Naughty Tots!

Naughty Tots!

PR

プロフィール

ばなびー

ばなびー

カレンダー

フリーページ

映画レビュー一覧 ト


映画レビュー一覧 ホ


映画レビュー一覧 フ


映画レビュー一覧 フ その2


映画レビュー一覧 オ


映画レビュー一覧 ウ


映画レビュー一覧 イ


映画レビュー一覧 ハ


映画レビュー一覧 ハ その2


映画レビュー一覧 カ(工事中)


映画レビュー一覧 ル(工事中)


映画レビュー一覧 マ(工事中)


映画レビュー一覧 ラ(工事中)


映画レビュー一覧 テ


映画レビュー一覧 タ


映画レビュー一覧 エ


映画レビュー一覧 チ


映画レビュー一覧 ユ(工事中)


映画レビュー一覧 ワ


映画レビュー一覧 ネ(工事中)


映画レビュー一覧 ス


映画レビュー一覧 ス その2


映画レビュー一覧 ア


映画レビュー一覧 ア その2


映画レビュー一覧 キ


映画レビュー一覧 リ(工事中)


映画レビュー一覧 メ(工事中)


映画レビュー一覧 ノ(工事中)


映画レビュー一覧 サ


映画レビュー一覧 サ その2


映画レビュー一覧 ミ


映画レビュー一覧 シ


映画レビュー一覧 シ その2


映画レビュー一覧 ヒ


映画レビュー一覧 ロ


映画レビュー一覧 コ


映画レビュー一覧 セ


映画レビュー一覧 ク


映画レビュー一覧 レ(工事中)


映画レビュー一覧 ニ(工事中)


映画レビュー一覧 ヨ(工事中)


映画レビュー一覧 ヤ


映画レビュー一覧 ヘ


映画レビュー一覧 ツ(工事中)


映画レビュー一覧 ケ


映画レビュー一覧 ナ(工事中)


映画レビュー一覧 モ


映画レビュー一覧 ソ (工事中)


記事写真修復のお知らせ


映画レビュー一覧 ム(工事中)


映画レビュー一覧 追悼チャドウィック・ボーズマン


バックナンバー

2024.12
2024.11
2024.10
2024.09
2024.08

コメント新着

ばなびー @ Re[1]:あけましておめでとうございます(01/03) キイロマン☆彡さんへ せっかくコメントい…
キイロマン☆彡 @ Re:あけましておめでとうございます(01/03) おめでとうございます 本年もよろしくお…
ばなびー @ Re[1]:「世界侵略:ロサンゼルス決戦」を再度みてみた(08/08) お返事遅くなってすみません。 一時前、確…
キイロマン☆彡 @ Re:「世界侵略:ロサンゼルス決戦」を再度みてみた(08/08) 迫力の映像ですね アマゾンプライムで無料…
ばなびー @ Re[1]:久しぶりに庭の花ネタ(05/15) キイロマン☆彡さんへ シャスターデイジー…
2016.09.28
XML
カテゴリ: 映画鑑賞
「カルテル・ランド」

2015年アメリカ映画、原題も同じく"Cartel Land"です。

ドキュメンタリー作品です。

アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたものの受賞は逃し、

エミー賞、サンダンス映画祭USドキュメンタリー部門最優秀撮影賞・最優秀

監督賞など17の賞を受賞しています。

アメリカでR指定、日本ではPG-12指定です。



あらすじ



アメリカ、アリゾナ州の国境近く。

麻薬カルテルや不法移民が国境を越えて侵入してくるが、トゥーソンの警察に通報

してもやってくるのに1時間半もかかる、何かあってからでは間に合わないと考えた

住民ネイラーことティム・フォーリーらが自警団を作り、パトロールしています。

メキシコ、国境から1700キロ離れたミチョアカン州。

アメリカ人親子から麻薬の作り方を教わり、生産したメタンフェタミンの大半は

アメリカに売ると言うのは、覆面してカメラの前に出て話す麻薬カルテルの幹部。

もちろん武装しています。

一方、カルテルの一つである、テンプル騎士団から上納金を要求されて応じなか

ったライム農園の住民15名が見せしめに惨殺され、残された親族が遺体を埋葬します。

赤ちゃんや幼い子供を含む一家13名と労働者2名でした。

警察は犯人を野放しにしています。

そこで立ち上がったのが、医師ホセ・マヌエル・ミレレスでした。

向かいの家の住人がテンプル騎士団に首を切り落とされた、今度は自分に違いないと

考えたミレレスは、家族を守るためにライフル銃を持ちます。

そして、2012年2月24日、反撃を開始します。

カリスマ性を持ち弁の立つミレレスは、カルテルから町を守る自警団を作り、6つの町を

カルテルから奪還しました。

支持者や参加者を増やし組織が大きくなっていく自警団、率いるミレレス自身も大きな

注目を浴びます。28もの町を解放した自警団。

自警団の団員の夫婦を拉致・妻の前で夫を惨殺したテンプル騎士団の地域ボス、エル・

チャネケとカバージョを銃撃戦の末確保した自警団でしたが、警察に連れていっても

警察はろくに捜査もせずに24時間以内に釈放してしまったため、カルテルの報復がす

ぐに始まり、自警団とカルテルの抗争が激化し…。



私の感想





先日ご紹介したエミリー・ブラント主演作 「ボーダーライン」 も舞台はメキシコ国境辺りで、

メキシコの麻薬カルテルを捜査する捜査官の物語でしたが、本作はドキュメンタリーで

すので、まさにカルテル、その被害者、自警団、メキシコ警察など本人たちが出てきます。

作り物では出せない緊迫感と迫力がみる者にも迫ってきます。

本作の監督・製作・撮影・編集の4役を務めたのは、マシュー・ハイネケン監督、製作総指

揮したのは、ジェレミー・レナー主演でアカデミー賞作品賞を受賞した 「ハート・ロッカー」

の監督キャスリン・ビグローだそうです。



私は本作をみながら、麻薬カルテルに苦しむメキシコは、まるで人種隔離政策アパルトヘイト

下の南アフリカのようだなと感じました。

無関係の住民を平気で巻き込み殺害するカルテルですから、2006年~2012年の6年間で公式の

犠牲者数6万人(実際には12万人と言われる)というのですから、抗争という程度ではなく、ま

さしくメキシコは麻薬戦争下です。

ネタバレになるといけないので詳しくは言えませんが、せっかく自警団を率い弁も立つリーダ

ー、ホセ・マヌエル・ミレレスという救世主(暗闇を照らす一筋の光?)が現れたかのように

思われたのに、結末には驚かされますよ。

(* ̄□ ̄*;



「遠い夜明け」でデンゼル・ワシントンが演じた凛としたリーダー、スティーブン・ビコの

ような存在感だったのに。

きっと麻薬という大きな利権を失うと困る大きな大きな黒幕がいるんだろうなと私は勝手に

感じています。

私達が考える以上に根深い戦争のようです。 アパルトヘイトもそうでしたけど。

本作は恐らく命の危険を掻い潜りながら撮影され作られた貴重な映像記録とも言える作品

でしょう。

八方塞がりの状況下に置かれたメキシコの人々のことを想うと、気が重くなりますが、

あのアパルトヘイトでさえ撤廃され、長年刑務所に閉じ込められていたネルソン・マン

デラ氏が南ア大統領になるという歴史的に大きな大きな変化が生まれたんですから、い

づれメキシコにも…と願わずにはいられません。

☆5つをあげたいと思います。(*゜▽゜ノノ゛☆


☆☆☆☆☆


繰り返しにはなりますが、

私がおススメするドキュメンタリー秀作



結構座っていると思う私の度肝を抜かせた、勇気と執念で命を張って撮られたであろう

ドキュメンタリー映画はまだまだあります。

併せてご覧下さいませ。

「ビルマ、パゴダの影で」



「ビルマVJ消された革命」



「ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動」



「1000の言葉よりも 報道写真家ジブ・コーレン」



「わたしはマララ」








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.10.01 21:55:01
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: