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2012.12.14

微量ダイオキシンで「自閉症」（？）

テーマ：気になったニュース(30804)

カテゴリ：健康・医療・介護

　東大・疾患生命工学センター健康環境医工学部門の
遠藤俊裕大学院生、掛山正心助教、遠山千春教授は、
　微量のダイオキシンを投与された
　母マウスから生まれたマウスを用い、
　独自開発の行動試験を行った結果、
　仔マウスが成長後に、
　脳の柔軟性の低下と集団行動の異常が生じること、
　その背景に脳活動のアンバランスがあることを
示したそうです。
論文は、
「PLOS　ONE」↓２０１２年１２月１２日オンライン版に
http://www.plosone.org/home.action
掲載されているそうです。

日経プレスリリース↓には、
release.nikkei．．．326222
＝＝＝
今回明らかになったダイオキシン曝露による
マウスの脳と行動の異常に関する知見は、
微量の環境化学物質の体内への取り込みが
子どもの「こころの健康」を害することを示す
初めての科学的根拠であり、
化学物質が自閉症症状など発達障害の発症や
重症化の要因となる可能性を強く示唆するものです
＝＝＝
などの記述もみられます。

ダイオキシン問題の膨らみと発達障害の増加には、
「相関関係」がありそうな気もしますが．．．
因果関係となると、何となく疑問がわきます。
今回の成果も、
マウスであって、ヒトではないわけで、
しかも、対象事象はヒトに特徴的な領域．．．
となると、
マウスの成果をヒトに拡張するには無理がある。

ダイオキシンが、猛毒かつ恐るべきものなら、
例の「指定袋によるゴミ収集有料化」は、
絶対に避けるべき、施策ということになります。
なぜなら、
自分で燃やしてゴミを減量する人が増えるから。

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