高田崇史『QED 源氏の神霊』
~講談社ノベルス、 2021
年~
QEDシリーズの長編です。
77
歳にして平家打倒のため挙兵したのか、です。
奈々さんの妹、沙織さんの結婚式のため、京都を訪れた奈々さんと崇さんは、翌日、平等院などを巡ります。そこには、誰も問題提起すらしていない謎―頼政挙兵と、なぜその一族がとどめるのでなく彼についていったのかを解く鍵があるといいます。
*
一方、乱暴をはたらくと祟りがあると言われる頼政塚で、首と腹を切られた男性の死体が発見されます。同日、行方不明になっていたその息子も、下関で発見されるのですが、はたしてその事件の真相は……。
今回も興味深く読みました。
(2022.08.07 読了 )
・た行の作家一覧へ多田克己『百鬼解読―妖怪の正体とは?』 2024.04.13
高田崇史『QED 神鹿の棺』 2022.12.24
筒井康隆『愛のひだりがわ』 2022.06.04
Keyword Search
Comments