全31件 (31件中 1-31件目)
1
![]()
今さらという感じですが、昨日(12月30日)ようやく「レミーのおいしいレストラン」を観て来ました。以前「善き人のためのソナタ」について書いた時言及しましたが、私は時々「パリスコープ」という雑誌に掲載されている「過去1年以内の、パリ近郊累計観客動員数トップ20ランキング」をぼ~っと眺めています。やはり子供にも観てもらえる作品が強い様で、最新データにおけるベスト5は次の様になっています。5位 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (で、いいのでしょうか?仏題には「フェニックス」が入っているので。)4位 カリブの海賊 ワールド・エンド3位 シュレック32位 スパイーダーマンそう(私の見落としがなければですが)スパイダーマンはなんと、公開後わずか1週間にして観客数100万人を突破した、過去1年で唯一の映画なんです。と同時に、第1週目にして他の映画全てを蹴落として「過去1年の累計観客数」第1位にも躍り出ていました。「異常ヒット」と言ってもいいのではないでしょうか。今は143万人に落ち着き、2位をキープしています。そして1位が今回の「レミーのおいしいレストラン」!公開1週目の時点では5位ぐらいでしかなかったのに本当に地道に地道に観客動員数を増やし続け、今や累計で145万人!!なんだか「善き人のためのソナタ」のヒット具合を彷彿とさせます。・・・という訳で、普段アニメ映画をほとんど観ない私も、おっかなびっくり出かけてきました。私、アニメ映画ってあまり好きなものがないんですよね。「ナウシカ」の様に想像力が要求され、しかもヒロインが自分とは全然違うタイプの人間だと世界観に入り込めないし、飛行機でぼーっと観た「シュレック」はフィオナ姫も含め、最後の最後までキャラクターが可愛いと思えなかったし(もっと集中すべきだった?)・・・・あと、いくらアニメーションでもストーリーがしっかりしていないと退屈してしまうし・・・。特に今回の作品は「ネズミのシェフ」というコンセプトですが、私は「スチュアート・リトル」を観た時の苦い経験が未だに心に残っていたので、とても不安でした。「スチュアート・リトル」では「人間がネズミを養子にする=人間の子供の義弟はネズミである」という一番大切な部分をどうしても理解できず(「養子ではなくてペットじゃいけないの?」と思ってしまう私は偏屈な大人?)、最後の最後までストーリーについていけなかったのです。でも「レミーのおいしいレストラン」は観て大正解♪久しぶりに納得できるアニメーション映画でした。期待していなかったせいか「善き人のためのソナタ」よりも満足できたぐらいです。「ネズミがシェフとして活躍」する以上、もちろんファンタジックな要素に満ち溢れた映画なのですが、レミーが人間並みの高度な知能の持ち主である分、「ネズミである事の葛藤」や「父親との軋轢」などがしっかり描かれていたので、かなり感情移入できました。私は「どうせネズミを擬人化するなら、ここまでしなくっちゃね!」と納得して帰ってきましたが、正直、この映画を観ても小学校低学年ぐらいの子は本当におおまかなストーリーしか理解できないんじゃないかと思ってしまうくらい、「自己の確立」をテーマに据えたアニメーション映画の割に大人向けのお話です。この映画がパリで大ヒットし、昨日行った映画館の小さな上映室がほぼ満員な理由にはもちろん、深いストーリーの他に、パリが舞台になっている点も挙げられるのだと思います。これだけ大きなプロダクションだと当たり前なのかもしれませんが、町並みは素敵なだけでなくかなり忠実に再現されていたので、パリジャンもみんな納得できたのではないでしょうか。また話が「ストーリー」に戻ってしまいますが、レミーが手助けしてあげるリングイニが全てにおいてパッとしていなくてどこにでもいそうなタイプの人間だったり(もう少し、芯の通った性格にしてほしい気もしましたが)、リングイニの教育係のコレットがエキゾチックな顔立ち(パリには移民の2世が多い)だったりするのもパリらしくてリアリティーがあったし、とにかく上出来!!ただひとつ難点をあげるとしたら、家に帰ってきてPCの画面でレミーの(動かない)イラストを見たら、可愛いと思えなかった事ぐらいでしょうか(笑)。ネズミを結構リアルに描いてますからね・・・・。という訳で意外や意外、2007年最後の映画はアニメーションでした。来年の1本目は何になるかな?(まだ決めていません。)2008年も幸せな年になります様に。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2007.12.31
コメント(7)
![]()
今年の誕生日、I子さんからエフゲニー・キーシンのショパン名演集をいただきました。私は実はキーシンの名前を初めて知ったのですが、パリでもいつもチケット即完売の、才能溢れる大人気のピアニストらしいですね。クラシック(特にピアノ)を聞くのは心地よいから好きなのに作曲家などが全然分からない私にピッタリのプレゼントをありがとう後になってこのCDを夫に見せたら、なんと私達の知人M子さん(彼女もピアニスト)はシャンゼリゼ通りにあるモノプリ(Monoprix=スーパーの名前)で、お母様と一緒のキーシンに会った事があるとの事でした!!話しかけてみたらキーシンは気取らずにとても感じよく応えてくれたそう。すご~い!!クラシックといえば、話は全然変わるのですが先日、ディノ(夫)のかけている音楽がとても美しかったので「これ、誰の曲?」と聞いてみました。(教えてもらっても、どうせすぐに忘れるのにねぇ。)するとかえってきたのが・・・「ボロディン!」・・・・ごめんなさい、爆笑しちゃいました。というのも、私は主人の事をよく(日常生活の50%以上)私が勝手につけたあだ名の「ディノ」で呼んでいます。でもそもそもは「ディノ」じゃなくて、「ディヌ」とか「ディン」って呼んでたんですよね・・・「『ボロ』『ボロ』な『ディノ』」ですか・・・わはははは!!(すいません、思いっきり内輪ウケで。でも主人は穴のあいたパジャマをいつまでも愛用しているし、「ボロ」という言葉がぴったりと言えばぴったりなんです。)ちなみに主人が最近よく聞いているのはこのCDです。(オレンジ色の部分をクリックするとアマゾンに飛びます。)音楽のよく分からない私が聞いても軽やかで、でも適度な重みのある曲が集まっているのが実感できますボロディンにハマりだした夫は、クリスマスプレゼントの1つにボロディンの他のCDを選んでいました。
2007.12.30
コメント(0)
![]()
歴史が苦手だった私は今でも年代感覚が未発達です。歴史的な話だけでなく、近代文化史もなんだか頭の中でごちゃごちゃで・・・。なので今までは観た映画のうち特に印象に残ったものだけについて書いていましたが、しばらく映画メモをつける事にしてみようと思います。今月27日はフィルモテーク・カルティエ・ラタンの「ミュージカル映画フェア」の一環で上映されたミロス・フォアマンの「ヘアー」を観ました。今になって一番抱いている感想は・・・・うーーーん・・・・ミュージカルの割には、作品のもつ世界観に入りきれなかったなぁという事かな・・・。ヒッピー全盛期よりも後に生まれたせいか、こういった類の作品にはいつもついていけないのだけど、ミュージカルなら何とかなるかと思っていたのに・・・考えが甘かったか。歌の途中で字幕のなくなる事が多かったのも、原因かもしれません。(たぶん、既に字幕付きで歌われた部分の繰り返しだったのだろうとは思いますが。)バーガー役のトリート・ウィリアムズに心酔できないと時代錯誤感がツライ作品。でもなんだかんだ言いつつも、後半部分はあっと言う間で面白かったから観れて満足でした。
2007.12.30
コメント(0)

クリスマスイブの話の続き(これで最後!)です。アクセサリー屋さんを出てから、私達はシャンゼリゼへ向かいました。私が主人へのクリスマスプレゼントを見つけられなかったのでいつものヴァージンメガストアに行って、彼の希望する本やCDを買ってあげようと思ったのです。本当はガウンとスリッパをあげたかったので準備の遅かった自分にがっかりしたけど・・・・そういった実用品よりも、本人の好きなCDなどの方が喜んでもらえるのは確実なのだからまぁいいか、と私は自分を慰めながら、主人はおもちゃ屋に向かう子供の様にウキウキしながら、いつも24時まで開いているヴァージンに着くと・・・まだ20時過ぎなのに、なんと閉まっていました!!さすがフランス・・・・。商業的な利益よりも、クリスチャンにとっての神聖な夜や、従業員の楽しみにしていた家族の団欒を重視したのでしょうね、きっと。(もしかしたらただ単に、誰も働きたくなかっただけかもしれませんが・・・。)24日の仕事を早く終わらせてあげるのはとてもいい事だとは思うのですが、私達はやっぱり、がっかりしました。同じ通りのフナック(同じくCDなどが買える大型店)ももちろんもう閉店しているし、翌25日はどのお店も終日閉まっているはずだし、これで、夫へのプレゼントを買うのは26日以降という事に決定してしまった訳です・・・。うちの主人は日付にはこだわらないタイプで、誕生日のお祝いすら当日ではない日で構わないという人なのですが、道々楽しみにしていたせいかこの時だけは「プレゼントのないクリスマス・・・」と言って、寂しそうな顔をしていました・・・。ごめんね~諦めのつかないままシャンゼリゼ通りを凱旋門に向かって上がっていき、途中でふらっとアーケードみたいなところに入ってみました。中央にあるスターバックスは閉店準備に入っているみたいだったし、その他のお店も閉まっているところが大半です。なのにアーケードの中には人がいっぱい・・・世界中から押し寄せた観光客も、ショッピングが出来ずレストランも大半が閉まっている24日の夜はする事がないのでしょう・・・。この光景を見て、2003年の元旦を思い出しました。この年末年始、大晦日に友人の友人の家でカウントダウンをしたまでは良かったのですが、その翌日は何もする事がなくて、地方から遊びに来ていた日本人の友人と2人で困り果ててしまいました。せっかくパリまで来てもらったのに、美術館もお店も閉まっているのですから。「『コテコテの観光地シャンゼリゼ』に行けば何かあるかも」という期待を抱いてここまでやってきたものの・・・・開いているのといえば、数点のチェーンレストランだけ。もちろん凱旋門も窓口が閉まっていて登れず、その後適当な食事をしただけの残念なお正月になってしまったのです。この時も「とりあえず」シャンゼリゼ通りを歩いている観光客や、「とりあえず」凱旋門をふもとから見上げてみる観光客(くどい様だけど、他にする事がないので!)がたくさんいたなぁ・・・・。ちなみに彼女の知り合い(日本人女性)はその数年前のクリスマス、誰にも何にも誘ってもらえなかったので一人で映画館に行って時間を潰したとも聞きました。フランスではクリスマスが家族行事なので、確かに運の悪い留学生はあぶれてしまう可能性があるんですよね。(留学生同士で集まってお祝いするのも手ですが、大半は自国に帰省してしまってたりするし。)観光客も留学生も油断できない日、それが12月24・25日と1月1日なんだと思います。もちろん探せばパリにだって、私達が行った「ブラッスリー・バルザール」の様にイブでも開いているレストランもあるし、クリスマス・ミサに行くなど「ヨーロッパならでは」はクリスマスの楽しみ方もあるし、「全くどうにもならない」という訳ではないのですが、日本に比べてしまうと商魂が未発達なフランスのクリスマスって難しいなと思ってしまうのでした・・・。とりあえず来年は私、もっと前々から準備しようと思います!(反省をこめて書いておきます。)《上の写真はシャンゼリゼにあった謎のオブジェです。隣に色違いのバージョンもありました。》
2007.12.29
コメント(4)

さて、今度は24日の出来事を書きたいと思います。この日は別に腹の立つ事はなかったのですが、フランスだけにハラハラしたり、びっくりさせられたりしました。風邪と大いなる寝坊のせいで、スケジュールが押せ押せになってしまったこの日。日本の母と電話中だった私はふと思い立って、主人にZORのアクセサリーを売っているお店からのバーゲン招待ハガキを渡し、「ねぇ、あとで行きたいこのお店に(携帯から)電話して、今日の営業時間が何時までか聞いてみてくれない?」とお願いしました。主人はびっくりして「え?なんでそんな事訊く必要があるの?この葉書に『セールは12月24日まで』っていう事も、営業時間も『平日毎日19時半まで』っていう事も、しっかり印刷されているのに??」と聞いてきましたが、この国では何にでも疑ってかかってみる私は「今日はイブで何がどうなるか分からないから。とにかく電話してみて」とゴリ押ししました。30分後に母との電話を切ってから、お店への電話の結果を訊くとディノの返事はこんなでした。「う~ん、それがね・・・最初に『何時まで開いてますか?』って訊いたら『19時までです』って言われたんだよ。それでびっくりして『えっ?葉書には19時半って書いてあるのですが?』って聞き返したら、『あ、そうですそうです、19時半です。ただ、選ぶのに時間が必要でしょうから・・・』っていう返事だったよ。なんか・・・早めに行った方がいいみたいだね」そこで急いでスーパーでの買い物を済ませ、まさに息をはずませながらお店に向かう私。アクセサリー屋さんのある通りに着いたのは18時45分。都心の割にその通りのお店はどれもこれも閉まっていて、薄暗い感じです。「もしかして、あのお店の人達も帰ってしまっていたりして・・・・」とドキドキしながら進んでいくと、開いていました!よかった~・・・と思いながらお店に入ると(ドアをノックして開けてもらうという方式でした)、なんと・・・・女性店員3人が、おつまみと一緒にシャンパンを飲んでいます!しかもそのうち2人は椅子にしっかり座り、向かい合って話しこんでいる・・・こりゃまたずい分、寛いでますね~~。飲んでいるところに割って入るのもなんだか悪い事をしている様な気持ちになって「あの~、これからアクセサリーを見せてもらいたいんですが・・・まだ開いているんですよねぇ?」と訊くと「どうぞ、どうぞ」の返事。私はやっと安心して、アクセサリーを見始めました。世間話のついでに「今日は私の誕生日なんです♪」と、先制攻撃を入れさせてもらいつつ。(こう言っておけば冷遇されづらいだろうなんて考えた、小心者だけど計算高い(?)私・・・。)こうして無事閉店40分前にお店に入り込めましたが、この店舗って小さい割にたくさんのキレイなものが詰まっているので、時間的には一切油断ができません。急いで、どんどんチェックしていきます。途中で店員さんの1人が私に「(シャンパンでくつろいでいて)ごめんなさいね。でも私達、これでも仕事中なのよ」なんていう冗談を飛ばしてきました。私も、店員さんがご機嫌な分には大歓迎です(ほっ)。ほぼ一通り見終わった頃に主人もお店に到着。おそらくデザイン&作成&販売の全てを担当していると思われる、いつもの方のおかげで(あ、他のスタッフさんも感じ良かったですよ)楽しく買い物を済ませる事ができました。・・・が、あの電話での応対といい、あの路地の暗さといい、シャンパンでのくつろぎ具合といい、もしもあともう10分遅く着いていたら、ひょっとしてお店は閉まっていたんじゃないかな、とも思います。イブの夜は毎年デパートが平常よりも1時間以上早く閉まる(と思う)し、数年前のイブはなぜかメトロの運行まで早めに終了してしまい(これはアクシデント的な原因があったみたいです)帰宅するのにものすごく苦労したり、消費者にとっては思わぬシワ寄せの多い日です。イブのこの時間にこのお店で気持ち良く買い物出来たのは奇跡に近いのでは・・・なんて思いつつ、パリのイブは油断ならないなぁと今年も実感しました・・・。(上の写真は、マカロンで有名なラデュレのシャンゼリゼ店の、クリスマス&新年用デコレーションです。他に比べるとおとなしめだけど、大通りのイルミネーションと同じ色調で素敵。)
2007.12.28
コメント(2)

クリスマス当日の出来事をようやく書き終わったので、今度はクリスマス前や当日に遭遇したフランスならではの「ええっ?」な出来事を綴ろうと思います・・・。今まで散々書いてきた通り、お客さんよりも店員さんの方が幅を効かせていてる、フランスの不思議なヒエラルキー。クリスマス前と当日はそのアンバランスさをいつになく感じました。怒ってしまうほどの出来事はなかったのですが、ただ1回だけ腹が立ったのは、23日の日曜日に主人へのプレゼントにガウンを買いたいと思って行った某デパートの部屋着売り場!!他のデパートを回ってからだったので、私がそこに着いたのは19時少し前でした。しばらくしてから販売員のおばさまに「今日は何時まで開いているんですか?」と聞くと「あと10分ですよ」という返事が返ってきました。私の腕時計を見ると19時ジャストなのに?「でも・でも・でも・でも・でも(呆気にとられてしまって口が回らないので、主人の真似をして「mais」を繰り返してみました)・・・・・『あと10分』と言うと、19時10分なのですけど、そんな時間に閉店なんですか?」と聞いてみました。「あぁ、片付けの時間ですよ」と、とても簡素な返事をくださる店員様。私は混乱してしまいました。もしも日本のデパートの店員さんに、19時の時点で「あと10分です」と言われたなら誰でも「あぁそっか、本当は19時閉店なのね。店員さんに残業させるのも悪いし、もう帰りましょう」と考える事と思います。でもここはフランス。本当は19時半閉店なのに「お客さん達、さっさと帰ってくれると嬉しいわぁ」なんて思って、こういう言い方をしているのかもしれません。でもでも・・・いくら何でも20分もサバをよむかなぁ??着いたばかりの売り場の商品をもっと見たいという気持ちと、「もう帰らなきゃいけないのかしら?」という気持ちの狭間で苦しむ私。でも売り場を少し離れて見てみると、下の階から上がってくるお客さんもかなり居ます。・・・・やられたぁ~!!それから店内放送も聞いて確認しましたが、デパートの閉店はやっぱり19時半でした。そうだよね・・・そうに違いなかったのにね・・・・。私はまた部屋着売り場に戻って商品をチェックしようとしましたが、見たいものの前で店員さんが数人おしゃべりしていたので、とてもジャマでした。(しかもこちらを見て場所を空けるという気遣いは一切ナシ。)また、おしゃべりの内容も「今日こそは残業しないわよ!」という、この状況では聞くに堪えないものだったり・・・。(あてつけかよ!)あげくの果てには、19時15分から何人かが「私もう帰るわ」と言い出し、みんなで「いいクリスマスをね!」とか言い合ってました。(そういう事は内輪でやったら?)・・・ま、いいんですけどね、このデパートで売っているガウンのほとんどが私の予算を飛び越えていたので、どうせ欲しいものなかったし・・・。(もしやこうなる事を見抜かれていたからこそ、こんなひどい扱いを受けてしまったのかしら???・・・でも他にもお客さん居たのになぁ。)プレゼントを選んだり買ったりする時間は、贈る側にとってとびきり幸せな瞬間です。その気持ちをブチ壊す店員さんから買い物をするのは大っキライなので、欲しいものがなくてかえって良かったぐらいなのですが・・・かなりがっかりさせられた、クリスマス前日の買い物でした。まぁ、常識的に考えたらいい物から売れていってしまう訳だし、クリスマスが近づくにつれ、慣れない残業や日曜出勤で店員さんのストレスも極限に達している様子なので、クリスマスの買い物は早く済ませるのが一番なのでしょうね・・・来年頑張ります!(なんだか愚痴っぽくなってしまいましたが、次回はそうならないハズなのでもう少しだけお付き合いください。)一番上の写真は、シャンゼリゼにあるビール専門バーのクリスマスデコレーションです。(本文とは一切関係ありません。このバーで飲んでみたい気もするけれど、ワイン派の私は一生入らず終いになってしまうかも?)クリスマスは終わってしまいましたが、フランスではクリスマスツリーなどを年明けまで飾り続ける習慣があります。
2007.12.27
コメント(4)

今年の私の誕生日はアクセサリー屋さんに寄った後、この間のブラッスリー・バルザールにまた行ってきました。(前回バルザールへ行った時の記録や住所はこちらをご覧ください。)他に行ってみたいところがあったのですがそこは12月23日から1月2日まではお休みだったので、電話帳に書いてある「年中無休」の字が頼もしく、しかも美味しい事を知っているバルザールに決めたのです。・・・と、予約したのはよかったけど・・・・今年も出遅れました!!!クリスマスにドイツに居る義母達に会いに行くかどうかがなかなかはっきり決まらず、「行かない」という最終決断が出てからバルザールに予約の電話を入れたら「22時からでいいですか?」と言われてしまったのです。・・・だから嫌なのよー!!イブの誕生日なんて!!開いているレストランは少ないし、あればあるですぐ混むし。予約した時点では「私のお腹が22時まで待ってくれるかしら?」と思っていたのに、24日が近づくに連れて風邪が進行し、当日は食欲ほぼナシ。夕方にシャンゼリゼでクッキーを1枚食べたらもうお腹いっぱいで、バルザールに着いてからも食欲が沸きません。なので私は前菜はパス。夫が大好物のエスカルゴを頼んでいたので、6個中1個だけ味見させてもらいました。ソースの味が濃厚で美味しいけど(よかったね、ディノ)今の私には1個で本当に充分だわ・・・うぅっ。今回のメインは私が鯛丸一匹(Daurade entiere=ドラド・アンティエール)のオーブン焼き、主人は雄鶏のクリーム煮(fricassee de chapon)にしました。*話が逸れますが、前回来た時お店の出入り口近くの席に座らされ落ち着かなかったので、今回は予約時に「寒い」を理由に、お店の奥に座らせてもらえる様お願いしていました。すると驚いた事に、他の人よりも一層奥まったスペースに2人並んで座る事になったので、写真の料理も横並びです。私の鯛は、写真中央のオリーブオイルがベースのソースをかけて食べます。鯛の見た目はあまりキレイではなかったけれど、さっぱりしていてとっても美味でした。おかげで無事完食できたし、一緒にオーダーしていたミュスカデのハーフボトルがどんどん進みます。(あれ、私風邪気味でへばっていたはずなのに?)その一方で・・・主人の鶏肉はまぁまぁといった感じでしょうか?ディノは「(私が前回オーダーした)あの絶品の、フォアグラのフライパン焼きにすれば良かった・・・」と残念がっていました。お酒がまわったせいか鯛を丸一匹いただいても胃が苦しくならなかったので、私もデザートをオーダーしました。写真手前が私のババ・オ・ラム(Baba au rhum=サバランにラム酒をかけたもの)で、左が主人のオペラ。このお店のババ・オ・ラムはなんと、ちょっと変わった形のお菓子に自分で好きなだけラム酒をかける事になっているので、ボトルも一緒にやってきましたこの間主人が食べていたので知ってはいたけれど・・・・やっぱり美味しい!!そして今回ちょっと驚いた事に、このお店ではオペラにクレーム・アングレーズ(creme anglaise=カスタードソース)をかける事になっていました。少し味見させてもらうと・・・美味しいぃぃ!!!!酔い心地の頭にカカオが響き渡りました。こんな事久しぶりです。最後にコーヒーをオーダーしたら前回同様、小さなパウンドケーキが一切れずつついて来ました。残念ながら私の胃はもう限界に達していたので、半分を主人にあげて食事は終了。お店に着いてオーダーをして早々、向かい側に誰も座っていないせいか主人はなぜか急に本を広げて読み始めてしまい(私の立場って・・?)、他のテーブルのマダム達の笑いを誘ってしまっていましたが、美味しいお料理に会話も弾み、特別な日にふさわしいディナーができました
2007.12.26
コメント(10)

24日の私の誕生日、パリ2区にある大好きなアクセサリー屋さんに行って来ました。「Zor(ゾール)」というシリーズのアクセサリーのショールームを発見したのは、今から2・3年前に日本から遊びに来ていた8つ下の妹とパリ散歩をしていた時。私同様このお店をとても気に入った妹は、去年私達の結婚式の為に再度フランスに来た時もここに来て買い物をしていました。今回は店舗が30m先の建物に移動して以来の訪問だったけれど、お店の雰囲気は前と全く同じでほっと安心。定価で売っているものもあれば、いつも通りセールになっているものもあります。(セール品は可愛い引き出しに入っているので、お店に寄ったら必ずチェックしてみてください。ただし、セール品には「サンプル品」も含まれているのか、定価品に比べると管理がイマイチな気がするので製品チェックをしてから買ってくださいね。)この日もディノと「現地集合」だった私は先にお店に着いて、色々見ていました。もともとお手頃価格なのにセール品も混じっているから、幾つかまとめて買ってもらえそう系統としてはファンタジックで大ぶりなものが多いのですが、私はその中から小ぶりでシックめなものを中心に選びました。ディノが到着して買ってもらったのが、コレです。写真だとよく分かりませんが、赤いブレスレット、青いピアス(四角い飾りは取り外し可能)小さな星の下にしずくの付いているピアス、そしておまけのつもりで選んだオレンジ色のお花(これだけ後悔・・・)。最近はシックなアクセサリーに惹かれていたはずなのに、こうやって見ると可愛い系のものが多いかも・・?まぁお店全体が可愛いので当たり前か。このお店は「ショールーム」だけれど業者さん以外も歓迎してくれるし、お店にある台帳に自分の住所を残せばセール情報の葉書を送ってくれますので、好みに合いそうな方はぜひ出かけてみてくださいね。(店名不明。たぶんCreation Zor《クレアション・ゾール》かEcarlate《エカルラト》)35, rue d'Aboukir75002 Paristel : 01 40 41 12 70*クレジットカードが使えないので注意ちなみに色々観られるホームページもあります。ただし、このページで紹介されているお店には行った事ありませんが。http://www.zor.fr/投票(をクリック)していただけると、励みになりますです。人気ブログランキングへ
2007.12.25
コメント(2)

私の誕生日は12月24日。幼い頃、その日と翌日の朝(サンタさんからのプレゼントを開くところまで)は毎年、まるで魔法にかけられたかの様に幸せに溢れた時間でした。なのに大人になってからは、最高のクリスマス・イブの過ごし方といえば「恋人から素敵なプレゼントをもらい、ロマンチックなディナーをする事」だと思っていた。・・・・だけど、何かが違う。これまでも主人からプレゼントをもらったり、美味しい食事に連れて行ってもらった事もあるけれど・・・私にとって一番幸せな誕生日&イブは幼い頃に過ごしたクリスマスだったのではないかと気づいてしまった今年の24日午後。ものぐさな性格と長引いている風邪が災いして、クリスマスデコレーションが一切無いばかりでなく、散らかりまくった我が家を見てメランコリックになってしまいました。去年のクリスマスは日本とフランスで離れ離れだったから、今回は結婚してから初めて一緒に過ごすクリスマスなのに・・・。結局、ふだんは贅沢を言わないのにこの日だけはワガママをたくさん言う私の性格を知っている主人がアクセサリー屋さんにつきあってくれたり美味しいレストランに連れて行ってくれたりで(この辺の事は今度書きます)24日自体はハッピーに幕を閉じたものの、「最高のクリスマスって、家で家族で楽しく食事をする事かもしれないな」なんて考えてしまいました。24日中に主人のプレゼントを買えないというアクシデントも発生してしまった事だし、昨日の美味しいディナーのお返しをしようと初挑戦したのがローストチキン。本当はクリスマスらしく七面鳥にしたくて24日の昼間にレシピを探していたのに、いざ買いに行くと4kg前後の大きいものしかない事が分かり(なんて無知な私!)、仕方なく慌てて買ったのが丸焼き用の鶏だったのです。25日の夕方は一緒にオペラに行こうかなんて言っていたのに、私は「風邪でしんどい」を理由にお留守番。主人は相当つきあって欲しそうだったけど、また風邪がぶり返してきてその元気がなかったし、どうしてもディナーの準備をしたかったから・・・。ディノの留守中にまず、「たぶんすごく簡単なんだけど、私にもうまく焼けるのかしら・・・レシピはなんとかなるよね」という不安を抱えつつ、今年の新年早々に買ってもらった「ラルース料理辞典」を開いてみました。うっ・・・なんてややこしいレシピ!中の詰め物を用意する為には「内臓も必要」とか書いてあるし・・・今日はスーパーもお肉屋さんも閉まっているから、新材料の手配はムリなのに!!仕方がないのでネットで色々検索してみました。またもや「内臓が必要」とか言われたら困るので、あくまで日本語で書かれているサイトを中心に・・・(弱気)。結局、鶏の表面にレモンと塩・胡椒とオリーブオイルを塗り、適当に作ったガーリックライスを中に詰めました。そしてオリーブオイルを多めに塗った耐熱皿と鶏の間には、私達の好きなじゃがいもと玉ねぎとトマトの薄切りを敷き、目盛りを7(210度?)にしたオーブンに1時間ほど放り込んておく事にしました。(途中で2回ぐらいひっくり返したけど。)味が足りなかった時のために市販のレトルトソースも用意しておいて、こっちの準備万端!その間に慌ててお化粧もし、1年前日本でした結婚パーティーの「じゃんけんゲーム」の景品用に買っておいたもののスーツケースに入りきらず、日本に持っていくのを断念したクリスマス用のロウソク立てとロウソクを必死になって探し(ぜぃぜぃ・・)、ブッシュ・ド・ノエル(私の好物なので、毎年これがバースデーケーキです。今年も24日に買っておいたのに、外食したので食べ損ねていました。)にもロウソクを立てれば(はぁはぁ・・・)、後はディノが帰ってくるのを待つだけ!私の「絶対に忘れないでね。忘れたら怒る!」という言葉を肝に銘じていたらしいディノは、マンションの入り口をくぐる時点で私に電話をくれたので、急いでロウソク全部に火をつけました。子供みたいなディノは、ただロウソクを置いただけの演出なのにとっても喜んでくれましたよ!チキンもちょうどいい具合に焼け、その他の副菜は買ってきたものがほとんどだったのに(ごめん!)、クリスマス気分満載のとても楽しい夕べが過ごせました。(ディノもいつも通り美味しいサラダを作ってくれたし。)今年になって初めて気付いたけれど、クリスマスはレストランよりも「おうちごはん」の方がいいのかもね?でも自分の誕生日のディナーを自作するのは面倒なので、来年からもやっぱり24日を外食にして、25日をおうちディナーにしようと勝手に決意して、シャンパンで乾杯する私でしたいまさらという感じもするけれど、大人になった以上(いくら誕生日とはいえ)与えられるだけでなく与える側にもならないと、と悟ったクリスマス・・・。
2007.12.24
コメント(10)

以前「パリで(安く)映画」というテーマで書いていた日記が未完結のままだったので、その続きを書き上げてしまいたいと思います。これまでパリで安く映画を楽しむ方法を色々書いてきましたが、一番簡単なのはGaumont(日本人が言うと「ゴーモン」。でも「ゴモン」と言う方が仏人に通じやすいかも)か、UGC(ユー・ジェー・セー)と年間契約をする事です。ゴーモンもUGCもフランス各地に映画館を持つ、2大巨大映画チェーン。基本的には「1年以上の契約」をするという条件がついていますが、30ユーロの登録費を払って申し込めば、毎月20ユーロ弱でなんと映画が観放題になるんです!!ゴーモンもUGCも、パリだけで余裕で10館以上開館していると思います。そして館によっては8つぐらいの上映室を持っているのではないでしょうか。なのでですね・・・なんと毎月3000円強を払えば、フランスで公開される新作は95%観放題という訳なんです!!(ごくたまーに、マニアックな外国映画がゴーモンだけで公開されたり、逆にUGCだけで上映される事もありますが。)これは見逃せません。私達夫婦ももちろん会員になっています・・・・今のところゴーモンの方で。契約をする前はもちろんゴーモンとUGCの間で迷いましたが、私が再契約をした(一時忙しすぎて映画が全然観れないので中断していました)2005年暮れの時点では、どう見てもゴーモンの方に旗が揚がっていたのです。私が今まで紹介してきたルフレ・メディシス・ロゴスなどの独立系映画館もUGCのカードでは入れないのに、ゴーモンのパスを持っていれば無料で観れる事になっていたし、なんと言っても、パリでは欠かせない「MK2(エム・カー・ドゥー)という中堅映画館チェーンでもゴーモンのパスが有効だったのです。(MK2については、こちらにまとめ直しました。)MK2には、思いっきり商業的なゴーモンやUGCに比べて芸術的な映画を上映する傾向があります。なので当時はMK2の付いてくるゴーモンに加入するのがごく妥当に思えました。なにしろ私の知人M美さんも長年うっかりUGCに入り続けていたのに、この春に重い腰を上げてゴーモンに乗り換えたくらい!・・・ところが・・・・最近UGCのカードででも数多くの独立系映画館に入れる様になり、そこまでは他人事ながら「(観客の目から見ればだけど)良かったね」と思っていたのですが・・・・なぜかこの秋からMK2がUGCの方に寝返ってしまいました・・・。もはやうちの主人のゴーモンのカードではMK2には入れないし、私のカードがMK2で使えるのも今月いっぱいです。(入会時期がズレているので、MK2に入館できなくなる時期もズレました。)MK2にはホント感謝していたのですけどね・・・・やられました。そのうちゴーモンからUGCに乗り換えるかも、私達最近になってそんな「いざこざ」はありますが、ゴーモンかUGCと契約するのはお得なので、本当におススメです!さて、最後に。夏から何日かかけて「パリで映画を安く観る方法」を書いてきたのには、訳があります。それは、パリという街では自分さえその気になれば映画がとてつもなく身近だという事を伝えたかったから。集客数にムラのある名画座なんかには(確か)国から補助も出ているし、テレビ局には映画を作る義務があるし(=自国映画が増える)、映画に対する姿勢が日本とは全然違うのですね。その努力は日本とは違い、ハリウッド映画のみならず自国作品にも観客の集まるところにも、結果として反映されていると思います。住んでみると大変な事も多い国だけど、フランスのこういうところ、大好きです(リンク集)ゴーモンのHPhttp://www.gaumont.fr/accueil.htmlUGCのHPhttp://www.ugc.fr/MK2のHPhttp://www.mk2.com/home.php(一番上の写真はシャンゼリゼにあるゴーモンです。8月18日の日記に掲載した写真のゴーモンとは、なんと大通りを挟んで斜め向かいにあります。)
2007.12.23
コメント(8)
![]()
今日はなんと・・・・フィルモテック・カルティエ・ラタンでずっとずっと念願だった「ザッツ・エンタテインメント PART3」(1994年・バド・フリージェンとマイケル・J・シェリタンが監督)を観てきました。ミュージカルが好きな割に全然詳しくない私なので感想を書くつもりはなかったのですが、映画が素晴らしく、そして私なりに考えるところがあったのでメモしておく事にします。(最近やたら忘れっぽくなってきた事だしね・・・。)MGMの設立70周年を祝って作成されたこの作品は、30~50年代のミュージカル映画のハイライトシーンと、それを回想するかつてのスター達の映像、そして幾つかの未公開映像から構成されています。この作品、今までにも日本のテレビでチラッと目にした事があったものの最初から最後まで通して観た事がなかったので、今日はドキドキしながら出かけました。週に1回しか上映されていないので「もしも満席で入れなかったらどうしよう・・」なんて、自分の期待度を万人の嗜好に当てはめてハラハラしていたものの、着いてみると観客は30人くらい。客席の半分も埋まっていない感じかな。高齢の方がいつもより多かったです。中学生の女の子を連れてきているおじいさんも居ました。聡明そうなその子はお孫さんでしょうか?微笑ましい・・・。さて、この作品には予想通り、大満足私の場合ミュージカル映画の途中でちょっと飽きてきちゃう事もあるのですが、ハイライトや回想話がメインのこの作品はもちろん別!ダンス映像から一瞬も目が話せず、字幕を読むのが鬱陶しいくらい・・・だけど、話の内容を知りたい・・・というジレンマと何度も戦っていました。それに、ちょっと待たされましたが後半になってようやく私の夢が叶いました!私の夢、それは、フレッド・アステアのダンスを映画館のスクリーンで見る事だったのです。中学生の時、母がNHKで放送された彼の出演作品をビデオ録画していたのをきっかけに「トップ・ハット(1935)」、「踊らん哉(1937)」、「スイング・ホテル(1942)」、「イースター・パレード(1948)」を夢中になって観ました。(でも今となっては、どれがどういう内容だったのかほとんど覚えていませんが・・・。)それからタイトルや共演女優に惹かれて「足ながおじさん(1955)」と「パリの恋人(1957)」も観た私にはいつしか、アステアのダンスを大スクリーンで観るのが夢の1つになっていたのです!!まず最初に「イースター・パレード」の会話シーンが出てきた時は「え、アステアってこんなに老けてたっけ?」と内心がっかりしたものの、ダンスが始まると、もう感動!!トシなんて一切感じさせない、キレがあって繊細なダンスにうっとりこの映画を観て良かった事はたくさんあるのですがもう1つ挙げるとしたら、今まで敬遠していたジーン・ケリーのダンスを沢山観る事ができ、その魅力に気づけた事でしょうか。アステアに比べると筋肉質でどうしても線の太い彼は優美さに欠けるイメージが常に優先していたのですが、映画の最初の方で床にある新聞紙を相手に一人で踊るシーンを観て、もうすっかり魅惑されました。その後ジーン・ケリーをずーーっと観続けて思ったのですが、彼、女性と全く同じフリで踊るのが向いていないんですね、きっと。彼の持ち味はその豪快さにあるのに、女性と同じ量しか動けないんじゃ魅力半減。女性にひけをとらない優美さを誇るアステアとは違って、ジーン・ケリーはどうしても「しなやかさ」では女性には叶わないのだしね。ジーン・ケリーの魅力に気づけた今もう一度、どうしても好きになれなかった「巴里のアメリカ人(1951)」や、あと一歩ピンとこなかった「雨に唄えば(1952)」を見直したいなぁ。その他にも、私が今まで何度もちらっと見て気になっていた水泳の女王みたいな女優さん(エスター・ウィリアムズという名前だそうですね)が、このキャリアを築く事になったきっかけを話してくれたのでようやく謎が解けてスッキリできたり、ジュディー・ガーランド(王道ですね・・・私)の漠然としか観た事のなかったダンスを再確認できたのが、嬉しかったり。ちなみに、私にミュージカル知識がないため観ている途中で「いま回想をしているのは誰なのか」とか「この踊り手の名前が何だったか」などが何度も分からなくなってしまいました。トーキーの出現後に発明されたミュージカル映画の歴史もたどらせてくれるこの作品はミュージカル入門書とも言えるのだけど、実は上級者向けなんだな~と実感。次の上映は1月1日なのでもう一度観ようかなと思いましたが、こんな直後に2回目を観ても今日ほどの感激は得られない気もするのでしばらく寝かせておこうかなとも思ったり、「映画を観直すタイミング」についても考えさせられた作品でした。
2007.12.22
コメント(4)

昨日に引き続き期間限定で、今日もぬいぐるみブログです・・・。まずは、義母からもらった中で一番気に入っている2体を紹介します。右に居るこぐまが、義母から一番最初にもらったぬいぐるみです。自分も子供っぽいのに、腕にもっと小さなクマを抱いているのがポイント。私は、このリボンをつけたクマが腕の中に抱えているのは「おもちゃ(=ぬいぐるみ)」だと思っているのに、ディノは納得せず「この2つのクマの関係は、『親子』か『姉弟』だよ」と言います。友人夫妻の前でこの話になった時、私が「それぞれの素材が違うから、この2つのクマには血縁関係はないはず。だから、このすごく小さいクマは『ぬいぐるみ』という設定だと思う」と言うと、セリーヌが「それはディノのお母さんがあなたに『私は人種の違うあなたも、娘として受け入れますよ』というメッセージを送っているんじゃないの?」と、思いっきり深読みした発言をしてきました。私は今でも、セリーヌの案を信じてはいませんが。(なにしろ、その時は結婚など誰も考えていなかったので。第一、私はまだ義母に会った事もなかったし・・・。)隣に居る羊はイースター用の食材と共に、宅配便で送られてきました。イースター(フランスでは「パック」と言います)には羊を食べる習慣があるので、食品会社がおまけで入れてくれたんです。食べるべき動物をかたどったぬいぐるみを愛でるのは矛盾している気がしますがモコモコ具合が若々しくてかわいいので、気に入っています。上の2体と、昨日のムーちゃん以外で義母がくれたのはこちらです。一番左が、やはりイースターの食材と共に届いたメンドリ。(食品会社からのオマケです。)実は私、困った顔をしているこの子はあまり好きではありません・・・。この時も義母は下の階のマダムにイースターのチョコと、ひよこのぬいぐるみを郵送でプレゼントしていましたが、そのひよこはなぜか水色でした・・・・謎。その隣は、やはりクリスマスのお菓子と共に届いたサンタさん。よく見ると顔が怖いです。スイッチを入れると音楽に合わせて動くのですが、音楽のレパートリーが意外なほど多く、まだ最後まで聞いた事がありません。だってその「音楽」が物悲しい音色なので、私もディノも途中でギブアップしてしまうんですもん・・・。その隣のウサギは確か、ディノが里帰りをしている最中に義母が買ってくれたのだと思います。ボディーが柔らかく、私の中には、幼児向けなのではないかという疑惑があります。そしてその隣のクマ、これは何かの景品みたいです。こうやって書いていて初めて気付きましたが、ぬいぐるみに関しては「義母が買った」というよりも、オマケや景品でもらったものの方が多いのですね。ちなみに我が家には、11月13日の日記の写真にチラッと写っているミミちゃんとシルベスターや、11月16日の日記に影だけ登場する、妹お手製のウェディングベアも居るし、他に私が日本から持ってきたぬいぐるみも居ます・・・。もうずい分前に妹から誕生日にもらったポストペットのモモ(懐かしい!と思った方、多いのでは?)、セールで買った、本物の20分の1ぐらい可愛いテレタビーズのポー(でも可愛がってます)、そして大昔から持っているモンチッチ。ポーは留学を開始した時スーツケースに入れて持って来ました。そしてモモとモンチッチは後から船便にてダンボールに入ってやってきたのですが・・・・元々はモンチッチをフランスまで持ってくるつもりは全然なかったので、箱を開けた時びっくりしました。実はOLを辞めてから毎晩出かけ、留学準備が間に合わなくなった私は、日本を出る時母に床に置いてある物を指差して「ここにある洋服や物を箱に詰めて、船便で送ってね!」とお願いしたのですが、その過程でどういう訳かモンチッチが紛れ込んでしまった模様。この子は今から25年前私がフランスに住んでいた時も一緒だったので、2度目の渡仏になります。写真だと見えにくいと思いますが、右手に付いている白い腕章には、当時私がコロニー・ド・バカンス(子供の合宿所みたいなところ?)に持参できる様、母が規定通り縫い付けてくれた私の名前が印刷されています。長いつきあいの証拠ですね。話が反れるのですが、さっき調べてみたら私のモンチッチは「ビンテージタイプ」なのだろうなと分かりました。(ビンテージだからといって高級な訳ではないです。)毛並みは違うけど、顔はそっくり!それにしても、定番人気のキティちゃんとは違って、今さら絶対に流行らなそうなモンチッチ。女子大生バージョンもあるそうですが、全然かわいくありません・・・ねぇ、「女子大生」がコンセプトなのに、なぜウィンタースポーツっぽい格好をしているの?ん、これなら少しはイケるかも。モンチッチに古臭さを感じるのは表情に加え、「サル」という動物の持つ味なのかもしれませんね。話を戻して・・・そして最後、我が家には義母以外の人からもらったぬいぐるみもあります。左のテディベアは、去年Kさんがくれたメリーソートのもの。イヤーベアなので脚に「2006」と書いてあります。(これはもちろん、私達の結婚の年でもあります。)文句なしに可愛い!一生大切にするぞ!・・・・と思っているのにスペースの問題で現在、ウェディングベアの様に「絶対に埃の積もらない場所」に入れられていないので、私の心は痛んでいます。ごめん、でも絶対何とかするから待っててね、Kさん!左のアライグマは、ディノと義弟のアランがドライブインで見つけて気に入り、私に買ってきてくれました。そうリアルに出来ている訳でもないのに、家を急いで歩いている時に一瞬だけ視界に入ると本物の動物に見えてギョッとしちゃうから不思議です。これもすっごく気に入っているけれど、ディノには「もうぬいぐるみは買わないでね」と、バッチリお願いしてあります・・・。もう我が家はとっくにぬいぐるみが定員オーバーしていると思うのよね。もので溢れかえっていて置き場もない事だし、あとは写真で楽しもうと思います・・・・。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。人気ブログランキングへ
2007.12.21
コメント(2)

(今日はあくまで幼稚な夫婦のぬいぐるみ話なので、「ついていけん!」という方はスルーしてくださいね。) 今から1ヶ月以上前の事、ディノは「お母さんからのプレゼントだよ。みにかーと、下の階に住んでいるマダムに1頭ずつだって」と言って、実家からアホそうな顔をした2頭の牛を連れて帰ってきました。上の写真が、ディノの手の中でもてあそばれている牛の姉妹です。(彼がはしゃぎ過ぎているので、ブレましたが。) 既に義母からは膨大な量のぬいぐるみをもらっているのでちょっと困ったなぁと思いつつ、見れば見るほど上目づかいの牛たちの顔がバカっぽいのに気付き、つい笑ってしまう私。どっちがいいかと聞かれ、なんとなくミルクチョコを連想させる色合いの茶色い子をもらう言にしました。でも2頭を並べていると、とても仲が良さそうに見えます。引き離すのが可哀相になってきました。 私は正直この趣味のビミョーな牛が欲しかった訳ではないので「いっその事2頭とも、下の階のマダムにあげようよ」と提案したのに、ディノはそれを却下。(私の事を考えてくれた義母の気持ちを考えたら当然なのだけど・・・・ごめんなさい。)ディノは 「牛の姉妹が、上の階と下の階ではなればなれになるのは確かにかわいそうだけど、仕方ないよ」と私を諭した後「そうだ、下のマダムの前で『姉妹がはなればなれになる』なんていう話は避けないとね!」と慌てて叫びました。そう、もう高齢の「マダム」は、ずっと一緒に住んできた妹さんを一ヶ月ほど前に亡くしたばかりなのです・・・・。 さてそれから数日後ディノと私はマダムの家に行き、義母からのプレゼントを渡しました。義母同様ぬいぐるみ大好きなマダムは大喜び。感激ついでに 「この子の名前は○○○○○にするわ」なんて言うので、私達は後々まで爆笑してしまいました。だって「○○○○○」は、義母の名前なのですから! マダムは善意100%で大真面目にそう言っているので、まさか私達が「マダム・・・貴女が感謝しているのはよく分かりましたが、自分の名前をこんなおかしな顔の牛につけられるのって、義母にとってビミョーなんじゃないかと思いますが・・・・」なんて言う訳にもいかず、ただただ笑っていました。 ちなみにその日、超うっかり者のディノはもちろん「実はうちにもそっくりな牛がいるんですよ。牛の姉妹は今日をもって、はなればなれになってしまいました」という禁句を率先して言ってしまい(私はその瞬間固まった)家に帰ってきてから後悔してました。(こういう時に、日本では「どんだけ~(バカなの)」って言うんですか???)ご自身にお子さんがいらっしゃらない為か、長い付き合いのディノを何故か溺愛しているマダムは、その発言を気にしていなかったみたいなので良かったですが・・・。 さてこの牛ちゃんですが、お腹のアップリケみたいなのを押すと3回鳴くんです。ただしフランスの牛なので、「モー・モー・モー」ではなくて「meuh・meuh・meuh(=ムー・ムー・ムー)」と・・・。最初はこのぬいぐるみに唖然としていた私も、何度か鳴らしているうちにだんだん愛着が沸いてきました。今では、スーパーでこの牛を買った義母は目が高いとまで、思っています(これ、本気)。 そんな私がムーちゃんを可愛がろうとすると、邪魔してくるのがディノ。ディノはなんと、ムーちゃんにくっついていたタグに「電池交換不可」という記載があるのに気付いてしまったのです。それ以来、私がムーちゃんのお腹を押す度に「だめ~!その子の寿命が縮まっちゃう~!」と騒いでいます。私も我慢して、1日1回しか鳴かせていないのに、なんでこういう変なところでドケチなのでしょうね? さてある晩、ムーちゃんを見てびっくりした私はディノに言いました。「見て、あんなに小さな体で、あんなに大きな影を作っているよ!」 するとディノは寂しそうに「あぁ・・・・いなくなってしまった姉妹の影を作ろうとしているんだよ・・・・」。どうやら、下の階のおばあさんが亡くなってしまった事が、一瞬にして頭に浮かんだみたい。マヌケ顔の牛を見て思い出される故人も、自分の名前をあてがわれた義母同様、ビミョーな気持ちではないかと思うんですが(^^; マダムの妹さんとそう親しかった訳ではないけれど、人が1人亡くなった喪失感はなかなか拭えないよね。今自分の周囲に居てくれる人達と、できるだけ触れ合いたいと思いました。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。人気ブログランキングへ
2007.12.20
コメント(8)

ル・シャンポにてクロード・オータン・ララの1951年作品「赤い宿屋(L'auberge rouge・日本未公開)」 を観てきました。これはアルデッシュの山奥にある宿屋が舞台の、室内劇。(たまに屋外の場面もありますが。) 使用人フェティッシュの手を借りて宿泊客を殺し、その持ち物を奪ってきた中年のマルタン夫妻。美貌の娘マチルダ(マリー・クレール・オリヴィア)が連れて来たお金持ちの一行を財産目当てに歓迎したある吹雪の夜、僧侶(フェルナンデル=ポスターに描かれている俳優)とその弟子の青年(ディディエ・ディド)もやってきたのでさあ大変。夫婦間で「聖職者は殺せない!」などと騒いでいるうちに、良心の呵責に絶えられなくなったおかみさんの方(フランソワーズ・ロゼー)はなんと懺悔をしてしまう。さて、事実を知ってしまった僧侶はこの事を(決まり通り)誰にも口外せず、かつ、皆を危機から救えるのか?・・・というのがお話です。 1830年代にアルデッシュで発覚した宿屋夫妻の一連の犯罪をモチーフにしているという割に、冒頭から殺人犯をかなり面白おかしく描写しているこの映画はかなりブラックなコメディー。(遺族がいなくなってから製作されたからいい様なものの、そうでなかったらクレームが来てもおかしくなかったと思う。考えすぎ?)この作品の中で特におかしいのはやはり、フェルナンデルとフランソワーズ・ロゼーの会話でしょう。(ここのページの一番下で、懺悔シーンの一部が見れます。フェルナンデルが手にしているのは、懺悔用の個室にありがちな鉄柵付きの窓をイメージする為の、栗を焼く網です(笑)。)かと思えば、マリー・クレール・オリヴィアとディディエ・ディドの若い2人が雪の中で出合った後に話し合うシーンは、マチルダのリード具合と青年の迷う心の描写がかわいらいく、かつ舞う雪がロマンチックで、モノクロ映画の真骨頂。宿屋の主人を演じたジュリヤン・カレットやお金持ちの宿泊客グループの名演技も相まって、エンターテイメント度の高い映画でした。 だけど、室内描写をメインに1時間半も撮るのは難しい事なのかもしれません。しかもフェルナンデルの演技がずっと同じ調子なので、途中で上の空になってしまいました。(これには個人的な要素もあるけれど。) 実は今回のリバイバルは、今月頭からジェラール・クラウジックによるリメイクが公開されたからなのです。ここで予告編を見てみたけど・・・・これは雰囲気的にパスかな。クラウジックが「wasabi」の監督というのもネックだし。私がおそらく初めて笑わせてもらった仏映画「おかしなおかしな訪問者(1993)」でジャン・レノを助演していたクリスチャン・クラビエには興味があるのだけど、彼の出演作品はよく見逃してしまっています・・・。でもとりあえずこの週末はフィルモテック・カルティエ・ラタンのミュージカル映画特集に行きたいので絶対ムリだな(と、さっと諦めてみる)。
2007.12.19
コメント(4)

(続きです。)プランタンに入った後、ラファイエットにも少し寄りました。1つ前の日記でも散々書きましたが、ラファイエットのクリスマス・イルミネーションはこれが定番みたい。綺麗だけど代わり映えしないな~なんて思って歩いていると・・・・驚いた事に目の前の一部でぼたん雪が降っていました!ラファイエットが雪を降らしているのです。 看板下から雪が吹き出ているの、見えるでしょうか? 雪は大通りを超えて、向かい側にある「ラファイエット・メゾン」の前を歩く人達を直撃していました。上の写真だと分かりませんがかなりの勢い&ボリュームなので、「迷惑だな」という顔をしてさっさと歩いていく人も居れば、立ち止まって家族みんなでおおはしゃぎの人達もいます。 なぜかブレた写真しか撮れませんでしたが、なんとなく周りが白く染まっていたり、手前の親子がはしゃいでいるのは伝わるかな? まぁ実はもちろんこの雪、本物ではなくて「泡」なのですが、それがかなり長持ちする泡なので立ち止まる人や駐車してある車には雪が積もっている様に見えました。この後、帽子に雪がたくさん乗ったままラファイエットで買い物しているカップルや、一台だけ雪まみれの車(長時間、路駐していたのでしょうね)が、他の普通の車に混じって信号待ちしているのは面白かったです。もちろん、その車にはみんな振り返っていましたよ。 急ぎ足で買い物したのでラファイエット本館の吹き抜けは見ていないのですが、メゾン館のもお洒落だったのでそちらをアップします。なぜかアルファベットだけでなく漢字も幾つか表示されていて、「光」などがありました。でも写真の通り「ミシシッピ」の字もあるし・・・誰かコンセプトを知っていたら教えてください!! 追記:クリスマスシーズンは特に、スリにお気をつけください。現金を持ち歩く習慣があり、しかも警戒心の少ない日本人は格好の標的と言われていますが、私の知人は生粋のフランス人であるにも関わらず多額の商品券を盗まれていました。スリの中にはカバンを切ったりする人もいるそうです・・・。
2007.12.18
コメント(2)

(一応、1つ前の日記の続きです。)全然「ボン・マルシェ」じゃない「ル・ボン・マルシェ」に居ても仕方がないと分かったので、デパートの中では一番馴染みがあるプランタンにやってきました。プランタン・オスマン店はここ数年毎年クリスマス前には赤いぼんぼりを吊り下げていたと思うけど、 今年からは趣向を変えた模様。(実は今まで、なぜプランタンもラファイエットも毎年装飾を変えないのか不思議に思っていました。ちなみに、ラファイエットは今年も例年通りの装飾です。) この日は人が多すぎてショー・ウィンドーを覗く気になれなかったけど、この日記を書いている今日(12月19日)の20時半にまたプランタンの前を歩いたら今度は道が空いていて、苦なく見る事ができました。最初に見たのがこれです。白熊たちが細い糸によって上から繰られ、動いています。毎年プランタンもラファイエットも、クリスマス前には全ショーウィンドーのうちの半数くらいを動く人形やぬいぐるみで構成していて、昼間はいつもすごい人だかりができています。それを考慮してどちらのデパートもウィンドーのまん前に子供専用の台を設けているので、写真の手前に写っているがその柵、左に居るのは台の上に乗っている子供です。 一部を拡大して撮影するとこんな感じです。冷蔵庫の上の熊たちは手や足をバタバタを動かし、自転車に乗っている熊はずっとその周りを漕いでいます。私はもう夢のない大人なので、布で出来たぬいぐるみが一ヶ月近く(もしかしたらもっと?)朝から晩まで絶え間なく同じ動作を繰り返しているのを思うと、いつも動いている箇所がすり切れてこないのかな、なんて心配になってしまいます・・・・かなり頻繁にメンテナンスしているんでしょうけど。 日本人とフランス人の「かわいい」の概念にズレがあるせいか、毎年いずれかのウィンドーには、私がつい「あれ??全然可愛くないじゃないの・・」と思ってしまう様な人形も混じっているのだけど、この熊は手作り感のあるボディーがよいです。 この後、可哀想になってしまうぐらい、昼間でも前が空いているモード系ウィンドーを1つ過ぎると、 フクロウ達のコーラスがありました。・・・顔が微妙かな・・・。(だから言わんこっちゃない。) 本当は他のウィンドーも見てみたかったのだけど、ドイツの義母達に送るお菓子などを探すのにかなり疲れていたのでここでやめ、メトロに乗って帰ってきました。続きは今度、主人と見たいと思ってます。
2007.12.17
コメント(8)

この間の日曜は、1年以上ぶりにデパート「ル・ボン・マルシェ」へ出かけてきました。私はふだんデパートと言えばカードを持っている「プランタン」に行き、そこでいいものがなければお隣の「ギャルリー・ラファイエット」に寄る事にしています。今まで「ル・ボン・マルシェ」には、日本から来た友人に付き合う為にしか足を運んだ事がありませんでした。だって・・・名前に反して(フランス語では「ボン・マルシェ」は「安い」という意味)、高いイメージがあるのだもの! 初めて1人で入った店内はとても綺麗。その日はクリスマス前という事で日曜なのに例外的に開店していたので混雑を覚悟でやってきたのに、思ったより空いています。 3階(フランス式に言うと2階)に上がるとあまりに眺めが美しいので、思わず写真を撮ってしまわずにはいられない・・。 格子模様がレトロなエスカレーター。 客層もプランタンやラファイエットよりもハイソな人が多く、フランスの冬にありがちなダボッとしたダウンジャケットを着ている人がほとんど居ません。(気のせい?いつものダウン、着て来なくて良かった・・・・。) この日は香水マニア(?)の親友の誕生日プレゼントを買うつもりだったので、彼女の希望する「小さくていい香りのする石鹸」を探しに、売り場へ向かいました。美しい石鹸コーナーにいざ着くと小さいものがあまりない上、香りも微妙なものが多い事に気付きます。 う~む・・・・せっかく来たのになぁ。あ、この犬の形の石鹸かわいい!義母にあげてもいいかな。さてお幾らかしら?と値札を見ると、なんと30ユーロ!円安の今、日本円に換算すると5000円近くなってしまいます。(私の場合、換算する必要はないのですが・・・。) こんな石鹸、私だったら勿体なくて使えずにいつまでも取っておく事になってしまいそう。 だったら犬を石鹸で作った意味なんてあるのかしら??プラスチックか木で作ればいいのに? そこで「私はここではお呼びじゃないっ!」と目の覚めた私は走ってメトロに向い(もう夕刻で時間があまりなかったの)いつものプランタンに駆け込み、前からチェックしていた品々を慌てて買いましたとさ。ちなみにプランタンとラファイエットは、ル・ボン・マルシェに比べてかなり混んでいました。やっぱり買い物するならこっちなのね。 「『ル・ボン・マルシェ』は高そう」という思い込みが立証されてしまったある冬の日・・・・。
2007.12.16
コメント(6)

先月28日に公開されたローラン・ド・バルティヤ(Laurent de Bartillat)の初監督作品「Ce que mes yeux ont vu - Le Mystere Watteau」を観て来ました。(タイトルは直訳すると「私の目が見たもの ~ワトーの謎」です。)ワトーの絵に描かれている「後ろ向きの女性」に大いなる興味を抱く美術史専攻の学生リュシー(シルヴィー・テステュ)。初老の指導教授(ジャン・ピエール・マリエル)から猛反対され、聾唖の美青年(ジェームズ・ティエレ)を巡る出来事に心を揺り動かされながらも、自分から宣言した期限内に謎を解明しようと奮闘していきます。実はこの日「レオン」でのんびりしすぎて最初の数分を見逃してしまったので、予備知識なしに観ていた私はストーリーを追うのが大変でした。それにそもそも私、ワトーに興味を持った事がないんです。平々凡々な日本人の私の好みに一番合っているのはゴッホなどの印象派なのだから。この映画を観に来たのもただ単に「たまには夫に付き合ってあげよう」と思ったから、です。・・・なのに・・・なのに・・・・ストーリーの一部がよく分からなかったのに、好みではない画家の絵に関連する、しかも決して派手な映画ではないのに、私は最後まで引き込まれて見入ってしまいました。もちろんストーリーにミステリーの要素があるというのも理由の1つではあるけれど、それ以外にも、何度も素早く見せつけられるうちに退屈にすら思っていたワトーの作品群に興味を抱き始めたり(カメラの勝利!)、なりふり構わず必死に調査するリュシーを演じるシルヴィー・テステュの鬼気迫る演技にノックアウトされたりしているうち、あっという間に1時間半が過ぎてしまいました。フランスでは有名な女優さんの一人、シルヴィー・テステュの出演作品を観るのはこれで4本目です。他の3本というのはアラン・コルノーの「畏れ慄いて(アメリー・ノートンの話題作の映画化)」と「Les mots bleus(日本未公開)」、それからオリビエ・ダアンの「エディット・ピアフ 愛の讃歌」。(テステュは、ピアフの悪友を演じていた人です。ちょっと前まで日本では「ビヨンド・サイレンス」に出ていた女優という事で紹介される事が多かった様ですが、さきほどネット検索したら「迷宮の女」という作品がヒットしました。)この4本のうち「愛の讃歌」以外で見た彼女はいつもとても不器用で、だけど懸命に生きている女性を演じています。その演技は真に迫っていて、ご本人もそうなのかしらなんて思ってしまうくらい。一緒にお仕事した事のある方から聞いたお話だと、実際にはとても頭のいい女優さんらしいですが。(まぁだからこそ、こういう演技もリアルに出来るのですよね。)他の出演作を見て、また違う一面を覗いてみたいと思わせてくれる役者さんです。ちなみに、彼女の脇を固める男優2人も良かったです!教授を演じたジャン・ピエール・マリエルは(あの執拗さは別として)本当にパリのあちこちに居そうなインテリの男性を画面上に再現していたし、ヒロインと恋仲になるジェームズ・ティエレも内に秘めた情熱をセリフなしで体現していたし。(ちなみにジェームズ・ティエレはチャップリンの孫なんだそう。なるほど!言われればそんな感じがします。)映画の予告編はこちらで見られるので、興味のある方はどうぞ。http://www.commeaucinema.com/bandes-annonces=93154.htmlそれにしても、これが初監督作品だなんてローラン・ド・バルティヤには脱帽しました・・。(写真は映画のポスター。テステュが、ワトーの「ジル」に扮しています。作品中ではそういった展開は一切ないのですが。主人と「『ジル』とテステュは目元が似ているね」という話をしました。)投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。人気ブログランキングへ
2007.12.15
コメント(2)

滞在許可証を更新した後(順番が前後しての更新です・・・)、主人と別れてデパート街をぶらぶらしました。クリスマスの準備をしたり化粧水を買ったりで歩き回っていると、もう19時! ディノと電話して今夜は私の大好きなルート、「食事映画」にする事にしました。 まずは「レオン」で待ち合わせです。レオンというのはパリのあちこちにある、ムール貝が目玉のファミレス風チェーンレストラン。正式名称は「Leon de Bruxelles(ブリュッセルのレオン)」なのですが、本当にベルギーにもこのお店あるのでしょうか? 着いたら混みあっていたので、ディノの到着を待ちつつ、座る順番も待ちました。その間モニターでレオンのムール料理が出来るまでの工程を観ていたので、どんどん食欲が沸いてきます。(写真はムールを仕分けしているか、洗っているところです。この場面では食欲は沸きませんが・・・。) ようやくディノがやってきて、座る順番もやってきて、食事の時間となりました。私は「Les Moules a la Mariniere」を選択。これはいまや私の定番。クリームとセロリが入っているのが特徴かな?ディノはなんと「Les Moules au curry Madras」をオーダー。ムールにカレーだなんて、邪道なんじゃないの? しばらく待った後、ムールのたっぷり入ったお鍋がやってきました。これで一人分です。この写真だとお鍋の深さが伝わりにくいと思うので、食べ終わり直前の状態もアップします。結構深いでしょ?お腹はもうパンパンです。だってこれにパンと、お替わりし放題のフリット(フライドポテト)まで付くのだから・・・。 この日は私の定番はもちろんの事、カレーソースのかかっているムールも美味しかったのが意外でした。しっかりした味のカレーが入っていて、ずっと食べていたら口の中が辛くなってしまうんじゃないかなという感じだけど(これだと一部フランス人にはキビシイのでは?)、次に来る時は私もこれにしてもいいかな ちなみにレオンといえば、私の「お気に入りブログ」に登録させていただいているPひよこPさんのブログでも先日紹介されていましたので、ぜひどうぞ(こちらです。美味しそうな写真がいっぱい。)それから、所在地は公式サイトのこちらでどうぞ。 (地図をクリックすると住所が出ます。) 最後に、おまけ画像です。これは今回も行ったレオンのシャンゼリゼ店に飾ってあるマリオネットです。 かわいいはずなのに、出来も決して悪くないのに、いつもなぜか怖く感じます。そして私は今まで4回もこの広い店舗に来ているのですが、そのうち何故か3回はこのマリオネットの前に座らされました。その座席ってかなり狭い感じのところで、あまり好きではないのですがね・・・・いつも混んでいて指定できないのだからしょうがないか。私はその他レオンのバスティーユ店とサン・ジェルマン店とオペラ店にもそれぞれ1回ずつ行った事がありますが、我が家から一番交通の便利なシャンゼリゼ店の、この席が一番狭っ苦しかった感じがしてます・・・とほほ。
2007.12.14
コメント(8)

先日「ブラッスリー・バルザール」で食事をした後、コッポラの10年ぶりの新作「ユース・ウィズアウト・ユース(注)」を観てきました。(*注 日本公開は未定らしいので原題を引用しています。) ルーマニアの作家ミルチャ・エリアーデ原作のこの映画は、研究熱心な老教授がある日永遠の若さを手に入れるところから始まります。彼を研究材料にしたいとナチスに狙われたり、運命の女性と学問の狭間で苦悩したり・・・というのがストーリーのメインなのですが、これがどうもただの冒険活劇ではないのです。難解で分かりにくい箇所もあるこの作品は、コッポラ本人の勧めている通り2回は見た方がいいみたい。観てから数日経ってしまうと自分がどのシーンを理解しきれなかったのかすら思い出せず、逆に自分の納得できたところだけが印象に残っているのが不思議ですが・・・。 この映画について書くのは難しいので、帰りのメトロで主人と話した事だけ記そうと思います。 私はこの作品「ロマンチック」だなぁと思いました。ネタバレしたくないので作品内で何が起きたのかは書けませんが、主人公と運命の女性の間の出来事を見ていると「もしかして自分たち夫婦が会った時から意気投合できたのは、こんな縁があったからじゃないかしら?」と思ってしまう箇所があるからです。(いかにも女性の視点、ですが・・・。) 私がディノにそう言うと「ぼくも『romantique』な映画だと思ったよ」という返事が返ってきたけれど、彼の言う「romantique」は、私の言う「ロマンチック」とは違うのです。もう何年も前に2人で話し合って知っている事ですが、彼にとって「romantique」とは、ゲーテなどに代表される「ロマン主義」に関連のある言葉。どうやら人間が苦しんだり悩んだりする様を指すらしい???(私はよく知りませんが。)私にとっての「ロマンチック」はもちろん、たとえば「クリスマスにすてきな夜景のレストランで食事 」などの事なので大違いです。ディノの解釈の方が歴史的には先に存在しているのは知っていますが、なんだか違和感を感じる・・・。 さてコッポラの新作ですが、ティム・ロス演じる主人公は確かに散々悩み苦しむので、ディノの「ロマンチック」の定義も当てはまります。奥の深い映画も、歴史のある言葉も、どちらも何通りにも解釈できる見本の様なお話でした。 ちなみにこちらで映画の予告編が見られます。 (英語版に、仏語の字幕がついています。) http://www.allocine.fr/video/player_gen_cmedia=18761231&cfilm=108952.html 11月14日にフランスで公開されたばかりのこの映画、今週からはパリではたった一つの映画館でしか上映されていません・・・・コッポラなのに!?確かに私も一人だったら観ていないと思うし、最初の方少しねむかったし(先日友人達を家に招待して以来寝不足だったのです)、理解が追いつかないところもあるしで、今までのコッポラの作品に比べると万人ウケしないのは明らかなのだけど、分からないところはそのままでも十分楽しめて心に何かが残る作品なので残念に思います。 (上の写真は映画とは関係なく、シャンゼリゼにある超有名カフェ「Fouquet’s」のクリスマスデコレーションです。手元のガイドブックによればこのカフェは「フーケッツ(英語読み)」が正式名称の様ですが、どこかで「フーケ(フランス語読み)」と聞いた事もある気がします。ここのショコラは絶品。)投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。人気ブログランキングへ
2007.12.13
コメント(6)

私の滞在許可証を更新しに今月12日、パリはシテ島の警察庁(Prefecture de Police)に行って来ました。今年の1月2日に結婚後初めての滞在許可証の更新をしていたのですが(それまでは「学生としての」滞在許可証を持っていました)、1年間の有効期限がそろそろ終わってしまうので、先日予約を入れておいたのです。 来年のために覚えておきたいとっておき情報もあるので記録しておきます。 人によって持っていく書類が違ってくると思うのですが、私がこの日に持参したのは下記の書類と、そのコピーです。(*注 フランスで生活している日本人なら誰でも知っている通り、こちらでは、担当する人によって考え方や言う事が違ってくる事があります。なので、同じ書類を持っていってもNGを出される事だってあると思います。参考程度に読んでくださいね。) ・事前に送られてきた質問用紙・現行の滞在許可証・有効なパスポート・証明写真3枚・Livret de famille(区役所で結婚式を挙げた直後にもらえた「家族手帳」)・私と夫の名前が連名で入っている、EDF(電気会社)とGDF(ガス会社)の請求書 ・私達の名前が連名で入っている、最新の税金の通知書(Avis d'imposition)・やはり私達2人の名前が入っているミュチュエル(任意で入る健康保険の一種)の会員カード・夫のパスポート・・・・・そして夫です。(最初は気付かなかったのですが、事前に送られてきた「持ち物一覧」に「結婚相手」も記載されていたのです。ちなみに手紙を文字通りに受け取ると、主人のコピーもとらなくてはいけない事になってしまうのですが、さすがにできませんでした(笑)。) たぶん前回もそうだったと思うのですが、窓口でもらったフォーマットに2人で名前や住所を書き込み、「結婚誓約書」を書かされました。こちらでは偽装結婚も多いからかな、なんて思います。 16時の予約に、8分ぐらい遅れて到着した私達。「どうせ待たされるから」と思っていたからこそなのですが、着いた瞬間、部屋がガラガラでびっくりしました。受付の人も私達を見て「あ、そういえば今日は16時からの人が居たんだっけ?」なんて言っています。そんな訳で私達、待ち時間が2分だけ(係員が窓口に移動し、書類を広げる時間)で済んでしまいました。ラッキー! ちょっとヒヤッとした瞬間もあったのですがコトはうまく運び、その場でレセピセ(本物の滞在許可証が出来るまでの間持っておく「仮滞在許可証」)をもらえました。これがあれば、出入国も問題ないそうです。(今までに聞いたり読んだりした話も合わせて考えると、これはちょっと疑わしいかもと思ってしまいますが。) あとは、1月28日に完成する本物の滞在許可証を、都合のいい日時に引き取りにいくだけです。 窓口の人にさようならと言って席を立ったのが16時43分。いつもこんなに空いているのかなぁと不思議に思って質問すると、水曜はいつも人が少ない(これは重要!)との事でした。 「なぜ水曜が?」と思いましたが、この日は小学校がお休みだったり、午前中だけで終わったりするので、お子さんの居るご夫婦は来られないのかもしれません。私の場合たぶん10年間有効の滞在許可証をもらうまであと2年待たなくてはいけない(その間は毎年更新)と思うので、来年も再来年も水曜に予約を入れようと決心しました。 「今年はいいけど、これから共同名義の銀行口座を作って、次の更新の時にはその証明書を持ってきてね」と言われたので、仕方ないけど作る事にします。これ確か去年も言われていたのよね・・・「できれば」という事だったから、無視してしまったけど・・・。(逆に、今回持って言ったミュチュエルの会員カードはあまり意味がなかったみたいです。来年までにはさすがに、セキュリテ・ソシアル(国民健康保険の様なもの?)の登録が終わっているはずなので、それも持ってくるつもりです。)追記:アップしてから、フランスの滞在許可証に関する幾つかのサイトを覗いてみたら、更新する場所によってずいぶん方式が違うみたいですね。私の例は、あくまでパリのお話という事で、お願いします。 (写真は警察庁の出口です。右に少しだけ、ノートルダム寺院が見えます。本当は入口を撮りたかったけど、予約時間に遅れて着いたのでさすがに気が急いていて、諦めました。)
2007.12.12
コメント(11)

今から10年半前の確か2月、親友と卒業旅行(のつもり、私は。)でパリとウィーンを旅行しました。その時色々とチェックしていた友人が連れて来てくれたのが、「バルザール」というブラッスリー。何を食べたのかはほとんど覚えていないけれど店内が清潔で気持ちよく、食べ物が美味しかった事がずっと記憶に残っていました。 それからこの「バルザール」を意図的に探す事はなかったのですが、このお店実は、私とディノがよく映画を見に行く「ルフレ・メディスィス・ロゴス」や「フィルモテック・カルティエ・ラタン」という映画館から徒歩1・2分のところにあったのです。先月の日曜「赤い風船」を観たついでにお昼を食べたいと思って向かってみたら、なんと「予約で満席です」と言われてしまいました。ええっ!それなりに有名なところだと知ってはいたけれど、そこまで人気があったなんて!こういう事があると、余計に入りたくなってしまいます。そこで、先日F.コッポラの最新作を観るついでにリベンジで夕食に行ってきました。 ディノに予約してもらったお店に入ると、正面の上の方にある鏡が目に飛び込んできます。この鏡、10年半前もあったっけ? 黄色っぽい光はなんとなくイメージ通りですが、あまり思い出せません。 (時間帯も違うしね。) 「バルザール」はこの日もなかなかの混み具合。でも月曜という事もあってか、空席も幾つかあります。 店内が綺麗なのでどちらかというと「レストラン」の様な気もしましたが、狭い座席に座っている人々の声が響き合う様子や店員さんがすごくテキパキしているあたりを見ていると、やっぱり「ブラッスリー」っぽいかなと思いました。(レストランとブラッスリーの違いってなんでしたっけ?) お客さんはお洒落な人からそうでない人まで、ちょうどいい具合に様々です。 この日は急いでいた(&エクレアなどのおやつを食べすぎてお腹が変な感じだった)ので前菜を飛ばし、メインとデザートのみを頼みました。写真手前が私のオーダーした「foie de veau poele(牛レバー焼き)」、奥がディノの「bar cuit dans sa sauce au vin rouge(スズキの赤ワインソース和え)」です。(*注 メモをとってきた訳ではないのでこれが正しい料理名だったという強い自信はありませんが、確かこんな名前でした。)本当のところ、実物はこの写真よりも何十倍も美味しそうだったんです。撮影した瞬間、「写りがよくないから撮り直さなきゃ」と思ったのに、食欲に負けてそのまま食べはじめてしまった私・・・・。仔牛のレバーは日本でよくある「煮込み」とは違ってクセがなくてジューシー、ディノの適度に柔らかいスズキも赤ワインのソースが意外にも合っていました。 この後デザートに頼んだババロアも、食後のコーヒー(パウンドケーキがついてきた)も「さすがバルザール!」という感じ。しょっちゅう来るのは無理だけどこれからはできるだけ来たいね、とディノと言いつつお店を後にしました。 **********Brasserie Balzar(ブラッスリー・バルザール)49, rue des Ecoles75005 ParisTel 01 43 54 13 67 (要予約?)年中無休最寄り駅:Cluny la Sorbonneなど
2007.12.11
コメント(2)

前回コールドウェルの本について触れた時、文全体が長くなってしまって書ききれなかった事を今日はアップします。夫の持っていた「タバコ・ロード」の表紙はとてもキッチュ。「こんな本持ち歩いていて、ちょっと恥ずかしかったりしないの?」と冗談めかして聞くと、ディノは「このおかしさがいいんだよ。もしかしたら初版かもしれないし」と、言います。しかもしばらくしてからセーヌ沿いのブキニスト(古本商の屋台みたいなお店)で、これまた古臭い装丁の「神の小さな土地」を買ってきました。本の後ろの方を見るとディノの「タバコ・ロード」は1963年、「神の小さな土地」は1955年に印刷されているので初版という事はないと思うのだけど、2冊とも、表紙だけでなく背表紙からも、現在とはずいぶん習慣の異なった時代に発行された事がよく分かります。普通は本の背表紙といえば、こんな風に著者の写真と作品紹介が書いてあったり(これは前述の2作と同じく「Le livre de poche」シリーズから1990年に出たものです)、それともこんな風に表紙から繋がる絵が描いてあったり(これは1963年に同シリーズから出ているもの。この本も古いですね・・・)するのがありがちだと思うのに、ディノ所有のコールドウェル2作品ときたら、こんななんです。写真左の黄色い背表紙が「タバコ・ロード」のもの。「この壮大さは否定できない(意訳)」という、批評から持ってきたらしい一句とそのソースだけが、でかでかと印刷されています。その隣に写っている「神の小さな土地」の背表紙はというと、左の枠の中に作品の紹介、右上にコールドウェルの肖像、そしてその下には「これまでの600万人と同じく、あなたもこの本を好きになる(意訳)」という宣伝文句が筆記体で書かれています。うーん、なんだか古臭い!確かに面白いねこの2冊は中の紙が相当黄ばんでいて、電車で読んでいると横に座ってきた小さな男の子が不思議そうに私の開いているページを「じーっ」と眺めてきた事もあったぐらいなのだけど(横に立っていたお父さんは「こら、やめなさい」ときまり悪げに繰り返していた)、まぁよしとしましょう。ようやくコールドウェルが終わったので、今度はディノの友人マルク・コベールがプレゼントしてくれた本にかかる事にしました。日本に6年住んでいた彼の書いた「L'archipel des osselets」、訳して「小骨列島(?)」は、日本人の「オガタ警部」を主人公に据えた小説。字がすごく大きい割にボキャブラリーがコールドウェル作品よりもややこしいけれど、マルクの日本観も探りつつ楽しみたいです。
2007.12.10
コメント(0)
![]()
前々からこのブログで私は、主人の性格がパンクポンクみたいだと書いたり、彼のおかしな写真をアップしたりしてきたけれど、そんなディノも友達からは一応「インテリ層」というジャンルに入れてもらえている模様。まぁ哲学書や詩集も含めてたくさんの本を読んでいるし、顔つきもよく見ると険しいんだもん。それに若者文化が好きな様でいながら、ラップとかを聞くと瞬時に顔をしかめる頑固オヤジなところがあるし。たぶんそう「見える」よね、うん。(実際のところどうなのかは私には測定不能ですが。私自身に判断能力がないので・・・。)そんな彼がある日、妙にキッチュな表紙の本を読んでいたので驚いた。(表紙をおさえた私の小指がなぜか、有り得ないぐらい細く写っていてキモチ悪い・・・。ごめんなさい。)一体なんなの?このジャンクな表紙!頑固オヤジのあなたが毛嫌いしそうなタイプの通俗小説なんじゃないの?そう思って聞くと、ディノはとっても嬉しそうに「この本、やめられないんだよね。ひとつひとつの出来事がすごく緻密に生々しく描写されていて」と言った後、冒頭のカブ(野菜のね)を巡るやりとりについて話してくれた。私も読んでみると、1930年代のアメリカ南部に住む「プア・ホワイト」と呼ばれる貧しい白人達の暮らしを描くこの本は、彼らの貧しさやそこから生ずる動物的な生活がとても衝撃的で、スイスイ進んでしまった。誰にでも勧められる本ではないけど、私には思いもよらなかったアメリカの暗い部分を知る事のできた貴重な経験だったと思う。その後、今度は同じくコールドウェルの「神の小さな土地」も読んだ。こちらも同時代の同じ階層の人々の事を描いていて、ある一家を中心にストーリーが進んでいく点も「タバコ・ロード」と一致している。(しかも、両家族の苗字が同じだった気がするのだけど・・?)父親像がかなり違うので、カラーはかなり異なっているけれど。この2作の中では「タバコ・ロード」の方が先に書かれたらしいのだけど、「神の小さな土地」の方が長くてストーリー性があるので、読む順番としても「タバコ・ロード」を先にして正解だったと思う。私は「コールドウェル」の名前を聞いた事がなかったけれど、ディノに言わせるとこの作家はヘミングウェイよりも多くの本を売り上げた時期もあったらしいです。(当時の人々にとっては)センセーショナルな描写もあるために、本が出たときは相当の非難も浴びたそうだけど・・・。この2冊は本としても読み応えがあったのだけど、フランス語の勉強にも役立つなぁと思いました。というのは「繰り返し」がとても多いからです。「タバコ・ロード」に出てくる一家の主のジーターにも、「神の小さな土地」の家長のタイ・タイにも、それぞれに頑固な信念があるのですが、コールドウェルはその2人の考え事を何度も何度も描写しています。なので知らない単語が出ててきても、その都度電子辞書などを使って調べていけば、本を読み終わる頃にはたくさんの単語力がついているのではないかと。(でも私は分からない単語が出てきても調べずにそのまま読んでしまったので、そんなに頭に残っている単語はありませんが。今思いつくのは「le guano」という単語だけで、その意味は「肥料」だから、これを使う日が来るのかは不明だし・・・。)語学の勉強という意味でも、原作を味わうという意味でも、もちろん原文で読めば一番いいのでしょうが、英語で読む根性はない上、家にちょうどフランス語版があったのでこういう事になってしまいました。それでも英語とフランス語と日本語の3言語を比べると、英語とフランス語が一応文法的には近いと言えるので、日本語で読むよりは良かったかもしれないななんて思っています。どちらも映画化されているので観てみたいです。両作品ともストーリーが原作とは少し異なっているらしいので、観ても不満が残るかもしれませんが・・・。
2007.12.09
コメント(2)

この間、家の近くのビオのお店に行ったついでにワインを買おうと思ったら、可愛いラベルの付いたボトルが目につきました。「Isa」という名前のこのワイン、「コート・ド・トング」とも書いてあります。今までに聞いた事のない名前・・・それってどこのワインなんだろう?瓶の裏に貼ってあるラベルによると、ラングドック地方のものなのだそうです。何でも割高のはずのビオのお店で6ユーロ未満だったので味に期待できないかもなぁと訝りつつも、他にこれといってほしいものがなかったので(小さいお店には選択肢が少ない!)なんとなく買ってみました。その夜ボトルを開けた時嬉しかったのは、コルクにも可愛い絵が印刷されていた事。味はというと濃厚で、とにかく甘かったです。残念ながら私の好みではなかったけど、こういう味が好きな人には、瓶もお値段も可愛く、素材(ビオ)も優しいこのワインはおススメかもしれません。それに飲みやすいといえば飲みやすいので、ついつい、いつも通り一人で半分空けてしまった私(主人はお酒をあまり飲まないので)でした。「コート・ド・トング」って、やっぱり日本にもあるのですね。(私は、日本に無いものは無い、と常々思っています。)私はワイン好きなのに味と名前に疎いので、これからは時々メモ代わりにワインの感想も書きたいです。No.7・ルージュ VDP コート・ド・トング[2003](赤)ドメーヌ・ラ・クロワ・ベル
2007.12.08
コメント(6)

ちょっと間があきましたが、ようやく12月3日の出来事の続きを書きます。 かなりふてくされながらメトロの地下道に入った私と、ディノ。ホームが近づいてくると、急に主人の顔が曇りだし「あの人に会っちゃうの、嫌だなぁ」という発言が聞こえてきます。 「あの人」というのは、よくこの駅のホームに居る初老の女性の事。フランスには様々なタイプの物乞い(ただ座っていたり、近寄って声をかけてきたり、何か芸をしていたり)が居るのですが、彼女は「近寄って声をかけてくる」タイプ。ディノは女性に甘いからか、それともおしゃべりだからか、この女性と顔見知りなのです。でも実は共通の話題がない為いつも表面的な挨拶しかできないのに、電車が来るまで彼女にかかりっきりにならざるを得ないので(しかもこの時間は電車が少ないし)、「あの人に会うかも」と思うとちょっと憂鬱になってしまうそう。(この辺、クールで冷たい都会人ですね私と一緒)その女性は笑顔と愛想がとても良くて優しいので、いったん話が始まってしまうとそんな気分はディノから吹き飛ぶのですが。 この日もホームの椅子に座っていると、彼女がこちらの方に歩いてきました。でも私達に気付いてか(遠慮しているのかも?)それとも気付かなくてか、こちらを見もせず通り過ぎていきます。あぁ今日は挨拶しないのかなと漠然と思っていると、なんと憂鬱がっていたはずのディノが急に立ち上がり、彼女の方に歩み寄って声をかけました。そしていつも通り、2人で何かの話をしています。 どうしよう、と一瞬考えてしまった私。というのも今から1年半ぐらい前、私との結婚が決まったばかりだったディノはこの女性に「ぼく、もうじき結婚するんです!」とつい、気合の入った報告をしてしまったらしいのです。(ディノ、舞い上がっていたの??もちろん、その女性はとても喜んでくれたそう。)そしてその半年以上あと、私は「ぼくの妻です」と、彼女に紹介された経緯もありました。 ・・・このまま私だけここに座っているのもよくないよね、よし! 立ち上がってディノ達に合流して挨拶すると、その女性は優しい満面の笑みで迎えてくれます。(とても気のいい方なのだと思う。) ちょうどそこに、電車がやってきました。 ディノと握手をしてから、私にも手を差し出す夫人。私も手を出して握り返します。 ・・・そこまでは良かった・・・・・。私がその後見たのは・・・・・ 小柄な体から、にこにこした顔を持ち上げてくるその女性の姿。・・・これは、どう考えてもビズをしようとしているのよね・・・・。 ビズに対するアレルギー(?)が急に甦り(たぶん)顔をこわばらせつつも・・・・私はなぜか(本当にたまーにだけど)Noとは言えない日本人!!なので・・・ビズをしました・・・・私はどうしても顔と体がひいてしまったので、向こうが一方的に私の頬に唇を合わせてきただけだったけど・・・・。 やってきた電車に乗り込むと、ディノに対する怒りがふつふつと沸いて来る。落ち込み気味の毎日だからこそ、せめて今夜はリラックスしようと思っておでかけしたのに、食事前も後も待たされるし、親しくもなくしかも(失礼な言い方だけど)いわゆる「物乞い」の人からは、私の苦手なビズを受けるし、これは一体なんなのよーーーー!!あまりの腹立ち具合に、車内で思わず悪態をついてしまいます。(なんだか斜め向かいの男性がこちらを見たような?)。 私のあまりの怒り具合に珍しくディノも逆ギレし「なんで、ぼく達の会話に加わりに来たんだよ!あのまま座ってりゃ良かったのに!!みにかーがこっちに近づいてきた時、ぼくはムカついていたんだ!!!2度と『こっち』に来るな!!!!」と、謎の抗議をしてきます。 ・・・・後になって言われてみればその通りなのだけど、私達の前を素通りしようとする彼女を追わずには居られなかったディノ同様、私もあそこで一人だけしらんぷりしている事ができなかったの。2人とも偽善者・・・。 家に帰ってからもぷりぷりしていた私達だけど「もう(あなたなんかとは)今夜しゃべらない!」とお互いにタンカを切ってからは、ディノはテレビに、私はネットに熱中し、気付いた時にはお互いの腹の虫が治まっていたのでいつもの関係に戻ってから就寝できました。理不尽にイライラしてしまう時は、お互い別の事に集中するのもいいみたいですね。(勉強になりました。) その翌日ディノと、知り合いのある日本人女性についての話をしていました。内容はといえば、その女性がとても控えめな性格でなかなか『イヤ』と言えない事についてだったのだけど、私が冗談で「そう、私みたいにね」と言うと、ディノが真顔になりました。そして・・・・・ 「ううん、みにかーはもっとひどいと思うよ。昨日、ビズを拒まなかったのにびっくりした。ぼくですら、ビズからは逃げたのに」と言うではありませんか!! 夫よ・・・ようやく分かってくれましたか・・・・そう、私はNoとは言えない大和撫子なのです。(いや、それは思いっきりうそだけど)これからは守ってちょうだいね。 前夜の出来事を思い出し、あまりいい気分でなくなってしまった私は自分を慰めようと「(まぁ、でも)あの女性は『物乞い』行為をしているけれど、いつも身ぎれいにしているよね。(だから、私もあのビズにこだわるのはよそうっと)」と言うと、ディノは・・・・ 「でも、彼女からイヤなニオイがするのは残念だよね」と返してきました。・・・・そうなんだ・・・がっかり・・・・私はもう、自分で自分をどう慰めていいのか分からないよ・・・・。 以上、色々な意味でありえないくらいイケてなかった外出の記録でした。もーやだ、この人と出かけるの・・・・。 (写真は、この間の日記にもアップした「ピザ・ピノ」です。この日記に「ピザ・ピノ」のふだんの様子をアップしていますので、比べてみてください。)
2007.12.07
コメント(0)

物事には必ずふたつの側面がある。ビズについても「したくない場合もあるけど、したい場合もある」と前向きに言う事ができるし、逆に「したい場合もあるけど、したくない場合もある」と後ろ向きに言う事もできる。・・・・私はどうも後者なんだな・・・。 昨日ブログをアップしてからたくさん書き込みをいただいて、 ビズは在仏日本人に割と好評なんだなぁと内心驚いた。逆に言うと、幼少時も入れて10年もフランスに住んでいる私はなぜ、ビズに対してどこか否定的なんだろうと考えた。そして思いあたった事を、書こうと思う。(本当は12月3日の日記を書きかけなのだけど、それは次回こそ!!という事で・・・・。) 思うに、私がビズに否定的なのはずいぶん以前に母がしてくれた思い出話が原因だと思う。 初めてフランスに住みだした時、私は4歳、妹は3歳直前だった。ある晩、レストランかどこかで家族揃って夕食をとっていた時の事。 酔った男が私達家族に近づいてきたという。いきさつは覚えていないけど、その男は「可愛いお嬢さんたちだね~」と言ったあと私か妹にビズをし、あげくの果てにはクチビルにまでブチューとしたらしい 10年以上経ってからも、プリプリ怒りながらこの出来事を話してくれた母は、被害に遭ったのが私だったのかそれとも妹だったのか覚えていないと言うけれど、この話を聞いた私達が「どうか私ではありません様に・・・」 と思ってしまったのは、もちろん言うまでもない。(もし思い出してしまったとしても、今さら言わないでね!!お母さん!!) もしもフランスにビズという習慣がなかったら、私か妹がこんな被害に遭う事もなかったはず。もしかしたら私にはこの思いがあって、心の底に「ビズ=憎い」という気持ちがあるのかもしれません。親しい人にはしたいと思ってしまう割に、どうもビズ嫌い気味なのは、これが原因に違いない(泣)。 (写真はミラボー橋の近くから、セーヌ川を挟んで斜め向かいのアンドレ・シトロエン公園の方を向いて撮ったものです。ちょっと近代的なパリ。)
2007.12.07
コメント(6)

昨日から12月3日の出来事を書いているところなのだけど、この続きに行く前に、私の「ビズ《=bisou》」観を先に言わせてもらうべきだと気付きました。なので今日は話題が変わるけれど、フランス特有(?)の挨拶「ビズ」についてです。 フランスでは人と会ったり別れたりする時には、挨拶ついでに握手かビズをする事が多いです。「ビズ」というのは基本的には、相手のほっぺたに、お互いが同時にキスをし合う動作の事です。でも実際にはそう親しくもない人同士の「ビズ」だったら、お互いにほっぺたをくっつけ合うだけの様です。 ちなみに私は相手のほっぺたに自分の唇をくっつける度胸も気力もありません。なのでいつも、相手の頬に自分の頬をそっとつけながら、上クチビルと下クチビルを離して変な空気音を立てるだけの、インチキなビズでごまかしています。 ここからは更に主観的な意見ですが、ビズは異性間か女性間で行う事が多く、男性同士だと(本当に仲がよくない限りは)握手で済ませている感じがします。なので・・・・・皮肉な事だけれど、新たに男性と知り合った場合、ビズに慣れているディノがその人と握手をし、ビズにいつまでも慣れきれない私がその人とビズをする事になります。その時の私の心の声は「なぜ、ディノ(フランス人)ではなくて、私(日本人)がするの? ビズはフランス人同士でやってくれーーー!」です・・・・。 私はあまりビズが好きではないのかもしれません。でも別れ際にはビズ交換をするのが在る程度の前提になっているので、相手からビズの体勢をしてもらえなかったらさびしい事もあるけど・・・。う~ん、複雑。 確かに、ビズが出来ないと物足りなく感じてしまう事もあります。 色々あるケースの中で一番困るのは・・・・・ 日本の女友達と久々に会って最後に別れる時、いつもの手を振るようなあいさつだけだと何かが足りない様な気がしてしまう事です。次にいつ会えるか分からない、後ろ髪を引かれる思いなのですから。かといって、日本人の友達にビズするのもね・・・・はぁ。あ、読んでくれているアナタ、今度会った時に襲うつもりは一切ないので心配しないでくださいね。実際問題、ここで「ビズ」そのものをしたい訳ではないのです。だけどこの場にて、今まで慣れていたはずの日本式の挨拶だけだとそっけない感じ・・・。 この辺の混乱を描いた、一年前に祖母のお見舞いに行った時の滑稽なネット日記が出てきたので、引用してみます。 今日は96歳の祖母が滞在している老人ホームのようなところに行ってきた。 今回の日本滞在中、祖母に会うのはこれで4回目。 片道一時間以上かかるところだから結構大変だけど、あまり生き甲斐を感じられる事がないみたいだから、滞在中はできるだけ会うようにしているのだ。 だって、ずっと可愛いがってくれた大事なおばあちゃんだもん! いつも感情の起伏がはっきりしている祖母は、私が間もなく日本を去る事をおおいに悲しんでくれた。最後のお別れの時にちょうど居合わせたヘルパーさんが 「そうですか、お孫さんはフランスに行ってしまうんですか。 では熱い抱擁をどうぞ」 と冗談で言った。 (あら?)その1秒後、私と祖母は抱き合っていた。 そして私は祖母の頬にキスまでしそうになったけど、慌てて辞めた。 フランスだったら、ここでキス(=ビズ)をするのが当然だけど、ここは日本だもんね。 変人扱いされるところだった。 あー危ない・・。 ヘルパーさんにしたら、祖母と孫が熱く抱き合っているだけでも結構驚きだったのではないかと思う。 祖母は何でもメロドラマ風に仕立てるのが好きな人で、私はフランスかぶれしている人だから・・というだけの話なんだけどね。 ・・・・あーあ、なんかやっちゃってるよ、変な事・・・・。(というか、おばあちゃん乗りやす過ぎ!) ・・・・!!あ、もうこんな事はありえないはずなので安心してください、日本のみなさん。(おばあちゃんとの事件を書いたから、信用してもらえないかしら?いえいえいえ、もう、絶対ないですから!) 長くなったけれど、つまりのところ私にとって「ビズ」は相手によってはあまりしたくないけど、状況によっては(したらマズイところででも)したくなってしまう、困った習慣なのです。 (写真は、パリ16区の素敵な住宅地、オトゥイユ《=Auteuil》の駅前商店街で撮りました。)
2007.12.03
コメント(14)

(以下は、昨日シャンゼリゼに出かけた日の出来事です。長い愚痴にめげた人はスルーしてくださいね、ごめんなさい。) 私達は一緒に住んでいるのに、映画を観る時は「現地集合」にする事が結構ある。その理由は、「どちらかが既に外に出ているから」とは限らない。うちの場合「ディノの身支度を待っていると、私まで映画の最初を見逃すから」というやむを得ない事情から「現地集合」をする事の方が多いのだ。冷たいようだけど、他にどうしようもないのよ!!私の夫は信じられないぐらい時間にルーズなんだから!!私もかなりのものなのだけど、それでも彼に比べればかわいいものなのだから笑える・・・いや、すごく困る。 ・・・さて昨日和食レストランに行ったのだけど、その前に私が夕方から外出していたので、9時にレストランで「現地集合」する事になっていた。ところが・・・・・予想通り8時半頃携帯に電話がかかってきて、9時には間に合わないと言われた。 私が空腹に心身共に耐えられない事を知っているディノは心配して「先に行って、始めてていいよ」と言う。でもね・・・もしもおしゃれなビストロとかだったらそれもありかもしれないけど、私達が今日行こうとしているのは和食レストランなんだよ。お料理は美味しいしお値段は可愛くないけど(だからそこに行く時、私の舌には気合が入っている?)、あのお店の雰囲気はちょっとした居酒屋風なんだよ。(私は行く前から焼酎を飲むつもりでいたし、実際に「白波(こんな字だったっけ?)」とかいう芋焼酎を飲んだぐらい。)そこに1人で居るのって、なんか哀しいなぁ・・・。 仕方なくお店に電話して予約時間を9時半に変えてもらい、シャンゼリゼの写真を撮ったりヴァージンに寄ったりしてヒマを潰す私。せっかく気晴らしの為に外出したのに、だんだんうんざりしてきた。ディノは昼間にやるべき事をなかなか実行しないから、こうやっていつも夜にしわ寄せが来るのだ。それが本当に仕方のない理由だったらできるだけ理解に努めるところだけど、この日はそうでもないので、イライラが溜まってきた。 これって、ディノと私がたまに使う「galant《ガラン=女性に親切、という意味の形容詞》」から、外れている行為だよね。昔はレストランにバラを一輪持ってきてくれた事もあったのになぁ・・・・。 9時20分にディノからまた電話がかかってきた。「今○○駅に居るんだけど、これからいったん家に帰るから、9時半には遅れるよ」なんですってーーーー!私は必死になってヤツを説得し、家に寄らずに直接レストランに来てもらう事にしたのだった。やれやれ。 そんなこんなでようやくありつけたご飯。「楽して美味しいものを食べたいから」と考えて私達には少し高めのレストランに行ったのに、ディノには待たされるわ、2人とも落ち込んでいるせいか何故か私の大好きなお寿司も味がしないわで、散々な気持ちになってしまった。 そして帰りもひどかった。 この夜、ディノにはどうしても旧友シルバンに話さなくてはならない大事な用件があった。家に帰ってからだと遅くなってしまうので、駅まで歩きがてら、携帯からシルバンの家へ電話をかけたいと言う。その「用事」が大切な事は分かっていたので「いいよ」と言ったのは、確かに私。「外は寒いから、モノプリ(スーパー)に入っているね」と言ったのも、私。 ・・・・でもね・・・・話が長すぎるよ! モノプリの(日本式に言う)一階フロアの探検が終わって退屈した私が信号の向こうに見つけたのは、「マジシャン」という名前が付くテナント(正式名称は忘れました)。「これは面白いかも」と思って、相変わらず電話中のディノの手を引っ張って大通りを横切りたどり着いたのはら・・・・それはルノー(車会社)のショールームだった・・・・私、左ハンドルと右ハンドルがいつも頭の中でごっちゃになるぐらい、車には興味がないのですけど・・・・でも入りましたとも!他にする事がなかったから。 小さめのショールームをぐるりと回ってからディノの会話に耳を澄ますと、なんと用件とは関係のない、本の話(=単なる世間話)をしている!大事な話がまだ続いているのかと思ってガマンして損してしまった!! 「疲れた」と言ってようやく電話を切ってもらい、メトロに向かう途中で携帯に表示されている時間を見たら、ディノはなんと30分も電話していた事が分かった!!・・・30分もかかると分かっていたら、カフェで本でも読んで待っていたのに・・・・というか、30分もあれば、その時間でうちに帰れたのに・・・・。昔、食事の後に私が「急いでいる」と言ったら、タクシーで家まで送ってくれた事があったよね。でも今日はこんな仕打ちですか・・・・・こんな事なら・・・・・ 「現地集合」のついでに、「現地解散」もすれば良かった!!(その次は「自宅集合」??) 普段、ディノを見ていて「結婚前とは変わった」と思う事は、ほとんどありません。(少なくとも、今は思いつけない。)でもこの時は「結婚前と今とで、ディノはなんて違うんだろう」と思ってしまって愕然としました。 結局食前に30分、食後に30分待たされ、トータルで1時間も辛抱していた事になってしまった・・・・あぁ・・・。 全然気分転換にはならなかったなぁとがっかりしてホームの椅子に座った私は、それでもここ数日のディノの落ち込みを思い起こして、できるだけ文句は言うまいと心に誓っていました。この時の私は、これからまた1つの受難が待ち構えている事を知らなかったのです・・・。 《あとちょっとだけ、次に続きます》 (上の写真もこの日にシャンゼリゼで撮ったものです。ツリーが二層立てでとっても華やかな、以前紹介した「ピザ・ピノ」という、ちょっとファミレスっぽいお店。)投票(をクリック)していただけると、励みになりますです。人気ブログランキングへ
2007.12.03
コメント(6)

先週水曜にようやく夫がノルマンディーから帰ってきたものの、ドイツに治療に行った義母の事が心配だったり、私達が住んでいるマンションの管理組合の理不尽な決議にイライラ・モヤモヤしたりで、実は私達、ここのところいつになく冴えない日々を送っています。 景気づけに、今夜はシャンゼリゼ近くの日本食レストランに行ってきました。(本当は「映画→食事→散歩」という黄金のコースにしたかったのだけど、取り急ぎで仕方なく「食事だけ」に・・・。) フランクラン・ルーズベルトの駅を出ると、モンテーニュ通りの赤いイルミネーションが目に飛び込んできました。(上の写真です。) シャンゼリゼ通りのは、大掛かり。道路の左右にある広い歩道にはそれぞれ2本ずつ並木が、つまり道路沿いに並木が4本もあるからです。 車道の真ん中から凱旋門を写したところ。確か、こんなパッケージのチョコがあった様な? 凱旋門の向かいには、大観覧車。 青い光が上から下へ落ちる様に見えるイルミネーションには、思わず見とれてしまうものがありました。おでかけ自体は全然ステキじゃなかったのですが、疲れたのでまた次にします・・・・。
2007.12.03
コメント(14)

私の主人は、本当に機械に疎い。私自身、機械系は苦手なのだけど・・・・それでも、生まれて初めてDVDプレイヤーのリモコンを手にした時は、説明書を見ずともDVDを再生したり、適当にチャプターを選ぶ事ができた。まぁ、それってかなり当たり前の事だと思うんだけど。・・・・でもディノに私のプレイヤーのリモコンを渡したら、コンプレックスもあるせいか不安そうに「画面操作が分からないから教えて・・・」と言ってきたのだった。う~ん・・・・。 彼はとってもアナログ人間。携帯電話もなかなか持ちたがらず、どうしても必要になった2005年の暮れまでは粘っていた。(*注 確かに、フランスにおける携帯の普及率は日本よりも低いとは思いますが。)しかも彼、いまだにアドレス帳などを使いこなせていません。私が教えてあげるべきなのだけど、面倒くさくてね、つい・・・。 携帯といえば、ディノには困った癖がある。友人の自宅に電話して誰も出ないと、彼はいつも留守電を残す。そこまではいいのだけど問題は・・・・ 最後にいつも「じゃ、これから携帯にかけるから☆」と言っている事!! ・・・・だったら家電にメッセージを残す事はないと思うのだけど・・・・。しかもその後、携帯にも「今、家電に残した留守電の通り・・・・」から始まるメッセージを入れてるし・・・・あーあ。 自分も携帯を使う様になったらこの癖が治るだろうとと思っていた私は甘かったです。時々注意して聞いていると、どうやら今でも同じ事をしているもん・・・・・。 しかも、何度私が「それは事前に流れる機械音声で伝わるんだから不要だよ!」と言っても、メッセージを残す際には必ずまず最初に「ディノです。今何時15分前・・・・いや、13分前・・」と、時間をアナウンスしている彼。そんなアナウンスはあるわ、話はいつも長いわで、以前私が使っていた家電では、彼のメッセージを最後まで録音しきれなかった事が2・3回ある。その時は1つの用件のために、家電に2つのメッセージ(2つ目のメッセージは「さっきのメッセージ、切れちゃったからさぁ」で始まる・・)、携帯にも1件伝言が入っていてちょっとだけキレた私。今は一緒に住んでいるから私は構わないけど、他の人のためにその癖直そうよぉ!! (写真は私達の携帯です。ディノは、私の母が仕事のお客様からいただいてきた、畳の素材でできた手作りストラップを、私はイタリアのガチャガチャで買ってみたキティちゃんをくっつけています。 年甲斐ない??私の携帯は、メトロにてスラれた後に慌てて買った安物で可愛くないので、つい裏返しにして撮影しちゃいました・・・・。)
2007.12.02
コメント(6)
全31件 (31件中 1-31件目)
1


