にしわき眼科クリニック。

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2019.09.10
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カテゴリ: 外来診療一般
 さてシリーズでお送りしている 緑内障点眼薬の世界。








 今日は前回のチモプトール点眼液に続いて、緑内障治療の第2選択剤である、 ​ ベータ遮断薬  の世界を引き続き見ていきましょう。



















​​​2回目となるとなる今回は、ミケラン点眼液 (一般名 カルテオロール塩酸塩) です。















 ただ実際には製剤的な工夫で1日1回点眼で済むように工夫されたミケランLA点眼液がそのほとんどのシェアを占めています。













 なので以下はこのミケランLAについての説明です。








 さてこのミケランLA点眼液は、ベータ遮断薬の中でのシェアは前回紹介した ​ チモプトール点眼液  よりも低いのですが、個人的には圧倒的に優れていると考えています。その理由は、






1. チモプトール(XE)よりも角膜障害が少ない。




2. 点し心地が良くて使いやすい。




3. 長期使用でも効果が減弱しにくい。






 という大きな長所があるからです。










 そのため当院では以前からこのベータ遮断薬では圧倒的にミケランLA点眼液を多く処方していますが、全国的に見るとチモプトール点眼液の方がシェアは上です。








​いい薬が必ずしも売れるとは限らないのが、我々医療業界の7不思議の1つ​








 なんですね。(続く)
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最終更新日  2019.09.10 16:06:55


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