村山音人の人生劇場

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May 6, 2012

ＡＴＶベアリング交換（フロント）

テーマ：ＡＴＶ(146)

カテゴリ： ATV

まさに四輪バギー漬けの毎日でしたわ。

余は満足じゃー。

仕事行くのダリー。

さてＧＷ最終日は、フロントのベアリング交換を行いました。

キャブレターのセッティングも大事ですが、作業が大変なほうを優先しました。

ﾌﾛﾝﾄｷｬｯｽﾙﾅｯﾄ

ホイールを取り外すと、この状態になります。

続いてブレーキキャリパーとキャッスルナットを外します。

ﾌﾛﾝﾄｱｳﾀｰｶﾗｰ

オイルシールを外すと、何やらカラーが出てきました。

手で抜こうとしても抜けないので、ギヤプーラーでベアリングケースごと引っ張ってみたら、

ﾌﾛﾝﾄｱｳﾀｰｶﾗｰ抜け

ポロン、とカラーだけ抜けました。

ベアリングのインナーを外から押さえつけるために、ちょっとだけ刺さっていただけでした。

後はベアリングケースごと手で引っこ抜けました。

個体差があると思うので、硬かったら全部ギヤプーラーで抜けばいいと思います。

ﾌﾛﾝﾄｼｬﾌﾄから抜いた状態

シャフトから抜いた状態です。

次に内側のオイルシールを抜こうと思って見て驚き。

ﾌﾛﾝﾄ内側ｵｲﾙｼｰﾙめくれ

オイルシールはちゃんと入ってないわ、ディスクプレートの取り付けネジの頭が全部ナメてるわ。

ネジ頭のナメは左右同じでした。

いったいどんな作業をしてるんでしょう。

１回作業現場を見てみたいわ。

ﾌﾛﾝﾄ外側ﾍﾞｱﾘﾝｸﾞ抜き

外側のベアリングを抜きます。

ラチェットレンチのエクステンションバーを穴に突っ込んで、反対側に押し出してやりました。

ﾌﾛﾝﾄ外側ﾍﾞｱﾘﾝｸﾞ抜け

ベアリングが抜けると、サビサビのインナーカラーが出てきました。

これはベアリングのインナー同士を押えて、スラスト荷重を受けるためにあります。

サビサビでも重要な部品なので無くさないようにしましょう。

磨くのがめんどくさかったのでＣＲＣでベタベタにしておきました。

内側のベアリングは丸見え状態になるので、同様にして押し出してやります。

ﾌﾛﾝﾄﾍﾞｱﾘﾝｸﾞ

フロントのベアリングとオイルシールです。

ベアリング　　品番：６２０３ＤＤＵ（内外共通）
オイルシール　品番：ＴＣ－２０－４０－７（内側）
　　　　　　　　　：ＴＣ－２５－４０－７（外側）

オイルシールは外側のほうが内径が大きいので注意です。

ﾌﾛﾝﾄ外側ﾍﾞｱﾘﾝｸﾞ挿入

ＣＲＣを吹き付けてベアリングを挿入します。

ベアリングがケース表面まで入り込むまでは、アウターを直接ハンマーで叩きました。

コンコンコンコン、力を入れずにハンマーの重力だけで叩く感じで満遍なく叩きます。

表面まで入ったら、エクステンションバーを当てて叩きます。

奥まで入ったら裏返してインナーカラーを入れます。

絶対にインナーカラーを入れ忘れないようにしましょう。

入れ忘れたらまたベアリングを抜く羽目になります。

ﾌﾛﾝﾄ内側ﾍﾞｱﾘﾝｸﾞ挿入

反対側のベアリングを挿入したら、ベアリングケースの中を確認。

ｲﾝﾅｰｶﾗｰずれ

十中八九インナーカラーが穴とずれていると思います。

これではシャフトが通りませんので、エクステンションバーを入れてテコの原理で叩いて穴位置を合わせました。

インナーカラーが指で押して軽く動くようだと、インナーカラーとしての仕事をしていないことになりますね。

その場合はなんとかしてください。

ﾌﾛﾝﾄｵｲﾙｼｰﾙ挿入

内側と外側のオイルシールを挿入します。

指で押してやるだけで入りました。

ﾌﾛﾝﾄｷｬﾘﾊﾟｰﾀｯﾌﾟ

後は元通り組み上げるだけですが、ついでにブレーキキャリパーの最初からナメていたタップを修正しました。

でも相変わらずキャリパーからのオイル漏れが止まらないので、新しいキャリパーを購入しようと思っています。

とりあえず元通り組み付けて完了です。

フロントベアリングの交換は、リヤに比べたら数段楽でした。

操舵輪なだけに、早めにやっといたほうがいいですね。

ベアリングが壊れて片側だけタイヤがロックしたりしたら。。。

おー怖っ！

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