Laub🍃

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2018.11.01
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カテゴリ: .1次長
好きな子と政権から逃避行していたら好きな子を邪神に気に入られて殺された。

その後暫くして邪神が暇つぶしに好きな子の残骸をぺいっと沼の外に出してみる。沼の中から生まれた好きな子の姿を借りたなにかに懸命に話しかけるうち、その子には自我が芽生えた。
「そうか、死んで終わりじゃないんだ!」

そう目覚めた俺は、同じように圧政に苦しむ人々を死によって救済し始めた。
人は俺を教祖と呼んだ。

最期に俺は大量殺人犯として処刑された。

「何か言い残した事はあるか?」
「あの子と同じ所で死にたい」
「そうか」

王様は優しくないので俺を殺して燃やし、もう二度と戻ってこないようにと頭は海に流し、体の骨はあちこちに埋めた。

沼の魔力を帯びていた俺の灰を摂取した者はもれなく俺の意志を継いだ。
そしてみな沼に引き寄せられては救われていった。

死に至る病として俺の灰から逃れようとした者は火の国、地の国、氷の国でそれぞれ苦しんでいる。
だからまた俺が救ってあげるんだ。

この世のしがらみに縛られぬ夢のような場所でみんなで笑顔になろう。





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最終更新日  2021.06.01 10:28:11
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