読書つれづれ

読書つれづれ

2006.11.23
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カテゴリ: 読書 書籍案内
「ブッダ最後の教え」石上善應氏のテキストを読みました。
以前「自灯明法灯明」をブログに書きましたがこのセミナーを読んで気が
つくところがありました。
仏陀は村から町、町から村を通りながら弟子と一緒に移動を重ねていまし
た。既に八十を過ぎ自分の生涯の終息を感じていました。
大勢の弟子と移動をしたのではなく少数の人たちで旅を続けていたのでは
ないかと想像しています。
仏陀も毎日托鉢をし、弟子と変わらない生活を続けていたようです。
「この世で自らを島として自らをたよりとして、他人をたよりとせず、法
を島とし、法をよりどころとして、他のものをよりどころとせずにあれ、
そういうことがどうして起こるのであるか?」
原典では島という表現です。島とはインドの大河の中州が河を渡る人々にと
って大変大きなよりどころなっていたというたとえだそうです。
晩年の仏陀は教団(サンガ)が大きくなるにしたがい教団の分裂の可能性を
心配をしていたようです。そのような不安をを感じながら自分の教えを継承
する教団の永続性を望んでいたのではないでししょうか。
仏陀の生存中は軋轢が表面化しなくても亡き後の纏まりを大変心配していた
ようです。
「自灯明法灯明」私は灯明が好きですがほんらいの意味からすると島が正し
いのです。
島がどうして灯火と訳されたのか。「よりどころ」がもとのことばだった
と思います。と話されて居ります。






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Last updated  2006.11.23 21:33:25
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