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おはようございます。今日は指導者の立場から病院実習の前に何を学んだらよいかを、実習指導者の立場から私見を述べようと思います。1.現場実習の構造まず現場実習の構造としては大きく分けて、事前学習(実習前)現場実習(実習中)事後学習(実習後)に分けられます実習と聞くと現場実習だけを意識される学生が多いと思いますが、実際はこの3つの段階に分けられます現場実習は180時間以上(社会福祉士養成課程の変更で今後は240時間になる予定)と規定されているので、たいてい23日間、もしくは24日間で組まれるところが多いと思います23日間の中で学べる内容には限界がありますそのため、現場実習は気付きを得るためのきっかけでしかなく、事前学習と事後学習の方がむしろ重要だと言えますただ、学生の時点で初めて仕事や実際の対象者と触れ合える機会でもあるので、23日間で得られる経験が非常に大きく、濃密な時間となることには疑いの余地はありません2.事前学習、事後学習の意義この限られた現場実習の23日間をより意義のあるものにするために、事前学習と事後学習がありますソーシャルワークにおける面接技法(バイスティックの7原則や面接のための環境設定、観察ポイント等)を学んだ状態で来る実習生と、わからないで来る実習生とでは実習中に得られる経験が全く変わってきます事前学習が不十分であれば、現場実習で得られる感想としては「ソーシャルワーカーの仕事がわかった」「面接中に相手の言葉だけでなく表情やしぐさを見たり、色々なことを意識しないといけないとわかった」「受容と傾聴が大事だとわかった」くらいなものですこれらはバイスティックやソーシャルワーク援助技法を学べば、わざわざ現場へ来なくても理解できるような内容です実習指導者の立場からすると学生の理解度に合わせた指導しかできませんなぜなら理解度以上のことを説明しても、学びが深まらないと思うからですなので面接における最低の技術が身についていないと思えば、面接に同行させて面接中に意識するポイントから説明しながら観察してもらいます面接の座り位置はどこでなぜそこに座ったか、面接中に観察するポイントはどこか、面接の進行(始め方や終わり方)はどのように行うか などです一方で、事前学習でこれらの基礎的なところが身についているなと思えば、より実践的なソーシャルワークの内容に関するところを観察してもらいます面接の目的は何か、話してもらった内容の中で主訴はどこにあったか、ソーシャルワーカーが質問した内容の意図はなんだったか、対象者の発言や態度からどんなことが読み取れたか、沈黙の持つ意味がなんだったか 等より深い部分を意識させますこれらを意識したうえで実際に実習生が面接を実施するのと、前者のように「とりあえずアイコンタクトを取って、否定せずにうなずく」だけの面接ではなく後者では「相談の内容にまで踏み込んで相手の行動や発言が意味することはなんだったか、自分が発現した意図はなんだったか」までを意識して実践に臨んでもらうことが出来ますこれは座学だけでは学べない範囲なので、実習に来て実際に対象者と合って現役のSWからフィードバックをもらって初めて学べる部分でもあると思いますまた現場学習の23日間では実習期間の中で見つかった課題を改善したり、出来た点をさらに伸ばすと言う所までは期間的に難しいです先に述べたように実習期間中は自身の気付きを深めるための期間だと言えますそのため実習期間で学んだ気付きを深められるかどうかは事後学習にかかってきます実習始まる前の学生さんからしたら「実習だけでも不安なのに、実習が終わってもまだ続くのかよー」と魂の叫びが聞こえてきそうですがソーシャルワークを学ぶことは必ず社会に出てから役に立つので、「未来の自分への投資」だと思って頑張ってくださいソーシャルワーカーにならなくても、人間が社会的な生き物である以上どこへ行ったって人間関係やコミュニケーションは必ずついて回る問題なので絶対にあなたの人生に役立つと明言できます何を学んだらよいかわからない方は過去の記事でもMSWに必要なスキルや知識などを書いたものがありますので、見てみてください↓↓ほんの一例ですが参考までに社会福祉士は何を学ぶのか会話が続かないと悩む人へ ~ コミュニケーションにおけるMSWの技術3.事前学習で学んでほしい内容(私見です)ここからは私が病院の実習へ来る学生へ学んでほしい内容です①病院の種類・実習先の病院が急性期なのか回復期なのか療養型なのか・救命救急センターの機能を持っているのか、がんの相談支援センターを有しているのか、周産期医療センターの役割は、地域の中核病院か病院の機能や役割によって対象も変わりますしMSWに求められる役割も変わってきます(子供のことを学びたいと思って介護保険施設へ実習へ行く人はいないですよね)そもそも急性期、回復期、療養型ってなんですかってことにならないようにまずは調べましょう②バイスティックの7原則ケースワークにおいてSWが意識しなくてはいけない7つのポイントですとりあえずこの7つのポイントを押さえておけば最低限ソーシャルワークっぽくはなるなと個人的には思っています逆にこれらが抜けているとソーシャルワークではなく、素人が行うただの悩み相談になってしまうと思うので7つは覚えてきてほしいですバイスティックについて書いた記事もあるので読んでみてくださいMSWを目指す人へ伝えておきたい話 ~ バイスティックの7原則③ソーシャルワークの展開過程面接スキルはソーシャルワークの基本技術になりますが、ソーシャルワークは面接だけやれば良いわけではありません面接で信頼関係の構築と情報収集を行い、そこからニーズを発見して対象者自信が課題を解決できるように支援するのがSWの仕事ですそのためインテーク(初回面談)から終結までの一連のソーシャルワークの過程を理解していないと、「ここに困っているならこうしたらいい、ああしたらいい」と場当たり的な対応となり、やはりお悩み相談の域を抜けません得た情報を基にアセスメントしてプランニングして、実行後に評価して、フィードバックまでして初めてソーシャルワークとして成り立ちますなぜそうしたのか、根拠を提示できて、何度やっても同じような質の支援を提供するためにはこのソーシャルワークの展開過程を理解しておく必要がありますソーシャルワークの展開過程についても過去の記事で触れています社会福祉士は何を学ぶのか④自己覚知個人的にはとても大事にしているポイントが自己覚知です自己覚知とは自分のことを理解すると言う事ですが、実習生が自分自身のことをどこまで理解しているのかですたとえば緊張しやすいだとか、ネガティブに物事を考えがちだとか、話すときに手を触る癖があるだとか、相づちの打ち方に癖があるとか実習中に指導者からも指摘されるとは思いますが、実習前からある程度わかっておくと実習期間を通して自分の中にどんな変化や学びがあったかを考えるときに自己覚知が非常に役に立ちます自己覚知が出来ている実習生なら実習前と実習後の自分を比較して成長度合いを可視化することが出来ますが自己覚知が出来ていないと、「自分にはこんな癖や特徴があることがわかった」で止まってしまうので実習前後の変化を可視化することが難しいです自己覚知の方法やチェックすべき方法も書いてあるので見てください人間関係で活かせるMSWスキル③自己覚知___________*結論*実習期間(23日間)は実習のほんの一部でしかない事前学習でしっかりと学べた実習生だけがより深い学びと気づきを得ることが出来る学んでほしい内容は実習機関の種類、バイスティックの7原則、ソーシャルワークの展開過程、自己覚知何をみて学んだらよいかわからない人は、過去記事でも触れているので見てください
2021年10月07日
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おはようございます。今日はセルフ働き方改革の第2章 インプットとアウトプットの重要性を考えます昨日の第1章では仕事を早く終わらせるための考え方や具体的な実践方法に関して説明しました仕事を早く終わらせて空いた時間で読書をして生き方や働き方についての知識を得ることで気持ちの面でも余裕をもって働けるようになり、結果的に人生にゆとりが生まれますそこでインプットとアウトプットの重要性と、私が取り組んでいいる実践を説明していきます_______________1.インプットとアウトプットとはあなたは何か新しいことを始めようとしたときにまず何から取り組むでしょうか?例えば新しい趣味を見つけようと思ったとしますまず取り組むこととして①どんな趣味があるか調べてみる②趣味を持っている人に聞いてみる③とりあえず色々なことを試してみる色々いると思います①、②のように情報を集めることを「インプット」③のように実際に行動として表出してみることを「アウトプット」と呼びますインプットをすることで考え方が変わり、アウトプットをすることで現実が変わります新しいことを始めるときは順序はどうであれこのインプットとアウトプットの両方が重要になります2.成長 = 学び(インプット) × 実践(アウトプット)「昨日まで出来なかったことが、今日出来るようになること」を人は成長と呼びます成長に欠かせないのは変化です今まで出来なかったことを出来るようにするためには、今までと同じやり方ではいけません黙っていても時間をかければ成長するものではないので、「これまでとは違った新しい何か」に取り組まない限り、成長はありません長年同じ仕事をしている人がその道のプロになるのは「長い時間をかけて同じ仕事をしていたから」ではなく、「長い時間をかけてうまくいく方法を試し続けたから」です今までとは違ったやり方を試すには、違ったやり方を学ぶ必要がありますせっかく学んでも「知っている」だけでは現実は変わらないので、「知っている」から「出来る」ようになるまで実践を積む必要があります個人的には「学び」が先でも「実践」が先でもどちらでも構わないと思いますが、「学び」と「実践」の両方を実行できる人は、成長速度が圧倒的に早いです3.インプットが先か、アウトプットが先か個人的な見解としては基本的な知識や少しでも経験のあるものに関してはアウトプットが先のほうが良いと思います例えば小学校の時に3年間だけサッカー部だった人が、大人になってから久しぶりにサッカーを始めようとするときは、サッカーのルール本を買ってから実際にプレーするよりも、プレーしながらルールを覚える方がすぐにルールを覚えられますしかし、サッカーをほとんどやったことがなく、社会人になってから初めてサッカーを始めようとするときはまずルール本を買って基本的なことを学んでからプレーしたほうが、ルールを覚えやすいですどっちに攻めたらいいかもわからない状態でオフサイドがどうこう言われたって、全く意味不明ですし経験者たちからイラつきながらあーだこーだ言われてプレーするのも楽しくないですよね新しいことを始めるためには「最低限知っておかないといけないルール」というものがどの分野にも存在しますこれが分かっていないとピッチにすら立てないので、何かを始めるときにはこの最低限のルールは学んでから、実践することをお勧めします最低限のルールを学べたら、あとはそれ以上知識を増やすより実践したほうが確実に成長は早いです学習速度を最も高める方法は実践しながら学ぶことなので、やってみてうまくいかない部分にぶつかったらその都度調べていくことで「目的を明確にして学べる」のでなんとなく全体を学ぶよりも素早く「知っている」から「出来る」へ移行することが出来ます4.インプットの質を上げるためにインプットの質を上げるために有効な方法は本を読むことです特に私がお勧めしたいのは売れているビジネス書を読むことです具体的な本に関しては今後説明していきますが、本には何かしらの分野で成功した人の考え方やノウハウが詰まっています学校や自分の周りの人、職場の上司からは一度も教わったことのないような本質的でどこにでも応用できる内容が凝縮されています人は自分の周りにいる人の考え方や生き方に影響を与えられるので、本を読まない人はその人の関わる人たちだけでの常識の中でしか考え方は広がりませんもし環境に恵まれていないと思うのであれば、あなたの考え方のレベルもその周囲のレベルと大した変わらないのです「あなたのレベルはあなたの周囲の5人の平均」だと言われていますでは「上場企業に就職していないし、有名大学を卒業していないし、周りにそんな優秀な人はいない私はもうどうやってもダメだ」と諦めるしかないのか・・・いえいえ、落ち込む必要はありませんそんな環境に恵まれない人こそ「読書」をすることで、自分の周りに優秀な人を置くことが出来るんです本からはその筆者の考え方や生き方を学べるので、本を読むことでその人の人生を追体験できます今まで聞いたこともなかった考え方や、人生を変えるような言葉を送ってくれる人に出会うのを待つだけでは環境頼みになるので、もしかしたら一生そんな素敵な人には出会えないかも知れませんそれよりも書店で売れている本1冊買えば、自分から人生を変えてくれる人に会いに行くことができます是非まずは、良書を買って読んでみてください必ずあなたの心に刺さるワードが見つかるはずです5.アウトプットの質を高めるためにアウトプットの質を高めるためには質の高いインプットをすることと、目的意識を持つことです行動するには基本的にまずは最低限のルールを学ぶことが重要です何もない状態から最低限のルールを学ぶためには、知識0の私にもわかりやすい本を読まなくてはいけません知識0の状態からいきなりその道のプロが読むような専門書を読んでもさっぱりわからないと思いますそのため初心者でも読みやすく、かつその分野の本質がしっかりと書かれているような質の高い本からインプットする必要がありますでは質の高いインプットが出来たからと言って、すぐアウトプットが出来るかというとそうではありません大抵の人がインプットだけで終わってしまうので、「知っている」状態になっている人はたくさんいても、実際に「出来る」所までなっている人はいませんアウトプットの質を高める上でもう一つ重要なポイントは熱意を持つことです本を読んで新しい考え方に触れた時に何かしらの感動や衝撃を受けると思いますそこから実際に行動を起こすためには熱意(モチベーション)が必要です例えば「今よりももっと人生を楽しみたい」とか「仕事を早く終わらせたい」とか具体的な目標を持っている人はインプットで得た感情の動きを見逃さずに、行動まで持っていくことが出来ます目的意識を持つことで、熱意が生まれてモチベーションが生まれます実際に行動を起こすにはエネルギーが必要です熱意のある人はインプットで新しい情報を得られた時に、その情報をガソリンとして体を動かすことが出来ます自分がどうなりたいのか、どのように行きたいのかを自分で理解している人は質の高いアウトプットをすることが出来ます6.お勧めの本これから学びを始めようとするすべての方へ、まず第一に読んでもらいたい本が「アウトプット大全」です学びを結果に変えるアウトプット大全 [ 樺沢 紫苑 ]私はこの本を読んで、「本は読んで終了ではなく、アウトプットまでやろう!」と強く感じさせられましたアウトプットとは「書く」 「話す」 「行動する」 ことです私は今でも本を読むごとにノートの見開き2ページで内容をまとめて、読んだ本の内容を2週に一回職場で仲間を作って業務開始前の30分を使って「読書会」を開催し、内容の発表をしあっています本書にも書かれていますが「人に教える」ことは最強のアウトプットです教えることを前提で本を読むと自分の理解も深まり、発表のスキルも上がりますそして人に話したことで、自分自身の身も引き締まるので、「言ったからには実行しなくては」と実行するためのモチベーションにも繋がりますこの本を書いた樺沢 紫苑さんは精神科の医師ですそのため脳の構造や医学的な話も踏まえて説明してくれるので、医療関係者からするととても親しみやすく読みやすい本ですすべての学びの基礎となるのがこのアウトプット大全ですアウトプットの重要性を知らないままインプットを続ける人と、アウトプットありきでインプットを行う人とでは同じ量の本を読んだとしても知識の身に付き方や「知っている」から「出来る」ようになるまでの成果に天と地ほどの差が出てしまいますこれから新たに学びを始めようと思っている方にはぜひこのアウトプット大全から、学びをスタートすることをお勧めします______________*結論*インプット ~ あなたの考え方を変える聞いて、読んで今まで知らなかったことを「知ること」最強のインプット方法は「良質な本を読むこと」アウトプット ~ あなたの現実を変える書いて、発表して、行動する 知っているだけでなく「出来ること」最強のアウトプット方法は「人に教えること」成長 ~ 昨日まで出来なかったことを出来るようになることインプット × アウトプットで新しいことに取り組もうまずはアウトプット大全から読み始めよう今後の学びの効率を爆発的に上げるためにも、まずはアウトプット大全から読書を始めることをお勧めします最後にリンクを張っておくので、今の現状を、自分の人生を本気で変えていきたいという目的意識を持っている方はぜひ購入して、内容をまとめてあなたの身近な人に本を紹介してみてください明日は楽に働いたり生きていくためのインプットに役立つ具体的な本の紹介をしていきます書籍版 ↓↓学びを結果に変えるアウトプット大全 [ 樺沢 紫苑 ]電子版↓↓学びを結果に変えるアウトプット大全【電子書籍】[ 樺沢紫苑 ]
2021年06月22日
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