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オーロラが見られなくても [ 近藤 史恵 ]
今日のおすすめは、近藤史恵「オーロラが見られなくても」です。
書き出し
どうやってホテルに帰ってきたのか、ほとんど覚えていない。
ただ、ホテルの部屋に帰って、ちょっと泣いた。
この仕事だけは、失敗したくなかった。何ヶ月も前から準備をしてきたアムステルダムでのヨーロッパ向けの見本市だった。
内容
この旅は、わたしたちへのご褒美なのだ
それはわたしの人生に、ひさしぶりに点った、遠い目標だった。
壁も屋根も、街全体が真っ青でまるで夢の中に迷い込んでしまったような、モロッコのシャフシャウエン。二十七歳の岬はここに「自分を少し捨てに」やってきた。グラスにあふれんばかりの生のミントと熱くて甘い緑茶を注いだミントティーや、帽子のような鍋に入ったレモンとチキンのタジン。初めての景色と料理に出会った岬に、予想外の事態が起こり……。(「ジブラルタルで会えたら」)長年の介護が突然終わった佳奈は、アイスランドを訪れた。胸を突かれるように美しい氷河湖や、屋台で買って頬張る熱々の“全部のっけ”のホットドッグ。輝かしい未来なんて想像もできなかった佳奈だけれど、胸にある思いが湧きあがる……。
感想
女性のひとり旅と、行き先で巡り合ったグルメというのがテーマの短編集、グループ出張で、自分のパスポートを盗まれたドジっ子と揶揄されるOL、アムステルダムで出会った、フライものの自動販売機に救われた話が感動的だった。
評価
7点
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