SAC.COM

2020年03月27日
XML
カテゴリ: 自動車
​​
 使用期間に応じて費用を払うサブスクリプションが様々な分野で流行。
 所有する価値から使用する価値を重んじる時代へと移行しつつある。
 自動車業界では、トヨタが「KINTO ONE」、ホンダが「HONDA マンスリーオーナー」などを売出し中。
 自動車の「サブスク」のメリデメを比較した記事が下記。
     ​
月々定額
購入との比較で考えるメリット・デメリット
鈴木ケンイチ(モータージャーナリスト)
2020年3月8日 東洋経済オンライン
  …(略)…  
■月々の支払いは
 3年ローンとほぼ同じ
 トヨタが2019年にスタートさせたサブスクが、「KINTO ONE」だ。
 トヨタやレクサスのクルマを3年間、定額で乗ることができる。
 ラインナップは少しずつ増えており、現在ではトヨタ車とレクサス車を合わせて27車種。
 「プリウス」や「アクア」「クラウン」「カムリ」といった人気モデルだけでなく、「ライズ」や「ヤリス」といった新型モデルも含まれている。
 「KINTO ONE」の最大の特徴は、任意保険まで定額サービスに含まれていること。
 これは保険料金が高額となる、若年層には、相当に大きなメリットと言えるだろう。
     ​
 では、肝心のお得度はいかがなものか。「KINTO ONE」と通常の購入を比較してみよう。
 まず、「KINTO ONE」だ。料金をシミュレーションしてみると、ライズの上級グレード「Z 2WD」にカーナビやドライブレコーダー、先進運転支援システムなどがセットされる「セーフティプラスパッケージ」を追加して、月額5万3680円となった。(2020年2月調査)
 同車の新車価格が206万円、同様のオプションを加えると乗り出し総額で250万円ほどとなるから、50万円ほど頭金を入れて、3年(36回)で購入するときの月々のローン支払い額に近い。
 「KINTO ONE」は、諸経費や税金、保険までが含まれる。
 つまり、使用時に支払うのはガソリン代と高速料金、自宅に駐車場がない場合の駐車場料金だけだ。
 しかし、必要なのはそれだけとなる。
 必要な費用が安定しているというのもメリットだ。
 そして、36カ月分の支払いは、総額で193万2480円となる。
  …(略)…
     ​
■乗り換えるのか?
 長く乗るのか?
 サブスクだと3年間で約200万円弱、所有で300万円。
 その差は、だいたい100万円となる。
 これだけを比べれば、確かにサブスクは割安に感じる。
 しかし、サブスクであれば3年後は車両を返却しなければならず、手元には何も残らない。
 一方、普通の所有であれば、3年たった後も現物のクルマが残る。
 つまり、手元に残ったクルマの価値が高ければ所有のほうが得。
 そうでなければサブスクが得となる。
 検討のお題となったライズ Z 2WDの価格は206万円。
 差額が約100万円ということは、3年で半額の価値が残るかどうかだ。
 ちなみに、車両価格590万円ほどのクラウンで計算したところ、差額は250万円ほどとなった。
 正直なところライズやクラウンのような人気車であれば、3年後も中古価格が高く維持されており、所有のほうが得になる可能性が高いだろう。
 逆に、 3年後の中古車相場が崩れそうなクルマであれば「KINTO ONE」のほうが得 になる可能性は高い。
 しかも、 任意保険の高い若年層ほど、「KINTO ONE」は有利 だ。
  ― 引用終り ―
     ​
 購入方法は多様化するが、維持・管理に費用が掛かるのは同じ。
 パーソナルモビリティの利便性に負担はつきものと考えたらよいのかな。
 都会の若者を自動車の所有に取り込むのは、困難なようだ。
​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020年03月27日 06時00分07秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Ta152R

Ta152R


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: