SAC.COM

2013年09月19日
XML
カテゴリ: 生活、家族、仕事


 「就職氷河期」という言葉が語られて久しい。

 大卒生の就職は厳しい状況が続いていることは確かなのだろう。

 一方、厳しい就職環境を反映して、「最近の学生は勉強熱心になった」という話はトンと聞かない。

 大教室での講義では先生の話が聞き取りにくいほど騒がしいなどの話はよく耳にする。

 民間企業への就職を希望する学生は勉強しているのだろうか?




小学校の算数もあやうい
…“受験勉強フリー”世代の恐るべき実態就活生の学力低下
 2013年09月17日 産経新聞
 …(略)…
 関西圏の大学を中心に、筆記試験講座を実施している講師に話を聞いてみた。

「顕著に感じるのは「学力の差が大きく開いている」ということですね。筆記試験の科目では数学関連の問題が多いのですが、問題を解ける学生と解けない学生の差があまりにも大きい。極端な例だと、分数の通分ができなかったり、方程式の概念が分からなかったりと、正直、小学生の算数レベルから指導する場合もある程ですよ」

 …(略)…

 また、企業の人事担当者にも話を聞いた。「業種や職種にもよりますが、極論を言うと、『学力や筆記試験の結果が仕事の出来に直結する』とは言えません。しかし、社会に出て仕事をする中では、『自分で物事を考える力』や『現状を分析する能力』、『多少の困難でも諦めない継続性』が欠かせません。これらのことは勉強を継続して行う中で培われる可能性が高い。あまりにも筆記試験の点数が悪い学生であれば、『この子は困難なこと(この場合では勉強のこと)があればすぐに投げ出してしまうのでは?自分で物事を考える力が乏しいのでは?』という印象を抱いてしまいます。」

 …(略)…





 学生数が減少する一方で大学は増え続けてきた。

 希望すれば入学でき、在籍を続けることができる大学も多いようだ。

 たいして勉強をする気もない学生を採用のふるいにかける企業の担当者も気の毒な気がする。

 学校名で選別したくなる企業の採用担当者の気持ちも分からないでもない。

 学生は学問するから学生なのではなかろうか?




北米で子供の職場に関与する親が増加
 ―就職面接の8%に親が同伴
 2013/09/13 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年09月19日 12時47分28秒
コメント(0) | コメントを書く
[生活、家族、仕事] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Ta152R

Ta152R


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: