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カテゴリ: レビュー
書籍はほとんどアマゾンで購入する私であるが、たまには本屋さんに立ち寄ることもある。本屋の陳列を見ることも今の匂いをかぐには重要だ。それで『人はみた目が9割』なんて本を暇つぶしに買ってみる。内容は、特に斬新でもなく、漫画における人物の表現法であるとか舞台における演出における人物表現だとか、ボディランゲージ物の他書物の引用である。要するにタイトルの「人はみた目が9割」の一語でほぼ言い終えているわけだ。

新書は編集者の腕次第なのだ。

『バカの壁』もタイトルで売れた。内容はまあまあだと思うが、テープにしゃべったものを文章に起こすという手法で、唯脳論への入り口としてはよい書物だと思う。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』も売れた。これは案外、ひねりがあるタイトル。会計の実際を一般人にわかりやすく説いてあって、まあひまつぶしになる。私はざっと立ち読みしただけだが。
『下流社会』は流行語になった。これぞタイトル本ではないだろうか。本屋でざっと目を通し、アマゾンのカスタマーレビューを読めばどんな本だかだいたいわかる。広告代理店のマーケティングの人が「これからは~の時代だ!」と一席ぶつ手法。企画書の類。この手の話にはいつの時代でも大衆は扇動されてしまいがちだ。やっている方は面白いだろう。昔は「安・近・短」のレジャーですとか、最近では2007年問題(団塊の世代がリタイアして大消費時代が訪れると堺屋太一先生が本をお書きになられております)とか。堺屋先生の予想はまず外れるだろう。年金収入で生活する皆さんの財布の紐はきついよ。仕事において肌で感じているもの。ほんのごく一部だそんな安穏とした人は。

つうことで、ベストセラーの書もデタラメなのが結構あって2~3年したら持っているのも恥ずかしい本も多い。今年は個人投資家向けの「株式モノ」が売れるであろう。庶民のささやかな夢だ。きちんとリターンを挙げている人は資料の収集に余念がないし、熱くならないし、リスクをよくわかっている。人の意見にばかり振り回されないで、自分で考えることが大切。

おっさんは多目的商業施設の本屋へ足を運ぶ心理と言うものは、漠然と一抹の不安を感じている状況だ。そんな心理において、スっとおいしい話のキャッチがついた本や雑誌があるとつい手が伸びてしまうもの。この手の本は基本的に読書中の2~3時間の間ささやかな夢が見られればそれでいいのだ。

新潮新書の企画力はたいしたものだと思います。以上。








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最終更新日  2006年01月08日 01時45分50秒
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