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ある研修のあと、総経理さんに研修の報告をしていたときのこと。そのときの報告は、決して良い内容ではありませんでした。こちらも、少し、眉をひそめながらの報告。すると、総経理さんからこんな反応が。「あっはっは、しょうがないよ、あいつは。 高校卒業して3年間も同じ仕事してるんだから。 環境を変えてあげれば、違うものが見えてきて、 学習する気も起こってくるんじゃないかな?」ヒステリックにクビにするなどと考えるのではなく、どうしたら生きてくるか、をスタッフのことを思いやりながら考える。 『中国は、圏子(チュエンズ)の文化なんです』という話を聞いたことがあります。『圏子』というのは、グループの意味で、日本の『仲間』よりも、もっともっと強いもの。で、中国人との人間関係は、このグループに入れてもらえるか、つまり、「身内として認められるか」で全然対応が変わる、という話だったんです。この話を聞いたときの私は、「自分は、どう中国人たちの圏子に入っていけるか?」だけを考えていました。でも、今回の総経理さんの話を聞いていて、ふと思ったんです。「先に相手を自分の輪の中に入れるからこそ、 相手も、自分を圏子の中に入れてくれるのでは?」 と。トップの懐の深さがあったから、この施設、安定してやってこれたんですね。当然、厳しさも必要なのですが、「仲間なんだから」という意識も必要だ、と。そういう気持ちって、外国人どうしでも伝わりますもんね。
2005年12月17日
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今日は、一日かけて、ある職場の新人トレーニングの様子を見せていただきました。実は、この職場、1年前に研修をした子たちが働いている場所。自分にとって、ガーンと来た部分は、学んだことを『すぐに』『忠実に』実践している部分。先日の研修で言われたことを、すぐに実践している。また、1年前の研修で3、4時間くらいしかやっていないマナー研修の内容も今でも大切に覚えていて、自分たちの新人研修に使っている。単純に、「この人たち、偉い…」と感激。同時に、反省。考えてみると、自分自身は、いつまでも、「もっと他の内容も見てみないとできないよ」と思って、動き出すのが遅い。偉いなぁ、若いのに。見習わないといけません。
2005年12月14日
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ある研修でのこと。ゲームでの研修を見ていると、発言の様子から、人間関係の様子がわかります。今回は、ピラミッドの存在が気になりました。入社が古い人ばかりが発言し、新しい人は、自然に譲るような構図。普段の仕事でも、きっと新人が発言しにくい状況ができてしまっているんだろうな、と感じました。師匠は、そういう状況であることに対し、「ちゃんとした実力主義を実行できていないところのほうが、 ピラミッドを作りたがる(例えば年齢ピラミッドなど)。 それのほうが、自分が安心できるから」と分析。たしかに、評価のシステムを見てみると、どういう能力を高く評価するか、ハッキリ決まっていませんでした。こういう状況は、中国も日本も変わらないのかもしれません。なんとなく、年数の長い人の発言が強くなる、なんとなく、声の大きな人の意見が通る、などなど。早くちゃんとした実力が反映されるシステムを作って、比較的新しい人の意見も通るようになって欲しいと思いました。そのためには、まず、評価基準を統一すること。目指すべきものがハッキリすればいいと思います。やはりこういう状況を目にすると、マニュアルの重要性を確認できます。マニュアル=会社が求める基準、として。
2005年12月13日
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レジャ研(のむてつ所属の人材育成チーム)で、5年間つきあいのある中国の施設があります。そこでの、久しぶりの研修。5年目で実感するのは、━━━━━━━━━━━━━━━━━━ サービスには、遅咲きの人もいる━━━━━━━━━━━━━━━━━━ということ。どうしても、普通なら、最初の採用のとき、また、試用期間のときに、上手く接客できる人を評価してしまいがちです。でも、5年目を見ていると、実は、入社当時は、「ちゃんとできるかな?」と不安だった子が、しっかりと自分の意見を発言している。逆に、早咲きだった人のほうが、集中力がなかったり、人間関係で問題を起こしていたりしています。仕事の評価というのは、どうしても、派手に映る短距離走に目が行きがち。 その瞬間、すごく上手い、という人を評価してしまいがちです。でも、実は、いるんですね。長距離走、つまり、持久力を持って、派手なことがないものの、急に落ち込むことも少なく、安定した仕事ができる人が。そういう人は、マイペースでブレることが少ない。短距離型の人のほうが、目立ちたがったり、上昇志向が強く、そのために他の人を意識しすぎたりする。衝突も起こしがち、という傾向もあります。「サービスの持久力」「仕事の持久力」リーダーやトレーナーは、こういう視点もちゃんと持っていないと、安定した組織は作れないんですね。非常に勉強になりました。
2005年12月12日
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よく聞く悩みの一つです。「最近の新人がすぐに辞めてしまうんです」一つの理由は、先輩たちが作っている雰囲気。開店当時からいるオープニングスタッフは、最初に一緒に雰囲気を作りながらスタートする。だから馴染みやすい。それに対し、途中から入ってきた後輩には、すでにある職場の雰囲気がすごく大きな問題となる。その雰囲気になじめるかどうか。あとから入った人たちは、先輩たちの中で、すごく気を使う。オープニングスタッフほど、簡単に馴染めない。これは、よくあること。まずは、その意識の違いを認識することから始める。もう一つの理由は、先輩たちがスキルの差を認識しているかどうか。昔からいるスタッフは、スキルがついていって、どんどんうまくなっている。それに対し、いつも入って来る新人は、みんな最初の低いレベル。毎年、昔からのスタッフと新人とのレベルの差が開いていっている。それを先輩が意識しているかどうか。意識していないと、「なんでこんなこともできないんだろう」と感じてしまう。そんなときには、新人の気持ちを思い出しすこと。そうすると、粘り強く指導できるようになる。今日はこんな話をしておりました。
2005年12月11日
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研修の仕事をやっていて、最近少し自信を無くしておりました。師匠は、歌って踊れる研修講師。有名なテーマパークでトレーニングを受けている。受講者からも人気が高い。じゃ、俺は?元教師… …で何?あんなふうに踊れないし、軽い冗談も出てこない。はぁ~あ、ダメだ(ため息)。そんなときに、師匠の一言。「のむてつさん、僕は、 研修で目立つことが、必ずしも講師に必要だとは思わない。 重要なのは、『研修を通して受講生の頭に何が残るか』 じゃないかな。 スポットライトは、受講生に当たっていないといけない。 自分に当てているうちは、ダメ。 それが、講師としての資質だと思う。 極端な話、講師だけが目立ってしまって、 研修の内容が何も残ってないこともあるかもしれない。 だから、頭の中に何を残せるか、という面では、 教師出身というのも、十分に経験があるんじゃないの?」…そっか。な~んか、ふっきれた感じ♪
2005年11月18日
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今日は、北京の秋葉原、中関村を視察です!!あいかわらず、ここの呼び込みは、すごいですね~(汗)いらないから!!と言っても、「パソコンは?デジカメは?MP3は?」と立て続けに寄って来ます。そのお兄ちゃんたちを振り切ると、おおっ、ハイアールのパソコンがある!!パソコン出しているんですね。ちょっとビックリ。しかも、店内には、店員がいっぱい(笑)。結構気合が入っている模様。その中で、一人だけ、いたんです。目立つ人が。外見がどう、ということではないんです。何が目立つ、というと、感じの良いサービス。立ち姿がピシっとしていて、笑顔で、感じが良い。名札を見ると…ん?「実習生」???話しかけてみました。「え?私ですか? 私は、こういうものです。よろしく。 (名刺をくれる) ハイアールの会社の者というわけではなく、 販売代理店の者です。」「あなたのサービス、良いですよね。 すごく感じ良いと思います。 どうして、そんなにピシっとしてるんですか? 会社の研修でやったのですか?」「ハハ、ありがとうございます。 会社の研修ではなくて、実は私、 元陸軍なんです」へぇ~~~~~~~!!!でも、妙に納得。軍は、規律が厳しいですもんね。それにしても、意外です。軍出身の方が、サービス業のしかも、販売員なんですから(笑)。でも、彼を見ていると、軍出身者いいなぁ、と思えてきます。「じゃあ、軍を辞めて、 今は、ここで実習生としてやってるんですか? 他の店員より全然サービス良いですよ(笑)」「あ、これですか? 実は、この名札、僕のじゃないんです。 私は、一応、ここの社員ですよ(笑)。」な~~~んだ、やっぱり(笑)。いやぁ、それにしても、さわやかな人です。引き抜きリストに追加ですね(笑)。
2005年11月15日
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ずっと日本にいたときって、「海外に行けば、世界がわかる!」なんて思っていた自分。でも、実際に上海で2年半過ごしてみると、「日本が特殊なの?それとも中国?」と、思うことが多いんです。じゃ、結局、もっと見てみないとわからん…と、悶々としているときに、救世主が!!今日お会いした方は、アメリカに留学、その後、韓国に3年、そして、アルゼンチンに6年!!飛びつくようにして質問攻め(笑)。でも、一番聞きたかったのは、これだったんです。「アルゼンチン人と一緒に働くときの コツって、何かあったんですか?」アハハッと笑いながら教えてくれた答えは、コレ。「上海でも一緒だけどさ、 現地の人と一緒に汗を流して働くことだよ」そっかぁ、やっぱりね。続けてアドバイスをくれました。「最初は、わかってくれないのは当然。 なんだかんだ言って文句をつけてくるんだから。 そういうときは、彼らのやり方をやらせてみる。 それから、改めて自分の方法を見せ、 『どうだ。こっちのほうがいいだろ』と。 工夫してあることの意味がわかっていないことが多い。 なので、反論してくる者には、やらせてみて失敗させるか、 根気強く説明するしかないよ。 実際にやって見せるのは、効果的だよね」そっかー、じゃ、やっぱり基本は同じだ、と判明。よかった、よかった。「ところで、のむてつさんは、結婚は? え?まだなの?結構いいよ~、外国人も(笑)。 あのね、結婚を上手くいかせるコツは…」この後の『的確な』アドバイスは…秘密ですっ!!(笑)
2005年10月30日
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今日はアモイで研修です!研修反応としては、ちょっと「うわの空」という感じ。研修旅行で、アモイに来ているから、と理由もあるのでしょう。ただ、このグループの研修は、一年ぶりだったのですが、新しいメンバーが半分くらいいたこともあり、少し雰囲気の変化を感じました。少し冷めている感じ。真面目にやっている人をひやかす者が出てきたのは、ショックでした。北京のスタッフと上海のスタッフの合同だったのですが、比べてみると上海のほうに、その傾向が強い。昔から上海のほうが、少しカッコつける傾向は見られたのですが、それがだんだん「斜に構える」ような傾向になってきたのかも…なんて、心配してしまいました。発展のせいなのか、それとも、このグループだけなのか。日本でクラスを見ていたときの感じを思い出しました。複雑な心境。まじめに頑張る子をひやかす傾向は、ちょっと悲しいです。
2005年10月22日
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今日は、内装中のある店舗を視察してきました。担当の方、さっそくすでにお疲れの様子。話を伺うと、連日徹夜にもかかわらず、かなり遅れているとのこと。「どうして、そんなふうに?」と質問すると、こんな状況なんだそうな。内装業者に発注したものの、内装業者の担当者は、ぜんぜん現場に来ず、現場は、あまり知識のない出稼ぎの人ばかり。しかたないので、自分たちで施工状況をチェックしながらやっている、とのこと。本当に、中国は、大変ですね、店舗作り。というか、日本がスゴイんですよね。中国では、個人のマンションの内装を頼んでも、自分でずっと見張るのが当たり前。なんせ、やっているのは、本当に素人の人ばかりだからです。サービス業を見ていてもそうなのですが、中国って、「職人」が育ちにくい。「現場の仕事はあまり良い仕事ではない」というイメージがあるみたいです。だから、今は現場で頑張っている人も、「金貯めて、いつかは人を雇って、 そいつらにやらせてラクするんだ!!」と思っている。なので、いつも実際の作業をする人は素人という循環が続くんです。ふと、日本で高校教師をやっていたときのある生徒の発言を思い出しました。「俺はさ、ずっと室内で座ってる仕事は 気が狂っちゃいそうだから、嫌なんだよねー」同じように思う中国人は、いないのか…???(単純に給料が安いから、嫌がるだけ?)そういうふうに思っているサービスの上手な中国人の人を発掘して、育っていくお手伝いができたらいいなぁ、なんて、想像を膨らませてしまいました。こういう物づくりにかかわる仕事にしても、サービスにかかわる仕事にしても、中国はどう発展していくんでしょうね。
2005年10月18日
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午前中で、マナー研修のすべてのメニューが終了。ついに、バイリンガル秘書(初日本上陸)の東京研修全メニューが終了です!!今後は、上海で、一人の講師としてやっていかねばなりません。そして、空港へ出発する20分前。お世話になった方々へ、一人一人に、「秋葉原まんじゅう」を配りながら、お礼。(少し時間があったので、「どこに行きたい?」 と聞くと、「秋葉原!!」だったんです。笑)そして、時間。「では、そろそろ行きますね!」と言うと、会社内の全員が、立ち上がりました。そして、なんと、全員でエレベータまで、お見送り。バイリンガル秘書、ビックリ。目が丸くなっています。「ありがとうございました!! また来ますッ!」と、言ったのは、私(笑)。彼女のほうは…声になっていませんでした。ウンウンとうなづきながら…顔を拭いていました…1階のボタンを押すのも忘れて。無言で噛み締めながら、地下鉄を目指したのでした。
2005年10月12日
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今日は熱海で研修です!久しぶりに見る日本人の研修。中国でもよくやっている内容と同じ内容だったのですが、やはり、反応に違いが出るんですね~。グループで、一人一人順番に、ある活動をしてもらっていたのですが、見ていると、 ◆自然に列を作って、輪になる。やはり、日本人には、『列に並ぶ』という習性が身についているのでしょうか?(笑)また、別の活動で、一人一人の点数を競う内容のとき、ある1つのグループリーダーの方が、言いました。 ◆「みんなで高得点目指すぞー!」おおおーっ、これも中国では見たことがなかったですっ!!一応、人数の関係上、グループに分けただけで、グループを競わせるとは、一言も言っていないのに、自然にグループ対抗のような雰囲気が出てくる。これは、面白いですねぇ、『日中、研修反応比較』!!こういう機会が増えると、楽しいのになぁ。よっしゃ、こっち方面も、がんばろっと!!
2005年10月08日
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昨日も、繁華街では、たくさんのイベントが開催されていました!踊っていたり、歌っていたり、商品の実演をしていたり…と、あいかわらず、デパート前は大混雑です!でも…ちらりと見たときに、ビックリ!!ええっ?ホンマに?!なんと、接客しているおねーさんたちが、みんなハンバーガーを食べながら接客してます(涙)。せっかく頑張ってるメーカーなのに、もったいない…もう一つビックリは、これ。「見て見て!カッコいいでしょ、 商品じゃなくてワ・タ・シ!!」と、言わんばかりのモデルポーズ(汗)。(でも、私服なんですよね)日本も、一昔前のモーターショーは、ムチムチギラギラおねーさんばっかりだったそうですが、上海は、今、まさに、その時代を進んでいるのかもしれません。
2005年10月02日
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久しぶりにある日本料理屋さんに。ここは、以前に少しだけ、スタッフの子たちに、教えて来ていたことがあるんです。顔を見せると、「あ、先生!!」と。意外なほどに、喜んでくれて、「最近どうしてるの?」「仕事忙しいの?」「彼女できた?」などなど(笑)。もう早いもので、教えていたときから1年。こうやって話しに来てくれる子は、当時は働き始めたばかりの子でした。それが今では主力メンバーになっているようで、頼もしい限り。そんな子たちと、ほんのちょっとだけなのですが、接点を持ったことで、「先生!先生!」と呼んで、良くしてくれる。久しぶりに感激してしまいました。そして同時に、最近あまり顔を出しに行ってなかったことを深く反省。エネルギーをたくさんもらって来てしまいました!!よっしゃ、がんばるぞー!!
2005年09月24日
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いつものコーヒー屋での出来事。今日は、少しお金持ちそうなご婦人のとなりの席でした。突然、そのご婦人が怒り始めます。「ちょっと、あなた!! いつコーヒー持ってくるのよ!! もうかなり待ってるのよ(怒)」「あ…いえ…あの… 少々お待ちください」ウエイトレスの女の子も焦っています。私は興味津々。(申し訳ないのですが。笑)どんな対応するのかな???すると、店長が厨房から登場。「大変申し訳ありませんでした。 これこれこういう訳で…」と、作っているほうにその婦人を連れて行き、説明して、フォローをします。そして、2,3分後、婦人は、笑顔で帰って来たのです。「もぉん、早く持ってきてくれないと 困るのよ、オホホホ(笑)」と。しかも、ご婦人、その後、コーヒーを出した女の子には、「ありがと」の言葉。そっかぁ~このコーヒー屋は、店長が現場にいて、しっかりフォローしてくれるから、女の子たちも、感じ良く働けるんだ…と、改めて感心。こういう点でも、一緒なんですよね。
2005年09月18日
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最近、上海でもマナー研修が増えてきております。「日本式」ということで、そのまま教えるのもいいんですが、何か、現場に即していない気がします。【マナー】【作法】う~む、なんかちょっと違う気がする…15日の日記にも書いたように、どうしてこれが必要か?という部分に問題もありますし、それ以前のレベルで、必要なことがある気が…そこで、最近社員を雇った弟に相談してみることに。どんなふうにトレーニングしてる?と聞くと、「そやねん。 ホウ・レン・ソウとか、 角度60度のお辞儀がどうってこと以前に、 う~ん、もっと、なんて言うかな、 小さいときにお母さんに注意されてた部分やね(笑)。 例えば、『人と話してるときは、返事しなさい!』とか。 そういうことを繰り返し、教えてるよ」小さいときに母親に言われていた部分… そっか、「しつけ」か!!逆に考えると、それができてないと、ピクピクッと来てまう部分!!そう考えてみると、結構思い当たる部分があります。◆モノを投げて渡す◆お客さんのお茶を、バンッと音をたてて出す◆聞き返すときの「アアッ?」◆お客さんとの商談中に、携帯電話を取る◆退勤時間後、何も挨拶なしに、帰っているそっか、そっか、そういう部分から必要ですよね。日本人どうしでは、ビジネスのときじゃなくても当たり前の部分。よし、これも研修に加えよう♪~~~~~~~~~~~~~~~~~~~【お知らせ】ということで、こんなパッケージも始めてみました!!⇒レジャ研中国、のページ
2005年09月17日
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中国人スタッフは、日本人にどんな疑問を持っているのか?日系企業に働いている人に聞いてみました!■技術担当■新人研修:日本語日中違い:仕事の細かさマナー :女性のマナーに厳しい。シャツ&スーツの着用意思疎通:挨拶が多い。日本人のほうが、敏感。社内不満:特になし■内装担当■新人研修:部門や業務の紹介、日本語、マナー日中違い:たいしたことがないことが日本人には重要 日本人の忍耐力がすごいマナー :女性のマナーに厳しい。スーツの着用意思疎通:日本人は融通が利かない。なぜか挨拶が多すぎ社内不満:男女の不平等その他 :トレーニングが多いが、理由の説明があまりない■営業担当■新人研修:商品の紹介日中違い:制限が多く、仕事が不自由。日本人は正確な数字が好きマナー :服装は、男性に対して厳しい意思疎通:問題があると日本人が決めてしまう社内不満:男女不平等その他 :重視をしていないのか、トレーニングが少ない■営業担当■新人研修:業務の知識日中違い:日本人は仕事が細かい。合理的マナー :服装の清潔感を特に注意する意思疎通:言葉の違い以外は、同じ社内不満:面倒くさいときもあるが、多くのことを勉強できたと思う■技術担当■新人研修:日本語、技術日中違い:日本人は残業好き。仕事がなくても残業している 等級制度が好きマナー :なし意思疎通:私は日本語ができないので、交流がない社内不満:特になし■秘書担当■新人研修:業務知識、マナー日中違い:考え方の違いマナー :少し厳しい。スーツの着用。意思疎通:日本人は融通がきかない。交流不足。社内不満:男女不平等。会社内の異動が少ない『中国投資・会社設立ガイドブック改訂増補』著者:筧武雄/パワートレーディング出版社:明日香出版社には、中国人管理職(部下)が挙げた日本人経営職・管理職(上司)の問題点として、こんなことも書いてありました。自分にもグサッと来たものをご紹介。・日本人には3つの「コ」「コンクリート(頭が固い)」「チョコレート(口先だけ)」「レイゾウコ(心は冷たい)」・日本人社員の言っていることの細かいニュアンスがわからない・中国人社員と腹を割った付き合いができる人がほとんどいない・世界経済情勢など知らないことが多い・形に表れた礼儀・エチケットに小うるさい・オープンマインドではなく、新しい考え方を受け入れようとしない・面子を考えずに人前で大声で叱る・細かいことまで一々本社にお伺いを立てる・表面ずらとは別で、頑固である・何があっても「頑張れ」が口癖・謙遜し過ぎて卑屈に見えることがある・規則を守らないなんだ、日本人と中国人、お互いに同じことを思ってんじゃん(汗)というものも結構あることに、少し驚きです。こういう反応をしていることを頭に入れて、接していかないといけませんね。やはり最初は、自分の襟を正すことから始めねば!ウン。
2005年09月15日
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最近、朝、少し早く来て、そうじのおばちゃん(元小学校教師)と話をするのが、楽しみです。今日の話も面白かったです。「最近の中国の小学校教育も大変よ。 私は、一人っ子は良くないと思う。 わがままになってきてる。 やっぱり子供は、二人はいないと、ダメね」中国では、教師が尊敬されているとはいえ、日本と同じような状況になりつつあるようです。それにしても、このおばちゃん、本当によく働くので、聞いてみました。「あのさ、おばちゃん。 なんでそんなに楽しそうに働いてるの?」「あのね、今、私、楽しいのよ。 だって、ここって、たくさん外国人がいるでしょ。 昔は、外国人と触れ合う機会なんてなかったもの。 今は、こうして話ができて、ほんと幸せ。 ほんと、私、以前に外国語を やっておかなかったのを後悔してるわ。 あなた、この言葉知ってる?」おばちゃんが書いたのは、これでした。 【取長補短】 V / V V quchangbuduan意味:長所を取り入れ、短所を補うこと「今は、開放されて、いろんな外国と こういうことができるんですもん。 楽しいわよ~!!」上海人でも、昔は、外国人と話もできなかったという事実。考えてみれば、今も、自由に、外国に行けませんしね。すご~~~~く、考えさせられてしまいます、自分の環境、日本の恵まれた環境。感謝を忘れてるなぁ…。
2005年08月31日
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最近、お気に入りのオフィス近くの肉まん屋。朝は行列ができる人気店なのですが、販売担当は、男の子一人なんです。ブスーッとした顔をして、流れ作業で売る彼。 どうしても 挑戦したくなりました。ブスーッな彼から、肉まんを受け取ったときに、笑顔で「シェイシェイ攻撃」!! するとっ!!笑顔が返って来たんです。それ以来は、前を通りかかるたびに、笑顔になりましたっ♪なんか、ちょっと自信♪比較文化論などで出てくる、「日本人は、意味もなく ヘラヘラ笑ってて気持ち悪い」論だとか、トレーニングのときに、ときどき聞く、「中国人が、笑顔のサービスを 求めているとは、限りません」論は、やっぱり、そんなことねーじゃん、と。笑顔は、万国共通であって、相手が笑顔なら、やっぱり気持ちがいい。また、何かの雑誌(たしかプレ@デント)で読みました。 感情は、 インターラクティブ(双方向)である!! と。相手が、しかめっ面だったら、自分も良い感じはしない。相手が、笑顔なら、こっちも楽しくなる。単純な話である、と。(しかも、別の本によると、 笑顔が一番伝染しやすい、らしい)だって、ちょっと自慢ですが、その男の子、他のお客さんのときは、やっぱり、ブスーッですもん(笑)。(そのかわり、その笑顔と目が合うと、 買わないわけにいきません。汗)おおお、やばいやばい、トレーニングしているときも、自分の笑顔、気をつけよっと。
2005年08月30日
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さすが、女の子は、すばらしい。バイリンガル秘書が、(あ、すみません。 ほんとは秘書じゃないです。 この響きが好きなのと、 見栄です、見栄。笑)「これ、おいしいですよ~」と買ってきてくれたのが、これです。味は、和菓子みたいなので、日本人好み。お茶によく合います。「どこで買ってきたの?」と尋ねると、「ローソンですよ。 しかも、3元です」と、得意顔。むむむぅ、 コンビニの商品なんて、知ってるつもりで、知らなかった…悔しい!!私のむてつが、ひとり悔しがっている、そんなときに、一緒にオフィスを借りているパートナーさんが、「あのさぁ…」と、一言。「昼ごはんさぁ、あんまり高いところで 食べてばっかりじゃなくて、 安いところ、見つけておこうね。 きっと彼女の負担にもなるし」そっか、忘れてた…現地スタッフへの配慮。昔もそれは聞いたことがあったし、日記にも書いたのに。浮かれてて忘れておりました、そのような気遣い。反省です…
2005年08月29日
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「おばちゃん、早上好ッ!!」「オハョ…ゴザイマス!! どう?私の日本語、合ってた?(笑)」新オフィスの掃除担当のおばちゃん。すごく働き者です。で、これがまた、良い人なので、ついつい話をしてしまいます。「あたしは、定年になったんだけど、 家にずっといても面白くないからね。 あたしは、こうやって机を拭いたり、 働いてるのが好きなんだよ」「おばちゃんみたいに、 働き者の中国人って、いるんだねぇ。びっくりするよ。 みんな、おばちゃんくらいの年齢の人は、 ひなたぼっこして、ボーッとするのが、好きなのかと思ってた」「あんた、何言ってるの。中国人だって、人の考えはそれぞれよ。 私の友達は、踊りの練習したりするのが好きな人も多いよ。 でも、私は、働きたいね。 特にここは、面白いわよ。外国人が多いし。 外国語、ちゃんと勉強しとけばよかったわ、ほんと!(笑)」「ところで、おばちゃんは、 この仕事の前は、何をやってたの?」「え?私、小学校の教師よ」「えええーっ!! 小学校の先生だったのっ?! 僕は、日本にいるとき、高校教師だったんだよ!」「えええーっ!! アハハハハ、すごいわねぇ」45歳で定年。その後、この掃除の仕事をしているそう。こういう方に、毎朝、「日本人はいいわね、礼儀正しくて」と言われるのですから、こっちの背筋も伸びちゃいます(笑)。
2005年08月26日
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今回の新オフィスの下は、商業ビル。テナントが入っています。お、なんか面白そうな店、発見!健康チタングッズの店でした。日系の店らしく、説明も日本語が多い。そして、店員さんが、素晴らしい。「持ち上げてみてください。 これを付けると、ほら、軽いでしょ?」「肩が凝るんですか? それなら、このテープをここに貼って、 痛いですか?じゃ、ここですね」「ちょっと長すぎますか? ほら、こうして、こうして、 この長さならオシャレでしょ?」これは、もう、専門家ですね。。すばらしい説明です。でも、値段が…高いんだよなぁえ?師匠、買うんすか?いつも買いますよね…(あきれ顔)「たしかに、肩、ラクなんだよ♪」と嬉しそう。昨日もスタバのカップを新人の子が一生懸命説明してくれたから、と、買ってたし。聞いてみました。「だってさ、のむてつさん、 わかるんだよ。彼らの気持ちが。 サービスマインドなんてものを教えてて、 申し訳なくなることがあってさ。 【一生懸命サービスすれば、良いことがある】 って、彼らには思ってもらいたいから。 現実には、必ず良いことがある、とは限らない。 くじけそうになるんだよね。 僕も現場にいたから、それが、わかる。 だから、買いたくなっちゃうんだよ」そうですよね…研修のときに、「最初の20日が大切です!」「仕事が好きになるようにさせましょう!」「ここで働くことが楽しい、と思わせましょう!」と教えている。でも、じゃあ、自分は?研修を離れたときに、どれくらいそれを大切に考えているか?仕事以外の部分で、自分の本性がにじみ出る…そして、師匠。「あれ、見て。 あの子、お湯を入れてくれてるでしょ。 ああやってさ、田舎から出てきた女の子が、 青筋立てて、重いヤカンからお湯を注いでくれてる。 あれを見て、 『いいなぁ。がんばれよ~』 と思えない奴は、 この仕事をやっちゃダメなんだよ」ズシリッと、心に。
2005年08月24日
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現在スタッフ募集をしているんです。友人の中で、「この子は、向いているな。欲しいなぁ」と思った子(中国人)。彼女から、意外なことを言われました。「私が一番心配してるのは、 友達と一緒に仕事をするのは、 プレッシャーが大きいってことなんです。 ちゃんとできなかったら、 友達も一緒に無くしちゃうことになるでしょ。 今までに関係のなかった人なら、 ケンカになっても関係ないし(笑)。 だから、ちょっと複雑。 関係がシンプルなほうが働きやすいし。 知らない人と一緒に働くなら、 そんなに精神的に問題は、ないでしょ?」 結構若い子なのに、しっかりしてる…中国人は、コネなどには、全然抵抗がないと勝手に思っていました。でも、考え方は、やはり人によって違う、と。 自分の中の偏見を、またもや発見!! ガックリ…という感じです(汗)。
2005年08月10日
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今回の日本の滞在中、あの伝説の本、「社会人として大切なことは、 すべてディズニーランドで教わった」の中に出てくる、【町丸さん】の話を聞きました。あの本の中以外にも、たくさんエピソードがあり、私なんかは、聞くたびに、心にグサッと来ます。リーダーとして、すごく厳しいのですが、みんながついてくる。ファンまでできてしまう。でも、実は、細かいところでの配慮がすごい。だから、部下がついて来る。高校教師のころ、掃除の指導で悩んだことがありました。ある先輩先生は、「掃除も、率先して手本を見せる。 それが、生徒の心を動かす」ある先輩先生は、「俺は掃除は手伝わない。 掃除すると全体を監督できないから」どっちがいいのか?今考えると、そのときの自分は、表面の部分しか見てなかったのかな、と思えます。ちょうど、最近、勉強している本に、町丸さんの行動を非常にうまく表現している部分を見つけましたので、書いておきますね。~~引用(一部要約してあります)~~~~~~~ これまで様々な人材育成プログラムが開発され、行われてきましたが、その成果はあまり芳しいものではありませんでした。その理由は、人材育成の前提条件に問題があったのです。その前提条件とは、「先生は人間的に成熟しているが、人間的に未熟である」あるいは、「上司は正しいが、部下は間違っている」ということです。この前提を基に、効果的な方法を、パターンに分けて分析し、その分析に基づいて様々な方法が考えだされました。でも、思ったような人材を育成することができませんでした。人材育成は、テクニックで行おうとすればするほど、難しくなってきます。人が最も影響力を受けるのは、テクニックではなく、自分のまわりの他人の生き方です。人は、人によってしか、育てることはできません。「メンタリングマネジメント」福島正伸著 より~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~先の私の例で言うと、掃除を手伝う、手伝わないは、どちらでもいい。ポイントはその他の部分で、自分の生き方、考え方の部分で、「どう生徒の心を動かす態度を見せられるか」 ということなのか、と思いました。要は、その他の自分の行動の部分で、言っていることを納得させられるか、がポイントになる、ということなのかな、と。『言行一致』言うは易く、行うのは難し。でも、見習わねば(汗)。
2005年08月09日
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昨日、日本のことをもっと知らないとなぁ、と反省した帰りに見つけたのが、九段下の『昭和館』。これも何かの縁だと思い、さっそく今日行ってきました。中国で研修をやったり、友人と話したりしていると、わかることがあるんです。中国の人って、自分たちが攻められたことは教科書で知っているのですが、日本も焼け野原になったことは、意外に知らなかったりする。なので、やはり、中国に住む日本人として、そのあたりのことも、ちゃんと説明できるようにしておかないと、と、常々思っていました。そして、昨日の、あの先生からの話、今回のホテルの場所が近かったこと、何か偶然ではない気がしました。改めて、戦争当時の様子を見る。受験のときに、教科書で見たはずなのですが、また全然違う感覚ですね…そうですよね、今日は、広島に原爆が投下された日。館内は、人が少なかったのですが、車椅子のおじいちゃんも見に来ていたのが、印象的でした。やはり平和が一番。帰りの本屋でゴーマニズム宣言の『靖国論』を買う。先祖を大切にせねば…たしかになぁ、と思う。これからの日本は自分の国を自分で守る必要があるのももっともだと思う。ペコペコした外交もして欲しくない。ただねぇ…中国に関しては、政治家の言っていることと、一般の人の考え方が、全然違う。中国の政治は、何をするかわからないので怖いのですが、中国の一般人とは、仲良くなれる気がするし、実際に、仲良くなっている。とりあえず、自分で平和のために自分でできることは… 一人でも多くの中国人と 仲良くすること!!そして、日本の良いところをもっとたくさん知ってもらう。政治の世界では、日中ともにいろんな思惑があるようですが、草の根の民間交流も重要。仕事でもそうですもんね。一気に解決する方法を探しがちですが、実は、コツコツ積み重ねるほうが早いこともある。この問題には、コツコツ型担当で、行こうかな。
2005年08月06日
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今日は、中学高校の先生方の前で、緊張でプルプルしなら、話してきました!(笑)最初はプルプルしていたのですが、開始5分で、なんとか吹っ切れ、自分のペースに。勉強しに来ている意識の高い方々だからでしょうか、「吸収力」と言うか、こちらが話したことをやさしく吸い込んでくれる感覚に、緊張もほぐれ、楽しく話すことができました。ところで、私が話したメインの部分は、『上海での金持ちの子供たちの英才教育』と、『田舎からの出稼ぎ少女たちの向上心』だったんです。講座のあと、ある先生が言われた言葉が印象的でした。「日本も、野村さんが言われた上海と 同じような状況があったんですよ。 集団就職で田舎から出てきた人が一杯いてね。 東京オリンピックに向けては、 『外人さんが来るからゴミはゴミ箱に捨てましょう』 というキャンペーンが始まって、 街にたくさんゴミ箱が設置されたのよ。 今は、地下鉄のゴミ箱は無くなっちゃってるから、 時代の流れは、面白いわよね~。 こんな話をすると、野村さんの年代の人なんかは、 私を中国人だと思っちゃうかもしれないですね(笑)。 でも、日本も、そんな感じだったんですよ」そうなんですねぇ…偉そうに「今の中国の状況は、こうです!」なんて、語ってきたのですが、少し恥ずかしくなってしまいました。日本の現代史を、もっと勉強せねば。
2005年08月05日
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「俺は、英語を教えたくて教師になったのに、 なんで、英語を勉強したくない生徒の相手まで しなきゃいけないんだ!!」高校教師になったばかりのとき、このようなことで、悩んでいたんです。 教師って、 勉強したい人に教えることが仕事じゃないのか? 勉強する気がない人に、やる気をださせること、 それも教師の仕事なのか?ただ、悩んでいつつも、毎年「英語嫌い」「勉強嫌い」の生徒は、たくさん入ってきます。無視されながら授業をするのが苦痛だった私は、なんとか生徒が興味を持ってくれるように、いろんな「しかけ」を研究するようになりました。すると、結構、あるんですね、生徒に興味を持たせることを研究した本が。いかに効率的に勉強するか、という受験テクニックばかりを見てきた私には、目から鱗の発見でした。で、今です。企業研修の仕事をするようになり、再び、ビックリ。企業の研修って、仕事の仕方だけを教えればいいんでしょ?と思っていたんです。ところが、 「おおお、会社でも、やっぱり、 やる気を出してもらうことから やらなきゃ、ダメなんだ!!」上に立って導く人は、その勉強、仕事のことをよく知っていて、その楽しさも、意義も、よくわかっている。だから、やっぱり、わかっているからこそ、知識や方法だけではなく、楽しさも、意義も、教えてあげないといけないんですね。自分で意識を高められるほど、強い意志を持った人ばかりではない、ということなんですね。自分のことを振り返って考えてみれば、当然のことだとわかるんですけどね。ははは…未熟でした。
2005年07月30日
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上海に住んでいて、北京に行く。前回行った時にも感じたのですが、 北京の人のほうが、笑顔が多い?前回は、中関村の電気街で特にそれを感じました。今回は、后海のバーにて、痛感。よい感じにブレてます(笑)。この女の子なのですが、非常にナチュラルな感じのよい笑顔。気の利いた接客。(かわいい子だったから注目した… という理由もあるのですが。笑)トレーニングしたから接客がすばらしいという感じではないのですが、あくまで、「素」が良いという感じ。こういう「素」の良さが、北京では上海より多い気がするんですね。何が原因なのでしょうか、第一印象での笑顔の多さ?一声かけたときの反応?う~む。でも、ほんと、こういう人たちを見ると、おおー、中国はこれから良くなるぞー、と期待せずには、いられなくなります。こういう人たちが、学歴とは別のところで評価されて、挽回するチャンスができたらいいな、と。そのお手伝いができたら楽しいなぁ、なんて。あ、タクシーの運ちゃんは、別だ。北京のほうが、ぶっきらぼうな感じ、多し(笑)。中国全体も、オリンピック、万博を前に、どのように変化していくんでしょうね~。楽しみですっ!!
2005年07月29日
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中国人の友人と私の会話です。先日までは、フリーで仕事をやるつもりだ、と言っていた友人でしたが…私「どんなふうに働くのが理想?」友「フリーで働いて、好きな仕事をするのが一番かな。 でも、そういうふうだと、親がプレッシャーを 与えてくるんだよね」私「プレッシャー?」友「親は、伝統的な仕事をやってほしいみたい。 つまり月曜から金曜まで働いて、 社会保険にも入るような仕事ね。 自分では、中国の年金はあてにならないから、 自分でなんとかしようと思ってたんだけど。 親は、いろいろと注文をつけてくるよ。 今、すべて言い切れないけど、 これは、文化の問題かな」私「でも、そういう状況って、 日本でも同じかも」友「そう? もし、伝統的な仕事をしなかったら、 遊んでいて働いてないと親は思うだろうなぁ。」なんか、高校で進路指導していたときの思い出とダブってしまいました。親は安定を求める。子供は自分の納得のいくことを求める。似ているんですねぇ…。
2005年07月28日
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ビックリッ!!昨日の話の中で、去って行った彼女は、ローテーションで働いていたんです!!何がビックリか、というと、中国では、結構、仕事場でのローテーションを嫌うところが多いんです。「そんなことは必要ない」「2つ以上やらせると混乱する」などの理由で、です。でも、これには弊害もあって、仕事が単調すぎて集中力がなくなったり、ひどいときには、退職にもつながります。ちゃんとローテーションをこなしている彼女たちを見ていたら、少し嬉しくなりました。 やっぱり、できるんじゃん、と。ローテーションなんて必要ない、と言うのは、実は、中国人経営者のほうが多かったりするので、自分たちで、自分たちを過小評価しているのかも、しれないですよね。あ、経営者が、下のスタッフを自分と同じとは思ってない、という可能性もあるか…まあ、何にせよ、やらせてみれば、できるんだ!ということがわかり、収穫でした♪
2005年07月25日
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今日は、北京の、ある施設を視察。女性スタッフがパソコンの画面を見ながら、説明をしてくれました。 これは、ですね、 私たちの仲間のスタッフが テレビ番組に出ているところなんですよ。 どうですか、彼、すごいでしょう? プロのの司会者みたいでしょ? 彼は、私の同期なんですが、 話がすごく上手くて、今では、 テレビ出演もして、子供たちの人気者なんです。 胸の星も3つなんですよ。 すごいでしょ。 え?私? まだ2つですよ~、へへ(照笑)。 すみません、私、もう行かないと行けません。 では!! (小声で別のスタッフに) お二人に、お茶をお出しして…と、彼女は去って行ったのでした。あとで、そっと覗いてみると、彼女は、イベントの準備で椅子を並べていました。後輩に指示を出しつつ、ズレているところは、自分で直す。その間も、お客さんの流れに気を配り、スススッとお客さんに近づき、「これはですね…」と進んで接客。あとで、詳しく聞いてみると、彼女は、採用当初は、すぐに辞めてしまうのではないか、と心配されていたんだそうです。それが、今では、5年間勤務。人前で話したり、派手なことができるわけではないのですが、すごく丁寧で、気がつく。こういうタイプも、いるんじゃないですか、中国!!ええなぁ…北京。またまた、北京マジックにハマリそうです…(笑)。
2005年07月24日
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中国人スタッフに聞いてみました。━━━━━━━━━━━━━━━━もし100元(約1500円)しかなかったら、好きな人の誕生日をどう祝う?━━━━━━━━━━━━━━━━なかなか面白い答えだったので、ご紹介♪♪~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●プレゼントは、ニセモノ市場で、 ヴィトンのカバン。40元。●市場で料理の材料、25元。●サントリービール2本 5元。●バラ 10元(2本くらい)●DVD 10元。 タイタニックなど、ロマンチックなもの。 ●彼女が帰る時にタクシー 10元。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●中南海たばこ 10個 65元。●小さな植木 18元。●金魚鉢 変わった形のもの 17元。 これは、彼氏の女運を下げるため(笑)。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●誕生日カードに祝福の言葉 5元。●彼が好きなチョコレート 30元。●ワインかシャンパン(中国製の安いもの)20元。●ろうそく 5元。●DVDを一緒に見る 2枚 10元。 ●日記に使うノート 5元。 自分と彼のロマンチックなことを書きます(笑)。 彼は、ロマンチックや流行のものが好きなので。●折り紙&プラスチックの棒で千羽鶴を作る 5元。●公園に行く、ボートに乗ったり。 10元。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●髪を切ってもらう。 まず気持ち良くなってもらいます。 10元。●ニセモノ市場で服購入 40元。●コーラを2つ買う 6元。 一つは、ふたの裏に私の名前を書いて、 1年間財布に入れておいてもらいます(笑)。●クーラー付きのバス 4元。●DVD 20元で4枚。●ご飯を作ってあげる。 材料、ビール、果物で、18元。●クーラー付きのバスで帰ってもらう 2元。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●昼ごはん代を節約するために、午後に待ち合わせ。●ウインドウショッピング 0元。●バラを10元で買う。 ●コーヒー店で休憩 20元。●プレゼント 無印良品が好きなので、 ノートとペンで、30元。●交通費 10元(タクシー代)。●料理作り 30元くらいの材料を買う。 ワイン、ろうそくは、家にあるものを使います。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~う~む、中国でモテるためには、バラとDVDの使い方が重要?(笑)
2005年07月21日
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今日は、研修です!!今回は、研修の一環として、ある洋服店を見に行きました。さあ、この店が、中国の人には、どう写るのか???楽しみです。感想~~~~~~~~~~~~~~~~~~●スーパーマーケットみたいな感じ。●スタッフが少なかったので、サービスに関して何も感じられなかった。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●お客さんがモノを触ったら、すぐに直す。試着室のスリッパも、使われたあとは、すぐ直す。これは、偉いと思いました。●スタッフのTシャツが、いろんな色なので、お客さんと区別しづらい。●カゴ、TDLのように斜めに置いてある。お客さんがとったら、すぐに斜めにしていた。●みんな止まらず、動いていた。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●質問すると、今やっている仕事を一旦止めて応えてくれる。●試着室に、防犯カメラがあった。●試着室のスリッパをすぐに直していた。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●買うときに、外に出てサービスしている人が、レジに戻って来てやっていた。●レジが慣れていた。トレーニングされている。●レジでの服のたたみ方が、展示されているのと同じだった。だから、これもやはりトレーニングされている。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●入り口、商品をライトで照らして目立たせている。●鏡がたくさんおいてある。●レジで買ったときに、両手でものを渡してくれた。おつりもそう。そういう部分ができている。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●一着目の服をとると、カゴを渡してくれる。カゴがあると、二着目をとりたくなる。うまい。服をとったことに気づいてくれるのが、すごい。●男の子が看板を拭いていた。ヒマだと、こういうこともやるんだなと思った。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●店員に追われてない気がする。自由に選べる。でも、ちゃんと気をつかっている。でも、邪魔はされない。そういうところが良いと思う。現れてほしいときに、現れてくれる。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~みんな、すげぇ…(感涙)細かいところに、気づくもんですねぇ。約半年、一緒にがんばってきた甲斐がありました…♪
2005年07月20日
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ある勉強会で話をさせていただけることになり、ドキドキしながら準備しております。お題は、やっぱり『人材育成』。いろいろ考えているうちに、日系会社で働いている中国人が抱く不信感に行き当たりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~■日本人が訳もなく優遇されているのでは?■「日本(人)は給料が高いだろ?!」 (ただ、「生活費も高い」ことは知らないことも多い。涙)■日本本社は、いざとなったら中国支社を切り捨てるのでは?■中国人にも情報を回してくれているのか?■中国側にも利益を回してくれるのか?■「日本からの意見」というだけで、すべて正しいのか? なんで理由をちゃんと説明してくれない?⇒逆に「日本人が言うから仕方ない」と、 部下に責任逃れする中国人幹部の存在も。■日本側は、中国の実情をわかっているのか? (特に、管理、文化、国情の違いについて)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~こんなことを考えていると、ある方にご意見をいただきました。その方は、日本で、進出してきたフランス企業で働いたことがある方。日本嫌いのフランス人上司の下で働いた経験があるので、「だから、上海の中国人の気持ちは、わかるよ」と。■「こんな国、好きで来ているわけじゃないよ」と 現地スタッフの前で言ってしまう駐在員に、ムッ。■駐在員の良い生活を目の当たりにして、 やはり良い気分は、しない。(自分は1時間以上かけて電車通勤。 駐在員は、タクシーで西麻布へ)■絶対に本社採用には、なれないという、支社採用のヒガミ。このような気持ちが、あるはず、とのこと。そう言えば、現地スタッフの前ではできるだけタクシーに乗らない、ということを実行されている方の話も私は以前に聞いたことがありました。しかも、中国での日本企業は、欧米企業よりも難しい立場。日本は必ずしも「憧れの国」というわけではないので、イメージ戦略がすでに上手くいっている欧米のの真似だけしていてもダメ。特に、「世界の中心」を自負する上海人にとっては、■日本人が、韓国企業で働いている気持ちこれに近いのでは?なんていう話にもなりました。さて、そんな日系企業でどうやって、やる気を持って働いてもらうか?やぱり、かなり工夫が必要ですよね~。っていう日記のまとめ、じゃなくて、その工夫を勉強会に向けてまとめねばー(汗)。
2005年07月15日
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これまた、H社長からのお話。日本のある工場。経営が厳しくなってきて、思い切った方法を採った。 なんと、 業績の良い中国から、 敏腕中国人マネージャーを招く!!容姿端麗な女性中国人総経理(社長)を日本へ事業部長として招く。実際に目の当たりにしたそうです。35代の中国人女性が、40代の腰の重い工員おじさんを叱咤して働かせている様子。「こうすれば、 もうあと3つ作れるでしょ!!」本当に怒り方が怖い。中国でのやり方と同じ。日本人どうしでは、甘えが出てしまっていた、ということか…?勤務時間後の勉強会も主催。見学時は、「材料について」。当然、残業代は出ず、任意出席。その事業部長は、言います。「この会社は100人いるけど、 本当は50人でも回せる。 でも、私は、この人たちを 切りたくないから、100人でも やっていける仕事をとっていきたいだけ。 だから、ちゃんとやらせてるの。」H社長、深くうなずきます。「そうですよね。僕も中国で ずっと同じことを言ってきました」「じゃあ、なんで日本で言えないの?」グサッ…もう、国籍は言ってられない時代が来ているようです。
2005年07月08日
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最近は、工場のコンサルもやっているというH社長の話。中国では、工場と言っても、手作業のところが多い。そして、製品は、大体、ひとつの製品を村がかりで作っていることが多い、とのこと。この村は、村中で、髪のゴムばかりを作っている、とか。そんな中、今回訪れたのは、 「歯ブラシ村」だったんだそうな。以前から契約している工場に入る。棒に植毛していく機械が、勢い良く動いている。こういう部分は、機械化されているらしい。で、奥を見つめると…工員が集まっている。 ん?「彼ら、何をしているんですか?」何がおかしいんですか?と案内員。だって、どう見ても、工員が一箇所に集まって、歯ブラシを… た、食べてる…(汗)製品の歯ブラシを口に入れて、引っ張っているっ!!ビックリして、思わず近寄って聞いてみると、「いえいえ、私たちは、こうして 歯ブラシの毛を整えているのです」機械で植毛しただけでは、毛が、不ぞろいの部分を噛み切って整えているのだそうな…でも、話を聞いてみると、工員たちは、いたって真面目。ハサミを買ってもらえないから、こうしている、と。でも、さすがに、尋ねずにはいられない。「そんなふうにしたら、汚いと思わない? ホテルで、このまま口に入れちゃう人もいるんだよ」「ええっ? 歯ブラシを使うときは、 熱湯で消毒して使うんでしょ?!」「・・・」でも、です。爆笑して聞いていた、私に向かって、真面目に説明を続けるH社長。あのね、のむてつさん、この歯ブラシ工場の工員さんたちは、みんな真面目なんだよ。できた歯ブラシ1個につき、いくら、という方法で働いているわけだしね。ただ、彼らは、歯ブラシが置いてあるホテルに泊まったことがないんだ。どんなふうに使われているのか、なんて知らない。ひょっとしたら、普通のホテルにさえ、泊まったことがないかもしれない。でもね、社長は絶対に知ってるはずなんだよ。社長は知っててやらせてる。会社が、清潔に作るシステムを作っていないだけ。清潔に作ることに価値を見出してない、と言うか。残念だよね…このような工場を回って少しずつ変えていくのが、今のH社長の仕事なんだそう。非常に参考になる話でした。
2005年07月07日
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今、事務所を間借りさせていただいているこの企業さんは、残業が多い。今日も、夜9時過ぎに、私が食事をして戻ってくると…「あら、イエツン(野村)、 また鍵忘れたんだ!!」と笑いながら開けてくれました。一般的に、「中国人は、残業をしない」「終業10分前には、タイムカードの前で待っている」「終業30分前には、トイレに隠れてカウントダウンしている」(笑)などと、言われたりするのですが、全然違う会社も、あるんですよね。最近、思うのですが、「中国人は残業しない」というのは、社会人のトレーニングをあまり与えていない企業の話なのかもしれないな、と。日本だと、残業が当たり前なので、就職すると、心構えが自然にできる。中国は、残業が当たり前ではないので、その企業の「働き方」や「価値観」を改めて教えないと、タイムカードの前で時間つぶしするのが、普通になってしまう。この今、私が間借りしている企業さんには、タイムカードの横に「掟」が書いてあります。そして、日本人の上司が、いつも、細かく指導している。そして、そして、これが重要なポイントとも思うのですが、■他のダラダラ企業で働いた経験がない フレッシュなスタッフがほとんど。最初の会社での働き方が、人生を決める。習慣をあとから変えるのって、大変ですもんね。こっちでトレーニングしていて、ほんと思います(苦笑)。
2005年07月01日
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朝、携帯メールの音で、目がさめました。去年、北京で研修をしたスタッフからです。先日の1周年パーティで上海に来ていたのでした。「今から北京に帰ります また北京にも遊びに来てね:)」意外な相手からのメールに跳び起き、急いで返します。「気をつけて帰りや。 また絶対に、僕たちも北京に行くから。 仕事がんばって!!」すると、また返事。「中国語、上手くなったね! メールの中国語にも、びっくりしました。 応援してくれてありがとう。 私たち、頑張るからね! また会えるの、楽しみにしてます」おおおっ、嬉しいお言葉♪「僕たちも、仕事頑張るよ! また北京で会えるように。 必ず北京に行くからね。 そして、仕事ぶりをみせてもらいます! そして、一緒にメシ食いに行こう!」それに対する応えが、これ。 「好的。一定」きっと… 一定【イーディン】きっと、必ずいつも何気なく使う言葉なのですが、なんか、今日は違いました…北京への道。ほんっと、がんばらねば!
2005年06月26日
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今日は、ある施設の1周年パーティでした!ここは、以前に研修で関わったことがある施設。でも、オープニングスタッフは、私とは、接点が少なかったんです。研修に1日だけ覗きに行った程度。でも、です。パーティに参加し、話していると、「俺、イエツンを覚えてるよ~」と、話しかけてくれる。(イエツンは、野村の中国語読みです)1年前に、1日だけ覗きに行った研修で、ほんの少しだけ話したことを覚えてくれているんです。弟がコーヒー屋をやっていること、自分が以前、教師をやっていたこと。嬉しい…(涙)1年の現場のキャリアを身につけた彼らは、次のステップに入っている模様。「今は、トレーナーとして、 新しく入ったスタッフの研修をしてるんだよ。 イエツンの師匠に教わったことを、 新しいスタッフに教えてるんだよ」そして、新しいスタッフからは、「いつ私たちの研修やってくれるの?」普通なら、考えられない言葉…こういうのって、教師冥利につきますよねぇ。私が教えていたわけではないんですけどね(笑)。早く私も、こんなふうに言われるように、成長したいもんです!!
2005年06月24日
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「え?あんた、研修の仕事やってんの? じゃあさ、『5s』知ってる?」と、突然言われたのは、上海の電気街。「私と、この私のダンナ、一緒に 蘇州の日本の工場で働いてたのよ。 管理をしててね。 そのときに、日本の企業の管理制度として みっちり教えられたの、この『5s』をね」『5s』を書いて、説明してくれます。「ああいうのは、絶対に中国に必要よ。 これを知ってるから、私たち、 日本製品が好きなの。 あんたたちも頑張ってね!! あっ、そうそう、そのサイバーショット、 同じやつ、日本で買ってきてよ。 ここで売るんだから(笑)」最後の一言は、ともかく(笑)、こんなふうに、日本流は、ちゃんと浸透しているんですねぇ。日本流というか、ちゃんとビジョンも、方法も決まっているやり方は通用している、ということなのかもしれません。「中国では、そんなことは、しません」「中国では、意味ないですよ」という中国人の意見も、最初は、もっともらしく聞こえ、流されそうになります。でも、スタバでは、トイレ掃除も普通のスタッフがやっているし、ユニクロは、店舗に日本人を入れて、接客がよくなっている。感じの良いあるインド料理屋では、マネージャーが現場にいる。なんだ、みんな、「中国流」という言葉に惑わされずに、自分たちの基本をちゃんとやってるんじゃん…というのが、最近の感想。結果を出せば、中国人も理解する。良いものは、よい、と。電気街で、5Sを教えられたみたいに。
2005年05月22日
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「そんなのは、社会人の常識だろ!」と、中国人スタッフに思ってしまうことが、しばしば。でも、これは、実は、教えてもらってないからか…と最近思うようになってきました。実は、会社内の仕事分担も、会社ごとに全然違っている。しかも、それが「海外」という場所で、準備も十分でないまま、会社が走り出す。また、中国人スタッフのほうは、日本ほど、「就職」ということに対して、心構えがない。そんな状況で、「常識だろ!」では、「常識」とする内容すら、わからないんですよね。その「常識」の内容を説明しても、納得いかないこともあるわけで、またそれは、理由を納得させなければいけない。大変面倒ですが、やはり、すべて言葉にして、伝える。しかも、ひねった言葉は無しで、伝える。それも、繰り返し、伝える。これしかないんですよね、結局。面倒にも思えるんですが、せも、そのあとには、良いこともあります。ちゃんと教えて、納得したことに関しては、すごく前向きで、吸収が早い。しかも、日本人よりも持続力がある。自分のためになることには、すご~く前向きですもんね。と、信じつつ、トレーニングやってます(笑)。
2005年05月21日
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「新しい人が入ってきたとして、 この人が、どうなったら、 一人前だと判断していいと思いますか?」研修中、このような質問を幹部の方にしたんです。私が、ショックを受けた答えが、これです。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~自分が上司として、叱ったら、叱られた相手が言い返して来るようでは、ダメ。上司から叱られて言い返すようでは、お客さんから言われたときに言い返す恐れがある。言い返さずに聞くようになれば、一人前。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~思わず、目を丸くしてしまいました…きょ、恐怖政治だ…と私は引いてしまったのですが(笑)、師匠は、特に驚くこともなく、落ちついている様子。なんで落ち着いていられるんだろう???と、不思議で、休憩のときに聞いてみました。以下、師匠のコメント。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~きっと日本の70年代くらいの思考なんだろうね。部下になめられちゃいけない、というような。日本も、マクドナルドやディズニーが来てからだと思うよ、同意を積み重ねながら指導するというふうになったのは。日本の高度成長期と、環境も似てるから、この考え方は、彼らのせいじゃないよね。環境・時代がそう、というだけ。でも、正直に言ってくれるのがありがたいね。思考方法がわかるから。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~このへんの考え方は、 生徒⇔教師との関係の推移にも似たものがあるのかな…なんて、私は、考えてしまいました。「納得がいかなければ、教師に逆らっても良い」と考える生徒の割合が、日本では7割以上であると、以前、統計で見たことがあります。中国では、何割くらいなんでしょうか???
2005年05月19日
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今日も研修です!今回は、日本のテレビ番組なのですが、中国の田舎からの出稼ぎ少女の物語を上海の若者に見てもらったんです! 中国にいる中国人のほうが、 実際の中国の状況を知らないのかも知れません…ビデオが始まります。中国の田舎の、とある家。少女が出発の準備をしています。玄関から、鶏が出てくる場面を見て、笑う、上海スタッフ。そうなんです。都会に育ったスタッフは、みな、最初は、面白半分で見ていたんです。ところが、です。「笑うな!」出稼ぎ少女が工場で叱られる場面くらいから、彼らの表情がだんだん変わってきます。そして、最後には、涙。旅行好きじゃないの?と尋ねると、「上海以外に行きたいとも思わないから」こう答える人が多いことに、私は驚いた記憶があります。でも、実は、結局、普通の人たちは、全然他の土地のことを知らないだけであって、知らないから興味もそそられないのかもしれないとも思いました。知れば、日本人と同じように、涙。やっぱり、政府と一般人は、全然別。一般人は、情報が入らないようになっているだけ。だから、その限られた情報によって動かされている人をその行動だけで判断するのは、キケンだな、と思いました。真実を見せれば、わかってくれる。素直に感動するし、その涙を見れば、中国人と日本人は、仲良くなれることがすぐわかる。やはり、直接会って、自分の五感を全て使って、接してみる。これが大切なんだと思います。政府の態度、これは、ニュースを見て、良い悪いを判断してもらって結構。ただ、一般の人のことは、ニュースや本だけで判断して欲しくないなぁ、と、心から思います。
2005年05月17日
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今日は、研修でした!今回は、あるゲームをやってもらって、それを自由に評価する実習。なんだ、単純な実習じぁん…と思われるかもしれないですが、違うんですよ、これが。結構深いんです。例えば、ですが、点数での評価が並んでしまったとき。点数の次に、何に価値を認めようとするか、において、その人の性格や考え方が出るんです。以下、評価の説明です。みんな考え方、それぞれですよ~。■主に点数を重視しました。それプラス、考えたのは、こうです。ずっと同じレベルに挑戦している人は評価せず、難しいことに挑戦していることを評価しました。■結果を出している人(点数が高い人)がいいですね。あと、自分と比べて、点数に関わらず、成功率が高い人。できないことはやらないのは、良いことだと思います。■自分は、失敗しても、あきらめなかった。だから1位です。2位になった人は、失敗したときに次の目標を下げていたので。■第一に、点数重視。二つ目は、○の確率ですね。■1位は、ずっと高い目標に挑戦していたので。2位の人も、高いレベルで挑戦していたので。最後に守りに入り、確実に行ったのも、悪くない。3位は、終わりが良くて、難易度も良い。4位は、難しいものへの挑戦が足りなかった。■点数は、結果ですので、第一に考えないといけない。次に、○の確率も、大切だと考えました。○一個につき0.5点。以上の足し算です。この評価方法だと、3位が二人になるので、同点のところは、点数が高いほうを上にしました。■点数で評価しました。並んだときは、難易度の高いものの達成度で判断しました。■基本的には点数です。2位と3位が同率で迷いましたが、結局は、3位の人が、最後の回にチャレンジしなかったので、減点しました。自分の能力にあわせてチャレンジした人を、2位にしました。■1位は、選択した難易度に毎回大幅に変更がなく堅実で、一定の結果が出ているからです。2位は、難易度が高く、成功確率が高いから。3位は、最高難度を成功しているが、終わり方が保守的過ぎる。評価結果は、以上です。いやー、同じ中国人と言っても、いろんな考え方があるんですねぇ。
2005年05月16日
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今日もOJTです♪実は、最近、新店長がデビューしたんです。で、今日は、私が見に行く初めての日。今までよりも若い店長なのでビビッちゃってないかなぁ、ワケわかんなくなってないかなぁ、と心配していたのですが、 おおっ♪頑張ってやってくれてます~♪(涙)いきなり店長になってもそんなに、たじろいだりしないんですね。すごいなぁ。人前で話すのも、堂々としてるし。実はちょっと、あの人で大丈夫かな???と心配していたのですが、全然没問題!!人を指導する立場になると、変わるもんですねぇ。
2005年05月15日
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「それは日本人のやり方であって、 中国人は、それでは納得しません」という話を中国人からよく聞きます。でも、実は、よく観察してみると、「中国式」なんてこととは程遠く、ただ単にその人の感覚・経験だったりすることが、しばしば。別の中国人、別の中国の会社を見てみると、やり方は様々。「中国式」なんてものが、あるのかどうかさえ、よくわからなくなります。 適当に言ってて、しょーがねーなーなんて、あきれていたのですが、ふと自分の言った言葉が、引っかかりました。「日本のやり方って、こうなんだよ」これって、違いますよね(汗)。「日本のやり方」じゃない(冷や汗)。「自分が日本で見てきたやり方」です。自分が、なんとなく日本っぽいな、と思っているやり方であるだけで。店舗の運営管理の方法を実践しながら勉強していく中でいろんな方法があることがわかりました。そして、 「日本式管理」 「中国式管理」という議論が、いかにアバウトな議論であるか、も。そして、そして、それ以前の問題として、「○○式」と呼べるくらい、方法論を確立している人、もしくは会社がどれだけあるのか?私自身が、そうでしたが、かなり感覚的に、「これが日本式だ!」と思っていることが多い。ちゃんとした方法論があって、初めて、検証ができる。しっかりとしたマニュアル&教育制度を持つディズニーランドが日本でトレーニングし始めたとき、日本人が、かなりブーブー言っていたという話を聞いて、妙に納得してしまいました。考えてみれば、日本は現場で「見て盗め!」というような教育をしてきたんですもんね。きっと、「そんな米国流は、日本人に合わない!(怒)」って、言ってたんでしょうね(笑)。
2005年05月14日
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発覚した問題を指摘したときの決まり文句。 本当じゃなかったらどうしてくれるんですか? こんな疑いをかけられた心の傷はどうしてくれますか?面倒ですよね、開き直られると。「日本人なら潔く謝るのに…」な~んて、また思っちゃいそうになったのですが、ふと、ある記憶が。内緒でバイクに乗っているのを目撃され、学校で叱られているときの生徒のセリフ。「あのバイクに乗ってたのが、俺っていう証拠はあるんッスか? 本当じゃなかったらどうしてくれますか? それを言った奴は誰ッスか?名前を教えてください! そいつにもう一回聞いたときに、 『実は間違いでした』と言ったらどうしますか? こんな疑いをかけられた俺の心の傷はどうしてくれますか?」このような問題行動に対する処置は、当然行います。家庭謹慎など、です。でも、同時に、その罰だけではなく、どうしてこんな問題行動が出てしまったのか、本人と話をすることを中心に、家庭環境や生活リズム、人間関係を調べるなどして、その後の対処をしていきます。やはり、ただ、罰を与えただけでは、また繰り返されることが多かった気がします。ふと、運営コンサルタントである師匠の言葉を思い出しました。「日本と中国って、会社内で、問題が起こると、 すぐに、犯人探しになりがち。 その点は、アメリカって、くやしいけどスゴイ。 仕組みやシステムの改善に目が行くから」この言葉が、あるベテラン先生の言葉とダブります。「家庭の問題って、弱い存在である 子供に一番出るんだよ。 それを知っちゃうと、単純に 子供に怒鳴って叱ることができなくなってさ…」
2005年05月13日
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最近は、店舗に入っての研修もやっているので、いろんな人間関係や、トラブルが見えてきます。「上海人だからなぁ、プライド高いし…」だとか、「中国人だからねぇ、しょうがないかぁ」などなど、感じておりました。ところが。先日、冷静になって、日本でのトラブル事例集を見てみたんです。あらぁ… 全然変わらん!!トラブルの起こり方が、ほとんど一緒なんです。原因も同じ。ある策をうって、その反応なども同じ。こっちにいるからなんでしょうか。よく日本人の愚痴として、「日本人だったら、裏切ったりしないし、もっと潔いよね」なんて言ったりするのですが、実際に調べてみると、実はそんなに変わらない。読んでいて、ビックリしてしまいました。結局、なんとなくのイメージだけで、隣の芝は青い、じゃないですが、「隣国から見た自国の芝は青い」状態になっていたのかもしれません。少し反省。それにしても、反省多いな、最近…。(真面目な証拠ですよね♪笑)
2005年05月12日
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今日は、天気も良く、お客さんの入りが期待できます! ところが…苦戦。1日目とは少し客層が違うようでした。昨日が地方から来た方が多く、もの珍しさに入店することが多かったのに対し、今日2日目は地元の上海人が多かったからか、入店させるのにも、少し工夫が必要でした。一緒にビラ配りをしていたスタッフも断られることに怖気づいてしまい、表情が少しずつ固くなってしまいます。「日本人は、もっと冷たくて 受け取ってもらえないんだよ(笑)」と冗談を交えてアドバイスするものの、苦笑いしながら、なかなか、すぐには慣れない様子。仕方ないですね、これも、経験を積んで慣れていくしかないですもんね…イベントの様子を見ながら、少し思ったことがありました。思い出してみると、上海でよく見るスーパーのカラオケ大会などのイベントも、地方から出稼ぎに出てきたような方が見ていることが多い。娯楽が少なくて、人だかりに興味を示す。本当に、野次馬感覚という感じ。デモも、こうして膨れ上がったんやろなぁ…なんて思ってしまいました。ただ、店舗の経営の観点からは、イベントを行って単純にお客さんの数を集めるのは、簡単。でも、その客層が、店のターゲットと合っているかを冷静に見ないと、数だけを見て、結果を捕らえ間違えてしまう恐れがあると感じました。以前、中国のある施設で、イベント企画にスタッフが熱中し過ぎてサービスの質が低下してしまったことがありました。その気持ちもわかるなぁ…と感じる反面、コワさを実感。イベントをすれば、もの珍しさで人が集まる。イベントをすれば、目に見えて、お客さんが来る。それに対し、サービスの質を良くして、お客さんが集まる実感は、少ない。この実感の少なさが原因となって、スタッフが違う方向に逃げてしまうんですよね。実は、それが悪い循環の始まりだと気づかずに。だから、逆に、サービスの質を良くして、お客さんが集まる(喜ぶ)実感を、いかに増やしてあげられるか?これを、しっかりやってあげないと!!と改めて感じました。
2005年05月02日
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労働節の連休一日目ですっ!この日のために準備をしてきたのです。では、いざ出陣っ!! …なんで雷雨やねんっ!!(怒)というような少し心配なコンディションで始まった連休イベント。最初は、やはり、お客さんが入らず(涙)。ところがです。司会の方が道路に向かって話始めると… 来たんです、ドッと、お客さんが!!スタッフの目が輝き出すのがわかります。お客さんがたくさん来るのが嬉しいんですね!笑顔も絶えず、イキイキと対応。そうなんです、やっぱり、コレなんですね。『お客さんがたくさん来ること』これが何より従業員のやる気を出させる。私も、一緒に楽しく働くことができました。それにしても、中国でのイベントの集客効果の高さには、驚きました。また、店の前でのビラ配りを、私も一緒にやったのですが、日本と比べものにならないくらい、街行く人の反応が良く、まだまだ効果のある手段であることを実感。8割くらいの人が嫌がらずに、受け取ってくれるんですよ!ほとんど無視される日本と、すごい違いです(笑)。ここまで、いろいろありましたが、やっぱりイキイキ働いているスタッフを見ると、う~ん、やって良かったなぁ、と実感(涙)。さ~あ、明日も頑張っちゃうもんねーっ!!
2005年05月01日
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