『八月の路上に捨てる』
著:伊藤たかみ
自動販売機に清涼飲料水補充のトラック配送をする主人公の敦は、
30歳の誕生日を目前に離婚しようとしていた。
8月最後の暑い日、今日で退職する女性ドライバーの水城さんに、
離婚に至る経緯を語る。
芥川賞受賞作品だからというわけで読んだのではないのですが。
でも、やっぱりどうしても「受賞作品だから」という期待が、
どこかにあるのか。
ちょっと期待はずれというか、肩透かしされたような。
それは単に私の感性と合わなかった、というだけなんだけれど。
人生も小説も、そんなに波乱万丈なことばかりじゃない、
普通の平凡な毎日の繰り返しなんだ、と分かっているけれど、
実際の人生がそうであるからこそ、小説には刺激を求めてしまう、
というか。
だから、ドライに淡々と日常を語る小説は、あまり面白くない。
そういう、あっさりとした日常の中の、ちょっとした出来事、
なんでもない日常に、面白みを見出せない。
それくらい、普通の誰にでも普通にあるようなことを、
文章にして読ませるというのは、普通ではない技量よね。
そこが受賞理由、ってワケじゃぁないだろうけど(笑)。
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