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2017年11月07日
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テーマ: F1(106)
 フェラーリはF1を戦うために市販車を売りはじめた稀有
なメーカー。
 フェラーリがfF1とともに歩むようになり、F1もフェラ
ーリとともにある不測不利の関係にあった。
 リバティメディアは米国流を持ち込もうとしたのだろう。
 フェラーリが撤退の可能性を示唆して、リバティメディアと
力比べをはじめた。

     ​
興行主の方向性や新エンジン規則に難色
 2017年11月6日 JIJI>COM
 フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦する
フェラーリは3日、新しい興行主となった米リバティ
メディアの計画にチームとして賛同できなくなれば、
2020年にレースから撤退する可能性を示唆した。

     ​

 フェラーリのセルジオ・マルキオーネ最高経営責任者
(CEO)は、チームの決算報告に関する電話会議で、
F1は「われわれが誕生した日以来、われわれのDNA
の一部となっている。
 しかし、砂場が訳の分からないものに変わってしまうの
であれば、これ以上そこで遊ぶことは望まない。
 とにかく、NASCARの世界レースをするつもりはない」
と述べた。
 米国に拠点を置くリバティメディアは今年、F1に音楽コ
ンサートや有名人などもっと派手な要素を取り入れる計画を
打ち出しており、長年にわたりF1の興行主を務めていたバ
ーニー・エクレストン氏の後任者となったチェイス・キャリ
ー氏は、各レースを「スーパーボウル」のように仕立てたい
と発言していた。

     ​

 マルキオーネCEOは「リバティはいくつか良い方向性を
もたらしている。
 その一つはコスト削減計画の実行で、それには賛成だ」と
する一方で、2021年から導入する予定の新しいエンジン規則
を含めた案など、「必ずしも賛成できないこともいくつかある」
と語った。
 「フェラーリにとって、ブランドや市場を維持する上での利
益となり、独自の立場を強化することにつながる環境が見
いだせない限り、われわれは参戦するつもりはないという
ことを明確にしておく必要がある」

     ​
 興行側とフェラーリがもめたことはあったが、かつては
ヨーロッパ人同士の揉め事。
 米国人は米国流が世界標準、正義だと思い込んでいる
ので、今回の揉め事がどう落ち着くのか読めない。
 ハッキリ言ってフェラーリが新しいレーシングリーグを
つくるなら、ついていくチームはある。
 FIAとの関係からメルセデスやルノーなどの自動車メーカー
が参加しないなら、それも好都合だからだ。
 だが、リバティがどれほどそのことを理解しているのか、
未知数だ。

     ​





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最終更新日  2018年10月09日 19時37分28秒
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