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2019年11月10日
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カテゴリ: 自動車
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 御料車は、日本の天皇および皇族が乗車するための車。
 皇室専用の皇ナンバーのものと品川ナンバーのものがある。
 公的なお出ましには皇ナンバー,その他のお出ましには品川ナンバーをお使いになるとのこと。


 1967年から1972年にかけて納入された日産のプリンスロイヤルが昭和世代の御料車の代表。
 御料車初の国産車。
 プリンスロイヤルは、昭和天皇、上皇明仁の2代にわたって任を果たしてきた。
 製造後40年近く経過し、部品交換による維持も難しく、老朽化や所々の腐食が懸念される事態となった。
 製造元の日産自動車は2004年2月、徐々に使用停止することを宮内庁へ要請。
 次期御料車の選定が話題になった。
 2005年に後継としてトヨタ自動車よりセンチュリーロイヤル納入が提案され、宮内庁は段階的にプリンスロイヤルの使用を止めることを発表。
 今、即位の礼のパレードで使用する御料車が注目されている。
 「即位の礼」のパレードで使用される天皇皇后両陛下がご乗車すオープンカーは、トヨタの「センチュリー」を改造したもので、全長5.34m、全幅1.93m。


「皇10」の意味とは?
2019年11月9日 デイリー新潮   
  …(略)…
 今回、パレードで使われるオープンカーのナンバーは「皇10」。
 皇が皇室を意味するのは想像がつくが、10なのはなぜか。
 宮内庁報道室に聞くと、
 「公表していませんが、1から順に付けているので特別な意味はありません」
 とは言うものの、数字には意味があると、断言するのは宮内庁の元職員だ。
「皇ナンバーの車両は10台。
 皇1は国会開会式や、8月15日に行う戦没者追悼式などの公式行事に赴かれる際に使う御料車のナンバーで、皇2は霊柩車、4は欠番、皇10はオープンカーです。
 平成の即位の礼、その後に行われた当時の皇太子さまと雅子さまのご成婚パレードに使われたロールスロイスのオープンカーが、昨年廃車になりました。
 その関係で今回のオープンカーに皇10が引き継がれたわけです。
 他のナンバーは、主に国賓の送迎車に付けられています」
 また、御料車は関東運輸局東京運輸支局に自家用車として登録され、車検も行われているという。
 宮内庁元職員が続ける。
「御料車の車検は安全確保の観点から外部に依頼せず、宮内庁管理部車馬課の自動車班が担当しています。班のなかには国家整備士の資格を持った職員がいて、庁内の整備工場で整備や車検をしている。この整備工場には、時折、車好きの上皇、天皇両陛下も足を運ばれることがあるそうです」
  ― 引用終り ―


 御料車の数字に「特別な意味はない」との公式見解だが、法令による規程はないという意味だろう。
 前例、しきたりは「あり」か。
 皇1:標準仕様
 天皇・皇后・上皇・上皇后が乗車。
 皇2:寝台車仕様
 2008年に製造され、センチュリーロイヤルとしては最後に製作された。
 2012年6月、寛仁親王の斂葬の儀にて初使用。
 皇3・皇5:国賓接遇用の特装車
 防弾・装甲性能等を強化
 米国大統領とロシア連邦大統領以外の国賓および信任状奉呈式に向かう新任の各国駐日全権大使が主に乗車。
 信任状奉呈式は馬車と御料車が選べるため、大半の大使は馬車を希望することが多い。
 地方行幸啓時、伊勢神宮の式年遷宮に伴う親拝時は天皇乗車の御料車には剣璽が同乗するため、皇后は別の御料車に乗る必要があり2台必要となる。
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最終更新日  2019年11月10日 16時00分07秒
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