神の真実者・主とクロウの主の『のぼりまトゥインクル・クリティカル・クリスタル』

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2024.01.28
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ユズリハ
「、、、、。」(全知全能の天地雷鳴神の眼)



・私はユズリハ、ここの会社で働いています。普段は営業課で働いていますが、月末になると経理課の応援しています。
ごくごく普通の会社生活しているけど、気になることがあった、、、。



アカマツ
「ユズリハ、例の書類はできているか?」

ユズリハ
「はい。これですね。」

アカネ
「すごーい、、、。」

アカマツ
「すごい!営業課の姉さんだ」

ユズリハ
「言いすぎですよ、、、。」



・タチバナ社長の息子のアカマツ。『自称・イケメンエリート』といわれている。
一応、コネ入社だけど努力するように言われているので文句を言わずに真面目にやっている。
面談や言葉などは1人前としてやっているなか、書類面はまだまだ半人前以下なため、その辺を私やアカネがサポートするつもりのようだ。

将来、次期社長、、、ということは思っていなくて「俺は一応、コネ入社だから社長の器ではない。」と言っている。良くてもお世話になったお父さんの親友が社長になった右腕としてやっていく、、、なんかいっているみたいだけど、、、。

提出書類などは私がやっているのでいつのまにか「姉さん呼ばわり」。複雑だよね。
「おばさん」よりはいいか。



アカマツ
「今回はこれでいいでしょうか?」

トクサ(課長)
「おお!ユズリハがつくったんだな。」

アカマツ
「ユズリハ姉さんのおかげです。」



・いつもこんな感じで会社生活しているのだけど、私は休日にあることをみてしまったのである、、、。買い物がてらに新宿駅へいってみると見覚えのある顔があった



ユズリハ
「、、、、え?」

アカマツ
「GSEかっこいいぜ!」

「かしゃ!」(写真)

カツラ(鉄オタ)
「いいな!」

クロキ(鉄オタ)
「これに乗って箱根へいくのは最高じゃ!!1」

アカマツ
「今度旅しような!」

ユズリハ
「、、、、。」(全知全能の哭きの竜の超絶可愛い萌え千里歪草眼)



・なんとアカマツは休日になると鉄道オタクになっていた。
いつもはすごくイケメンでいろいろ迷惑ありそうな感じかもしれないが、休日になるとイケメンっぽい感じはなく無邪気に遊ぶ子供みたいに、、、。

アカマツは私を見ることなく、おなじ鉄オタと仲良くやっている。
毎回、あんなことして遊んでいるのか、、、、。
そんな姿をみたら、出かけることもないと思った私は長時間いることなく来た道へ戻っていった、、、。

平日に戻れば、鉄オタのような陽気なアカマツではなく普通のアカマツだった。
そのギャップをみてしまった私は複雑だった。そんなある日のこと、、、、。



トクサ
「ユズリハとアカネ、実は来週出張で金沢へいってほしい。出張慣れするためにアカマツを連れていく。社長の息子とはいえ、はしゃいだらおもいっきり叱っても構わない。」

アカネ
「あ、、、はぁ、、、。」

ユズリハ
「私は構いませんよ。」

アカマツ
「わかりました。出張の対応をよろしくお願いします!」

ユズリハ
「(鉄オタなんだよねぇ、新幹線を使うから、型番を見たらはしゃぐんじゃないのかなぁ、、、そのときに叱っていいとおもう。)」



・なんと出張で金沢へいくことになった私。泊りがけでいいから休日は金沢堪能してもいいんじゃないかと単純な対応だったけど、鉄オタのアカマツをみることになるのか、、、、とため息していて当日。

待ち合わせの東京駅についたのだが、なんとアカマツは寝坊していたというありえないことだった。



アカマツ
「すまねぇ、指定された新幹線には間に合わない!先に乗ってください!」

ユズリハ
「えぇ、、、わかった、、、。」



・彼には「1時間遅れ」になるといったので、先の乗車することになった。
そして、金沢駅で合流した私たちは支社へいった。出張といっても支社へいって数時間手助けすることだった。私とアカネはここでもお姉さん対応しているが、アカマツは相変わらず書類面は手こずって大慌て。でも、電話対応や対談などは律儀な対応でとてもカッコイイ。
私はあんな対応でも、中身は鉄オタなんだなぁ、、、と心の中で全知全能の天地雷鳴神の眼をしてため息ついたのだった、、、。



ユズリハ
「あぁ、、、、。」(全知全能の天地雷鳴神の眼)

アカネ
「ユズリハ?」



・数日間、ホテルは別々でやっていた。アカマツはどこへ泊っているのかといったら、ネットカフェだった。まさか、社長の息子がネットカフェなんて多少ケチっているのかとおもったけど、個室だったので問題なかった模様。しかし、私がみたのはそれだけじゃなく移動の前日に飲み屋に行ったある日のこと、、、。



カツラ&クロキ
「アカマツ!」

アカマツ
「おぉ!仲間たちどうした!」

カツラ
「心配したから俺らも旅していたんだ!そうしたら、こんなところにいたから、、、。」

アカマツ
「会社の出張なんだ、すまねぇ!」

アカネ
「あの人は?」

アカマツ
「俺が休日の時にあっている飲み仲間だ。」

ユズリハ
「、、、、。」(全知全能の天地雷鳴神の眼)



・私はしっている。休日の時にあっている々鉄道オタクの者だってこと。
どうやら、私の予想が正しければ、アカマツの出張のときを見計らってついていったかもしれない、、、、。私とアカネはその人たちと一緒に食事した。そんなこんなで帰還時に、、、、。



アカネ
「えぇー!?遅れる!?」

アカマツ
「うっぷ、、、すまない!また先に乗車してくれ!」

ユズリハ
「なにやっているんだか、、、、。」



・帰宅時も同じようにアカマツは遅れてやってくるという。お酒で暴れてあーなったからしょうがないか、、、、とおもって言われた通りに東京駅へむかっていった。
そして、翌週から私は経理課の応援のためにやってきたのだが、そこで不思議なことを気付いてしまった。



『●月●日、グランクラス往復代、、、、。』
『●月●日、金沢?????グランなんちゃらホテル、、、。』


ユズリハ
「これは?」



・出張の時の日付だが、身の覚えのないものが経費で落とされようとしていた、、、。
けっこうお高い、、、。グランクラスなんて北陸新幹線と東北・北海道新幹線しかないファーストクラスの座席料金。なんでこんなものが?とおもっていたのだが、、、そして、、、、。
営業課では、、、お父さんであるタチバナ社長が突然やってきて。



タチバナ
「アカマツ!これはどういうことだ!!!」

アカマツ
「うあぁ、、、ち、ちがうんです、、、。」

ユズリハ
「なにがあったの?」

アカネ
「アカマツのやつ、金沢のときに新幹線のグランクラスやホテルのスィートルーム利用してことがばれたんだってさ、、、。」

ユズリハ
「、、、、なるほどぉ、、、、。」

タチバナ
「しかも、男3名でグランクラスやスィートつかうとはいったい何をかんがているんだ馬鹿者!!!」

アカマツ
「ちがうんです、なにかの間違いですって!!!」



・これはあとわかったことだが、アカマツは出張の移動費を新幹線のグランクラスやかなり高いホテルに泊まっていたことが発覚。ネットカフェはあくまでも書類作成のためのフェイク。
そして、出張のときはもう先に乗っていることがわかった。金沢行きの北陸新幹線は速達型のかがやきと各駅型のはくたかの2つがあり、アカマツは各駅型のはくたかに乗車してゆっくりグランクラスで堪能していた。



アカマツ
「おっ、これだなユズリハとアカネが乗ったかがやきは、、、、。」

ツツジ(アテンダント)
「どうですか、疲れは、、、。」

アカマツ
「おぅ、満足だぜ!!!」



・どっかしらの停車駅で私たちが乗るかがやきが通過することを先読みしていたんだな。
だから、アカマツが早く出発しても、私たちが早くつくことを最初から計算づいていた、、、。
そして、帰りも同じような感じで遅れるといいながら先にはくたかのグランクラスに乗車して、どっかしらの駅で私たちが乗るかがやき通過するように、、、。



アカネ
「なんて卑劣な奴、、、。」

ユズリハ
「グランクラスを平気に扱ってエリート気取りっているのは納得いかない。」

トクサ
「それだけじゃない。」



・そして、知らない間にリベートしていたことが発覚。書類面はまだまだかとおもっていたら、それをみて学んでいたことがあとでわかった。アカマツのPCファイルの中には共有もので持ち出し不可の書類があった。しかも、ほぼ提出されたものと同一、、、。。



ユズリハ
「私が作成したもので似たようなことやることで、これ参考資料になるのか、、、。」(全知全能の天地雷鳴神の眼)

アカネ
「ひどいよねぇ、、、。しかも、これがあるから、、、。」



・そして、アカマツが厳重で保管している仕事用USBには、私が作成したものを利用してリベートをしたときの書類に置き換わっていた。書類作成が1から作るのがめんどくさいから私が作った書類でやるなんてやることが単純すぎ、、、。

これによってアカマツは懲戒解雇。さらにタチバナ社長は損害賠償請求しないかわりに勘当を言い渡された。顔も広いためか、周辺の会社には入れてもらえないようにしたのだが、それだけじゃなく鉄オタのこともバレたのでグランクラスや高級ホテルに泊まれないように念には念をもってブラックリスト作ってもらった。



アカマツ
「なんで俺は泊まれないんだよぉ、、、、。そこまでしなくてもいいじゃないかよー!!!」



・タチバナ社長は息子のしでかしたことを反省して自ら社長の地位を退いて、うちの営業課の平社員に出直してくるといった。後任は信頼のあるヒイラギに任せることになったらしい、、、。



タチバナ
「後を頼んだ、、、。」

ヒイラギ
「まかせてください。」

ユズリハ
「、、、、。」



・何はともあれ、イケメンエリートで鉄オタだったアカマツがいなくなったあとは問題ない普通のホワイトだった。平社員の元社長タチバナは営業課でバリバリ働いている。
私は相変わらずのお姉さん対応でやっているので問題なくやっているけど、休日をみると、、、。



アカマツ&カツラ&クロキ
「いぇーい!」

ユズリハ&アカネ
「、、、、」



・勘当したのにも関わらず鉄オタ仲間とやっているところをみた私とアカネは呑気でいいなぁ、、、とため息つくのだった、、、、。



ユズリハ
「はぁ、、、、。」(全知全能の哭きの竜の超絶可愛い萌え千里歪草眼)

アカネ
「(全知全能の可愛い萌の眼いいなぁ、、、。)」



つづく、、、、、、。





by 神の真実者・主とクロウの主 & 夜明け前より瑠璃色な





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Last updated  2024.04.07 11:50:14
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