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2023年09月13日
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 BMで常務取締役を務めた浜脇浩次社長がに2016年にヘッドハンティングされてネクステージの副社長を務めて以来、ビッグモーター化したと。
 副社長から社長になったのは、業績向上が大きかったことを評価されたのだろう。
 コンプライアンスへの配慮に欠ける企業が上場していたとは恐れ入る。安いニッポンでも心もまで貧しくなり切っていない証左が、多数の内部告発につながったのだろう。
 次は中古車販売業界3位となるのかな。
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中古車販売業界第2位「ネクステージ」の不正を
現役社員、元社員が続々告発!
「BMよりエグい」「わざとタイヤをパンクさせて…」
2023年9月6日 文春オンライン
  …  (略)  …
 ネクステージは中古車販売でBMに次ぐ業界第2位の大手企業だ。東証プライムに上場しており、売上高は2022年に4100億円を突破。この10年で10倍の成長を遂げている。車だけではなく、車両保険、タイヤ・ガラス保証、塗装など、さまざまな付帯サービスを販売している。
 BM内で横行していた保険金の不正請求が大きな騒ぎになっていた先月、ネクステージは率先して社内調査を実施。「不正な案件は確認されなかった」と公表している。
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 ところが、同社の元社員はこう語る。
 「不正がないなんてありえませんよ。なんならBMよりエグいことをしていましたから」
  一体、どのような不正が行われているのか。代表的な事例の1つが“パンク不正”だ。現役の営業社員が明かす。
 「保証サービスのひとつであるタイヤの無料交換はパンクしていることが条件。ですが中古車を買うとき、保証への加入を渋る客がいたら、保証を売るために『タイヤが古くなったら、パンクさせればいいんですよ』と客に“悪知恵”を吹き込む営業マンは非常に多かった。小さなことかもしれませんが、これは詐欺行為です」
 タイヤを無料で交換する時でも整備の工賃代は別途かかり、それも売り上げとして計上できる。そのため、わざとタイヤをパンクさせたり、パンクしたように見せかける不正も横行していたという。
 「太めのネジの頭だけを残してタイヤの上に載せれば、釘が刺さっているように見える。客には『パンクしていました』と写真を見せて報告し、新品のタイヤに交換する。これで工賃分数字が稼げる。無傷の古いタイヤは自分の懐に入れて、オークションで横流しするんです」
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不正が蔓延する理由は「ビッグモーター化」?
 ネクステージでも不正が蔓延する理由について、10年以上勤める別の社員は「当たり前ですよ」と呆れて笑う。
 「今の社長の浜脇浩次さんはBMで常務取締役まで務めた後にウチにヘッドハンティングされた。浜脇さんが入ってきた2016年頃からルールや方針が『ビッグモーター化』していった。そして、数字が全てだというおかしな社風になっていったんです」
 現社長の浜脇氏は1993年にBMに入社。子会社の取締役を歴任した後、2016年に副社長としてネクステージに迎え入れられた。「BM仕込み」の経営手法で同社の右肩上がりの成長を牽引し、2022年には社長に就任している。
 「週刊文春」に寄せられた現役社員らによる不正の告発。ネクステージの広報にひとつひとつ事実関係の確認を求めたところ、公式サイトに質問とそれに対する回答の全文を公表した。
 タイヤの交換については、「タイヤが古くなれば、パンクさせれば無料で新品に交換できます」というセールストークをしていたのは事実かという問いに対しては〈当該案件は(中略)当社内で把握しており、当時はこのようなセールストークを想定していなかったため、厳重注意のみで対応致しました〉〈以降は社内文書にて懲罰基準を明記、(中略)詐欺行為となる旨記載しております〉と回答した。
  ―  引用終わり  ―
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 週刊文春オンラインの報道後、世論に左右されず頑なに車検制度を守り続ける国交省は重い腰を上げ、大臣の命令により渋々ヒアリングを開始する。
 地検特捜部もあてにならず、国会での野党による爆弾質問もなくなった日本国の法治主義、民主主義のモラルは、文春によって守られているかのようだ。
 平和でいいね。
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斉藤国交相、不正疑惑報道受け
2023/9/8 産経新聞
 斉藤鉄夫国土交通相は8日の閣議後記者会見で、中古車販売大手ビッグモーターの保険金不正請求問題を受け、週刊誌で不正疑惑を報じられた業界2位のネクステージについて、「道路運送車両法の観点から事実関係を確認したい」と述べた。調査の方法や日程は検討中だが、斉藤氏は「ヒアリングから(始める)かと思う」としている。
  ー  引用終わり  ー
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 「ヒアリングから(始める)かと思う」とは「触らぬ神に祟りなし」の姿勢を示していて分かりやすい。与党の票田に手を突っ込む恐れがあり、悪いことをする奴を取り締まる法令の整備もすすめていないのだろう。もしかしたら調査の担当官は国交省では気の毒な立場なのでは、と思ってしまう。








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最終更新日  2023年09月13日 06時00分13秒
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