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2024年03月25日
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カテゴリ: 自動車
 2024年2月のダイハツの国内新車販売(登録車と軽自動車)は9811台と、昨年12月以降、国内工場からの生産と出荷が止まったことが主因となり前年同月より82.0%減った。
 2月13日、ダイハツ工業は、認証試験における度重なる不正が発覚したことを受けて2024年3月1日付けの取締役人事を発表した。
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松林会長や奥平社長らが退任へ
2024.02.13 自動車ニュース webCG 編集部
 ダイハツ工業と同社の親会社であるトヨタ自動車は2024年2月13日、共同で記者会見を実施。2024年3月1日付のダイハツの取締役人事を発表した。トヨタの中南米本部長がダイハツの新社長にダイハツでは、2023年に認証試験における度重なる不正が発覚(参照)。国内全工場の稼働を停止する事態となっていた(現在は一部で稼働を再開している)。今回の新人事は、この不正問題を受けて行われたもので、その原因として「身の丈を越えた負荷を現場に強いたこと」があると認識。「経営が現場に降りていき、丁寧に現場の声を聞き、現場に主権を取り戻す経営をできる体制が必要」との考えのもとに検討・決定したという。発表された新人事は、以下のとおり。
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【代表取締役社長】
井上雅宏氏
(現職位:トヨタ自動車中南米本部 本部長/アルゼンチントヨタ/ブラジルトヨタ/ベネズエラトヨタ)
【代表取締役副社長】
桑田正規氏
(現職位:トヨタ自動車Lexus International Co.レクサス電動化推進PJT担当 チーフプロジェクトリーダー/トヨタ自動車九州 取締役副社長)
【取締役(非常勤)】
柳 景子氏
(現職位:トヨタ自動車カスタマーファースト推進本部 副本部長)
  ―  引用終わり  ―
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 新社長の井上雅宏氏は1987年、トヨタに入社。2019年からトヨタ自動車の中南米本部長。
 新社長に井上氏を選んだ理由として、ダイハツは「今回の認証不正の根本は身の丈を越えた負荷を現場に強いたことがあると考えております。ダイハツの立て直しにあたっては、経営が現場に降りていき、丁寧に現場の声を聞き、現場に主権を取り戻す経営をできる体制が必要だと考え、適材適所の観点から、検討・決定しました」と説明した。
 3月18日、ダイハツは、認証不正で国土交通省から出荷停止処分を受けた車種の停止解除が進み、生産可能台数は正常時の約60―70%に回復したと明らかにした。
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認証試験不正
…従業員「金銭的に余裕なく再開願っていた」
読売新聞  2024年3月18日
  ダイハツ工業は18日、自動車の認証試験の不正を受けて操業を休止していた滋賀工場(滋賀県竜王町)で、約3か月ぶりに生産を再開した。国内の自動車工場の操業再開は京都工場、大分工場に続いて3か所目となる。
 乗用車「ロッキー」のほか、同型でトヨタ自動車向けに供給している「ライズ」とSUBARU(スバル)向けの「レックス」も対象となる。主力車種の軽自動車「タント」も近く生産を始める見通しだ。
  ―  引用終わり  ―
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 国内4工場のうち、京都工場(京都府大山崎町)とダイハツ九州(大分県中津市)は、滋賀工場より前の2月に再開済み。
 未稼動はOEMを含む軽スポーツ車2車種を生産する本社工場(大阪府池田市)のみとなった。
 ダイハツが全社員が出社する通常勤務に戻り、タントなど解除車で生産時期が未定車種の再開が待たれる。







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最終更新日  2024年03月25日 06時00分10秒
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