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夜が待ち遠しい

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さかまたつみ

みなさんこんばんは、ようやく待ちに待った夜が来ました。今日も無事夜を迎えられたことを喜びつつ、今歩いている土地やこれから向かう場所、そこで見聞きしたことや思い浮かべたことあれこれを綴っていきたいと思っています。

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さかまたつみ@ Re[1]:頑張れ! ご高齢酒場王子篇(11/10) New! ハードコア丸山さん現在、80代の方たち…

ハードコア丸山@ Re:頑張れ! ご高齢酒場王子篇(11/10) New! どの業界も人手不足後継者不足高齢化は…

aki@ この様な書き込み大変失礼致します日本も当事国となる台湾有事を前に国民の…

さかまたつみ@ Re[1]:川口元郷で充実の呑み歩きその1(09/29) Kyakosanさんへおはようございます。し…

Kyakosan@ Re:川口元郷で充実の呑み歩きその1(09/29) 今回はまた随分DEEPなエリアですね。さら…

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2013/06/27

　青井駅なんて言っても御存知の方はあまりおられないでしょうし，仮に知っていたとしてもわざわざ酒を呑みに行かれる方もそう多くはないでしょう。ぼくも昨年のちょうど今頃，はじめて青井に行き，駅ができる以前からの商店街の独特の風情にすっかり心変わりを余儀なくされ，つまり好きな町になったのですが，それ以降足を伸ばすことはありませんでした。先頃，吉田類の酒場放浪記で「もつ焼五月」を見たことで，気分が盛り上がり「ハルキ」という名の喫茶店があることを知ったのでひさびさに呑み抜きで歩き回ってみました。その際，通りがかったとあるお店，まだ開店していませんでしたが，ここはすごい酒場ではなかろうかとの直感が働きました。矢も立てもたまらず今度はしっかり夜の青井に行ってきました。

201306_青井・富ふじ01.jpg

　直感の働いた店とは別に駅前すぐに「もつやきの店富ふじ」があります。ガラス戸越しにカウンターが見え，丸いスツールが覗いて見えます。外観は新しい店構えですが，店内は典型的なもつ焼屋の佇まいです。まっすぐなカウンター8席程度と奥にはテーブル席が2卓あるようです。客は酒場が似合うオヤジが2名，ヒゲの初老のオヤジにその奥さんらしき女性，そして息子が調理担当のようです。ジョッキに注がれたチューハイは梅エキス入りの下町仕様。ポテサラなんぞつまみながらぼんやり呑みます。そこに只者ではないと一目でわかるおっかない面相の客2人組が入店。奥のテーブルに向かいます。特に危害を加えられそうとかいうわけではないのですが，この2人組の注文がすさまじい，ガツ刺やかつお刺身などなど10品ほどを一気に頼むのです。そんなに慌ててそれほどの肴を頼むのってどういうつもりなんだろ。時々，派手に注文しないと落ち着かなくなる人っているみたいですが，ぼくにはどうにもその心はつかめません。その肴の盛りもすごくてかつお刺身などは10切れ近く盛られていて，全部食べきれるのかしらと好奇の視線で見守ろうかとの考えが脳裏をよぎりますが，本命は次なので適当に切り上げることにしました。よい店でした。
品書:サワー:300～,酒大:600,ホッピー:350,もつ焼4本:400,ポテトサラダ/さつま揚:300,カキフライ/白身フライ/エビフライ:400

201306_青井・みやま01.jpg

　商店街を進み，「五月」も素通りしさらに右に折れて進むと「もつ焼きみやま」が見えてくるはずです。「ハルキ」に向かう際に見かけたのがこのもつ焼店です。通過する際にさっと外観を眺めただけですが，これはよい酒場であるとの直感が働きました(この直感は外れることはなはだ多し)。引き戸は開け放たれています。よい酒場においては，冷房装置に難ありの場合が多いものです。冷房の有無はこと酒場においてはささいな瑕疵でしかありません(蒸し風呂のような喫茶店では到底くつろげない)。店内は，カウンター5席，テーブル2卓，小上がりに4卓と言葉にするとごく平凡な配置になってしまいますが，コンクリート土間のぶっきらぼうさが殺伐とした酒場らしさを醸しています。カウンターは塞がっています。オヤジにテーブル席でいいですかと目線で合図すると，ボソリとそこいいよと応えてくれます。奥のテーブル席に落ち着いてみるとここがこの酒場のベストポジションであるような気になります。店全体が見渡せて暑さも吹っ飛びます。品書きを眺めているともつ焼は5本の縛りがあるようです。ならばもつ焼店のレベルを知るにもっとも定番なのはカシラでしょう，味付けもタレにします。サービスの突き出しのタクアンを齧りながら，ドライですっきりしたチューハイをいただきます。濃くて旨いなあ。もつ焼は串全体にびっちりと肉が詰まっていて，甘からず辛からずの絶妙な加減のタレが覆っています。適度に脂の乗ったカシラにたっぷりタレをまとわせて口に運ぶと5本はちょっと多いなあと思っていたのが嘘のようにスルリとお腹に収まります。洗練された味とか工夫された味ということではないのですが，とにかくチューハイに抜群に相性がいいのです。ナカをお替りするとなんともうれしいことにジョッキの半分までたっぷりと注いでくれます。雰囲気も味もすごくいい。そしてこれは意見の分かれるところだと思いますがオヤジさんと女将さんの無愛想すれすれのぞんざいと言ってもいいような応対っぷりには大いに好感を持ちました。しかも勘定が驚くほどの安さ，ここではその金額を書くことは控えておきますが，想像していた2/3程の支払いで，思わずえっ，と女将さんと声を揃えて驚いてしまうほどの安さでした。今度は数人でお邪魔して，もっとあれこれ食べることにします。
品書:チューハイ:300,酒:250,ビール大:550,もつ焼5本:450or500,ブロッコリ/アスパラ/おひたし/枝豆:300

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