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2019年10月22日
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テーマ: 皇室(570)
カテゴリ: 自動車
 御料車は複数あるが気になるのは各種パレードで使用される車両。
 トップメーカーの面目躍如で、示される名はトヨタ・センチュリー。

■公式行事でみかけるリムジン型の先代はプリンス・ロイヤル。
 現在はトヨタの「センチュリーロイヤル」。
​  全長6.155m、幅2.05m、高さ1.78m。
 車両重量2.92トン。
 V型8気筒、ハイブリッド。

 8人乗り。


 標準車で1台5250万円(税込)。
 防弾強化された国賓接遇用の特装車は1台9450万円(税込)と伝えられる。
 予算に合わせた価格で、設計費等は入っていないこと分かる。
 扉は後扉が前方に開く「観音開き」。
 後扉窓・扉後方窓は、高さ・幅とも大きく取られている。
 内装は、天井に和紙、後部座席に毛織物。
 乗降ステップに御影石が使用される。
 その他に天然木などの自然素材が使われている。
 シート地はリムジンの伝統にならって、前席が革張り・後部座席が布張り。
 一般向け販売はされていない。




■セダン型も同じくトヨタの「センチュリー」。
 全長5.335m、幅1.93m、高さ1.505m。
 車両重量2070キロ。
 5人乗り。
 通常のセダンはお金があればだれでも買えるはず。

 ​ CENTURY
 公式サイト

​​■11月10日に延期になった「新天皇 祝賀パレード」で使用される車両は、新型センチュリーを改造した「センチュリー・コンバーチブル」。​
 先代はロールス・ロイスのコーニッシュ3のコンバーチブル。


 車の選定条件は下記の通りで、「トヨタ」「日産」「ホンダ」「ロールスロイス」「ベンツ」「BMW」に打診された。
・国内入手が可能
・車列を組む他モデルよりサイズが大きく、車高が高い
・リアシートに十分なゆとりがある
・安全性能が高い(自動ブレーキ・衝突安全ほか)
・環境性能が高い(低燃費・低排出ガス車ほか)
・ご乗車になる両陛下のお姿が沿道から見えやすい
・部品をはじめとする調達が内閣府の方針に合致する
・車体強度・テスト走行を行ったうえで期限までの納入が可能
・整備・保守に万全の体制が保てる
・パレード終了後の活用、保守管理が容易なこと
​​​ 上記の条件をすべて満たす車両は「トヨタ センチュリー」のみであった。
 市販のセンチュリーを改造し、「センチュリー オープン」とすることに決定された。


 GM・キャデラックの名はない。
 ホンダやBMWの名があるのは意外。
 伝統・実績ばかりを重視するのではないことのあかしか。
        ​
 「祝賀御列の儀」で用いるパレードカーは儀式終了後、東京と京都の迎賓館でそれぞれ一定期間、展示される。
 時期は今後発表。
 車両は内閣府が管理し、政府全体で活用する。
 この後の予定は2020年東京五輪・パラリンピック後のパレード。 ​​​





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最終更新日  2019年10月22日 18時00分07秒
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