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2005.08.19

「抜ける」のは、赤ちゃん還り

テーマ：歯周病末期との闘い(117)

カテゴリ：藻緯羅の健康

　いずれ、歯を抜くしかないと言った歯医者が付け加えるに、「髪の毛も抜けるでしょ、年をとれば、赤ん坊に戻る、歯も同じ」。つまりは、天国か地獄行きの旅行の準備と言いたいらしい。確かに、我が血液年齢から見た余命は、５年ほどなので、準備を始めても、おかしくはないかもしれない。だったら、金を取られて抜かれる迄もなく、髪の毛のように、自然に抜けるにまかせられるのでは、ないだろうか。しかし、かなり痛いわけで、これは旅行の準備ではなく、やはり病なのではないだろうか。現代医学では、診断には、即行、血液検査である。しかし、歯医者で、血液検査をした記憶がない。今、通っている大学病院でも、無しである。つまり、歯医者は、接骨医のようなもので、歯を相手に大工仕事をする、技術者なのではないだろうか。床屋の元祖は外科医という話もきく。近いうちに、歯医者は、「床屋」と「医者」に分化するかもしれない。もちろん、今は、「医者」が所望である。さて、必要なのに、抜け落ちようとする歯。これは、我が命を守るには、歯を落とすしかないと、生体が反応しているのではないだろうか。落ち葉の原理である。歯が、比較的、清潔であるにも関わらず、不潔と見なしているのだろうか。ひょっとすると、清潔すぎて異物に見えてしまうのだろうか。こまめに磨き始めてから、歯周病が進行してしまった気がしないでもない。「歯石を取らないと大変な事になりますよ」と言われるまでは、特別な日にしか、磨かなかったのである。その遠い日々の習慣が今に、なって災いを呼んでいるのだろうか。

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