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2021.12.15
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竹内海南江『うたかたの月』
~幻冬舎、 1997 年~


 久々に、世界ふしぎ発見!のメインリポーターの竹内さんの作品を紹介します。

1995 10 月の記事から始まります。

 旅先の出来事と従姉妹の死を重ね合わせたり、従姉妹の死をきっかけに生きること(生きていること)の意味などについて考えたり、という思索や、過酷なロケの状況、日本での生活など、様々な側面が描かれます。
 中には、 1995 11 月にイスラエルに滞在していたとき、ラビン首相の暗殺事件を現地でニュースで見たり、その後のイスラエルの様子を見たりと、歴史的事件のルポタージュのような記述もあります。
 作品帯には「物語」とありますが、冒頭には「日記」と書きましたがエッセイのようでもあります(ジャンル分けにこだわる必要もありませんが。)
 本書刊行当時に読んでいるはずで、何度か読み返してもいるはずですが、かなり久々の再読でした。
 従姉妹の方が亡くなった日に海外で出会ったネコのエピソード、翌日、普段はかけない日本への電話をなんとなくかけて、母から知らされた事実、そしてその後の感情の揺れなど、胸が痛くなるような記述もあり、印象に残りました。

(2021.10.22 読了 )

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Last updated  2021.12.15 22:44:08
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のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 久々の再…
シモン@ Re:石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』(12/23) 年の瀬に、興味深い新書のご紹介有難うご…
のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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