容も非常にいいですし、この数年業績不振で株価が下がっているのも長めの時間軸で考えると逆にいいかもしれません。」み「ただヤマブシダケに関してはそれほど売上が大きくなさそうなので、それが材料視されて株価が急騰するというシナリオは確率的には高くないかな?と自分は思います。でもトータルで考えると悪くないですね。今回の購入候補の1つにしましょう。」み「他にはありますか?」サ「えっと、○○ラーメンって言うチェーン店あるじゃないですか。あそこ凄くラーメンが美味しいので株価が上がるんじゃないかと思います。」み「えーっと、、、そこは上場してないですね。上場していないと株は普通には買えないんですよ。なのでそこは無しですね。」サ「あっ、そうなんだ。(ショボーン)」み「いや全然いいんですよ。そうやって好奇心をブンブン回して世の中にアンテナを張り続けることが大切です。24時間365日楽しく探し続けるんです。そしたら絶対にいつかは途轍もないビッグチャンスを掴めます。サリーちゃんにも絶対出来ますよ。」(続く)
Nov 21, 2023
投資初心者のサリーちゃんが久しぶりに株を買うためにお家にやってきました。今回は50万円を入金しての新たなる戦いです。ちなみにサリーちゃんについて未読の方は、第1弾 第2弾 第3弾 第4弾 第5弾 第6弾 と順番にご覧下さい。 まずは2023年11月19日現在のポートフォリオは以下の通り。↓みきまる(以下み)「お久しぶりです。その後いかがでしたか?」サリーちゃん(以下サ)「2193クックパッドが凄く気になります。株価が下がって損してるのが悔しいから、優待で元を取ろうと思ってめっちゃクックパッドのサイトを見ています。」み「あぁ、その反応はいいですね。損失は利益の2.5倍のダメージがあるというのが相場心理学の教えです。今の感覚を覚えておいてください。これがポートフォリオの含み損が投資家の心に与えるダメージです。癌細胞のように、遅効性の毒のようにゆっくりと確実に精神を蝕んでいきます。だからこそ損は切らなくてはならないのです。」み「ただクックパッドはポートフォリオ全体に占める割合が小さく、かつ損失額も1万円ちょっとと少額です。優待もありますしこれはとりあえずそのままホールドでも問題はないのではないでしょうか?」サ「後、8285三谷産業は売りたいです。マイナスなのが気になるし、優待の陶磁器製品も(貰ってみたら)大して欲しいものでもなかったので。」み「なるほど。三谷産業は優待改悪(以前は100株保有で1500円相当の陶磁器製品が貰えたがその後廃止され、優待を貰うには300株以上の保有が必要となった。)がありましたし、元々前々回の時に余った買い付け余力を「埋める」感じで買った銘柄でもあるので、それであればもう売りましょう。私の個人的な感覚では300株まで買い増しするのも十分にありかなと思いますが、結局「愛」を感じられない子はなかなかご機嫌でホールドしていけないし、それなら売却で良いと思います。」サ「はい、じゃあ明日売ります。でも株を売るのは初めてなんですが、一体どうしたらいいですか?」み「売るときですが、基本的には成行で売りましょう。特に負け戦の敗戦処理の時には意地汚く指値をして小銭を節約しようなどとは思わない方がいいです。かえって傷を深くすることがあります。負けた時はそれを認めて潔く去りましょう。」み「さてそれでは次に現在の保有銘柄をざっと見ていきましょう。9401TBSはサリーちゃんの買値からするとかなり「仕上がっている」感じはしますが、依然として低PBRですし資産リッチな会社ですし、ホールドで問題ないかな?と自分は思います。」み「8119三栄コーポレーションは業績がようやく回復傾向ですし、優待パワーも強いですし、これも全然ホールドで良いと思います。」み「2792ハニーズは相変わらずとても良い銘柄であり続けていると思います。ちなみに参考情報ですが、自分は少し前に大きく買い増ししました。これはホールドで行きましょう。」み「2730エディオンは総合利回りが出ていますし、これも問題ないでしょう。」み「9990サックスバーHDは100株優待改悪があり、優待価値が下がってしまったのは痛かったですね。ただコロナ禍を通じて不採算店舗の閉鎖や店舗の大型化、更にはPB商品の拡充などの施策が奏功して以前よりも強靭な会社になってきているという印象があります。なので、自分はホールドでいいかなと感じます。」み「9324安田倉庫は、元々保守的に「置きに行った」銘柄です。ただ最近の倉庫関連銘柄は2024年問題と関係しているのか全体に株価が好調です。元々指標的に安い銘柄でもありますし、これも特にこの株価位置で売る理由はないように思います。」サ「はい、じゃあそうします。」み「それでは次に新規入金した50万円で何を買うかという問題に移りましょう。」(続く)
Nov 20, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト140位サイコロジー・オブ・マネー (モーガン・ハウセル著、ダイヤモンド社、2021年) の第4弾です。ここが最重要回ですね。 今日は、第11章 合理的>数理的 から。いやあ、この章は最高に素晴らしかったです。私はこれまで数百冊の投資本を読み倒してきましたが、「この視点と指摘は初めて見たな。」と感心しました。 人生は表計算シート上の数字だけでは表現できない。私たちはみな、一人ひとり個性や違いを持つ、複雑で感情的な人間なのだ。 「お金について判断するとき、数学的な計算だけにとらわれてはいけない」という事実は見落とされがちだ。私たちはもっと、たとえ計算上は一番得をする方法ではなくとも、自分が納得のいく「合理的思考」を尊重すべきなのだ。 合理的思考とは、現実的に考えることだ。合理的に考えると、投資を長く続けやすくなる。これは資産形成において極めて重要なことだ。 経済学者でさえ、数学的に正しい投資戦略を取れない 金融学では、計算上で最適な投資戦略を数理的に追及する。だが、人が現実世界で求めているのは、そうではない。人々が求めているのは、夜に安心してぐっすり眠れる、合理的な投資戦略だ。 リスクとリターンのトレードオフの関係を数学的に解明し、ノーベル賞を受賞した経済学者ハリー・マーコウィッツは、自らの資産をどのように運用しているのかと聞かれ、この数式モデルを開発した1950年代の自身のポートフォリオ配分をこう説明した。 私は、自分が株を持っていないときに株式市場が大きく値上がりした場合に感じるであろう後悔と、自分が株を持っているときに株式市場が大きく値下がりしたときに感じるであろう後悔について想像してみた。そこで、将来の後悔を最小限にするという意図でポートフォリオを組むことにした。結果として、債券と株式に半分ずつ投資している。 「将来の後悔を最小限にする」というのは計算できるものではない。そう、マーコウィッツは数理的にではなく、合理的に考えていたのだ。その後も彼は、この投資戦略を変更して分散投資を行うようになったという。 いやあ、この章のハウセルの指摘は素晴らしかった。目から鱗がボロボロと落ちました。 投資家はそれぞれ持っている能力や性格がバラバラなので各個人によって「ベストの投資戦略」はもちろん異なる訳ですが、それ以前に大きな前提として「夜に安心してぐっすり眠れるやり方」でなければならないというのは当たり前の事だし、同時にとても大切なことであると感じました。 我々は投資家である以前に「生身の野生動物」な訳で、毎晩毎晩その生存が脅かされるような眠りの浅い戦略を取ることは「無理オブ無理」ですからね。複利の魔法を使うどころか早死してしまいます。 ちなみに今回の記事を書いていて思い出したのですが、自分はしばらく前に、ゼロから学ぶモメンタム投資(アンドレアス・F・クレノー著、パンローリング、2022年)と言う本を読みました。 これは株式市場でモメンタム戦略を使ってどう勝つか?を、具体的なトレードルールを明示したうえで1999~2014年の15年間で実際にどのような結果になったかを検証した素晴らしい1冊です。ちなみにその結果はモメンタム戦略の年次リターンが12.3%(S&P500トータルリターンは5.2%)と抜群でした。 でも自分がこの本を読んでというか、読みながら感じたのは「株式市場でモメンタム戦略を使って継続的に利益を上げ続けるのは自分には100%不可能。何が無理って心理的な負荷・摩擦・コストが異常に高いやり方なので、とてもじゃないが継続できない。」ということでした。そして逆説的に、「あぁ、やっぱり自分の性格を考えると今使っているバリュー戦略以外にはほかに道はないんだ。」と心底納得することになったのでした。 そして「バイ&ニコニコ中長期ホールド」が大原則のおっとりまったりゆったりバリュー投資家である私からすると、「血の凍るようなホラーワード」がこのクレノー本には溢れていました。代表的なところを見てみましょう。感受性の強いHSP気質のバリュー投資家だったら読んだだけで失神すると思います。 「今回はモメンタム戦略は本当に苦しんだ。。。私たちは市場におよそ10%の遅れをとり、すべてを現金で持っている。これは思いのほかストレスがたまるものだ。」 、、、いや、こんな状況に陥ったら自分だったらストレスが貯まるどころではなく完全に発狂します。FOMO(「fear of missing out」の略語で、直訳すると「取り残されることへの恐れ」)で夜一睡もできなくなるだろうと思います。この1文だけで、「あぁ、自分には純粋なモメンタム戦略は使えない。無理オブ無理。」とはっきりと分かります。 私にとってモメンタム戦略はどれだけ数理的に正しくても合理的ではない という事です。 でもこのクレノーの本を読んで実際にモメンタム戦略を採用し、大きな成果を出せる投資家も世の中にはたくさんいるだろうと思います。凄まじいクオリティの1冊ですからね。結局、それぞれの投資家にとって合理的>数理的な方法は自分自身で見つけ出すしかないんですね。(続く)
Nov 19, 2023
さて今日も通常の2021~23PF概況シリーズです。 314位 9887 松屋フーズホールディングス (東P、3月優待) △ バリュー投資家としての評価 ◎ 優待族としての評価 PF時価総額314位の中堅銘柄は、『牛めし』や『とんかつ』のチェーンを東名阪中心に全国展開している松屋フーズホールディングスです。 現在の株価は4820円、時価総額919億円、PBR2.17、自己資本比率は51.0%、今期予想PER41.80、配当利回り0.5%(24円)、総合利回り2.4%(24+90=114円、優待券はメルカリ平均価格の10枚9000円で換算)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で優待食事券10枚(1枚で自社主要メニュー等より1品選択可)などです。 私は松屋では極力季節限定のその時々の「おすすめメニュー」を中心に選ぶようにしています。どれも実に美味しいです。 松屋フーズHDは指標的にはやや割高な株価位置で大きく買える様な銘柄ではありませんが、優待券は財布に入れておくと「食の安全保障」として実に重宝しますし優待族的な見地からは強力です。総合的に考えるとPF中位としては全く問題は無いと考えています。
Nov 18, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。 313位 4956 コニシ (東P、9月隠れ優待) ○ PF313位は、「ボンド」で知られる家庭用・工業用接着剤の最大手のコニシです。 現在の株価は2486円、時価総額875億円、PBR1.09、自己資本比率は59.1%、今期予想PER13.30、配当利回り2.2%(54円)です。コニシには株主優待制度はありませんが、アンケートに答えると隠れ優待として毎年ちょっとしたプレゼントが貰えます。 具体的にいくつか見ておきましょう。 コニシは指標的には妥当な株価位置ですが、ま、隠れ優待を楽しみにホールドしていくのには特に問題はないものと考えています。
Nov 17, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。312位 4008 住友精化 (東P、3・9月優待) ◎ PF312位は、紙おむつ用の高吸水性樹脂が大黒柱の住友精化です。 現在の株価は5010円、時価総額700億円、PBR0.73、自己資本比率は68.5%、今期予想PER9.60、配当利回り4.0%(200円)、総合利回り4.4%(200+20=220円)で、優待は100株保有で年2回1000円相当のクオカードです。 住友精化は指標的にも安いですし、PF中位としては大満足の良い銘柄であると考えています。
Nov 16, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト140位サイコロジー・オブ・マネー (モーガン・ハウセル著、ダイヤモンド社、2021年) の第3弾です。 今日も第6章 テールイベントの絶大な力 から。 全体の1%以下の行動が、投資の成否を決める ナポレオンによる天才的な軍人の定義は、「周りの人間が正気を失っているときに、普通のことができる者」である。これは投資においても同じだ。 たいていの場合、投資において「今日」何をするかはそれほど重要ではない。投資家の長いキャリアのなかで、今日、明日、来週に下す決断は、大きな違いをもたらさない。違いをもたらすのは、周りの人がおかしなことをしているタイミングや、まれにしか訪れない期間ーおそらく全体の1%以下ーに下す決断なのだ。 パイロットの世界には、「この仕事は、膨大な退屈な時間のなかで、ごくまれに訪れる恐ろしい瞬間に対処すること」だという冗談がある。これは投資においても同じだ。投資家として成功するかどうかは、クルーズコントロール状態で悠々と過ごす時間ではなく、恐怖の瞬間にどう対応するかで決まる。 天才的な投資家の定義とは、「周りの人たちが我を忘れているときに、当たり前の行動を取れる人」なのだ。 はい、ここでハウセルが言っているのは、投資におけるいわゆる 「恐怖効果」 の大きさです。 バフェットが世界一の投資家になれたのも、彼が自らの恐怖の感情を自由自在に操ることが出来て、「市場が歪む」瞬間を逃すことが無かったから です。 ただ私を含め、 99.9%の凡人投資家にとっては自らの恐怖の感情を乗り越えて冷静沈着に投資行動をとることは至難の業 です。でも、だからこそ、「恐怖効果」が無くなることはない んですね。(続く)
Nov 15, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。311位 6627 テラプローブ (東S、非優待株) ○ PF時価総額311位は、メモリー、システムLSIのテスト工程等受託のテラプローブです。 現在の株価は5390円、時価総額500億円、PBR1.53、自己資本比率は42.7%、今期予想PER14.64、配当利回り1.0%(54円)で、優待はありません。 ただ以前は100株保有で1000円相当のクオカードを頂くことが出来ました。 テラプローブの優待制度は2022年2月10日に廃止されたのですが、業績改善に伴っての初配の発表が同時にありました。そのため自分は、「優待廃止は残念だけど、ま、テラプローブはポテンシャルがありそうだし、このまま持っておこう。」と判断したのでした。 、、、時が流れてテラプローブの業績はさらに改善し、優待廃止時と較べると株価は3倍以上に急騰しました。「やっぱり、優待廃止の身代わりに増配や自社株買いなどのポジティブなお知らせがくっついている場合はそのままホールドしてた方が結果が良いことが多いなあ。」と最近は考えを新たにしています。
Nov 14, 2023
さて今日は通常の2021~23ポートフォリオ概況シリーズです。 310位 8425 みずほリース (東P、非優待株) ◎ PF310位は、みずほ系リース会社のみずほリース(旧 興銀リース)です。2019年10月から社名変更となりました。 現在の株価は5030円、PBR0.93、自己資本比率は9.0%、今期予想PER7.85、配当利回り3.4%(172円)で優待はありません。つい先日廃止の発表がありました。 ただ2023年3月期までは、100株保有で3000円相当の図書カード(1年以上の継続保有だと4000円相当にアップ)が頂けました。最期に復習として見ておきましょう。 このクオカードの挿し方がお洒落だったんだよなあ。 なんか、「全体で1つの作品」みたいでカッコ良かったんですね。 さてリース会社には私のポートフォリオ上位の一角で業界トップの8591 オリックス を筆頭に指標的に極めて割安かつ優待も魅力的なところが多いですが、みずほリースもその一つです。 そしてみずほリースはただ安いだけではなく、長年に渡って増収増益基調を維持しており、前期2023年3月期までで、20期連続増配 という スーパーエクセレント企業 でもあります。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 優待廃止は個人的には非常に残念でしたが、現時点では売るほどではないと考えており、このままホールド継続の予定です。
Nov 13, 2023
さて今日も当ブログ一番人気の 2022~23主力株概況シリーズ です。このところハイペースで大放出していますがこれには理由があります。 今の私は来シーズンのポートフォリオTOP銘柄群の選定に文字通り血道を上げています。既に最上位群として確定している銘柄へはIRへの質問を追加して「自分の中に残る疑問」がない、万全の状態を目指してローラーをかけています。ただそれ以外に、どうしても「最後のピースが埋まらない。新しいアイデアが足りない。」状況が続いています。 そのため今シーズンは更に探索の手を広げ、今日はPF時価総額115位前後の銘柄を深堀りしていました。このあたりから「明日の主力株」が見出されることがたまにあるからです。 そして深堀りするって何かと言ったらそれはもちろん「実際の主力株概況シリーズの記事の下書きをする。」ことに他ならない訳です。そうしないと良く分からないからです。 ということで、今日も朝から在庫がいくつも増えてしまいました。このままいくとシリーズは2024年への越年が必至と思われます。なので、ちょっと多めに出しているという事ですね。 、、、前置きが長くなりました。それでは今日の日記を始めます。 99位 9202 ANAホールディングス (東P、3・9月優待) バリュー投資家としての評価 △ 優待族としての評価 ◎ PF時価総額99位の上位銘柄は、国内線・国際線共に日本1位のANAホールディングスです。コロナ前の 2019シーズンには23位 で出ていましたが、その後世界的に急拡大した新型コロナウイルスの影響を重く見て一旦持ち株の全てを断腸の思いで投げていました。 ただ、私は幼少の頃からANAの事が大好きでした。子供心に「JALのスチュワーデスさんはなんだかツンとしてて冷たくてちょっと怖い。でもANAの人はニコニコしてて優しいしよくおもちゃをくれる。きっとANAは2番手だから追いつくために凄く努力していてサービスもいいんだ。こっちの方がなんだかカッコいいや。」と思っていたのです。 そのため「ポートフォリオにANAがいない状態」と言うのは「個人的にはあり得ない非常事態」であり、何か大切なものをなくしてしまったような感覚があって極めて居心地が悪く、その後もずっと買い戻しのタイミングを計り続けてきました。 そして2021年12月6日に「新型コロナウイルス感染症も広まってそろそろ2年になる。ウイルスの毒性も低下してきているし、過去の感染症の歴史からしてもそろそろ終息する頃合いだろう。ここで一旦自分にとっての最低量を買い戻そう。」と考えてとりあえず1000株だけ買い戻したのでした。 現在の株価は3068円、時価総額14858億円、PBR1.44、自己資本比率は26.3%、今期予想PER17.99、配当利回り1.0%(30円)、総合利回り2.3%(30+40=70円、優待券は金券ショップ平均買取価格の1枚2000円で換算)で、優待は100株保有で年に2回普通運賃50%割引の株主優待券+グループ優待券などです。 ちなみに優待券は到着の度に色が変わるのですが、私の観察によるとどうやら全部で4色あるようです。 さてANAは2012年に大型増資爆弾投下があり、 株価超暴落で、我々ホルダーが「枕を並べて仲良く討ち死」したのは未だに記憶に新しいところ です。 また、 一般的に言って航空会社と言うのは、競争が厳しく、利益水準は非常に低く、新しい機材を永遠のラットレースの様に買わなくてはならず、更にはテロや感染症や大災害等の世界情勢不安定化の影響を強く受けるなど、悪材料が常にてんこ盛りの状態 です。 そのため航空会社というのは、 バリュー投資家としての観点からは、ポートフォリオ上位でホールドするなど「言語道断&完全にクレイジー」な鬼畜の所業 なのですが、優待族的な見地からは優待券の実用性の高さから逆に超鉄板銘柄でもあり、非常に悩ましいところです。 ま、いずれにせよ、最愛の優待株の1つであるANAを再びポートフォリオ上位で迎え入れられたことを嬉しく思っています。優待券が足りなくなるくらいに日本中をまた元気に飛び回りたいと思っています。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 12, 2023
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズです。 98位 7925 前澤化成工業 (東P、3・9月優待) ○ PF時価総額98位の上位銘柄は、塩ビ製の上・下水道製品が主力で我々ジャンキー系のバリュー投資家の間ではいわゆる「前澤3兄弟(6485前澤給装工業、6489前澤工業、7925前澤化成工業)」として知られている前澤化成工業です。 「優待株いけす」内の絶え間ない吟味の中で見いだされ、2020シーズンに初めてのポートフォリオ上位進出を果たしてきました。そして今シーズンもその地位を維持して、3年連続での登場となりました。 現在の株価は1542円、PBR0.58、自己資本比率は81.9%と磐石、今期予想PER19.06、配当利回り3.2%(50円)、総合利回り3.9%(50+10=60円、優待は1ポイント0.5円で換算)で、優待は年2回、300株保有で3000株主優待ポイントなどです。以前は新潟県産の美味しいお米優待でしたが、上記に変更となりました。 過去の選択例をいくつか見て置きましょう。 ちょっと珍しい所で、シューケアセット。 甘塩紅鮭切身。 カリッカリに焼いて食べたらとても美味しかったです。 野菜たっぷりのホイル焼きにして、ヘルシーにもいただきました。 前澤化成工業は、低PBR、好財務、まずまずの総合利回りの3拍子が揃った、力のあるヘルシーな銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドして応援して行きたいと考えています。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 11, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。309位 3612 ワールド (東P、3・9月優待) ○ PF309位は、総合アパレル大手のワールドです。 現在の株価は1641円、時価総額564億円、PBR0.70、自己資本比率は34.8%、今期予想PER9.63、配当利回り3.4%(56円)、総合利回り5.2%(56+30=86円、優待券は極めて使い勝手が良いので額面の100%で換算)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」年2回100株保有で1500円相当、300株保有で5000円相当の株主優待券です。 ワールドの魅力は何と言ってもその傘下の「玉手箱の様に楽しい数々のブランド」です。ちょっと見てみましょう。 優待券の実際の使用例もいくつか見ておきましょう。ワールドの優待券をポッケに入れてイオンを筆頭とする全国各地の巨大なショッピングセンターに出かければ、様々なお店で買い物が出来ます。とても楽しいですね。♬ さてワールドは、IFRS(国際会計基準)採用企業なのですが、私はこのIFRSをとても苦手にしています。のれんを定期償却しないので減損損失が発生したときに巨大になる可能性があり、個人的に「脆さがあってテールリスクが大きい。」と考えているからです。そのため、IFRS採用企業への投資は常にボリュームを極力絞る様にしています。 ただワールドは300株しかもっていないですし、ポートフォリオ中位としては特に問題のない銘柄であると考えています。
Nov 10, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト140位サイコロジー・オブ・マネー (モーガン・ハウセル著、ダイヤモンド社、2021年) の第2弾です。 今日は第6章 テールイベントの絶大な力 から。 「優れた美術品商は、膨大な量の美術品を投資対象として購入する」と同社(投資会社のホライゾン・リサーチ)は書いている。「多くの美術品を長期間保有すると、その一部が優れた投資対象であることが判明する。その結果、ごく一部の高リターンな美術品により、コレクション全体が黒字になる。これが成功する美術品商のビジネスの仕組みなのである。 ビジネスや投資など、多くのことがこの仕組みで動いている。つまり、テールの力だ。テールとは、結果の分布図の最後尾の部分を指す言葉である。少数の事象が結果の大部分を占めることがあるファイナンスの世界において、これは莫大な影響力を持っている。 しかし投資家は、「5割の確率で間違っていても、トータルでは大儲けできる」ということを簡単には理解しづらい。私たちは物事の多くが失敗するのが当たり前であることを見逃しているのだ。だから、失敗に過剰に反応してしまう。 この本がベストセラーになった理由が良く分かります。とにかく説明と具体例が分かりやすくて心にスーッと入ってくる、腹に落ちるんですね。続きを見ていきましょう。 ディズニーを成功に導いたのは”400分の1”の作品 ディズニーは1938年までに延べ数百時間の映画を制作したが、ビジネス的には「白雪姫と7人の小人たち」の83分間がすべてだった。 何であれ、莫大な利益を上げたり、特別に有名になったり、巨大な影響力を及ぼしたりするものは、「テールイベント」(数千~数百万分の1の確率で起こる例外的な出来事)の結果だと言える。人々の目は、巨大なもの、儲かっているもの、有名なもの、影響力のあるものに向けられる。つまり、私たちが注目するもののほとんどは、テールイベントの結果なのである。 いやあこの章はいいですね。投資の世界では良く 「テールリスクの恐ろしさ」 は語られますが、ここではそれを逆転させてテールイベント= 正のブラックスワン が持つスーパーパワーを説明してくれています。 私は独自開発した「優待株いけす理論」「魅力的な優待が付いている銘柄はとりあえず1枚買っていけすに放り込み、その中で黄金色に輝いている極上の魚を見つけたらその実力に合う位置まで速やかに買い増しをする。逆に輝きを失った魚は妥当な位置まで迅速に売る。」というシステム。 特に時価総額上位の銘柄は、M1~M6にランク分けして日々しっかりと集中的に見張り、お互いを切磋琢磨して競わせながら「大リーグ選手の養成所」の管理人の様な視点で戦うやり方。 を用い、いわゆる「優待族」としてここ日本市場で戦っているわけですが、自分のやり方はハウセルの言う「テールイベント」を常に探し続ける方法です。 リスク・リワード比 がビックリして腰が抜けるくらいに有利、指標的に安くて同時に成長力があるのに何故かマーケットから無視されている、不人気業界に所属していて誰も見ていないけどよくよく見たら滅茶苦茶によい、そういう銘柄は毎日目をパキパキに見開いて探し続けていると大体毎年2つか3つは見つかります。 私が永遠のB級投資家ながらこの20年間以上を世界最弱の日本株市場で元気に生き抜いてこられたのも、無数の失敗を空高く積み上げてきた一方で、2198アイ・ケイ・ケイHD、3097物語コーポレーション、7605フジ・コーポレーション、最近の事例だと1605INPEX、2726パルグループHDなどの長打を時々打つことが出来たからです。 まさに、「テールイベントの力」でここまで生き残ってきたんですね。(続く)
Nov 9, 2023
さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。 97位 8098 稲畑産業 (東P、9月優待) ◎ PF時価総額97位の上位銘柄は、化学専門商社で住友化学系ですが稲畑オーナー色もある稲畑産業です。2021シーズンに96位で上位に初登場となった銘柄ですが、今シーズンもその地位を維持して2シーズン連続での登壇となりました。 現在の株価は3125円、時価総額1747億円、PBR0.89、自己資本比率は46.4%、今期予想PER8.22、配当利回り3.8%(120円)、総合利回り4.0%(120+5=125円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードなどです。 稲畑産業は指標的に割安ですし、過去の業績推移も高いレベルで安定していますし、業績は絶好調ですし、総合利回りも出ていますし、率直に言って凄く魅力的な銘柄です。日本株は本当に先進国の中では突出して安いと思いますね。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 8, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。 308位 8032 日本紙パルプ商事 (東P、3月優待) ◎ PF308位は、紙流通首位の日本紙パルプ商事です。 現在の株価は4760円、時価総額715億円、PBR0.55、自己資本比率は32.4%、今期予想PER5.94、配当利回り2.7%(130円)、総合利回り3.3%(130+25=155円、優待品はみきまる調べによると2500円相当)で、優待は100株保有で 「JPワンタッチノーコアNトイレットペーパー」24ロールです。 写真では分かりにくいですが、実際には凄まじい重量とボリュームです。更に巻きが固くて1つが非常に長持ちもします。また「う●ち」をしない人間はこの世の中に1人もいませんので、このへヴィー級の優待品が親切にも家まで届くというのは、極めて実用的とも言えるでしょう。 日本紙パルプ商事は指標的にも十分に割安ですし、優待品にも一定の魅力がありますし、PF中位銘柄としては特に過不足の無いものと考えています。
Nov 7, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト140位サイコロジー・オブ・マネー (モーガン・ハウセル著、ダイヤモンド社、2021年) の実質的第1弾です。 今日は非常に印象的な はじめに から。 本書の根本的な主張は、「お金とうまくつき合うには、頭の良さより、行動が大切だ」というものだ。 天才も、感情をコントロールできなければ破産することがある。逆もまた真なりだ。 経済的成功のカギは「ソフトスキル」 なぜファイナンスの世界では、清掃員のリードがトップエリートのフスコーンに負けない成果を出し得るのか? 1つは、経済的な成果は、知性や努力とは無関係の「運」に左右される部分が大きいからだ。 もう1つの理由は、経済的な成功は「ハードサイエンス(物理学や数学などの分野)」では得られない、というものだ。 経済的な成功は、何を知っているかよりも、どう振る舞うかが重要な「ソフトスキル」の問題なのだ。私はこのソフトスキルを「サイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)」と呼んでいる。科学や物理学のようなものではなく、複雑で測定が難しい人間の心理や行動が大きく関わっているからだ。 金融危機について学び、書くほどに、この問題はファイナンスではなく、心理学や歴史のレンズを通したほうがより良く理解できるという確信を抱くようになった。 私は、フランス人哲学者ヴォルテールの「歴史は繰り返さない。繰り返すのは常に人間である」という名言が好きだ。この言葉は、人間のお金に対する振る舞いにもよく当てはまる。 いやあいい表現が多いです。ベストセラーになるのが良く分かります。 投資においてはIQ(知能指数)よりもEQ(心の知能指数)の方が実は大切 と言う指摘ですね。 私はこの本を読み終わって、「うん、インデックス推しが気になるところはあるけど、でも実にいい本だな。」と感じてその後何度か読み返しました。最終的な結論としては、「相場心理学、行動経済学、神経経済学の観点から見た場合の名著」だな、ということでした。その理由は、「この視点は初めて見たな。」とか「こういう説明が出来るのか。」と目から鱗が落ちる部分が沢山あったからです。 私の本棚で言うと、以下の様な名著たちに十分に匹敵すると思います。 それでは次回からは本文に分け入って参りましょう。(続く)
Nov 6, 2023
さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。 96位 2685 アダストリア (東P、2月優待) ◎~◎◎ PF時価総額96位の上位銘柄は、グローバルワーク、ニコアンド、スタディオクリップ、ローリーズファーム等複数のカジュアル衣料ブランド店をSC等に展開し、アジア展開加速中のアダストリアHD(旧ポイント)です。 イオンを筆頭とする巨大ショッピングセンターには必ずといって良いほどマルチブランドで入っています。どのお店も非常に戦闘力が高くて素晴らしいと思いますし、チャンスがあればポートフォリオ最上位の一角で戦いたいとこの数年ずっと感じてもいます。 現在の株価は3090円、時価総額1508億円、PBR2.12、自己資本比率は52.8%、今期会社予想PER11.72、配当利回り2.6%(80円)、総合利回り3.4%(80+24=104円、優待はヤフオク&メルカリ平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株で3000円相当等の商品引換券などです。 アダストリアには様々なブランドがあるので、優待券は使い勝手が良いです。今日は私の買い物の実例をいくつか御覧頂きましょう。 レプシムで買った綺麗なスカート スタディオクリップで買ったハロウィンリース もういっちょ。 同じくスタディオクリップで買った観葉植物 ローリーズファームで買った、ティアードワンピース さてアダストリアというと、かつてここに集中投資され結果として風の様に消えていかれた、素晴らしい分析力を持っていたある新進気鋭の投資家のことを想起します。 アダストリアの商品は全体にチープで造りが悪く、それが消費者にバレて業績が急降下していましたが、そのデザイン性の高さや時流に乗ることへの即応力や値段の安価さには依然として大きな魅力があり、結局業績は2016~2017年にかけて急回復しました。(ただしその後再びやや低迷し、2023年現在はまた改善中。) 彼は完全に正しかった。ただ勝負に出るのが少しだけ早すぎたのでしょう。株式投資ではその考えが秀逸でも、手掛ける時期が適切でなければ結果が出ない、それどころか驚くほどの惨劇を招くこともあります。ちなみに、 以前に株式投資本オールタイムベスト16位で紹介した永遠の名著 世紀の相場師ジェシー・リバモア の中に、 時代のわずか先を行くだけで「変人」となり、時代から取り残されれば「敗残者」となる。時代を的確にとらえた者が「天才」の栄冠に輝く という印象的な言葉があります。 私も常に、「自分の投資アイデアは独りよがりのものになっていないか? その発想は時代の半歩だけ先を行く適当で適切なものか? 早すぎたり、逆に遅すぎて致命傷を招くようなものになっていないか?」を自問しながら日々ポートフォリオ編成に当っています。 自分の投資センス・感受性が干からびないように毎日この日記を書いて黙々と素振りを続ける、これが投資家として最も大切なことだと考えています。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 5, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。 307位 8198 マックスバリュ東海 (東S、2月優待) ○ PF時価総額307位は、静岡地盤の食品スーパーで、2019年にMV中部を吸収合併したマックスバリュ東海です。 現在の株価は3025円、PBR1.27、自己資本比率は58.6%で有利子負債は0、今期予想PER16.90、配当利回り2.0%(60円)、総合利回り3.3%(60+40=100円、優待券はメルカリ平均価格である額面の80%で換算)で、優待は100株保有で2月株主に5000円相当の優待券または優待品です。 ところでMV東海は旧ヤオハンが経営破たんした後にイオンの子会社として経営再建された会社なのですが、 今はもう消えてしまったヤオハンの分まで、これからも頑張って欲しいなと思っています。
Nov 4, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第140位は、 サイコロジー・オブ・マネー (モーガン・ハウセル著、ダイヤモンド社、2021年) です。 一生お金に困らない「富」のマインドセットを分かりやすく説明した本で、表紙についている帯によると累計200万部&52言語で刊行され、ここ日本でも12万部突破のベストセラーになったとのことです。 日本人のほとんどは大の投資嫌いで、表立って言われる国民の大多数の意見は「世の中金じゃない。」とか「金の話ばかりするな。」なんてのが相変わらず多いですが、実際には「喉の奥から手が出るほどにお金が欲しい。お金のことで困りたくない。」と心の底では思っている人が凄く多いという事ですね。 さてこの本ですが、著者であるモーガン・ハウセル自身は「個別株投資をしたがうまくいかなくて転身した。」というインデックス投資家です。該当箇所を見ておきましょう。 私の「投資」に対する考え方 私は、個別株投資から投資を始めた。 個別株投資家としての力量がどうだったかはわからない。優秀だったのかと尋ねられれば、そうだとは言い切れない。市場に挑んでいた多くの投資家と同じく、私も良い成績は残せなかった。いずれにせよ、私は今では考えを変え、低コストのインデックスファンドだけを保有するようになった。 ほうほう、それはとても残念でしたね。ただこの本にはハウセルの「アクティブ投資でうまくいかなかった。」という個人的な怨念が見え隠れしており、コテコテのアクティブ投資家である私からすると「いや、それは絶対違うやろう。!」という文章がこちょこちょ挟まれていて、それが歯の間に挟まったご飯カスの様に非常に気になりました。 具体例を出すと、「グレアムの投資ルールは、もはや現代には通用しない。(P193 )」「賢明なる投資家は、投資書の歴史に燦然と輝く名著として知られている。しかし、グレアムがこの本で示した公式通りに投資をしてうまくいった人を、私は誰一人として知らない。(P194 )」 などの、 世界中の全バリュー投資家に喧嘩を売っているような表現 です。 お前は一体何を言うてるんや。グレアム本はワイらの聖書やぞ。 グレアム流のディープバリュー投資は「80年以上の時が与える試練」を乗り越えてきました。 グレアム流で成功した投資家は世界中にいくらでもいます。ここ日本にもかぶ1000さんを筆頭に沢山います。 そして極めて知的な人間であるハウセル自身「誰一人として知らない。」などという事は常識的に考えてあり得ないでしょう。そんなレベルでこんなに素晴らしい本が書ける訳がないからです。なので今回の書評ではそういう「悪意を持って書かれている」としか言いようがない様なおかしげな所は意図的にカットしています。 ここ日本でもそうですが、「自分がアクティブ投資に挑戦したけど結果を出せなかった」ことを理由にして、「アクティブ投資では絶対に勝てない。誰も市場に打ち勝つことなど出来ない。だからインデックス投資が最強なんだよ。」と言う「謎理論」を振りかざす方がたまにいらっしゃいます。そしてこのハウセルの本にもそういう臭みが隠しきれずに出ています。 ただそういう「致命的かつ大きな欠点」を差し引いても尚、この本は名著と言っていいと思います。そして私はこの「株式投資本オールタイムベストシリーズ」を減点法ではなく加点法で書いているので、それで今回この本が登場してくることとなりました。 ちょっと興奮して前置きが長くなってしまいましたね。それでは次回からは本の実際に分け入って参りましょう。(続く)
Nov 3, 2023
さて今日は 2022~23主力株概況シリーズ です。 95位 5902 ホッカンホールディングス (東P、3月優待) ◎ PF時価総額95位の上位銘柄は、食缶業界3位のホッカンホールディングスです。2019シーズンは40位とかなり上位で登場していましたが、その後の業績推移が私の期待通りではなく優待MAXとなる2000株を残して撤退したため、近年はポートフォリオの80~100位前後をウロウロと彷徨っていらっしゃいます。 というか、ホッカンホールディングスは過去の業績推移に大きな波があって全く安定していないんですね。私はその事実を本当はもう少し重く受け止めるべきでした。(滝汗) でも、自分は「缶詰優待株」が超大好物で、それでホッカンHDの総合戦闘力を過大評価してしまいました。缶詰パワーに幻惑されてちょっと目が曇ってしまっていたんですね。反省しています。 ちなみに、缶詰優待というものがどれほど素晴らしいものであるかについては、過去の大人気記事である、 缶詰優待株私的ランキングベスト4 2023年編 を是非今すぐにご覧下さい。 さてそんなアンビバレントなホッカンHDの現在の株価は1580円、時価総額213億円、PBR0.38、自己資本比率41.3%、今期予想PER14.86、配当利回り2.9%(45円)、総合利回り4.0%(45+18=63円、優待品はメルカリ平均価格の額面の60%で換算)で、優待は100株以上を1年以上継続保有(9月・3月の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載)を条件として、100株保有で3000円相当、1000株保有で6000円相当、2000株保有で8000円相当の自社グループ商品詰め合わせです。今シーズンから缶詰以外にお菓子やバラエティセットも選択できるようになりました。 それでは具体的に優待品(缶詰)を見ておきましょう。2021年の3000円相当の100株優待品(下記左)と8000円相当の2000株優待品(下記右)です。過去数年、優待はほぼ同じ内容です。 今日は優待品の過去の実際の使用例を1つだけ御覧戴きましょう。 ホッカン優待のべにずわいがにのトマトスパゲッティ 缶の中にはべにずわいがにがぎっしり。!! トマトソースの中に惜しげもなく全量投入します。! ぐつぐつぐつぐつと煮込んで。。。。 はい、出来上がり。蟹のうまみが凄い。! ゴロゴロオリーブの酸味とさっぱり感が加わって、無我夢中で食べる味。 さて前述した通り、ホッカンHDは過去の業績推移にはやや波があり、また財務状態も鉄板と言うほどではありません。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) ただ、ホッカンホールディングスの優待品に「リアルガチンコパワー」があるのは間違いのないところであり、またいくつかの欠点はあるにせよ同時に低PBRでもあり、自分としてはこれからも現行の優待制度が続く限りは楽しく優待MAX株をホールドして応援していく予定です。 時には片目をつむって「清濁併せ吞む」のが我々バリュー投資家の仕事 なのです。実に因果な商売なんですね。(滝汗)2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 2, 2023
いやあ11月になりました。アノマリー的には最高の季節の始まりですね。 さてマーケットでは昔から 11月は、1年で最高の数か月の到来を告げる。 11月は機関投資家の第4四半期の資金が市場に入ってきて、最高の3か月の初めとなるので、最もパフォーマンスが良い月のひとつに位置づけられる。 (出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P150) と言われています。また、 11月、12月、1月は最も良い3か月だ。株価が着実に上昇する可能性が高いだけでなく、上昇自体もほかの月に比べて圧倒的に大きくなることがある。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P149) こともあり、11月と言うのは、 「1年で最高の3か月」の始まりを告げる、祝砲轟く(とどろく)素敵な1か月 となります。 ということで、私は11月が大好きです。株が上がることが多いだけでなく、まだ気候も良くて過ごしやすいですし、ご飯も美味しい季節ですから猶更ですね。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Nov 1, 2023
さて2023年10月が終わりました。という事は、なんとこれで1年の6分の5が終わりました。月日が流れるのは本当に早いですね。 さて今月は次の2024シーズンを見据え、主力株の選定に血眼を上げる1か月でした。現状の最上位銘柄群の納得度は8割くらいで、自分としては「何かが足りない。アルファを狙うにはとにかくフレッシュな銘柄が要る。皆と同じ銘柄を皆とは全く違う視点と角度から見て新しい子を探さなくてはならない。」と決意して本当にたくさんの銘柄を見続ける1か月でした。 自分の伝統的な武器としては、バリュー、サイズ、逆張りが「3種の神器」なので、低PER&PBRランキング、低時価総額ランキングの上位1000銘柄を虱潰しに探し直し、更に年初来安値更新ランキングも徹底的にチェックしました。 その結果、何と驚くことに新しく主力で戦えそうな子が1人も見つかりませんでした。! 良さそうな子は既にすべて自分のポートフォリオ上位に鎮座していたのです。 なので次に作戦を変えて自分のポートフォリオの上位銘柄を1つずつ改めて絨毯爆撃で精査していきました。その中からは元々主力の一角だった2792ハニーズHD、更には準主力だった7932ニッピが「買い増しできる」と判断されてそれぞれ大きく順位を上げて最上位のM1(主力)クラスとなりました。 またM2(準主力)クラスから株価下落で1つ下に転落しそうだった9990サックスバーHDも買い増ししました。ここは自分の中で元々評価が高い銘柄でPFのTOP20にはどうしても入れておきたかったのです。またその下のM3ランクには9842アークランズや超小型の優待株がいくつか新しく登場してくることとなりました。 ただ依然としてM1クラスの「駒が足りない」状況が続いており、来月も引き続き全精力を傾けて新しい銘柄をリクルートし続ける予定です。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Oct 31, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。 306位 5942 日本フイルコン (東S、11月優待) ◎ PF時価総額306位は、製紙用網メーカーで断トツの国内シェアを誇る日本フイルコンです。 現在の株価は468円、時価総額104億円、PBR0.43、自己資本比率は53.1%、今期予想PER7.59、配当利回り3.4%(16円)、総合利回り4.5%(16+5=21円)で、優待は「100株以上を1年以上継続保有」を条件として100株保有で500円相当のクオカード、200株保有でワイン1本、1000株で限定ワイン1本となります。 日本フイルコンは指標的にも安いですし、優待ワインもおいしいですし、PF中位としてはとても良い銘柄であると評価しています。
Oct 30, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。305位 8362 福井銀行 (東P、3月優待) ○ PF305位は、福井県地盤に石川、富山にも展開している地銀中位行の福井銀行です。 この「ふくジェンヌ いこっさ! 福井」という小冊子が、ANAの機内誌みたいで面白い。 現在の株価は1565円、時価総額378億円、PBR0.29、自己資本比率は3.2%、今期予想PER24.08、配当利回り3.2%(50円)、総合利回り3.8%(50+10=60円)で、優待は300株保有で3000円相当の福井県特産品などです。 実際の選択例を1つだけ見ておきましょう。 「マーメイド 缶詰セット」です。 「たらの子」の缶詰が珍しいですね。 あんまり食べたことなかったけど、結構美味しかった。 さて私は福井銀行へは、優待地銀株バルクプロジェクトの一環で2020年3月10日に参戦しました。その後の地銀株再評価の流れもあって一定の含み益が乗っていることもあり、今の所ご機嫌でホールドを続けています。
Oct 29, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。304位 8285 三谷産業 (東P、3月優待) ◎ PF304位は、北陸地盤の総合商社の三谷産業です。前回は2022年に623位で出ていたのですが、その後優待変更があり私はそれに対応して優待MAXとなる1500株まで買い増ししたため、今回の「PF概況シリーズ シーズン4」では順位を上げてここで登場してきました。 現在の株価は326円、時価総額201億円、PBR0.48、自己資本比率は49.4%、今期予想PER19.06、配当利回り2.8%(9円)、総合利回り5.2%(9+8=17円、優待品はメルカリ平均価格の額面の約50%で換算)で、優待は300株保有で5000円相当の陶磁器製品などです。 今期2023年3月期を持って残念ながら終了となりましたが、これまでは「100株保有で1500円相当」の優待品が頂けました。今日は私が過去に戴いた100株優待品をいくつか復習しておきましょう。 2022年です。 2021年です。 2020年です。 なかなか高品質な品物だと思いました。 三谷産業は十分な総合利回りが出ていますし、PF中位としては全く問題のない良い銘柄であると考えています。
Oct 28, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。303位 8052 椿本興業 (東P、3・9月優待) ◎ PF303位は、機械の中堅商社でモーター、チェーンなど動伝商品が柱の椿本興業です。 現在の株価は4665円、時価総額303億円、PBR0.86、自己資本比率は44.0%で有利子負債は0、今期予想PER9.63、配当利回り3.0%(140円)、総合利回り3.4%(140+20=160円)で、優待は100株保有で年2回1000円相当のクオカードなどです。 椿本興業は指標的な割高感もありませんし、嬉しい年2回優待ですし、PF中位としては全く問題のない良い銘柄であると考えています。
Oct 27, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト139位ミネルヴィニの勝者になるための思考法(マーク・ミネルヴィニ著、パンローリング、2022年) の最終回第6弾です。 今日は、 第6章 情熱と目標達成に優先順位を付ける から。 非現実的になろう 勝者は現実的ではない。彼らは大きな目標を立てる。恐れ知らずの夢想家だ。彼らが心配するのは高すぎる目標達成ではなく、低すぎる目標設定なのだ。 大成功できない最大の理由は、自分にはできるなどとけっして思っていないからだ。そのため、一度も挑戦しないか、困難にぶつかるとすぐに投げ出してしまう。夢がなければ、やる気も出ないし進歩もない。非現実的な想像力を持つことが偉大なことを達成する第一歩だ。 非現実的な目標を設定するだけでほかの99%の人よりも優位に立つことができる。なぜなら、野心的なことを考えたり大きなことに挑戦しようとする人は、ほとんどいないからだ。道のりは長いと分かっているが、そこに達するために必要なことをする意欲があれば、勝者になれるのだ。 いやあ、いいですね。私もこれからも常に良い意味で常識のない、非現実的なドリーマーであり続けようと思います。 段階を踏んで、大きな目標に達する 背伸びをして大きな夢を持ったほうがよい。だが、短期の目標は達成可能なものでなくてはならない。 大きな目標を設定するときには小さな段階に分けて、最終的に達成したいことに勢いがつくようにすべきだ。 そして細かい所にも配慮の行き届いたミネルヴィニ節。私も前述した様に「純金融資産100億円」を大目標に掲げていますが、同時に数年以内に手が届きそうな小目標を別に設定し、実際には毎日そこを目指して戦っています。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。「マーケットの魔術師」ミネルヴィニの素敵な言葉がスパークするご機嫌な一冊です。未読の方は是非。(終わり)
Oct 26, 2023
さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。94位 8473 SBIホールディングス (東P、3月優待) ◎◎ PF時価総額94位の上位銘柄は、国内外ベンチャー企業投資、ネット証券、保険、銀行など総合金融業を志向しているSBIホールディングスです。2021シーズンに北尾社長の「獰猛すぎる生命力」を高く評価して買い増しし、2年連続での上位登場となりました。 後、私はずっとSBI証券をメインで使っていて大変お世話になっているし、サイトもとても使いやすくて最高に満足しているので、自分にとっての「投資家としての基幹インフラ」になっている大切な存在をポートフォリオ上位で持つのは自然で合理的なことかな?という考えも少しありました。 現在の株価は3116円、時価総額8578億円、PBR0.84、自己資本比率は4.6%、今期予想PER11.29、配当利回り4.8%(150円)、総合利回り6.7%(150+60=210円、100株優待品はメルカリ平均価格の6000円で換算)で、優待は100株保有で14520円相当の自社子会社商品(サプリメント等)引換券1枚などです。 改めて考えてみると、SBI証券は他のネット証券と較べて総合力で突出していると思いますし、その使いやすさはもう20年間もサイトを使い続けていて自分自身が深く実感していることでもあります。「もう少し早くSBIホールディングスを買い増ししてたらよかったよな。」と思わなくもないですね。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 25, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト139位ミネルヴィニの勝者になるための思考法(マーク・ミネルヴィニ著、パンローリング、2022年) の第5弾です。 今日は、第6章 情熱と目標達成に優先順位を付ける から。 何かを極めたければ、当然ながらそれに向かって情熱を傾けるべきだ。 アンバランスな勝者 勝者になる最も良い方法は全力を尽くすことだ。自分の夢を最優先して、原則としてそれだけに集中する。 私は特に優れた成果を上げた人々を研究してきたが、偉大なことを追及しているときに、「調和が取れている」と言える人はほとんどいなかった。 テニスの4大大会で女子シングルスで18勝した伝説的プレーヤーのクリス・エバートは、「これは人の成長に最も良いこととは思わないので、言いたくないのですが、優勝に必要なのは1つのことだけに一心に集中することです。」と語った。 優れた成果を上げている人のほとんどは激しい情熱と人一倍の吸収力を持ち、自分の夢や目標に向かって極度に集中している。夢に向かって着実に前進し続けるためには、ほかのことはすべて後回しにする必要がある。 今の日本では長年続いたゆとり教育の弊害なのか、努力する人を揶揄したり馬鹿にしたりする風潮があります。投資の世界でもそういう傾向があります。ただ「命の次に大切なお金」を賭けた株式市場では生半可な覚悟では生き抜くことは出来ません。「時間を節約して効率的に稼げればよい。」みたいなおうちゃくを言う方もいますが、彼らは高確率で数年で消えていなくなります。何故なら、参加しているプレーヤーのほとんどが「人生の全て」を捧げて戦っている戦場なんですからね。 その意味で、このミネルヴィニの「目標に向かって極度に集中しなくてはならない。」という指摘は非常に真っ当かつ大切なことですね。(続く)
Oct 24, 2023
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