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何かが終わるとき
句読点の代わりに
悲鳴を上げる
秋の夕暮れの
紅い狂ったような叫び
花火の
火花を散らしながらの叫び
軽い かるい
ただ一枚の
薄っぺらな紙だって
破れる時は
大きな断末魔の悲鳴
増してや人ならば
なおさらのこと
悲鳴と一緒に
豪雨のような涙を連れて
離れる意味を問いながら
心も引き裂かれて
悲鳴を上げる
ひとつの命が消える
永遠の別離
あぁ だけど
また縁があるのならば
新しい命になって
力強い叫びのような
産声を上げながら
いずれうまれてくる
その叫びは
無の世界に記すエンドマーク
有の世界へと
踏み出す
力強い叫びを
ネット詩誌 MY DEAR
新作紹介掲載作品
主催者・島様に感謝