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神坂俊一郎

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Aug 31, 2019
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カテゴリ: 超常現象
さて、一郎君が優佳さんに対して変なことを考えたりしたりしていた一方、優佳さんも、一郎君に対して疑問を感じていました。
顔もわからない男に乱暴されかかった件は、一郎さんがその気になっていたら筒抜けだったのだろうし、何も言わない聞かないということは、彼は詮索する気がないし、気にしていないのだろう。
私が無事であればよい、本当にそう考えてくれているのが真実なのだろうから、とても告白する勇気が持てなくて隠したかった私にとっては、願ったりかなったりの都合の良いことなのだ。
普通の男だったら、恋人がもしかしたら乱暴されたかもしれない状況になったら、そのことを気にするものなのだろうが、私が正直に告白してどう思うかと確かめたら、一郎さんは絶対、「何故そんなことを気にするのだ、優佳が望んだことでないなら、それを気にするのは男の身勝手だ。」と答えて、私に対する態度を変えることはないだろう。
本人も認めているけど、そのあたりは彼が普通じゃないところで、ある面人間的な感情の一部が欠けているところなのだが、妬み嫉みといったネガティブな感情がないところは歓迎すべきだから、合理性の裏返しで、思いやりと同情が欠けているところは天秤にかけて許そう。
そのことはとりあえず放っておいて、一昨日の見事に記憶が飛んだことも不可解ながら、一郎さんがそれほど問題視していなかったようだから、それほど心配しなくてもよいのだろう。
二日続けて困ったことが起こった優佳さんでしたが、昨日は昨日で、折角高尾(髙雄)に連れて行ってもらったのに、こちらも記憶があいまいなのです。
これは、一郎君の予想通りの結果なのですが、笑えるのは、一番鮮明に記憶にのこっていたのが、菖蒲谷池で水切りで私に負けたからって、一郎さんがむきになってこれなら絶対負けないと思ったのか、結構大きな石を投げて池の向こうまで届かせたことだったことで、楽しみにしていたはずの高尾の紅葉は、彼が言ったとおり、真っ赤っかというぼんやりしたイメージしか残っていないのです。
優佳さんは、記憶のあいまいさについては、一郎君のような分析はできなかったのですが、逆に、一郎君は何も考えていないのではないだろうかという疑問を持ちました。
彼が言うように、私と思考が直結するのならば、私の考えが彼に伝わるとともに、彼の考えも私に伝わっていることになります。
しかし、私には彼の考えは余り伝わらないのです。
その理由はなあにと彼に聞くと、「ハードとソフト、両方の差かな。」という変な答えが返ってきました。
ハードである頭のできの差については、よくわかるのですが、ソフトの方は、今一つ理解できませんでした。
頭の使い方についても、頭の性能そのものの差を反映して、大きな差が生じると言うことらしいのです。
まあ、私なりに理解できたのは、彼は同時並行的に二つ以上の問題を処理できるから、私に伝わったら何が何やらわからなくなるのだろうということぐらいでした。
二つ以上のことを同時に考えられると、私の頭ではついていけません。
それでも、なんだか違う気がします。
一郎さんって、欲がないっていうか、はっきりした目標がないみたいに思えるんです。
私の欲求は、思い付きや行き当たりばったりで、あれがして欲しい、これがして欲しいって、自分がするよりも彼にしてほしいことばかり考えています。
そんな私の欲求に、彼は見事に応えてくれるのです。
はっきり口に出してお願いしなくても、して欲しいことは彼に伝わるらしく、即座にとまでは言いませんが、簡単にできることであれば、直ぐに実現させてくれるんです。
電話して欲しいなと思ったらかかってくるのが見事な実例ですが、今日の高尾(髙雄)もその一つです。
頼んで実現したこともいっぱいありました。
海外の有名な俳優が訪れた喫茶店に連れて行ってって頼んだら、翌日には実現しました。
芸能人が経営しているレストランに連れて行ってと頼んだら、その夜に連れて行ってくれたこともありました。
たまたまだったのか、その芸能人本人が居て、料理を運んで出してくれたのには、驚きでしたし、感動でした。
私が何を言いたいかですが、単純と言えば単純な私の欲求は直ぐに実現させてくれるのに、彼自身の欲求が見えないことなんです。
一体彼は何がしたいのか?
私が彼にしてあげられることがあるのかと一度聞いたら、「優佳が居るから、僕は京都のいろんなところに行くことができた。それだけで幸せだ。」という答えが返ってきたこともありました。
でも、それって、私の望みであって彼自身の望みではないと思うのですが、どうなのでしょう。
そういえば、幸恵との会話で、私のとりえの一つはナイスバディーなんだけど、私とのキスやセックスが彼の望みではないだろうって答えになったんだっけ。
それで、できることは何かなあと考えて、彼の下宿の掃除に行って、掃除が終わった後音楽聞きながら昼寝して、気付いたら夜だったなんてこともあったんだっけ。
思い出した優佳さんでしたが、やはり一郎君は不可解でした。
何もなしにこれだけ親切にしてくれる彼が、一番不可解でした。
個人の欲は超越しているのかしら。
考えてもわかりませんから、とりあえずそう考えることにしましょう。

続く。

画像は、カメ親子です。
子ネコ、2匹はしっぽが短くて先が曲がっていて、残りの2匹はしっぽが長いのです。





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Last updated  Aug 5, 2023 08:33:59 PM
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Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞1(09/21) ずうずうしくリクエストをしたYokoです。 …
Yoko@ Re:ヤマトタケル?2(04/19) 21日のご返信に気が付かず、ご返信せずに…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ アメーバブログも確認したら全…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ 既に発見されたかも知れません…

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