鹿島槍ヶ岳からのお便り

鹿島槍ヶ岳からのお便り

2014年12月07日
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「あんた、エベレストに登ったんだってねえ!」
「ヒマラヤに登ってきたなんて、すごい!」

いずれも「????」。
私は、ヒマラヤのエベレストを見に行っただけである。
息子は「一人で」と書いてくれたけど、ツァーに一人で参加しただけなのである。
その辺を誤解せずに、ヒマラヤ紀行は読んでいただきたい。

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さて、ヒマラヤ山中一泊目のパクディンの夜…………は、一言で言うなら暑かった!
2人一室の部屋にベッドがあり、そこにシュラフとフリースのようなものでできたインナー、そして湯タンポ。かなり寒いと聞いていたので、オーバーズボンやフリースの上着を着てインナーにもぐり込み、苦労してシュラフに入った。
23時頃暑くて目がさめた。1枚脱ぎ、また1枚脱ぎ。
結局、パジャマ替りに着て寝たジャージのみになって、シュラフと湯タンポで眠った。
私達がいた時期は天候に恵まれたせいか、山中4泊がいずれもこんな感じで、暖かかった。


今日はナムチェまで8時間のコース。
タムセルクにも会えるし、エベレストにも会える日だ。
恐怖の600メートルの急坂も待ち受けている。
ワクワクワクワク………ワクワク!


「ビスタリ、ビスタリ」を合い言葉に歩くけど、やっぱり結構速い。
私はサブ・サーダーのあとにピッタリくっついて、極めて快調。

ベンカールという集落を過ぎて、ドゥード・コシの深い谷をはさんだ対岸にタムセルク(6623m)の真っ白い峰がのぞいた。見る方向が異なるせいか、記憶にある姿とはいくらか違っているが、あの美しいヒマラヤ襞に感動。「私の」鹿島槍ヶ岳の襞も美しいが、やっぱり本場のヒマラヤ襞には及ばない(鹿島槍よ、ごめん)。

2タムセルクと対面
2タムセルクと対面 posted by (C)takanebiranji


3ネパールは石文化
3ネパールは石文化 posted by (C)takanebiranji
木材が少ないせいか、扁平な石が家屋にも使われ、道路脇にも使われ、畑の畦にも使われている。
たまに大工さんらしき人が、材木を切っている姿を見かけたが、全行程で2〜3軒だけだった。側を通ると、プーンと木の香りがした。


4ビジターセンター
4ビジターセンター posted by (C)takanebiranji
中をのぞいてみたかったが、休憩のみ。私は近くを飛んでいる蝶に気をとられて。
小型のヒョウモン蝶だったけど、止まらないので写真もとれず判別できなかった。


6ジョサレの吊り橋
6ジョサレの吊り橋 posted by (C)takanebiranji
バックの山は、シェルパ族の神の山・クーンビラ(5761m)。登ることは許されていない。


5ジョサレのお昼
5ジョサレのお昼 posted by (C)takanebiranji

吊り橋を一つ渡ったジョサレ(2830m)という集落で昼食。
お昼はどこのロッジでもホットドリンクを出してくれる。コーヒーも紅茶も、オレンジジュースも全てホット。でも、これがおいしい。ジョサレのトマトスープもおいしかった。


吊り橋は全部で8箇所あるそうだが、腹ごしらえしてから、最長・最高・最後の吊り橋に挑戦する。
はるか高い山腹にその吊り橋が二重になって見えてきた。
下が古い吊り橋、上が現在使っている吊り橋。
高度感たっぷりのこの吊り橋。
真ん中に行くにしたがって、吊り橋大好き人間の私も、大揺れの中で下を見るのはいささか怖かった。

7ドゥード・コシの流れ
7ドゥード・コシの流れ posted by (C)takanebiranji

8最後の吊り橋
8最後の吊り橋 posted by (C)takanebiranji

9吊り橋上部
9吊り橋上部 posted by (C)takanebiranji


次は600メートルの急登が始まる。
乾期のネパール、山道は乾燥していて、人やロバやゾッキョが通るたびに砂埃が舞い上がる。
うーん、日本で言えば、最盛期の富士山須走口のあの埃かなあ。

中間あたりの高台で、エベレストにご対面。
樹間から、遠くの青空に雪煙を上げたエベレストが小さく見えたッ!
小さくても何でも、ホンモノのエベレストだ。
込み上げるものがあった…。

10.エベレスト初見1
10.エベレスト初見1 posted by (C)takanebiranji

11エベレスト初見2
11エベレスト初見2 posted by (C)takanebiranji


りんどうのような愛らしい花に慰められながら、さらに登り、サガルマータ国立国立公園入園手続を終える。ここではトレッキング証明書なるものが発行され、私のナンバーは20365752。 入園者数なのだろうか?すごい数の人がここを通っているんだねえ。


12-1入山チェック
12-1入山チェック posted by (C)takanebiranji



しばらく歩くとナムチェ(3440m)に到着。
高度差のあるカールのような斜面に集落がびっしりと建っていた。
あのナムチェ・バザール だ。

12ナムチェ
12ナムチェ posted by (C)takanebiranji


14ナムチェの商店
14ナムチェの商店 posted by (C)takanebiranji


15リムさん
15リムさん posted by (C)takanebiranji

夕食の前に、サブ・サーダーのリムさんと4人で町に行ってみた。
商店街(?)に、なんとベーカリー&CAFFEがあった。薄いコーヒーと紅茶が続き、せめてアメリカンなみの濃さのコーヒーを飲みたいと入店。まあまあだった。
そこで、リムさんが赤ちゃんの写真を見せてくれた。25歳の彼にはまだ1歳にならない女の子がいるのだ。
私たちのツァーのあと2日おいて次の仕事が入っているそうで、なかなか我が子とも一緒にいられないと、笑いながら話してくれた。





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最終更新日  2014年12月07日 20時32分46秒
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