スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

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2022.03.06
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カテゴリ: 西村京太郎
いつもは藤子・F・不二雄先生をはじめ
藤子不二雄ネタの話しかしない
このブログですが
西村京太郎さんのことを
思いつくままにい書きたいと思います。
というのも、私のブログは
10年以上前から、初めてブログを
書き始めた頃から、ず~~~っと
西村先生の影響を受け続けているからです。
今日、3/6夕方のニュースで西村先生の
訃報を知ったときは、胸が痛みました。
深い悲しみで涙が止まりませんでした。
亡くなられたのは3月3日とのことでした。
しかし、西村先生の作品は、絶大な人気を得て
評価され、「トラベルミステリー」という
新しいジャンルを確立し
日本一有名な警部 十津川警部を生み出し
テレビ放送も長年放送され続け
翻訳されて海外でも読まれています。
私は約20年前の台湾旅行で、台湾の本屋で
西村作品を見つけたことがあります。
著作は、累計2億冊を突破し
(ソース:日経新聞​ 日経新聞 ​ "多作で知られ、著作は600冊を超え、累計部数も2億冊を上回る")
何十年も長い間、愛され、読まれ続けてきたことを考えると
とても幸せな作家人生だったのでは、ないでしょうか。
いまだに信じられません。
ネットに、西村京太郎記念館に行くと
「本人に会える」という情報があったので
コロナ禍が収束した暁には、ぜひ、ご本人に会いたい
人生で一番好きな作家に会いたい
そう思い続けてきたのですが・・・
残念無念・・・
ご冥福をお祈りいたします。
さて、当ブログと西村先生の
まさか!意外!なつながりですが
に書いています。
​ 

2010年8月9日の日記より抜粋
西村氏は、「言う」という言葉を必ず「いう」と書きます。
漢字で「言う」とは絶対に書かれていません。
これは、西村氏の特徴といえるでしょう。
「…と、十津川は、いった」
「…と、亀井に、いった」
「…と、○○刑事は、いった」
このような具合です。
実は、私も西村氏にあやかりたくて
ブログでは、「言う」とは、書いてません。
日記では、すべて平仮名で「いう」と書いてます。
もし、見つけた場合は、単なる変換ミスか
寝る前で寝ぼけていたか、そんな理由です。

と、ここまでが、この藤子・F・不二雄ブログと
西村京太郎先生の少し不思議なつながりです。
他にも、2014年6月29日で、西村作品を
取り上げたりしています。

テレビ化はイマイチでしたが
短編集『殺人偏差値70』は傑作短編集です。
私のイチオシの『受験地獄』以外にも名作が揃っています。
今すぐ、何か買って読んでみたい!
というすべての方々にオススメです。
「受験地獄」あらすじ
朝、起きると信じられない出来事が・・・
大事な入試試験があるのに
完全に間に合わない。
昌彦は二浪していた。
今年に賭けていた。
そこで魔が差してします。
大学へ電話し「爆弾を仕掛けた」と
脅迫電話を掛けてしまうのであった。
大学に向かってみるとパトカーがあり
脅迫電話は成功していた。
大学にも合格し、警察も犯人が捜せず
昌彦には、全てが上手くいったかの
ように見えたが・・・
鋭い推理で、犯人が昌彦だと
突き止めてくる男がいた・・・
男が昌彦に要求してきたものは・・・
と、まあ、こちらは上に紹介した日記にも書いているので
別の作品もおすすめしたいと思います。
西村京太郎ファン歴は30年で
400作品以上読みました。
おすすめは100作品以上ありますが
その中でも、こちらをご紹介したいと思います。

■短編集『哀しみの余部鉄橋』
自分で持っているのに
誰かに読んでもらおうと
別に2冊も買ったしまったほどの
お気に入りの1冊です。

こちらの『哀しみの余部鉄橋』は
4作収録している短編集になります。
・十津川、民謡を唄う
・北の空 悲しみの唄
・北への殺人ルート
・哀しみの余部鉄橋

4作の中でも、とにかく滅茶苦茶お気に入りが
『十津川、民謡を唄う』です。
西村先生に怒られるかもしれませんが
実は、『十津川、民謡を唄う』のタイトルに
「かなり、つまらなそう」と感じてしまった作品でした。
西村先生、申し訳ございませんっ!
2冊買ったので許してください。
テープレコーダーが出てくるところが
昭和的でいいですね。私も子供の頃は
家にありました。
さて、解説を・・・
『十津川、民謡を歌う』あらすじ
十津川警部が帰宅しようとすると
民謡を唄っている着物姿の女性に出会う。
しかし、翌日その女性は死体となって
発見されてしまう。
女性は、秘密の恋としていたようで、
芸者仲間にも、ほとんど話をしておらず捜査は難航する。
根気よく捜査を続けていると
ようやく、犯人にたどり着けそうな
たった1つの小さな手掛かりをつかむ十津川たち。
しかし、その、小さな手掛かりも
犯人に気付かれ、唯一の手掛かりも
完全に失ってしまった・・・
目の前に、確実に、絶対に
犯人と思われる男がいるのに
何も出来ないもどかしさ。
怒りと悔しさが募る十津川たち。
もはや逮捕は無理なのか・・・
絶望的とも思えたその時
十津川警部の取った行動は・・・
事件の流れは、至ってシンプルです。
芸者さん1人が殺されてしまいました。
普通の殺人で、何のトリックもありません。
事件は、男女の恋愛が絡んでいるという極めて平凡な背景です。
物的証拠も、これも平凡です。
驚きは、ほとんどないのです。
でも、惹きつけられるのです。
西村京太郎の巧みな腕、ここにあり!
という作品です。
繰り返しますが、本作に限らず
設定は、平凡なことが多いです。
過剰な期待はしないよう、お願いします。
でも、必ず読者を満足させてくれます。
興味を持っていただけたら嬉しいです。
「哀しみの余部鉄橋」が表題作です。
表題作は、CDでいうところのシングルみたいなもので
作者もしくは出版社の一押し、というところが
ありますが、私のイチオシは、なんといっても
「十津川、民謡を唄う」です。
私の勝手な推測なのですが
西村先生、もしかして
『十津川警部、最後の事件』
というような、最後に発表しようと決めていた
秘蔵の作品があったりして・・・
などと、勘ぐってしまいました。
どうなのでしょう。
おすすめ100作品を
並べるには時間が足りませんが
本日紹介した以外の作品も
もう少し日記に書きたいですね。
書けるかな・・・
私は、まだ読んでいない西村作品を
ゆっくり読んでみようと思います。
西村京太郎先生、素晴らしい作品の数々をありがとうございます。
十津川警部、亀さん、ありがとう 





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Last updated  2022.03.14 21:13:15
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