かりん御殿

かりん御殿

July 9, 2004
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テーマ: コトバの話(9)
報道で騒がれなくなっても頭から離れない「事件」は
(「事件」という言葉ではくくれないが)多い。
日記に書くほどには自分の頭の中では、まとまっていない....
でも考える事はやめたくない。
直接の関係者でなくても忘れたくない
解決する事がたとえあったとしても終了する事は無い。
いったん発生したら無限に続く..「事件」...。

だから、楽天日記等で、その様な事件に関する日記を読むと嬉しくなる。
心と頭の両方を使って書かれた日記を読むと清々しい気持になる。

***
色々考えるところはあるんですが
考えれば考えるほど収拾が付かなくなるし
(付くものでもないし^^;)
今暫くは、受動的に、色々な考え方を読む程度に控えておこうと思います。

しかし、あんまり、長い間日記を更新しないと
こんな私を見捨てず読みに来て下さる読者様にも
申し訳無いんで、今日から、しばらく、あれこれと
日記らしく
ちょっと残しておきたいような日常の記録や
断片的な思い付きなど書き止めていこうかと思います。
(それでも三日坊主になりそうですが...^^;)

***
さて....

なんと、子供達がフランス語を学び始めた。
教室に通うだけの熱意は無いので家庭学習だ。
子供達とフランスの接点は、殆ど無い。
たま~~~に旅行に行く可能性のある隣の国というだけ。

長男のフランス語歴は、フランス出身の可愛い女の子が
一つ下の学年に転入して来た時
おもむろに、私が、むか~~し、安売りで買った
子供用のフランス語学習CD-Rom(あまり良い出来では無い)を
取り出して、30分くらい遊んでいたが
発音に付いていけなかったらしく怒って飽きてやめた...程度。

次男は、学校で先生が「世界中の挨拶」の話をした時に
日本語の「コニチワ」
(その後、暫く「ママ、こんにちは、じゃなくてコニチワが正しいんだよ」と言い張った..)
と並んでフランス語の「Bonjour!」を習ったのだが
何故か「Bonjour!」と言う度に必ずスペイン語の
「Hola!(さかさまの!って、どう入力するんだろう??)」
も付け加えるという程度。


実は、長男の学校(小学3~6年生のみ。次男の学校は小2まで)には
「French Club」という放課後のクラブがある。
一回、確か5ポンド(千円くらい)だったが
小3進学時に生徒募集した時は、
英語に日本語に中国語に加えて
フランス語までやってらんね~よ~という気持もあったし
何より長男がまったく興味を持っていなかったので申し込まなかった。

で、なんで、突然、フランス語なのかというと....

先月、姉と一緒にパリ旅行をした際に
私がフランス語を使うのを見てから、
子供達が俄然と興味を持ちはじめた様なのだ。

私のフランス語は、自己反省の塊・お恥ずかしい状態なのだが
それでも、まぁ~~ったくフランス語が理解らない人には
「ペラペラ」の様な錯覚を与えるくらいの
「ハッタリは、かませる」程度(かなり低いレベル^^;)は、できる。

ともかく、子供達は、パリにいる時から
挨拶等の片言やホテルの部屋番号等をフランス語で何と言うのか
私に聞く様になったのだが
その時に気付いた。

フランス語の発音は、日本語話者にとっては
決して、それほど非常~~~に困難なものでは無い。
(「r」の音に関しては、個人差があるかもしれない)
むしろ、英語に比べると全然やさしい....はずだ。

だが、子供達(特に長男)にとっては、
ひっじょぉぉぉ~に発音しにくいらしいのだ。
英語訛りになるという事は無かったが
(英語が得意な日本人が英語訛りのフランス語を話す事は結構ある)
ゆ~~っくり、最終的にはカタカナ発音的にして教えても
難しいらしい。

例えば「マダム」で「え~っ、覚えられない」なんて言われると
「なんでだよっ、英語でだって使うんだよっ?」
(子供達とは縁の無い気取った場所でだけだが....)と
突っ込みたくなる。
(しかも、母親の別HNは中マダムだというのに~~~ToT)

「S'il vous plait(シルヴプレ=please)」に関しては、
完全お手上げ状態だった。

その時、だったのだ。
私が、帰ったら子供のフランス語学習を始めよう....と思ったのは。

このままだと、将来、フランス語が
すっご~~い苦手な人になるんじゃないか....
と不安になったのだ。

英国で生きて行く分にはフランス語が苦手だって全然支障は無い。

でも、でも、できないよりは、できた方がいいじゃ~~ん???

今だったら、何とかなりそうな気がするし.....
今何もしないと手遅れになるかもしれないし......

これは、日本で幼児に英語を..と考える親御さんと
同じ気持では無いだろうか?
英国でも、中学では(地域によっては小学校でも)フランス語の授業がある。

だが、唯一の違いは、
日本では、英語の教室も英語の教材も豊富にある様なのに比べ
英国の子供向けフランス語学習教材は
貧弱なかぎり....
という事だ。

一回千円以上も払って教室に通うほど...の意気込みは無いし
そもそも親の私自身が、語学に教室は不要というか
絶対不可欠では無い(教室には教室の良さはあるのだが)...という
考えの持ち主なので、なんとか、家庭学習で馴染ませたいのだが
それに適する様な子供向け教材が殆ど無いのだ。


ちなみに我が家には
ポケモンや遊戯王の仏語版DVDがある。
上海で獲得したフランス語のTintinのDVDもある。
そして、子供達(特に長男)は、
今まで(フランス語への興味が全く無かった時代から)
じっくり集中して、何回も、そのDVDを観ているのだが
それでフランス語を覚えたり、興味を持った事は
皆無だった。
(いや、確か、ほんのカタコトは真似していたが、その程度止まり)

その集中ぶりを見て、思わず
「ひょっとして日本語のDVDの日本語も理解らないまま見てるんじゃ??」
と、不安になったほどだ。
(チェックしたら、日本語の方は、やはり、それなりに理解していた。)

コトバが理解らなくたって
自分が好きなテレビ番組だったら
飽きずに観るもんなんだな~~~
いくら子供だって、実際に使われていない言葉だったら
DVDやビデオから単純に覚えるもんじゃないんだな~~
....等々と痛感した。

そんな訳で、
子供向けに外国語としてコトバを教える為の専門的教材は、必須だと思った。

でも、いくら探しても、適当なものが見つからなかったので
しょうがなく、偶然、ロンドンの大型書店で見つけた
簡単な「フランス語紹介的ビデオ(アニメ)」を
10ポンド(約2千円なり)で買ったのだが、
これが、大ヒットだった。
内容的には、スグレモノでも何でも無かったのだが
5歳近く年の離れた息子達二人から同時に
「なかなか面白い」という評価を受け
「フランス語を学び始める」という目的は十分果たした。

なにぶんにも、たった40分のビデオだし
本当の問題は、この先なのだが、
このビデオで学ぶ息子達を見ながら色々と収穫があった。

まず、
ビデオの中のフランス語は、かなり普通の速さで
(よって息子達にとっては非常に早口に聞こえ)
彼等は、当初、思いっきりとまどい、拒否反応を示したのだが
(特に次男は「できない~~」と、駄々をこねた。別に強制してないのにな~^^;)
私が、非ネイティブの発音を教えて悪影響無いんだろ~か~
等と若干、心配しながらも、ゆ~っくり繰り返してやると
だんだんわかる様になり、最終的には、かなり
ビデオの発音に近いフランス語の発音ができる様になった。
(私は「聞く耳」の方は結構良いので違いには敏感だ。)
(よって、英語等で、自分自身の発音の間違いも、はっきりと分かるのだが、治せない^^;)

それから、
コトバを覚えたら、すぐに使ってみたい、という気持が
芽生えてくるという事。

例えば、長男は
「Comment tu t'appelles?(あんたの名前は何?)」
という表現を覚えて即
「ママ、僕の名前、聞いて!!」と促し
私に聞かれると、ニコニコ顔で得意そうに
「Je m'appelle Ats.(僕の名前はAts)。」
と答える事を何度も繰り返した。
当然、弟も真似する。

ここで、彼等の頭には、私の様に
「今更、自分の子供の名前を聞いてどうするんだ??」
「お前達の名前はママが付けたんだよっ!!!!」
という
「何が嬉しくてThis is a pen.とかI am a girl.とか言わなきゃ
ならないんだ??一目見たら分かるだろ~が~~~???」
と中学時代に触れた英語にも感じた「虚しさ」は全く無かった。

天真爛漫(っていうんだろうか...)。
とにかく新しい覚えたばかりのホヤホヤのコトバを
さっそくつかってみたい....のだ。

ふと、幼児・子供時代から英語(外国語)を学習させる事の
利点は、これかも知れないな、と思った。

今9歳の長男は、恥ずかしがる事も虚しく(^^;)なる事も無く
純粋に「外国語を楽しんでいる」。

5歳の次男にいたっては、もう「しゃべったもん勝ち」状態だ。
うまく発音できないと癇癪を起こすが
いったん覚えると、鸚鵡の様に繰り返す。


し・か・し
一昨日、非常に気になる事が起こった。

遊戯王・ガッシュ...と
カードでちらかりまくった居間に
「早く片づけないと、ぜぇぇ~んぶ、捨・て・る・わ・よぉぉぉぉ~~~っっっ」
と爆発(【優しい声】で「片づけなね」と何度も繰り返した後に噴火)した私に
いったい何を考えたのか

次男が突然

フランス語で

「Bonjour!」と言い

それに続いて長男がフランス語で

「Un,deux,trois...(1,2,3)」と数えはじめたのだ。

...........(^^;)。

要するに、私に対して
ご機嫌取りをしているのだ。

おそらく
息子達がフランス語を話す度に
私が喜び、【優しい声】でほめるからだろう。

でも、でも、
じゃあ、
ひょっとしたら....
子供達がフランス語を学んでいるのは
「私がそれを望んでいるから」
「親の期待に応える為」
なんだろうか.......???????
これも一種の無言の圧力・押し付けなんだろうか????

日本語の学習にも同じ事が言える。

ただ、日本語に関しては
長男も次男も
好きな遊びやTV番組やゲームが全て日本語だったり、
日本から最新情報が発信されているので
自発的な動機付けが非常に強い。

また、色々考えた末、
日本語を「日本での国語」的に勉強する事はやめ、
自分達の興味がある事を中心に続ける様にしてからも
ゆっくりだが、確実に「自己水準」は上がっている。


自分達がやりたいからフランス語をやるのか
母親を喜ばせたいからフランス語をやるのか
もし
後者だったら
それでも、その気持ちを利用してやらせる価値はあるのか
そのまま続けて好きになれば、それは、それでいいのか
それとも
何のかんの考えず、とにかく続ける事に意義があるのか....??

....と、ここまで考えて来た時
ふと気が付いた。

よ~~~~~く冷静に過去を振り返ってみると
この子達は今まで
母を喜ばせる事よりも何よりも
まず
自分の欲望第一に動いているじゃないか~っ?!!!!!

そう...
母へのご機嫌取りは
あくまでも
「その場しのぎ」。

母を喜ばせる為にフランス語をやる....
なんて「殊勝な(けなげな)心」は
彼等の辞書には無い。

どっちかと言えば
「フランス語の勉強したら、何ポイントある~~?」
というタイプの子供なのだ....。
(↑ポイントがたまるとカード等が買える約束になっている....)

とりあえず、今のところは
ポイントも要求せず、自分で、ビデオをつけて見ている程度
(毎日じゃないが)
なのだから、心配する必要は無いだろう。

でも、もし、このまま、将来、
フランス語学習を続けていって、ある日
「何の為に??」という疑問をつきつけられたら
その時は、こう答えよう。


フランスには可愛い女の子が多いよ~~。


いつか
もし、フランス人の彼女ができたら
その時
母に感謝してくれるかもしれない....。





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Last updated  July 13, 2004 06:29:22 PM
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