9曲中4曲は、メンバーの曲。あとは、スタンダードや、ミュージシャンの曲。 自分たち以外は、、アメリカ?って、感じですか? 一曲目の本人の曲がいかにも北欧風なメロディ。乳白色な感じ。ゆったりした叙情があり、それにあわせて方の力のぬけた脱力系の演奏。。ピアノのソフトで素敵なソロやバッキングに、アルバムの全体像がみえてくる感じ。 ピアソンのバラードYou Know I Care。ちょっと、陰鬱な雰囲気をもつ素敵なバラードを揺らぎながら語るサックスにスピード感溢れる、でも、細やかさを失わない。まるで、音符が朝の光りのベールでまとわれているいるような、、輝きがあるのです。 この甘美なマイナーバラードで、何故か、熱く燃え上がるフィンガリングにはコルトレーンが見え隠れし、内省的なピアノソロもいけてる。 で、、ぶったまげるのが、Love No.1でござった。ピアノの選曲かなぁ。。 これねぇ。。私の好きなキースジャレットの初期のラブバラードっす。 ルパンジャズみたいな、タイトルですが。。キースの「人生の二つの扉」、ってデビュー作に入ってる。神様に昇格する前のキースなので、人間っぽい感情の露出が見られる甘い歌謡曲風メロディ。Terje Geweltが、品の良いソロをとってます。ピアノは控えめ。 堅い感じにひきまくってるキースとは対照的に、テーマのメロディやタイトルから受けるイメージにインスパイアされる感じで感情を込めたサックスの演奏は好演だとおもうなぁ。 All The Things You Areは、ピアノのイントロは有名なあれではなくて、リリカルで想像豊かな美しい演奏。気付くと、おなじみのメロディがでてくるのですが、イントロの素晴らしさに負けない、ソロでした。
Dag Arnesen、Terje Gewelt 、Dag Arnesenと3曲オリジナルが続きます。 曲もいいのですが、全員でサックスを盛り上げていくバランスがいいですよね。 7曲目のベースの曲では、何故か、フリーっぽい、少し前衛的な演奏になってるのでうが不思議な感じなですが、まぁ、こんなもできますって、っことで。(^_^); Very Early Autumnでも、メンバーの親密な感じがよくわかる感じの熱い演奏になってます。 最後、With A Song In My Heartは、軽快にドライブしながらバピッシュな演奏で幕をとじます。ほぉ~、って感じ。
1. Touching 2. You Know I Care 3. Angel Eyes 4. Love No.1 5. All The Things You Are 6. Mountain Rag Suite Part 3 7. The Search 8. Very Early Autumn 9. With A Song In My Heart
Knut Riisnaes (Ts) Dag Arnesen (P) Terje Gewelt (B) Frank Jakobsen (Ds)