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2008.09.03

どうなる「日本」

テーマ：政治について(19799)

カテゴリ：　藻緯羅の放談

　福田首相の辞任会見を、「他人事」のようと評した
国民「代表」たち（＝マスコミインタビュー）。
その「評」こそが、「他人事」のようであった。
まさに、自国の大問題なのだが．．．
我が国は、国民主権の国なのである。
首相主権や議員主権では、決してない。

さて、
内田樹（うちだたつる）は、
日本は、
市民社会でなく庶民社会であると説く。
庶民は、
社会システムの機能不全に対しては、
文句を言うことが、
庶民の仕事だと認識している。
それも、
内臓をえぐるような過激な言語を使って。
そして、
メディアも、庶民の利益代表という。

　藻緯羅は、
　それは、逆であろうと思う。
　メディアが庶民の権化であり、
　国民を庶民化しているのだと。

内田は、続ける。
社会システムの信用を失墜させることが、
パフォーマンスを上げることだという
信じ難い発想を、日本人は共有すると。
そして、
今の日本に、一番、欠けているものは、
自分が社会システムの当事者である
という意識である、
と喝破する。

（参考：ロハス・メディカル６月号）

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