女神たち

女神たち

May 22, 2024
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カテゴリ: 讀書録


タイトルから 地球外生命探査の本だと思ったら その話は後半の40%

それまでは 人類の宇宙探査の歴史が 18世紀のジュール・ベルヌの話からはじまって

現代に至る 宇宙を目指した人類の営みが

そこに携わった人々のエピソードを交えて 細かく記されています

宇宙への夢にとりつかれて 最初はドイツでV2ロケットを開発せざるをえなかったフォン・ブラウン

その フォン・ブラウンのアメリカでの努力を上回った ソ連のコロリョフ

アポロ計画を 当時まだ開発初期の時代のソフトウェアで ささえた女性科学者

などなど もう感涙もののエピソードが満載で センスオブワンダー感じてしまいました

そして 1965年に初めてデジタルカメラで火星を写した マリナー4号から送られてきた

データにNASAのメンバーが何をしたかなんていうエピソードにいたっては

ただただ感動させていただきました

著者の小野雅裕氏は NASAのスタッフだそうですけど なかなかの文才ですね

そのお名前は あの野田大元帥を彷彿とさせますし 面白いハードSF書けるのではないでしょうか


後半の地球外生命探査の記述からも 著者の宇宙に対する熱烈な思いが伝わってきて

意外といっては失礼ですけど とっても良い一冊にめぐり会えたと思います

読後に知ったのですが 先月新版が発行されていたそうですね

表紙のアストロノーツが 二人になったりしてますね


​​『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 』​​

 著 者 小野雅裕

 発行所 SBクリエイティブ SB新書426

 初 版 2018年2月15日

 目 次

  序
  新創世記
  プロローグ
第一章 幼年期の終わり~宇宙時代の夜明け
  最初のフロンティア
第二章 小さな一歩~技術者のアポロ
  異世界の空
第三章 一千億分の八~太陽系探査全史
  命の賛歌
第四章 Are we alone? ~地球外生命探査最前線
  Pale Blue Dot
第五章 ホモ・アストロルム~我々はどこへ行くのか?
  エピローグ


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Last updated  May 22, 2024 04:41:41 PM
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