さて、、前置きが長くなりましたが、やはり、ヴォーカルヴァージョンが多いです。 しっとりと歌いあげるものが主流です。ヴォーカルは声の好みもあるのですが、奇をてらわずに聴かせるものもが好きかな。。って、ことで、ヴォーカリスと名義のもから。。 ビングクロスビー、トニーベネット、大御所さまが唄ってますね A Jolly Christmas From Frank Sinatra
やはり、役者が違います。 実は、この手のクリスマスアルバムはエンターテイメントの国アメリカには山のようにあるんです。 大体コーラスやストリングスと豪華なバックがつくのですが、これももちろんそういうアルバム。 でも、やっぱり、彼の歌しかきこえてこない感じがする。やはり、スターはスポットライトがあたるのですね。彼のヴォーカルだけで聴いてみたい1曲です。 Harry For The Holidays / Harry Connick Jr
同じようにゴージャスなクリスマスアルバムを何枚かだしてる現代のクリスマスアルバムの帝王ハリーさま。 まぁ、サプライズが多い派手な演出が多いのですが、この曲はかなりシンプルでハートウォームな感じです。 こういう、感じでシンプルなクリスマスアルバムもだしてよ。 って、男性ボーカルもこの辺の中庸な感じが好きなわたしです。はい。 Let It Snow/Michael Buble
ミニアルバムですね。マイケルブーブレの歌唱はこの三枚の中では断トツ感情移入たっぷりで、濡れるように色っぽい。切ない。この人、そういう意味ではほんとうに役を演じきってます。 ちょっと、濃い目なくらいなのでありました。。
女性だって沢山あります。ドリスデイ、ローズマリークルーニー、アニタベーカー、ホリーコール!! A Keely Christmas/Keely Smith
優しさ一番がこれでしょう。。この女性ボーカルのアルバムはこれしか持ってません。 ちょっと、エキゾチックな顔立ちで夢見る眼差し。。そんなジャケットにピッタリなオケ付きなのですが、 ゆったり、優雅で、、浮世離れしたお嬢様、って、感じがこの曲にも漂っていて希望豊かな歌となってます。 Christmas Time Is Here//Dianne Reeves
自分のレギュラーコンボをバックにアットホームな感じで歌いきってるクリスマスアルバム。 時々、黒人特有の粘っこさがでるんだけど、全体的にはとても好きなアルバムです。 この曲は、ボサノバ仕立てになっていて、さらりと歌いあげてます。戦後世代だしね! 選曲も私好みで、まるでわたしがプロデュースしたようなアルバム。(爆) 惜しいかな、何を血迷ったのか、、コピーコントロールなんです。是非、作り直してね。 Christmas Songs / Diana Krall
クリスマスシーズンになると毎年話題になるジャズファンの必須アイテム。 アカペラから始まるスタイルに彼女の自信の程が表れます。切なさのこもったバラード仕立てでとても好きです。彼女の少しハスな感じが、ジャズボーカルらしくて大好き。そして、フルートが効果的なのですねぇ。
Acapella Christmas / Manhattan Transfer
マンハッタントランスファーの美しいハーモニーでほんとうに夢見る気分になります。はい。 彼らにとって二枚目のクリスマスアルバムで、完全なアカペラでのクリスマスアルバムとなってます。大富豪になったらね、クリスマスパーティでは、彼らに唄ってもらおう、っと。
Christmas In Swingtime / Harry Allen
と、言う中で、、これはかなりわたしには高得点。 掠れたサブトーン?ってで、まるで語りかけるようにじっくり聴かせるハリーアレン。 そこに、ラリゴのオルガン、ピーターバーンスタインのギター、が絶妙に絡む。。 バーンスタインのシングルトーン主体の甘いソロが泣ける。お返事するサックスも叙情豊でばっちりなのです。
The Christmas Concert/Tommy Smith Quartet
2001年の12/22のライブ盤。ダークでクールな感じなんだけど、なかなかかっこいい演奏になってる。不思議な暗いハーモニーをつけるピアノがちょっとモンク的不気味なんだけど、綺麗。
Yule Struttin' - A Blue Note Christmas
4. I'll Be Home for Christmas/Sleigh Ride - Eliane Elias イリーアーヌさまのソロでそり滑りとメドレーなのですが、、何故か、圧倒的に音数多くてスィンギーなピアノ演奏が多い中、短いけど、めちゃくちゃ叙情豊でしっとりした感じ。後半のそり滑りが躍動感あふれるラテンタッチの演奏なので、減り張りついた演奏です。 ちなみに、今年ブルーノートのクリスマスコンピがこのアルバムと、Blue Note: Yule Be Boppin'のカップリングででてます。ブルーノートだけあって、中味はジャズファンなら知ってる名前がわんさかでてきますので、是非、お試し下さい。
God Rest Ye Merry, Jazzmen
2. I'll Be Home for Christmas - Mccoy Tyner ColumbiaレーベルがだしたクリスマスアルバムでわたしはLPなのです。ただし、同じレーベルのもう一枚のクリスマスアルバムJingle Bell JazzをたしたCDがJingle Bell Jazzって、タイトルででています。 お腹のそこから響き渡るような鍵盤を上から下まで使い切ったソロピアノに圧倒されて下さい。 テーマを美しく鳴らしながら、時にスリリングに走り抜けるマッコイさまの荘厳な感じ、、貫禄に目眩くでしょう。。 これも、クリスマス的にはとんでもない感じなのですが、このアルバムで何ともすごいのがマルサリス兄弟の3賢者。。