日本語で話そう

June 7, 2019
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カテゴリ: 香港
香港最後の記事

その日は香港島じゃなくて、九龍の街中をぐるぐると金魚街、スーニーカー通り、翡翠市場、朝市などを回った。商業ビルの中でも地下鉄でも道でも、警備員の様な人が立っていることが多い香港。警備かと思ってるとそうでも無く、地下鉄では単なる誘導だったり、市場では食品衛生局の人だったりする。

我ら、お腹が空いている空いてないに関係なく面白いレストランや食堂が有るとヒョイっと入る。
その時は、香港風メロンパンにハムやバターを挟んだのが人気というお店が通り道に有ったので入った。間口が狭いお店の一番奥の厨房近くの隅っこのテーブルに案内された。
しかしこれは当たりだった。陽気なおばさんが我らのテーブルにほぼ張り付いてくれた。
初っ端から何注文して良いか分からない。迷っているとおばさん、壁の料理の絵を指して「これが美味しい、量が多いから4人で分けると良い」と言う。焼きそばの様な焼肉の様な物を取り敢えず注文。そして、ドカンと来たお皿に何故かスプーンとフォークが1人前。「あの、取り皿4人分ください。」英語で。
「はいはい、箸、箸のが食べやすいよね。」
菜箸の様な長い箸が3膳来た。お皿じゃないじゃない。4人なんだけどな。
もちろん、あっちは中国語、こっちはゼスチャー。
ガイドブックに有ったこの店の名物メロンパンに色々挟んであるものを注文する。大きいからバターのとハムのを2種類2個頼んでシェアしろとおばさん言っている。
そしておばさん、まずパン2個をお皿に乗せて持って来た。「写真写真」うーん、写真撮れと言っているようだ。行動を読まれている。
その上、日本語で「写真」と言っている。
写真を撮るとさっとお皿を引いて、「カットカットと言って何処かに持って行ってしまった。そして返って来たお皿は4枚に増え、それぞれに一個分のパンが半分にカットされ、ハムのパンとバターのパンが乗っていた。
うん?これ全部で4個だよね。2個増えてるよね。
飲み物は何にしようか考えていたら、「ユンヨン、香港有名ね」と日本語。
それを注文して有名なエッグタルトも2個注文。出て来た時はちゃんとカットされていた。



「美味しい?」とおばさん。
「うん、ハオチー」と我ら。
もう、誰が何語話しているのか、中国語を思い出し始めてるような長女、英語はとっくに諦めジェスチャーオンリーの次女、日本語か英語か中国語かごちゃ混ぜで全部通じる。
全員自分の使いたい言語で会話参加。楽しい楽しい。抱腹絶倒の時間だった。








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Last updated  June 7, 2019 08:51:45 AM
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