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2009.07.30

「１８歳成人」、実現へ

(2)

テーマ：気になったニュース(31066)

カテゴリ：　藻緯羅の放談

　法制審議会で成人を１８歳にすることが、
検討されていたが、最終報告書ができた。
結論は、
選挙権年齢の１８歳引き下げを条件に、
「成年年齢を１８歳とするが適当」
というもの。

藻緯羅は、「１８歳成人」に反対であるが、
最終報告書には、
「法改正の時期については、国会に委ねる」とも、
書かれているそうである。
これには、驚いた！
いつ法改正するかは国会の「専権事項」である。
報告書で、
それを否定しているわけではないが、
この「明記」の意図は何だろうか？

実は、
少数だが強硬で合理的な反対意見があって、
その意が、
この「明記」に現れたのではないだろうか？
「すぐに法改正しない方がいいよ」って。

さて、
なぜ？「１８歳成人」なのだろうか？
日本人は、２歳早く大人になったのだろうか。
むしろ、
藻緯羅には、４、５歳遅れているように感ずる。

新聞等によれば、
「１８歳成人」導入の最大目的は．．．
社会への参加時期を早めることで「大人」の自覚を高める
ことなのだそうである。
そして、
若年者を将来の国づくりの中心としていくという、
国としての強い決意を示すことにつながる。
のだそうである。
見事な官僚制作の、為にするメッセージと推察する。

では、
官僚の思う真の導入目的は何か？
藻緯羅の推察に過ぎないのだが．．．
それは、従前の諸策と同じである。
増収と権益拡大 、それに尽きる。
加えて、 扱い易い国会 の実現。
この三つが、
官僚が思う導入目的であろう。

飲酒と喫煙人口が２歳分増加する。－＞税収増
１０代に十分な消費者教育をする必要がある。
これは、新設官庁である消費者庁の仕事になるだろう。
指導者の育成と資格の新設とその検定試験。－＞権益増大

そして、
隠されたる一部の人の為の「目的」。
それは、徴兵制への布石である。
徴兵されるものは「成人」である必要がある。
一人前でない者に、
国家の命とはいえ殺人を教えられないであろう。
しかし、
２０歳から数年の間の１、２年を社会から隔離するのは
ＧＤＰ上、好ましくないのは理の当然であろう。
となれば、１６～２０歳までの間で徴兵するのが好ましい。
この時期は、男女とも「繁殖期」で血気盛んである。
忌避される可能性も少ないと考えられる。
しかし、「成人」でなければ「親の同意」が必要となる。
「親の同意」が得られない場合は、多くなると思われる。

というわけで、
「１８歳成人」の定着が、
徴兵制の前提条件と思われるのである。
そして、
その鎧は最終報告書にも隠されている。
若年者を将来の国づくりの中心としていくという、
国としての強い決意を示すことにつながる。
として。

さて、
各政党は、この大問題について
マニュフェストに、明記するのだろうか？

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