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2008.12.26

何もしなかった日本

(1)

テーマ：政治について(19776)

カテゴリ：　藻緯羅の放談

　国は、何もしないうちに最終日を迎えた。
１００年に一度の未曾有の危機と言いつつ。
危機と認識していても、手は打てなかった。

その理由は、
この期に乗じて我田引水を図ったからであろう。
政党で言えば、
過去組の自民党、公明党、寄せ集めの民主党。
どれが、突出しているというわけでもなく、
同列に、我田引水に奮闘していたようだ。
官僚も、
個々には努力した面も見えなくもないが、
組織は、予算配分を動かそうと尽力したであろう。
それには、国会の停滞は好都合であった。

あの資産バブル崩壊を乗り切ったと、
安心しているのかもしれない。
しかし、
最適な対策で、克服したわけではない。
問題先送りをしているうちに、
国際的に需要バブルが起きたに過ぎない。
その意味では、
問題先送りは、ある人達には最適政策であった。

今は、
国際経済に組込まれている全ての国で、
信用収縮に伴う、急激な需要縮小が起こり、
結果、雇用力が失われている。

従って、
諸国は、 直接に 、
雇用と需要を創出しなければならない。
カネをバラまいている時ではないのである。
なおかつ、
交易量をも、創出しなければならない。

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