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2021年06月22日
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テーマ: 労働組合。(34)
カテゴリ: 生活、家族、仕事
 自民党の対抗勢力づくりになんの貢献もできないまま、連合の神津会長が退任の意向を示している。
 神津 里季生(こうづ りきお)氏は、1956年東京都生まれ。
 1979年、東京大学教養学部アジア科を卒業し、同年、新日本製鐵株式会社に入社。
 2015年10月から7代目日本労働組合総連合会会長を務めた。
 2017年10月開催の連合の定期大会で、第48回衆議院議員総選挙では特定政党の支援を見送り、希望の党や立憲民主党から出馬する民進党出身者を個別に支援する意向を示した。
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共同通信
2021年6月4日 REUTERS
 連合の神津里季生会長(65)が今年10月で任期が終わるのを機に退任する意向を漏らしていることが4日、分かった。在任期間が3期6年と長期に及んだことを考慮したとみられる。連合は後任の人選に着手。相原康伸事務局長(61)が手を挙げているものの、出身労働組合が難色を示している。官公労などの旧総評系と、民間労組中心の旧同盟系の確執も絡み、難航が続いている。関係者が明らかにした。
 神津氏は2015年に7代目会長に就任した。在任期間は1989年の連合発足以来、前会長の古賀伸明氏と並んで過去最長だ。神津氏は「会長職はもういい」と周辺に漏らしているという。
  ―  引用終り  ―
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 電力総連を抱える連合は、脱原発、反原発をとなえる政党を支持できないでいる。
 野党勢力の結集をはかるどころか、野党分断のキーとなっている。
 2020年9月1日、産業別労働組合の支援を受ける国民民主党の田村麻美(UAゼンセン)、川合孝典(同)、礒崎哲史(自動車総連)、古本伸一郎(同)、濱口誠(同)、浅野哲(電機連合)、矢田稚子(同)、小林正夫(電力総連)、浜野喜史(同)ら組織内国会議員9人は、立憲民主党と国民民主党が合流する新党に参加しないと決めたと報じられた。
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 玉木雄一郎を中心とする新「国民民主党」に、矢田、浅野、小林、浜野の4人が9月に入党を決め、田村は無所属で活動することとなった。10月には田村と同じくUAゼンセン出身議員で無所属での活動をしていた川合も国民民主党に入党した。
 神津氏の出身産別は基幹労連(日本基幹産業労働組合連合会)。
 神津氏の果たした最大の役割は、本人が意図したことではないかもしれないが、自動車総連からの会長選出を封じることになった。
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 春闘(賃上げ)のお株を政府・自民党に奪われ、一大保守勢力となった連合を中心とした労働界は、革新による摩擦を
避けている。
 企業や労働がグローバル展開している中で、国内ばかり目配りしている鉄(基幹労連)、電機(電機連合)、繊維(UAゼンセン)中心のギルドのようだ。
 自民党宏池会あたりを政党支持しないあたりが、労働界の代表としての連合の矜持か。





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最終更新日  2021年06月22日 16時00分08秒
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