SAC.COM

2019年12月23日
XML
カテゴリ: 自動車
​​​​
 「2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、トヨタのSUV、北米帰りの「RAV4」が受賞。
 トヨタ車としては10年ぶりの受賞。


トヨタ車は10年ぶり
日本カー・オブ・ザ・イヤー
2019年12月6日 ITmedia ビジネスオンライン
 日本カー・オブ・ザ・イヤーは、2018年11月1日~19年10月31日に発表または発売された乗用車が対象。
 全35台のノミネートから、11月7日に「10ベストカー」を発表。
 12月6日、モータージャーナリストや専門家らによる最終選考が行われた。
 RAV4は、4月に新型モデルを発売。
 日本市場では3年ぶりに復活したことで注目された。
 選考では、「新時代のSUVとしてあらゆるニーズに高いレベルで対応」したことを評価。
 3種類の4WDシステムなどを搭載したパワートレーンと最新の「TNGAプラットフォーム」の組み合わせによる高い走行性に加えて、ラゲッジスペースの広さなど、使い勝手の良さに対する評価も高かった。
 また、DCM(専用通信機)を全車標準装備とした上でのリーズナブルな価格設定も評価された。
        ​
 トヨタ車が受賞するのは、2009-2010の「プリウス」以来、10年ぶり。
 また、前年までボルボが2年連続受賞していたため、日本車の受賞は3年ぶりとなる。
 2位はマツダ「マツダ3」、3位はBMW「3シリーズ セダン」、4位はトヨタ「カローラ/カローラツーリング」、5位はジャガー「I-PACE」 だった。
  ― 引用終り ―
        ​
■インポート・カー・オブ・ザ・イヤー
 BMW「3シリーズ セダン」
 「“スポーツセダン”という生来の個性を維持しながら、時代のニーズに合わせて素晴らしい進化を遂げた」。
 高速道路渋滞時におけるハンズ・オフ・アシスト、搭載カメラをドライブレコーダーとしても使える機能など、安全装備も充実。
        ​
■イノベーション部門賞
 日産自動車「スカイライン」
 先進運転支援技術「プロパイロット2.0」の技術が注目された。
■エモーショナル部門賞
 ジープ「ラングラー」
 11年ぶりのフルモデルチェンジと走行性能の向上が評価された。
■スモールモビリティ部門賞
 日産「デイズ」、三菱「eKクロス/eKワゴン」
 日産と三菱自動車の共同開発モデル。
 操縦性、安全性、運転支援システムなどの基本性能を大きく向上させたこと、スタイリングも評価された。
【RAV4】
 初代RAV4は、「5ナンバーサイズ」に収まるコンパクト・クロスオーバーSUVのはしり。
 北米市場の好評で、そのニーズを受けモデルチェンジのたびにボディサイズを拡大。
 2代目以降3ナンバーサイズとなった。
 生産はトヨタ自動車高岡工場と豊田自動織機長草工場。
 4代目(2013年~2018年)は、日本で販売されなかった。
 世界戦略車として、北米を中心に欧州・南米・オセアニア・中国・東南アジア・南アフリカなどで販売された。
 2017年には世界全体の自動車販売台数ランキングで4位となるほど好評だった。
 北米では、米国の乗用車販売台数で16年連続1位であったカムリを抜き、1位になった。
 トヨタ、ホンダ、日産とも、日本の新車市場は、世界の潮流と異なる特殊な市場扱いとなっている。
        ​
 5代目(XA50) は、北米市場において2018年11月に発表された。
 日本では2019年4月に発売。
 「TNGA」に基づく「GA-Kプラットフォーム」の採用。
 パワートレインは「ダイナミックフォース エンジン」と呼称する新世代2.0L直噴ガソリンエンジン(北米仕様の最高出力は203hp)に「Direct Shift-8AT」ミッション、新型2.5Lハイブリッドシステム(THS II)が搭載された。
 AWD車には「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を採用した。
 ハイブリッド車に採用する電気式AWDシステム「E-Four」は、電気で駆動する後輪の全体トルクが先代比1.3倍に向上。
 走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採用した。
​​​
「RAV4」が名実ともにトヨタの顔に
カーオブザイヤー受賞
北西 厚一 日経ビジネス記者
​2019年12月6日 日経ビジネス
  …(略)…
 ただ、次世代技術への投資競争が加速し、足元への投資が限られる中で、国内勢の中ではトヨタの「一強ぶり」があらゆる方向で垣間見えてきている。今回、2位に「マツダ3」が入ったことが救いではあるが、周囲の底上げがあってこそトヨタもさらに成長できるのだろう。
  ― 引用終り ―

 トヨタに日産やホンダの「底上げ」を期待するのは酷な話。
 日本でしか販売していない軽自動車以外は、どのメーカーも視線が海外に向いている。
 日本市場の活性化への取組はトヨタが最も活発。

 トヨタは優位性が持っていることの自覚を持て、との記事の著者の警句だとしたら、モータージャーナリストたちこそ、日本ばかりで語ろうとする「井の中の蛙」の自覚を持って欲しい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年12月23日 16時00分10秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Ta152R

Ta152R


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: