南風一の世界

南風一の世界

2024/05/12
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  詩を読むということ    南風一

久々に図書館の新刊本棚で「近代詩500」(近代史500年ではない)
という本を見かけたので
借りてみた

家に帰って本を開いてみると
近代の西洋と日本の詩人の詩が載っていた
(中身も見ずに図書館で貸し出し手続きをすすめたのだった)
ロバート・ヴライニングだの高村光太郎だの
かつて教科書で親しんだ詩人たちの詩が載っていた

確かに私は若いころ本屋や古本屋に行けば
詩集ばかり買って帰って読んでいた時期があった
なぜ詩ばかりを読んでいたのか?

結局生身の相談相手がいなかったから
詩や本の中に相談相手を求め、探し続けていくしかなかったのだろうと
思う

自分の満たされない思いというか(そんな)悩みについて
ピッタリとした回答を書いている詩人や本というものは
そんなになかった
(というかそんな希望通りの詩人や本が存在するはずもなかった)

そこのところを勘違いして
(人生経験がない)若者からすれば
詩や本の中に何か(自分と)同じようなことを考えて
正解を見出している詩人や本があるのではないかと
思い込んでいた

今64歳になって
昔のように詩や本の中に人生の生きがいや悩みに関する正解を求めることの
虚しさや愚かさといったものは分かっている

でも人生の一時期(特にまだ世の中のことを知らない若者が世に出る前)に
人生の答えらしきものを探して詩や本を読むということには
大いに意義があると思う

決して詩人や本の中の物語や主人公のようには行かなくても
そういう生き方や考え方があると知ること
そういう詩や本の中の考え方を
自分ならどうするか?と我が身に照らして
生きていく(反面教師にして考える)姿勢には大いに意義があろうと
思う

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Last updated  2024/05/12 04:22:51 PM
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